ソラナETFに中央集権化リスク?利回りとリスクを解説

2025/11/01・

よきょい

ソラナETFに中央集権化リスク?利回りとリスクを解説

ソラナ(SOL)のETF(上場投資信託)が登場し、ステーキングとネットワークの中央集権化に関する新たな力学が生まれています。

ETFには保有するSOLをステーキング(預け入れ)しないタイプと、ステーキングを行うタイプの2種類が存在します。このうち、ステーキングを行うETFはバリデーター(取引検証者)の権限が集中化するリスクをはらんでいます。

ステーキングを行わないETFは中央集権化のリスクは低いと見られています。このタイプのETFが保有するSOLはステーキングされないため、ネットワーク全体のステーキング率が低下します。

ソラナの報酬設計では全体のステーキング量が減ると残りのステーキング参加者一人当たりに分配される報酬が増加します。そのためこのETFはオンチェーンでステーキングを続ける参加者への利回り(APY)を実質的に引き上げる「補助金」のような役割を果たします。

一方で、米国で承認されたREXオスプレイ(REX-Osprey)のSSKやビットワイズのBSOLなどは、ステーキングを行うETFです。これらはカストディアン(資産管理人)を通じてSOLをステーキングし、得られた報酬から手数料を差し引いて投資家に分配します。

最大のリスクはこのステーキング型ETFによる「委任の集中化」です。投資家自身ではなくファンドのカストディアンが巨額の資金をどのバリデーターに委任するかを決定します。これによりコンセンサス(合意形成)の力が、コミュニティの選択ではなく少数の機関投資家向けバリデーターの手に集中する可能性があります。

投資家が受け取る利回りも異なります。ステーキング型ETFの投資家はファンド手数料やカストディアン費用を差し引いた利回り(約5%前後)を得ます。これはJitoSOLのようなネイティブのリキッドステーキングトークン(LST)が提供する5%~6%の利回りより低くなる傾向があります。これらのETFは退職金口座などで暗号資産を直接管理できない投資家層を主な対象としています。

対照的に、ステーキングを行わないETFの投資家は利回りを得られず手数料を支払うことになります。

今後の焦点はETFの資金がどのバリデーターに委任されるか、そして実際の資金流入額です。問題はETFがステーキング資金を流出させるかではなく、機関投資家の資本がソラナのバリデーター経済を内部からどのように方向付けるかにあります。


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