Bitget Japan x Crypto Times|HenryとのAMAセッションを振り返る Vol.3
Henry
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– 筆者:@HenryWells1837
前回の記事で取り上げたScrollでは、Session 0が終了し、Session 1が開催されました。
Scroll上で利用できる様々なDappsを活用してポイントを獲得することができますので、ぜひ試してみてください。
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ScrollのSession Oneの画面
この記事では、既にTGE(Token Generation Event)を完了したチェーン上のDappsを狙う方法や、今年からエアドロップを始める方向けの内容を紹介しています。
*事前注意
この記事は、2024年6月12日にBitget Japan様のスペースで開催されたAMAの内容をもとに作成されています。
エアドロップの狙い方や考え方は個人差があり、正解はありません。 本記事の内容も絶対的な解ではないため、さまざまな情報を参考にし、自分に合った方法を確立してください。
開発者不足とチェーン間の競争:補助金による開発者支援
Aptosのホワイトペーパーには『Developer First』という言葉が登場します。
これは、Move言語の採用にも関連していますが、Web3.0業界は現在、高度なプログラミングスキルを要求されることもあり、深刻な開発者不足に直面しています。どれだけ優れたブロックチェーンを開発しても、その上で優れたサービスが開発されなければ成功しないため、各チェーンのFoundationは、開発を促進するために補助金として大規模なグラントを提供しています。
これらのグラントは、$OP、$ARBなどのガバナンストークンや、$APT、$SOL、$MATICなどガス代にも使えるトークンで配布されることが多く、プロジェクトはこれを販売管理費としても活用し、利用者への配布も行っています。
エアドロップの定義は多岐にわたりますが、これらのキャンペーンをエアドロップの一形態と見なすこともできるでしょう。特にArbitrumやOptimismがこのような活動を行っています。他にもAptos、Solana、Aleph Zero、Tonなどが良い例です。
DeFiLlamaを活用してプロジェクトを探す方法
各ブロックチェーン上のプロジェクトを探す際には、DeFiLlamaが便利です。まず、公式サイトにアクセスしてください。
その後、「Airdrops」でソートをかけ、各チェーンごとにフィルタリングを行うことで、効率的にプロジェクトを絞り込むことができます。
絞り込んだプロジェクトを各自で確認し、エアドロップの獲得を目指すのが良いアプローチです。
2024年からエアドロップ獲得を目指す方へ
2024年からエアドロップに参加する方々は、以前に比べて参入ハードルが上がっています。主な理由は以下の通りです:
- 円安の影響:ドルまたは$ETHベースでの参加基準が設けられているため、初期準備資金を日本円で計算すると、過去数年に比べて増加しています。
- 新規参加者の増加:エアドロップが広く認知されるにつれて、新しいプレイヤーが増えています。
- シビル対策の強化:Git Coin Passportのスコアに基づく評価が導入されており、オンチェーンでの活動歴や期間、ウォレットの履歴も評価の対象になります。
- 抑えるべきポイント
- 余剰資金での参入は基本ですが、予算が10万円未満の場合、ドル換算で約$625になります(本記事執筆時点)。この予算で足切りラインを超えるかは断言できかねるため、追加で余剰資金を多めに用意することをお勧めします。
- 参入する場合は早め早めに動く。
- 早めに行動を起こし、限られた予算の場合は複数アカウントを使うよりも、一つのウォレットを集中的に育成することが重要です。
エアドロップ参加の参入ハードルは高まっていますが、それでもその価値は依然として高いと言えます。
多くの方が仕事や学業の隙間時間を利用して取り組むことになるでしょう。
この状況は、社会人が資格試験のために平日毎日2時間の勉強時間を確保することに似ています。
例えば、以下に示す条件の場合、エアドロップの獲得が非常に現実的かと思います。
- 想定対象者
- 予算: $5,000(約800,000円)
- 利用ウォレット数: 1つ
- 確保時間: 毎週火曜2時間、木曜2時間、日曜3時間
- 期間: 半年間
おすすめプロジェクト4選
初心者の方にエアドロップ獲得を推奨するプロジェクトを以下に紹介します。これらはアルファベット順に並べた厳選された4つのプロジェクトです:
- 厳選プロジェクト
$5,000のウォレットを準備できる方は、特にScrollのエアドロップを目指すことをおすすめします。まず取引所で$ETHを購入し、イーサリアムメインネットの自分のウォレットに送金します。その後、公式のブリッジを利用して、各種Dappsに参加してみてください。初期段階では$5,000すべてを使う必要はありません。慣れるまでに$1,000の投資でも十分です。
他の3つのプロジェクトに関しては、Gitcoin Passportなどを利用したテストネットトークンの配布がありますので、それを踏まえてスタートしてみましょう。
次回の記事では、Berachainに焦点を当てて解説します。