メタマスク(MetaMask)でのBNBチェーン(BSC)への接続方法を解説
airutosena

代表的なウォレットであるMetaMaskでは、イーサリアムはもちろん、BNBチェーン(BSC)上のプロダクトを利用できます。
しかし、デフォルトのネットワーク設定ではイーサリアム関連のプロダクトやトークンしか扱えません。
MetaMaskでBSC上に構築されたプロダクトを利用するには、予めネットワーク設定を行って、BSCと接続できる状態にしておく必要があります。
本記事では、そんなMetaMaskでBSCと接続するための設定方法や手順について解説しています。
目次
MetaMaskでBSCへ接続する方法
MetaMaskを利用して、BSCに構築されたプロジェクトに接続することは可能なものの、イーサリアムと違ってデフォルトの状態での利用はできません。
BSCに接続する前の段階で、BSCのネットワークを予め追加しておく必要があります。
その際に必要となるBSCへ接続する手順について解説していきます。
接続する前に必要となる準備や、手順などについてチェックしていきましょう。
MetaMaskなどウォレットの事前準備
まず、はじめにMetaMaskなどのウォレットを予め作成しておきましょう。
BSCの利用には複数のウォレットを利用可能ですが、最も代表的なのがMetaMaskです。
ウォレットの作成する自体は数分もあれば完了可能で、PC・スマホのどちらからでも利用可能です。
下記2つの記事で、スマホ or PCのMetaMaskウォレットの作成手順や利用方法を解説しています。
PC
MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単
スマホ
MetaMask(メタマスク)モバイル・スマホの使い方を解説!
MetaMaskにBSCの設定を追加する手順
次に、MetaMaskでBSCのネットワーク設定を追加する手順について解説していきます。
以下の手順で、MetaMaskからBSCへ接続できるようにしていきましょう。
- MetaMaskを開く
- 画面上部へ
- 「ネットワークを追加」へ
- 必要な情報を入力(*後述)
- 「保存」へ
BSCの接続に伴って必要な情報は以下のとおりです。
- ネットワーク名:Smart Chain
- 新たしいRPC URL :https://bsc-dataseed.binance.org/
- チェーンID:56
- 通貨記号:BNB
- ブロックエクスプローラーのURL:https://bscscan.com
上記の手順を完了することで、BSC上に構築された各プロジェクトとの接続が可能です。
BSCで利用する仮想通貨の準備
最後に、BSC上に構築されたDeFiなどの利用を検討している方は、予め仮想通貨を準備しておきましょう。
特に準備しておきたいのは、BNBです。
というのも、BSCで取引を行う際はガス代(手数料)の支払いにBNBが必要です。
まだ、BNBを利用していない方は、Binanceなどから購入しておきましょう。
BSCで構築されたプロジェクト例
BSC上に構築された代表的なプロジェクトには、以下のようなものが挙げられます。
- PancakeSwap
(DEX) - Venus
(レンディング) - Alpaca Finance
(Yield) - BiSwap
(DEX) - PinkSale
(ローンチパッド)
(DeFiLlamaを参考にした2022年10月時点でのTVL上位TOP5)
各プロジェクトは、予めBSCのネットワークを追加したMetaMaskを接続することで、利用することができます。
上記の中でも、TVLランキング2位であるレンディングのVenusについては、以下の記事で解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
DeFiレンディングプロトコル「Venus Protocol」の基本的な使い方・リスクを徹底解説!
BSCとMetaMaskの接続についてまとめ
本記事では、MetaMaskのBSCの接続方法について解説しました。
BSCはTVLが高いブロックチェーンの1つであり(イーサリアムに次いで2位)、今後も魅力的なプロジェクトが出てくると考えられます。
予め、MetaMaskにBSCを追加しておいて、気になるプロジェクトが出たときにスムーズに利用できる状態にしておきましょう。
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