ブロックチェーンTCG『Gods Unchained』完全攻略 -カード効果と用語の解説-
Crypto Times 編集部

Gods Unchained (ゴッズアンチェインド 以下:GU)は、近頃注目を集めているブロックチェーンベースのトレーディングカードゲーム(TCG)です。
GU完全攻略コラムの第2回となる今回は、カード上で登場する用語と効果を説明します。
※後者の方は特に呼び方が定まらないので、この記事では便宜上「カード効果」もしくは「効果」と呼ぶことにします。公式では「カードメカニクス」という呼び方もありました。
まず今回のテーマの簡単な紹介として、Nagemonさんの動画を見ると良いでしょう。
そしてこの記事では、そこからもう一歩踏み込んだ内容を解説していきます。
GU完全攻略コラム第1回: ブロックチェーンTCG『Gods Unchained』完全攻略 -6種類のGodを理解しよう-
※本情報は2019年10月11日時点の仕様です。公開現在、本リリース前により、一部情報が変わる可能性があります。
GUのカードに登場する用語を徹底解説!
こちらはカードが持つ効果や能力ではなく、カード上に記載されている専門用語になります。
カードタイプ
Creature:クリーチャー、最も汎用性が高くゲームの主軸となるタイプのカード
Spell:スペル、基本的には使い切り。クリーチャー除去はこれが多い
Relic:レリック、God用の武器や防具みたいなもの
Relicは一度に一つだけ装備出来ます。攻撃力と耐久力があります。Godの攻撃はクリーチャーとの殴り合いになる為、強いクリーチャーを殴る場合には注意が必要です。
また、中には攻撃用ではないレリックもあり、それらはAbilityとして効果を発動させたり特定条件で機能するものとなっています。
カード状態
Board:盤面、プレイ中の状態
Void:墓地、使用済み状態
Hand:手札、未使用状態
Obliterate:場外、ゲームから除外された状態。
これらは特にDeathを使う場合には意識しましょう。手札からObliterateする系はカードがVoidに行かず消滅する為、Reanimate出来ません。
Mana Cost: そのカードを使う為のマナコストです
Tribe:クリーチャーが属する部族の様なもので、特定Tribeにのみ効果を及ぼすカードや、特定Tribeの枚数を基準に効果が決まるカード等があります。一部のクリーチャーのみこの属性を持っており、カードの最下部に記載されます。
Strength:攻撃力、以前はAttackと表記されていた為、記事や情報を見るとAttackとなっているものも多いです。
Health:体力、HP。基本的に自然回復はしません。
補足:+X/+Xという表記では左側がStrength、右側がHealthを指します。また基本値より補強されているものは緑色、被ダメージがあると赤色で表記されます。
カードの効果を解説
基本的にはこうした効果に関する記述はカードテキストの冒頭に記載されます。ただし、例外的に末尾や文中に記載される場合も無くはないです。
Roar
手札からのクリーチャー召喚時に記載された内容を実行します。
例えばカードを1枚引く、指定のクリーチャーに1ダメージを与える、特定のクリーチャーを召喚する等です。
注意点としてこの効果はあくまでも“手札から召喚した時”のみ発揮される為、Voidからの召喚では効果が発動しません。
この性質はデメリットにもメリットにもなる為、上手く扱えると効果的です。
Afterlife
クリーチャーの死亡をトリガーに発動します。
Ability
これを持つ場合、そのクリーチャーやRelicでは通常の攻撃が出来ません。
代わりに、Ability以後に記載された能力を攻撃の際に使用する事が出来ます。
Frontline
俗に言う前衛です。相手にFrontlineクリーチャーが居る場合には相手Godや非Frontlineクリーチャーを攻撃出来ません。
Backline
こちらはFrontlineとは逆の後衛です。Backline以外のクリーチャーを全て除去しないとBacklineを攻撃出来ません。
Flank
Flankを持つクリーチャーもしくはRelicで、2番目以降に攻撃した場合、FrontlineやBacklineを無視出来ます。
Flankの効果がONになった際、クリーチャーに羽ばたきのエフェクトが出ます。Relic持ちGodにも毎回出ますが、これはFlankの有無に関わらず出てしまいます。
この条件は、基本的にクリーチャーの通常攻撃とレリックによる攻撃にのみ適用されます。
スペルやAbilityを含む直接指定、もしくはクリーチャーがランダムに自動攻撃する(Confuseではなく)場合には適用されません。
また、Hidden状態のクリーチャーはBacklineやFrontlineに関係する判定ではいないものと扱います。
Protected
1度だけ被ダメージを防ぎ、Protectedが解除されます。
Ward
