SEC、グレースケールの現物型イーサリアムETFの承認期限を延期

SEC、グレースケールの現物型イーサリアムETFの承認期限を延期

米国証券取引委員会(SEC)は、資産運用会社大手グレースケールが申請していたイーサリアム(ETH)の現物上場投資信託(ETF)の検討期間を延長しました。新たな期限は来年1月25日に設定され、45日間の追加検討期間が設けられています。

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グレースケールは以前より現物型仮想通貨ETFの申請を行なっており、同社が手がけるビットコイン投資信託「GBTC」の現物型ビットコインETFへの転換を図っています。

最新のCNBCのインタビューに登場した同社CEOのマイケル・ソネンシャイン氏は、GBTCの価格が市場のBTCの価格より低いことに関して「GBTCはETFではないため純資産価値に見合って価格が維持されるような償還メカニズムが組み込まれていない」と説明。2023年の間に投資家は身近かつアクセスしやすい方法でビットコイン投資に参加したいと考えるようになってきたとし、年末に近づくにつれディスカウントが縮小していることをアピールしました。

GBTCとBTC市場価格の乖離|画像引用元:Coinglass

ソネンシャインCEOは「(米国の)50州すべてに投資家がいるという自信はない。しかし、グレースケールのビットコイン信託は世界最大のビットコインの投資手段である」と、自社の製品をアピールしています。

同社は最近、資産運用会社InvescoのETF機関投資家営業・資本市場担当ディレクターや米州ETF/インデックス戦略チームのリーダーを務めていたジョン・ホフマン氏をチームに招き入れました。

ソネンシャイン氏は以前、複数企業の現物型/先物型ビットコインETFが市場にある状況を想定をしていると明かしており、ETFが承認後に向けた準備を現時点より進めていることが予想されます。

記事ソース:資料CNBC
画像引用元:Rcc_Btn / Shutterstock.com

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