83億円分のビットコイン(2099 BTC)が6年ぶりに移動|70億円の増益に
Crypto Times 編集部
2017年から6年間休眠していたビットコインのアドレスから日本円で約83億円分となる2099.99 BTCが送金されました。
アドレス「13RLtGaeT4mWsNioddpx5w8LHc3Sa4fPXs」では、2017年10月に3つのアドレスから合計2099.99 BTCが入金。その後約6年間、入金されたビットコインは移動されていませんでした。
入金当時のビットコイン価格は1 BTC = 約630,000円で、総額は13.2億円に。約6年間の保有で約70億円の増益となっています。
長年ビットコインの移動を行なっていないアドレスを重視する動きが昨今出てきています。
コインベース株を保有することでも知られる米投資会社ARK Investとオンチェーン分析プラットフォームglassnodeは先月新たな分析フレームワーク「Cointime Economisc」を公開。
上記フレームワークでは、長期間にわたり移動されていないビットコインが重視される設計となっており、休眠していたビットコインの動きがより市況に与える影響が大きいと考えられ、指標として強く反映される仕組みとなっています。
Cointime Economics establishes a link between the fundamental unit of #Bitcoin time, the coinblock, and the dimension of coin supply.
This approach allows for the bifurcation of the supply into Active and Vaulted regions. These form the bedrock of a new economic primitives. pic.twitter.com/dhN6WarOxi
— glassnode (@glassnode) August 24, 2023
関連:開発会社「ビットコインを理解する上でのパラダイムシフト」新たな分析フレームワークが公開
先月初旬に仮想通貨取引所Bitfinexが公開したレポートによると、総供給量の55.7%が2年以上、40.1%が3年以上、29.1%が5年以上同一のアドレスで保持されていることが報告されています。*紛失分も含む
ビットコインETFや半減期などのイベントの発生が予測、近づいているなか、ビットコインの動向に今後も注目が集まります。