1度だけGod PowerもしくはSpellを防ぎ、Wardが解除されます。ちなみに、自Godから味方クリーチャーへのポジティブエフェクトがWardで邪魔される様な事はありません。
ProtectedとWardの区別は解りにくいところで、実際どう作用するのか曖昧に感じる方も多いかと思います。そこで効果を一覧表にしてみました。 ◯=防げる、X=防げない となります。
Hidden
敵クリーチャーやGodによる能動的なターゲットにされません。ただしランダムターゲットや全体攻撃の目標にはなります。
Hidden状態は攻撃やAbilityを使う事で解除されます。“Hidden for 1 turn”という記載であれば、次の自分のターンが始まる時には自動解除されます。
また、FrontlineがHiddenすると前衛としては機能しない為、味方にHiddenをつける際には注意しましょう。
Sleep
次のオーナーのターン開始時まで能動的な攻撃やAbilityの使用が出来なくなります。ただしクリーチャーに攻撃された場合にはしっかり反撃します。
その為、Frontline持ちはSleepしたとしてもまだ役立つ状態とも言えるでしょう。
Blitz
召喚したターンから“クリーチャーに対する攻撃”が可能になります。相手Godへの攻撃、またはAbilityの使用は出来ません。
Godblitz
Blitzの属性に似ていますが、相手Godへの攻撃も可能です。主にRelicについています。
Twin Strike
1ターンに2回の攻撃が可能です。ただしGodへの2回攻撃は出来ません。
公式ページでは同じ対象への2回攻撃は出来ないと書いてありますが、現状はクリーチャーに対して2回攻撃出来ている為、修正される可能性もあります。
Leech
Leechを持つクリーチャーもしくはRelicで与えたダメージ分、自GodのLifeを回復します。
”与えたダメージ”の定義ですが、直接攻撃のみでなく間接攻撃でも構いません。また相手クリーチャーの残りHealthまでしか吸収できません。つまり10点与えても残りHealthが1しかなければ吸収量は1点という事です。
Deadly
Deadlyを持つクリーチャーからダメージを受けたクリーチャーは残りHealthに関係無く即死します。これは直接攻撃のみでなく間接攻撃にも有効です。
相手がProtectedを持つ場合、またはDeadly持ちのStrengthが0だった場合は、ダメージが通らない為即死効果は発動しません。
Confused
攻撃を行う際、50%の確率でランダムな対象へ攻撃してしまいます。
ただしFrontlineやBacklineを無視する事はありません。
Burn X
Burn状態のクリーチャーはオーナーのターン終了毎にXダメージを受けます。最初からBurnしているクリーチャー、ダメージを与えた際相手にBurnを与えるクリーチャー、対象にBurnを与えるSpell等があります。
Regen X
Regen状態のクリーチャーはオーナーのターン終了毎にXダメージを回復します。
BurnもRegenもオーナーのターン終了時に効果が出ますが、両方同時に持っていた場合にはBurnの処理が優先される為、Burnで死亡する体力の場合Regenする前に死亡します。
また、味方のBurnはそのターン終了時に効果が出る為扱いが難しいです。例えば敵味方同時に全体へBurnを与える様な効果の場合、味方だけ先にダメージを受ける事になります。
Pick One
カードを使用した際、複数の効果から一つを選択します。
Forsee X
今後引く予定のカードをX枚確認した上、選択したカードを最後尾に回す事が出来ます。
主に自分のDeckが対象ですが、稀に相手が引くカードに対して動作するものも存在します。
Spell Boost X
これを持つクリーチャーの持ち主はSpellのダメージを+Xします。
Unlock Mana Lock
マナロックを一つ解除します。Mana Bagと異なり、解除したマナはすぐ使えません。
ちなみに5マナまでは1 Mana Lock=1 Manaですが、6マナ以降は徐々に増えていきます
Delve X
指定されたカテゴリのカードのうち、ランダムに選ばれた3枚の中から1枚のカードを手札に加えます。カテゴリは特定God、Tribe、Legendary等様々です。
またMagicのGod PowerであるDiscoveryの様な例外的Delveも有ります。
Overkill
クリーチャーとの戦闘で相手クリーチャーのHealthを上回るダメージを与えた場合、残った余剰ダメージを残った相手側クリーチャーとGodに振り分けて与えます。
最後に
以上がGods Unchainedに登場するカードの用語と効果の解説でした。
GUのカード効果はかなり多様で、上記に含まれない様な固有の効果も沢山あります。
それでもこれらを理解すれば大半のカードは理解出来るでしょう。
今回は細かい仕様についても踏み込んで説明している為、ゲームを遊ぶうちに気になったら、ここで確認すると良いかもしれません。
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