FRBの利上げ見送りとQT鈍化により仮想通貨市場は乱高下

2025/03/21・

Crypto Troll

FRBの利上げ見送りとQT鈍化により仮想通貨市場は乱高下
ct analysis

米連邦準備制度理事会(FRB)が3月19日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利を4.25~4.50%に据え置くことが決定されました。インフレ率が2%の目標を上回って推移している一方、経済先行きの不透明感が強まっていることから現行水準の維持が選択されました。

同時に公表された経済予測では、2025年の実質GDP成長率見通しが従来の2.1%から1.7%へ引き下げられ、2025年のコアインフレ率見通しは2.8%に上方修正されました。FOMC参加者の政策金利予測によると、年内に0.25%の利下げが2回行われる可能性が示唆されました。

金融引き締めの一環として進められてきた量的引き締め(QT)については、4月から月間縮小幅を従来の250億ドルから50億ドルへ減速する方針が示されました。QTペースを予想以上に鈍化させる方針は市場に緩和寄りのシグナルと受け止められ、発表直後に投資家心理をいくらか支える要因となりました。

仮想通貨市場は乱高下

今回の金融政策発表を受けて、仮想通貨市場では発表直後にビットコイン(BTC)が一時0.6%ほど下落しました。早期の利下げ転換が難しいとの見方が広がり、金融引き締めが長期化する懸念が意識されたことが下落要因とみられています。

その後、QTの緩和や年内に利下げが行われる可能性も示唆されたことで投資家心理が持ち直し、ビットコインは一時8万4千ドル台、イーサリアム(ETH)は2,000ドル超まで回復しました。米国の経済成長鈍化を踏まえたFRBの将来的な緩和余地への含みを受け、株式や金相場が上昇したタイミングと歩調を合わせて仮想通貨市場も上向いた形です。


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情報ソース:FedUnchainedcryptoAInvest

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