メタプラネット株価の乱高下、犯人はビットコインか？

株式会社メタプラネットの株価は10月22日、不安定な値動きとなりました。日中は価格が激しく上下したものの、終値は前日比4円安の420円とほぼ横ばいで取引を終えました。

3350 stock price by TradingView

この背景には、同社が準備資産として大量に保有する暗号資産ビットコイン（BTC）の価格変動があったとみられます。メタプラネットは、ビットコインを長期的に購入・保有する「ビットコイントレジャリー企業」という戦略を掲げています。このため同社の企業価値や株価はビットコインの価格と強く連動する特性を持っています。

同社の企業価値を示す指標の一つであるmNAV（保有ビットコイン価値に対する時価総額の割合）は先日0.9を下回っていましたが、現在は0.92まで回復しています。

22日の株価は小幅な下落に留まりましたが、日中の激しい値動きは依然としてビットコイン価格の変動が投資家心理に強く影響していることを示しています。今後もメタプラネットの株価を判断する上でビットコインの価格動向が重要な指標であり続けるでしょう。