ビットコインETFの新たな修正案が判明|ブラジルHashdexが提出

ビットコインETFの新たな修正案が判明|ブラジルHashdexが提出
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ブラジルのリオデジャネイロに拠点を置く暗号資産管理企業Hashdexが提供する先物型ビットコインETF商品に関して、修正案を提出していたことがわかりました。

BloombergのETFリサーチアナリストJames Seyffart氏が共有した情報によると、Hashdexは自社が提供するビットコイン先物商品「Hashdex Bitcoin Futures ETF ($DEFI)」 では、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)に上場しているビットコイン先物契約における最初に満期を迎える先物契約と次に満期を迎える先物契約の終値の平均をベンチマークとして価値を決定すると説明。

現物のビットコインの価格ではなく、先物契約の価格に連動することを強調しています。

関連:ビットコインETFとは?現物と先物の違いや注目される背景を解説

すでにSECにより承認済みのビットコイン先物ETFを米証券取引所NYSE Arcaにて公開しているHashdexは、今年9月にビットコイン先物ETFの現物型ビットコインETFへの転換を求める申請をSECに提出。11月中旬、SECは左記提案に関する審査の判断を延期しています。

米国では資産管理企業や投資企業によって、さまざまな形で現物のビットコインに関連するETFの申請案がSECに提出されています。

資産運用会社大手グレースケールは、自社が手がけるビットコイン投資信託「GBTC」の現物型ビットコインETFへの転換を図っています。

先日、インタビュー番組に登場した同社CEOのソネンシャイン氏は、GBTCの価格が市場のBTCの価格より低いことに関して「GBTCはETFではないため純資産価値に見合って価格が維持されるような償還メカニズムが組み込まれていない」と説明しました。

同氏は、”米国のすべての州に自社が提供予定のビットコインETF商品の投資家がいるという自信はない”としながらも、グレースケールのビットコイン信託は世界最大のビットコイン投資の手段であることをアピールしています。

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