ビットコイン、V字回復。買いの主役は新規資金

暗号資産市場が力強い回復を見せビットコイン（BTC）は11万ドル、イーサリアム（ETH）は4,000ドルの大台をそれぞれ突破しました。米中間の関税問題に端を発した下落の後、投資家の間で「押し目買い」の動きが活発化したことが背景にあります。

Tether(@Tether_to) just minted 1B $USDT again!#Tether and #Circle have minted $6B in stablecoins after the 1011 market crash.https://t.co/0zdmUUYKwJhttps://t.co/KgLuFF9ljU pic.twitter.com/8GiyTgg6E3

— Lookonchain (@lookonchain) October 19, 2025

今回の上昇の原動力は、市場への新たな資金流入です。ブロックチェーン分析プラットフォームのLookonchainによると、先週以降テザー（Tether）社のUSDTとサークル（Circle）社のUSDCが合計で60億ドル以上新規に発行されました。

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ステーブルコインの発行は暗号資産の現物買いの先行指標と見なされることが多く、待機資金が市場に投入されたことを示しています。この傾向は伝統的な金融市場でも見られ、米国株式市場でも3週間続いた資金流出が反転し大規模な買い越しが確認されています。

市場は回復基調にありますが、慎重な見方も残っています。ビットコインの「デジタルゴールド」としての地位や米国における規制の好転が市場の将来性を支えると期待されています。