コインベース、メッセージ共有で仮想通貨の送金が可能に|ウォレットアプリで新機能実装
Crypto Times 編集部
米仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)が同社のウォレットアプリにて、メッセージ共有から容易に仮想通貨の送金を可能とする機能を搭載したことを発表しました。
Send money anywhere you can send a link.
Easily. Instantly. For free.
⤷ https://t.co/CKyLu1wYEw pic.twitter.com/XX9YaZZEPm
— Coinbase Wallet 🛡️📞 (@CoinbaseWallet) December 5, 2023
Coinbase Walletを利用するユーザーは、WhatsApp、iMessage、Telegram、Facebook、Snapchat、TikTok、Instagramなどのアプリのメッセージ画面へリンクを共有することで、仮想通貨の送金が可能に。受取側は、各プラットフォームのメッセージ画面で相手から共有されたリンクをクリックし、クレームするだけで仮想通貨を受取ることが出来ます。
また、受取側がCoinbase Walletアプリを利用していない場合であっても、アプリダウンロード後1クリックでウォレットが作成されるようなUXが設計されているとしています。
手数料なしでUSDCを購入し、Arbitrum、Avax、Base、Optimism、Polygonといったネットワークで手数料なしでUSDCを世界中に送金することが可能な決済機能Coinbase Payも搭載されている同アプリ。直近の取り組みからもCoinbaseは、仮想通貨決済市場のシェア獲得に本格的に乗り出していることが窺えます。
同社は先月、仮想通貨での決済を望む企業をサポートするためのプロダクト「Coinbase Commerce」の進捗を発表しました。
Setting a new standard for onchain payments
Introducing the updated Coinbase Commerce pic.twitter.com/bX2MikoLht
— Coinbase Cloud 🛡️📞 (@CoinbaseCloud) November 16, 2023
同サービスは2018年2月に初めて公開されたもので、現在はCoinbaseが開発した新しいオンチェーン決済プロトコル上に構築されており、Base、Ethereum、Polygonを含む複数のブロックチェーンに対応し、数百種類の通貨で決済を行うことが可能になっています。
規制整備が不安定な米国にて取引所の運営と共に株式の公開や、前述のような様々なWeb3プロダクトの開発を進めるCoinbase。同社は、レイヤー2ブロックチェーン「Base」の開発も牽引しており、同チェーンは現在レイヤー2のTVLランキングで、Arbitrum、Optimismに次ぐ第3位の規模となっています。
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記事ソース:Coinbase、L2BEAT
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