コインベース、33億円で人気番組の復活権を落札

大手暗号資産取引所のコインベースが著名なインフルエンサーであるCobie氏の「UpOnly NFT」を2500万ドル、約33億円で購入しました。このNFTは2022年まで配信されていたポッドキャスト番組「UpOnlyTV」の新シーズン制作を制作者に要求できる権利を証明するものです。

The rumors are true, we bought the NFT. @UpOnlyTV is coming back. pic.twitter.com/kbGNzjLoJQ

— Brian Armstrong (@brian_armstrong) October 20, 2025

このNFTの保有者がNFTをバーン（焼却）すると、Cobie氏と共同ホストのLedger Status氏は8つの新しいエピソードを制作する契約が実行される仕組みです。今回のコインベースによる購入で番組の再開が事実上決定しました。

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NFTに記載された契約内容は非常にユニークです。保有者は番組の制作を強制できますが、スポンサーシップに関する権利は一切含まれていません。さらに制作者側は購入者を「愚か者」と呼んだり、番組内で購入者の存在に全く言及しなかったりすることが許可されています。ゲストの選定権は制作者にありますが購入者を気に入った場合は提案を求める可能性も示唆されています。

今回の取引は、NFTが単なるデジタルアートではなく、現実世界における契約を証明するチケットとして機能した象徴的な事例となりました。