BNB Vaultとは?特徴や使い方を徹底解説!【BNBがかんたんに運用できる!?】
Crypto Times 編集部
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「仮想通貨の運用」
この言葉を聞いてあなたはどのようなイメージを持つでしょうか?
少し前までは”仮想通貨の運用”は「技術に詳しい人達だけができるもの」というイメージでした。
しかし、最近は誰でもかんたんに仮想通貨の運用が行えます。
本記事では、注目の仮想通貨運用サービス「BNB Vault」の特徴や使い方を解説していきます。
具体的には下記です。
- ・BNB Vault とは?
・BNB Vault を使うメリット
・BNB Vault の使い方
・まとめ
「BNBをたくさん保有している」
「Binanceの運用サービスは多すぎてよくわからない」
といった方々は是非最後まで読んでみてください。
目次
BNB Vaultとは?
BNB Vaultは大手取引所Binanceが運営する仮想通貨運用サービスです。
BNB Vaultに$BNBを預けると、複数あるBinanceの運用サービスの中から自動で利率が良く最適なものを選んで運用してくれます。
記事執筆現在では、
- ・Savings
→Binanceに仮想通貨を預けて報酬をもらうサービス・Launchpool
→新しいプロジェクトに仮想通貨を預けて新しいトークンをもらうサービス・DeFi Staking
→DeFi(分散型金融)プロジェクトに仮想通貨をステークし報酬をもらうサービス
の3つのサービスがBNB Vaultの運用対象サービスとなっています。
どのサービスも似たような内容のため混同しがちですが、中で行われる行為が異なるので注意しましょう。
BNB Vaultを使うメリット
BNB Vaultを使うメリットは「手間が省けるから」です。
Binanceには下記7種類の仮想通貨運用サービスがあります。
- ・Flexible Saving
・Locked Saving
・Activities
・Locked Staking
・DeFi Staking
・Launchpool
・Liquid Swap(BSwap)
なかには受付が不定期で募集されるサービスもあり、全てのサービスを常にチェックするのはかなりの手間がかかってしまいます。
BNB Vaultを使うと、自動で複数のサービスでBNBを運用してくれます。
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BNB Vaultの実際の画面
BNB Vaultを使うと、
- 「SavingでBNBを増やしながらLaunchpoolで新しい通貨を獲得する」
といったように複数のサービスで報酬が獲得できるのです。
BNB Vaultの使い方
まずは各項目を確認しよう
- ①Auto Transfer
②Savings Rewards
③Launchpool Rewards
④Distributed Record
①Auto Transfer
Auto Transferは、現物ウォレットにあるBNBを自動でBNB Vaultに預けてくれる機能です。
仮想通貨の運用では、増えた分の利子を再投資し複利で増やしていくのが重要なポイントになってきます。
Auto Transfer機能を使えば、利子としてもらったBNBを自動で再投資してくれるので、長期的な運用を考えてる方は積極的に使っていきましょう。
②Savings Rewards
Savings Rewardsでは、セービング系のサービスで出た利益を確認できます。
Binanceでは、これまで不定期で受付が募集される「Activities」というセービングサービスでBNBが取り扱われてきました。
BNB Vaultに$BNBを預けておけば、こういったサービスを常にチェックする必要がないのでとても便利ですね。
③Launchpool Rewards
Launchpool Rewardsでは、Launchpoolでもらえる新しい仮想通貨を確認できます。
Launchpoolとは、仮想通貨をステーキングすると新しいプロジェクトの仮想通貨がもらえるサービスです。
記事執筆現在(2020年12月)では、上記の画像からわかるように
・$JUV
・$PSG
の2つの仮想通貨が、BNB VaultにBNBを預けることで獲得できます。
④Distributed Record
Distributed Recordでは、BNB Vaultの運用状況を確認できます。
ちなみにBNB Vaultの運用では、1日単位で報酬が入ってきます。
上記の画像のように日々の報酬がしっかり入ってきてるのかの確認ができるので定期的にチェックするとよいでしょう。
実際の使い方を見てみよう!
まずは、Binanceにログインした状態でFinanceのタブから「Binance Earn」を選択します。
次にBNB Vaultの欄の中の「Check Now」をクリックしましょう。
BNB Vaultの画面に切り替わったら少し下にスクロールして「Stake」をクリックします。
自分がステークしたいBNBの量を入力し、注意事項に問題がなければチェックを入れ「Confirm」をクリックすれば完了です。
BNB VaultからBNBを引き出したい場合は「UnStake」をクリックします。
そして次の画面で引き出すオプションを聞かれるので、下記を参考に自分に合った方法を選択します。
・Fast redemption→今すぐ引き出せる
・Standard redemption→明日引き出される。今日分の利子がもらえる
あとは、引き出す量と注意事項を読んで問題がなければ「Coinfirm」を押して完了です。
「Auto Transfer」機能は使うべき?
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Auto Transferは毎日午前2時 (UTC) に、現物アカウントにある全てのBNBを自動でBNB Vaultにあずけてくれる機能です。
この機能オンにしておけば複利を利かせたBNBの運用ができます。
BNB Vaultでの報酬は、BNB Vaultとは関係のない現物のウォレットに配布されます。
そのため、Auto Transfer機能をオンにしていないと、単利での運用になってしまいます。
BNBを長期かつ複利で運用したい方は、Auto Transfer機能は是非利用しましょう。
スマホアプリの使い方
BNB Vaultはアプリ版Binanceでも利用できるので、使い方をかんたんに説明します。
まず、ログインした状態でホームタブを開き「アーニング」をタップしましょう。
Binance Earn(アーン)のページが表示されるので「BNB総資産利回り」をタップします。
するとBNB Vaultにアクセスできます。
基本的な使い方はWeb版と同じなので、前述した説明を参考にしながら使ってみてください。
本当はBNB Vaultを使ってはいけない?
理由は、望んだサービスでBNBが運用されない可能性があるからです。
現在、BNB Vaultでは下記の優先順位で運用されるサービスが決定しています。
- 1. Saving
2. Launchpool
3. DeFi Staking
もし、同時期に複数のサービスでBNBの受付が募集された場合、望んだサービスでBNBが運用されない可能性があるのです。
例えば、Launchpoolで今後が期待できるプロジェクトの通貨を獲得できるチャンスがあったとします。
しかし、同時期にSavingでもBNBの受付が募集されていた場合、預けていたBNBは優先順位が高いSavingで運用されてしまいます。
個人の目的や考え方によって、どのサービスが一番良いかは異なるので一概に明言はできませんが、“BNB Vaultを使うことで機会損失が起こる場合もある”という点は是非覚えておきましょう。
まとめ
Binanceには今回紹介したBNB Vault以外にも、様々な仮想通貨運用サービスがあります。
下記の記事では他の仮想通貨運用サービスについて解説しているので、気になった方は読んでみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。