USDC発行体サークル社、収益増も金利低下が最大のリスクか|Q4決算
よきょい

引用元: PJ McDonnell / Shutterstock.com
ドル連動ステーブルコインUSDCの発行体であるサークル社(Circle)の2025年第4四半期決算が公開されました。
USDCの流通量は前年同期比72%増の753億ドルに達し準備金収益は69%増加するなど一見すると劇的な成長を遂げています。
しかし、その損益計算書からは収益の大部分をユーザーへのアクセスを握るプラットフォーム側に支払わなければならない、ステーブルコイン事業特有の構造的課題が浮き彫りとなりました。
サークルが同四半期に得た準備金収益は7億3340万ドルでしたが、そのうちの約63%にあたる4億6060万ドルが流通および取引コストとして費やされています。これは顧客預金を運用して得た利益1ドルにつき、約63セントが取引所やウォレットといった流通パートナーに流出していることを意味します。
同社は「流通コスト控除後の収益(RLDC)」を主要なパフォーマンス指標として掲げており、利回りの確保には「棚割料」のような流通手数料の支払いが不可欠な状況です。
今後の最大のリスクは金利の低下局面です。現在のマージン構造は3%台の金利環境を前提としていますが、市場では今後数四半期での利下げが予想されています。
流通コストが固定化されたまま利回りが低下した場合、発行体の利益は急速に圧縮されます。金利が1%から2%低下するシナリオではマージンがマイナスに転じる可能性もあり、事業モデルの再構築や統合が迫られる局面が予想されます。
ステーブルコインの競争軸は技術や準備金管理から、ユーザー接点を押さえるための流通パートナーとの交渉力へと移行しています。
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情報ソース:Circle



























































