【使えると便利】Phantom Wallet | ウォレットの概要や使い方を解説!

2022/06/01・

airutosena

【使えると便利】Phantom Wallet | ウォレットの概要や使い方を解説!

Solana関連のプロダクトを利用する方なら、是非利用を検討したいウォレットが「Phantom」です。

PhantomではトークンやNFTの管理ができるのはもちろん、スワップ機能など魅力的な実装されています。

この記事では、Phantomの使い方にフォーカスして、概要から主要機能の使い方、注意点などについて解説しています。

PhantomはSolanaのウォレット

Phantomは、Solana用のウォレットです。

Phantomでは、SPL規格の通常のトークンや、NFTなどを管理できます。

また、Solanaに関連している各種プロダクト・プロジェクトへの接続も可能で、Solana系のNFTマーケットプレイス・DEXなどを利用できるようになります。

Solanaについてはコチラで解説しているので、「まずSolanaの詳細が知りたい」という方はご覧ください。

Phantomのはじめ方(ウォレットの作り方)

Phantomを利用するには各デバイスにダウンロードをしてウォレットを作成する必要があります。

以下の手順で、Phantomのダウンロード・ウォレット作成を行っていきましょう。

Phantomのダウンロードからウォレット作成まで

  1. コチラからプラットフォームに応じたウォレットをダウンロード
  2. 「Create New Wallet」へ
  3. パスワードを設定
  4. シークレットリカバリーフレーズを保管
  5. 作成完了

この際に、表示されるシークレットリカバリーフレーズは必ず保管しておきましょう。

Phantomの主要機能の使い方

これから、下記のPhantomの主要機能の使い方について解説していきます。

  • 入金と出金
  • NFTの閲覧と管理
  • スワップ機能
  • ステーキング
  • ハードウェアウォレットとの接続

必要な項目をチェックして、Phantomの使い方をマスターしていきましょう。

入金と出金

入金と出金を行う方法を1つ1つチェックしていきましょう。

Phantomのウォレットを開いた状態で進んでください。

入金方法

  1. 「Deposit」へ
  2. 通貨を選択
  3. QR or アドレスをコピー

SOLなどの詳細な送金方法は、各取引所によって異なるため、予めチェックしておきましょう。

また、入金のオプションとしてMoonPay・FTXが選択可能ですが、MoonPayは日本からでは利用できないので注意が必要です。

出金方法

  1. 「Send」へ
  2. 通貨を選択
  3. 送付先アドレスと送金量を入力

送付先アドレスを予め用意しておくことで、スムーズに出金が行えます。

NFTの閲覧と管理

Phantomでは、NFTの閲覧や、送受信を行うことができます。

以下の手順で、Phantom内のNFTを管理していきましょう。

PhantomでNFTをチェックする方法

  1. 左下の項目へ
  2. コレクションが表示される
  3. コレクションを選択することで送信可能

受信は、NFTのコレクション画面の「Your Collectibles」の右側からできます。

SolanaはNFT取引が活発なので、利用場面が多い機能であると言えるでしょう。

スワップ機能

Phantomはウォレットでありながら、スワップ機能が搭載されています。

Phantomのスワップ機能におけるトレードなどは主に著名DEX「Raydium」が適応されている状態です。

気になる方は以下の手順で利用してみてください。

スワップ機能の使い方

  1. Phantomの下部真ん中へ
  2. 振替元と振替先を決定
  3. 数量を入力
  4. 「Review Order」へ
  5. 「Swap」へ

詳細な手数料は通貨によって異なりますが、主要なSOL・USDTなどが含まれる取引には一律0.85%の手数料が必要なケースがあります。

手数料の詳細についてはコチラをご確認ください

気軽にウォレットからスワップできるのは、利便性が高いですね。

SOLのステーキング

Phantomでは、SOLのステーキングも気軽にできます。

PhantomにおけるSOLのステーキングとは、Solanaネットワークを担っているバリデーターにステーキングを委託(SOLを預ける)することを意味します。

気になる方は、以下の手順でステーキングを行っていきましょう。

Phantomのステーキング方法

  1. SOLを選択
  2. 「Start earning SOL」へ
    (読み込みに若干時間がかかることがあります)
  3. バリデーターを選択
  4. 数量を入力
  5. 「Stake」へ

ステーキングが完了すると、現在のステーキング報酬などをPhantomのウォレット内から確認できます。

ハードウェアウォレットとの接続

Phantomは、ハードウェアウォレットLedgerとの接続に対応しています。

ウォレットをお持ちの方は、以下の手順でLedgerとPhantomを接続していきましょう。

(前提として、予めLedgerサイドでSolanaを利用可能な状態にしておく必要があります。)

