リップル価格の鍵を握る4大指標をおさらい【トレーダー必見】

10月最終週、暗号資産XRPの価格動向はビットコイン（BTC）との連動性に加え4つの主要な市場指標が鍵を握る展開となっています。

XRPの価格はビットコインの動きに連動する傾向がありますが、その度合いは市場環境によって変化します。現在の比較的落ち着いたマクロ環境下ではXRPはビットコインの値動きに対して連動すると分析されています。しかし、ショートスクイーズが発生するような局面ではこの連動性が拡大する可能性があります。

今後の価格動向を占う上でトレーダーが注目すべき「トリップワイヤー（警報線）」として、以下の4つのシグナルが挙げられます。

• 資金調達率： 継続してプラス圏で推移する場合、強気心理を示しショートスクイーズのリスクを高めます。
• 未決済建玉：規模が大きくなることは価格変動のエネルギーが蓄積されていることを意味します。
• VIX指数： 「恐怖指数」とも呼ばれるこの指数が増加すると市場全体のリスクオフムードが強まり、下落圧力の指標となります。
• ドルインデックス： 100を超えるとリスク資産からの資金流出が起こりやすくなります。

今週は29日までの米連邦準備制度理事会（FRB）の会合、30日のGDP、31日のPCE（個人消費支出）価格指数と、重要な経済イベントが続きます。これらの結果がVIX指数やドルインデックスを動かし、ひいてはビットコインとXRPの価格に影響を与えることになります。

リップル社と米証券取引委員会（SEC）の訴訟和解といった構造的な好材料もありますが、当面はこれらのマクロ経済指標と市場のポジション動向がXRPの価格を左右する主要因となりそうです。