イランではテレグラムの暗号通貨「Gram」を違法とみなす方針へ
2019/01/03・
Yuya

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人気メッセンジャーアプリ Telegram(テレグラム)の国内利用を禁止しているイランが、同アプリがローンチを控えている暗号通貨「Gram(グラム)」を違法とみなす方針であることがわかりました。
同国の違法コンテンツ対策部の秘書によれば、Gramのローンチへの加担は国家安全保障を脅かす行為とみなされるといいます。
また同氏は、同国がテレグラムを禁止するに至った最も大きな理由のひとつは「同アプリがイラン経済を大きく脅かす恐れがある」ためであるとも述べました。
昨年17億ドルもの資金を調達し、ICOを中止したテレグラムは、同社のブロックチェーンプラットフォーム「テレグラムオープンネットワーク(TON)」の開発に取り組んでいます。
シャーディング技術やプルーフオブステーク(PoS)コンセンサスなどを盛り込んだTONでは、ストレージサービスや決済システム、その他ウェブサービスが提供されることになっています。
Gram(グラム)は当ブロックチェーンのネイティブトークンにあたるものとなっています。
プレICO段階で巨額の資金を調達したテレグラムですが、ICOの中断以降TONに関するアップデートをあまり公開していないのが現状となっています。
記事ソース: Tehran Times (英語)