ハードウェアウォレットとの接続方法

  1. 右上のメニューへ
  2. 「Add/Connect Wallet」へ
  3. 「Connect hardware wallet」へ
  4. 画面の指示に従う
  5. USB接続したハードウォレットを選択
  6. 使用するアドレスを選択したら利用可能

また、記事執筆時点においては、モバイルアプリ、Firefoxとハードウェアウォレットとの接続はできません

Chrome・Brave・Edgeといったブラウザでのみ対応しています。

Raydiumと接続してみる

Phantomをブラウザに導入した状態で各アプリ・プロダクトを利用する例として、Raydiumへ接続していきます。

「Solana系のDEXとかを利用してみたいけど、やり方が分からない」という方は参考にしてみてください。

以下のような手順で、RaydiumとPhantomは接続可能です。

  1. Raydiumへアクセス
  2. 「ConnectWallet」へ
  3. Phantomを選択
  4. 「Connect」へ
  5. 文字列が表示されたら完了

各アプリ、プロダクトによって若干手順が異なるものの、基本的には同じような手順でPhantomを接続していくことができます。

スマホとの同期方法

Phantomでは、複数のデバイス(PCとスマホなど)とウォレットを同期することができます。

「スマホアプリとPCを同期させたい」という方は、以下の手順で同期させていきましょう。

秘密鍵のチェック(PC)

  1. 右下へ
  2. 「Export Pricate Key」へ
  3. パスワードを入力
  4. 秘密鍵をチェック

同期先の操作(スマホ)

  1. アプリをダウンロード
  2. アプリ上部へ
  3. アイコンへ
  4. 「Add/Connect Wallet」へ
  5. 「Import private key」へ
  6. 秘密鍵を入力後、「Import」へ

ブラウザ to スマホアプリに限らず、他のプラットフォーム間でも同じような手順で、同期可能です。

いずれのケースでも、秘密鍵 or シークレットリカバリーフレーズが必要になるので、予め用意しておきましょう。

Phantomの注意点とリスク

これから、Phantomの利用に伴って、押さえておきたい注意点やリスクについてご紹介していきます。

Phantomを安全に利用できるようになっていきましょう。

トークンの送信・管理に要注意

Phantomのようなウォレットを利用すると、トークンやNFTを送受信できます。

特にSolanaはガス代が安いこともあって気軽に送受信が可能ですが、アドレスを間違えるなどのミスをしてしまうと、トークンを取り戻すことは基本的にできません

Phantomに限った話ではありませんが、トークンの送受信には細心の注意を払いましょう。

秘密鍵などの管理を徹底する

シークレットリカバリーフレーズ・秘密鍵を利用すると、簡単にウォレットへアクセスすることが可能です。

シークレットリカバリーフレーズ・秘密鍵などを提供するというのはウォレットを好きなように扱える状態にさせてしまうのと同義です。

シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵は、絶対に第三者に教えないでください

これは、信頼性のありそうなWEBサービスや、Phantomを名乗る何らかの媒体(メールやSMS含む)でも同じことが言えます。

銀行口座における暗証番号や印鑑のようなものなので、安全性の高い方法で保管しておきましょう。

ステーキングのリスク

Phantomでは、気軽にSolanaへのステーキングを行うことができますが、リスクが付き物であることは押さえておきましょう。

引き出すまでにはクールダウンが必要

Solanaではステーキングの解除に伴って約2日のタイムラグがあります。

この間にSOLの価格などが大きく下落してしまうなどの可能性は十分考えられるので注意しましょう。

LUNAの価格が1日にして崩壊したことは記憶に新しいですが、何らかの原因でSOLが同じような事態になる可能性はゼロとは言えません。仮想通貨市場では、予想外の出来事が頻発する業界ですので尚更です。

このような事態が発生したと仮定すると、SOLを売買できない2日間の存在は潜在的なリスクを持っていると言えるでしょう。

スラッシュのリスク

Solanaには、スラッシュと言われるバリデーターに対するペナルティのようなものが存在しています。

スラッシュは、バリデーターが望ましくない・悪意のあるような行動を取らないようにするために設定されています。

スラッシュのペナルティの1つに、バリデーターに委任されているステークの一部削除というものがあります。

このことから、スラッシュされたバリデーターにSOLを預けていると、損失を受ける可能性があります。

スラッシュのリスクを押さえるためにもvalidators.appなどでリサーチし、安全性の高いバリデーターを選択していきましょう。

まとめ

この記事では、Phantomについてさまざまなポイントを解説しました。

PhantomはSolana関連のサービスを利用する上で欠かせないツールとなっており、一般的に想像されるウォレットとしての用途のみならず、さまざまな機能が提供されています。

今後も新たな機能がアップデートが期待できるため、Solanaに興味がある方は注目しておきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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