リップル(XRP)、上昇トレンド継続か？ー強気のサイン点灯【仮想通貨チャート分析】

記事の要点
▪️明確な上昇トレンドを形成
▪️複数の強気なテクニカルサインが確認

リップル（XRP）の4時間足チャートを見ると10月中旬に底を打って以降、安値と高値をそれぞれ切り上げる上昇トレンドが明確に形成されています。

XRP/USD – TradingView

この上昇を裏付けるように、短期の7期間指数平滑移動平均線（EMA）が中期の28期間EMAを上抜ける強気の買いシグナルとされる「ゴールデンクロス」が発生。現在も価格はこの両EMAの上に位置しています。

◆今後のシナリオ分析

現在の強気な地合いが継続するかどうかは、以下の価格帯が重要な焦点となります。

強気シナリオ

目先の最大の関門は、直近高値である2.7ドル〜2.72ドルのレジスタンスゾーンです。この価格帯を終値で力強く上抜けることができれば上昇モメンタムの継続が濃厚となり、次の目標として過去にサポートとして機能した2.8ドル付近さらには心理的な節目である3ドルを目指す展開が期待されます。

弱気シナリオ

一方で、上昇トレンドの生命線とも言える28期間EMAを価格が実体で下抜けた場合、短期的な上昇の勢いが失われたサインと見なされ調整局面に入る可能性が高まります。

その場合、次の下値目処として過去に抵抗線として機能していた2.4ドル付近までの下落も視野に入れる必要があります。

まとめ

リップル（XRP）の4時間足チャートはゴールデンクロスの発生と移動平均線によるサポートを背景に、テクニカル的に買い方が有利な局面にあることを示しています。基本戦略としては重要なサポートラインを背にした押し目買いが有効と考えられます。

ただし、直近高値のレジスタンス付近では上値が重くなる可能性もあるため、プライスアクションには十分な注意が必要です。