World Wi-Fi(ワールドワイファイ) 世界中でWi-Fiを誰でも無料で利用できる社会を作るプロジェクト
Crypto Times 編集部
このプロジェクトのポイント!
- 世界中誰でもどこでもインターネットへのアクセスが可能になる
- ルーターを提供することで報酬が貰えるためビジネス創出に繋がる
- 本プロジェクトCEOはすでにWi-Fiビジネスで成功経験を持つ
目次
World Wi-Fiとは?
World Wi-Fiは、世界中誰でもどこでもインターネットを無料で利用できる社会作りを目指したプロジェクトです。
POINT
- 海外に行く際ポケットWi-Fiを空港で借りていく。
- 月末に通信制限がかかり公共Wi-Fiを探しても鍵付きWi-Fiしか見つからなかった。
こんな経験をされた方、多くいらっしゃるのではないでしょうか?
また、世界的に見ると現在でも約40億人の人々がネットワークへのアクセスができていないという試算もあります。
というのも、ネットワーク利用料は月額平均約30ドルであり、世界人口の76%もの人々にとって大きすぎる数字なのです。
World Wi-Fiでは誰でもどこでもインターネットを無料に利用できる社会を作り、このような個人的な問題から世界的な問題まで解決していくことを目指しています。
World Wi-Fiのカラクリ
World Wi-Fiにおけるペルソナは以下の3人です。
ペルソナ
- インターネットユーザー
- ルーター保有者
- 広告主
それぞれのWorld Wi-Fiプラットフォームに関わる登場人物が上の図のような”得”をすることがインセンティブとなりこのプロジェクトが成り立つのです。
インターネットユーザーの役割
インターネットユーザーは、ネットワーク利用料を支払うことなくネットにいつでもどこでもアクセスすることができます。
この時、ネットワークに接続する前に10~15秒の短い広告動画が流れ、バナーも表示されます。
ルーター保有者の役割
自身の保有するルーターをインターネットユーザーに利用してもらうことで、広告主から報酬としてWorld Wi-FiトークンであるWeToken (WT)を獲得できます。
この時、ルーター保有者はオープンネットワークを作成し、インターネットユーザーに無料Wi-Fiを提供します。
広告主の役割
インターネットユーザーに対して広告を閲覧してもらうことができます。さらに、その広告内容は検索履歴、性別、年齢、SNSプロファイル、場所(番地・号室まで特定可能)に基づき、仲介者なしで設定することが可能なので、効率的にターゲット層に広告の表示ができます。
この時、広告主はオープンネットワークを作成したルーター保有者に報酬を支払います。
POINT
- 広告主の抱えるターゲット層に広告を届けることが難しい問題
- ルーター所有者のネットワーク利用料が世界的に見ると高額である問題
この2つの問題を同時に解決することで誰でもWi-Fiが無料で利用できるシステムを構築している!
World Wi-Fiの普及可能性
プラットフォーム上の誰もが得をするように設計されていますが、実際に普及する可能性を考察するために、いくつか問題となりそうな部分をピックアップしていきます。
ネットワークの需要はあるのか?
そもそもこのプロジェクトはインターネット利用者がいてこそ成り立つものであるため、インターネット利用者の数(需要)を考える必要性があります。
2017年9月18日の国連Global Broadband Progressにて、世界のインターネット利用者数は35億8,000万人(発展途上国では25億人、先進国では10億人)という報告があり、インターネット市場の大きさがうかがえます。
また、2000年から2015年の間に、世界のインターネット利用者数の割合は、6.5%から43%へと約7倍の増加を見せています。
その一方で、アフリカではインターネットに常にアクセスできる状態にある人々は人口のわずか14.5%であり、今後も十分成長の見込まれる市場であることがわかります。
ルーター保有者の負担はないのか?
ルーターを保有し、オープンネットワークを作成するルーター保有者が多く生まれることもこのプロジェクトで大きな鍵となるため、ルーター保有者がオープンネットワークを作成する十分なインセンティブが必要です。
World Wi-Fiチームは、以下の仮定をしてルーター所有者の利益の試算を行っています。
- 広告当たりの一般的な料金:0.03$
- 一日の接続回数:60回
- 1か月の平均日数:30.4167日
この場合、(1か月あたりの収益) = 0.03*60*30.4167 = 54.75$となり、平均的なネットワーク利用料である30$を大きく上回るため、十分インセンティブになり得ると考えられます。
プラットフォーム利用は簡単なのか?
