マイクロソフトとJPモルガンが提携を発表 Azure上でQuorumのデプロイが可能に
2019/05/06・
Yuya
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マイクロソフトが、大手総合銀行のJPモルガンと法人向けブロックチェーンサービスの普及を目的とした戦略パートナーシップを結んだことを発表しました。
マイクロソフトのクラウドサービス・Azure(アズール)の顧客は今後、プラットフォーム上でJPモルガンが開発を手がける法人向けブロックチェーン・Quorum(クオラム)をデプロイできるようになります。
「法人版イーサリアム」と自称するクオラムはJPモルガンのプロダクト開発部スタッフらによって開発されており、昨年には同プラットフォームが金のトークン化に利用される予定であることも明らかになりました。
クオラムはアズール上で利用できる初の分散型台帳プラットフォームとなりますが、クラウドサービスの競合となるアマゾンウェブサービス(AWS)はすでにKaleidoやQtum、Hyperledger Fabricなどのプラットフォームを統合した自動管理型ブロックチェーンを提供しています。
一方、マイクロソフトはRipple(リップル)のライバルとして引き合いに出されるSWIFTとも提携しているほか、日本支社はALIS(アリス)との共同事業なども発表しています。
記事ソース: マイクロソフト