いくら優れたプラットフォームであっても利用するための敷居が高いと普及は難しく、頓挫してしまう可能性が出てきてしまうため、利用へのハードルの高さも見ておく必要があります。
World Wi-Fiチームはホワイトペーパーにて本プラットフォームのインターフェイスの簡便さを強く押し出しており、広告主の設定方法からルーター保有者のオープンネットワーク作成方法を記述しています。
ルーター所有者向けのルーターに合わせたそれぞれのソフトウェアの開発も進めていく計画を発表しており、このソフトウェアのインストールは数分で行えるほど手軽なものであると記載もあります。
POINTソフトウェア開発自体はまだ完了しておりませんが、ターゲットとなる市場やルーター保有者へのインセンティブを勘案しても、このプロジェクトの普及そして大きな成長は十分あり得ると考えられます。
World Wi-Fiの競合
「Wi-Fiをどこでも使えるようにする」というプロジェクトは他にもいくつかあり、代表的なものにはNEOベースのプロジェクトであるQlinkや、Softbankユーザーの方には馴染み深いFONなどが挙げられます。
Qlinkとの比較
Qlinkはブロックチェーンを利用することで、安全にルーターの所有者がWi-Fiを提供し、その見返りに利用者から報酬を受け取るというプラットフォームを作るプロジェクトです。
このプロジェクトでもWorld Wi-Fiと同様にWi-Fiを持たない人のネット利用が可能となり、どこでもネットワークにアクセスできるようになります。
Qlinkに対するWorld Wi-Fiの優位性World Wi-Fiでは広告主という特殊なプレイヤーを定義することで、ユーザーが無料でネットを利用できる環境を提供しており、ネットを利用できない貧困層へのアクセスを考慮しています。つまり、より多くのユーザーからのWorld Wi-Fiプラットフォームの利用が期待できると言えます。
Qlinkに対するWorld Wi-Fiの劣位性QlinkのCEOであるAllen Liは2012年にYou You MobileというWi-Fiレンタル会社を運営しているかなりの経験者です。ただし、チームの章で述べますが、World Wi-FiのCEOもすでに80都市でWi-Fiを利用した広告ビジネスを展開している経験者です。
FONとの比較
FONは今から13年も前、2005年からWi-Fiの共有コミュニティを作っているプロジェクトです。
FON専用のWi-Fiルーターを自宅に設置することで、他に専用ルーター設置をしている人のWi-Fiの利用が可能になるという、ルーターをお互いに貸し借りするようなサービスです。
FONに対するWorld Wi-Fiの優位性FONでは専用ルーターの購入が必要である一方、World Wi-Fiでは好きなルーターで共有が可能であるため、参入障壁が低いことが優位性に挙げられます。また、FONはブロックチェーンを利用しているサービスではなく中央集権的なサービスであり、運営会社によるサービス停止の可能性、FON専用ルーター価格の改定などのリスクがあります。
FONに対するWorld Wi-Fiの劣位性FONは非常に古いサービスであるため、すでに150か国2000万カ所での利用が可能であり、かなり根付いていることが優位点であると考えられます。しかし、現在のWorld Wi-Fiも3年後の2020年第4四半期にこの2000万という数字を目指しており、今後の普及次第では十分に達成できると述べられています。
World Wi-Fiのロードマップ
2018年の4月にプレセールが終了し、4月中には取引所に上場される予定と明記されています。
また2018年にはルーター向けのソフトウェアの開発も終了予定であり、プレセール終了後、迅速にプロジェクトが始動していくことが想像できます。
World Wi-Fiのチーム
本プロジェクトの共同設立者であるIlja JaschinとJan Sepiaschwiliは共にWorld Wi-Fiの前身となるWi-Fiを利用した広告ビジネスを手掛ける「Adrenta」と「Radius Wi-Fi」の共同設立者でもあります。
「Adrenta」と「Radius Wi-Fi」はすでに80都市を拠点として、100のパートナーシップを結び、14,000のオープンネットワークを抱える企業として活動を行っています。
POINT「Adrenta」と「Radius Wi-Fi」は2017年にWi-Fiアクセスポイントを784%も伸ばしており、このような成功経験故にWi-Fiに関するビジネスにおける課題の把握とその対策をホワイトペーパーに記載し、迅速なプロジェクト始動が行えると考えられます。
公式リンク
ICOの詳細
現在1WT=0.1$の価格でプレセール実施中で、投資金額に応じて下表の日程のボーナス分のトークンを受け取ることが可能です。
日程 | 2/17-2/23 | 2/24-3/2 | 3/3-3/9 | 3/10-3/16 |
---|---|---|---|---|
5万ドル未満 | 15% | 12% | 9% | 6% |
5万ドル以上 | 25% | 20% | 15% | 10% |
トークンセールはプレセール終了の2日後である3/18より1WT=0.1$で開催される予定ですが、こちらではプレセールのようなボーナスはありません。
- 総販売枚数:258,000,000トークン
- 未売却トークン:バーン有り
- ソフトキャップ:350万ドル
- ハードキャップ:2500万ドル
- 個人キャップ:200万ドル
※プロジェクトのICOへ参加される際には、自身でも利用規約やプロジェクト内容に関して十分理解をした上での投資を行いましょう。投資をおこない損失などが生じた場合、CRYPTO TIMESでは一切の責任を負いません。全て自己責任となります。