ステイク、Cryptoeconomics LabがPlasmaの共同開発及びビジネス化の加速させることを目的とした提携を発表
アラタ | Shingo Arai
ステイク株式会社と株式会社Cryptoeconomics Labは、2019年6月よりブロックチェーンのスケーリングソリューションであるPlasmaの共同開発及びビジネス化の加速を目的とした提携を発表しました。
また、今回の提携と同時にステイク株式会社の渡辺及び、株式会社Cryptoeconomics Lab落合が東京大学ブロックチェーン寄付講座共同研究員に就任したことも発表されています。
■ 背景
ステイク及び、Cryptoeconomics LabはIPA未踏ユース2018年度スーパークリエーター山下琢巳(ステイク CTO)、同じくIPA未踏ユース2010年度スーパークリエーターである部谷修平(Cryptoeconomics Lab リードエンジニア)を中心にブロックチェーンのスケーリングソリューションであるPlasmaの研究開発を長期に渡り行ってきました。ブロックチェーンのスケーラビリティ問題は特定のプラットフォームだけではなく業界全体の課題であり日本から世界トップレベルのプロダクトを作るという認識のもと、以前より情報の共有を行っていました。
■ 目的
Polkadot、Substrate周辺領域に強みを持つステイクと、Ethereum、Plasma周辺領域に強みを持つCryptoeconomics Labが提携し、Polkadot、Substrate、Ethereum及び、Plasmaの新たな可能性を模索しブロックチェーンを更に身近にし実用化することを目的とします。
■ 今後の展開
Polkadot、Ethereum両領域において、Plasmaの開発、実装における世界No1を目指します。現在、ステイクはPolkadotエコシステムにおいて、Polkadotを開発するWeb3 Foundationにリスティングされている世界唯一のPlasmaプロジェクトであり(https://forum.web3.foundation/t/teams-building-on-polkadot/67)、Cryptoeconomics LabはPlasma Groupの主導するPlasma Implementers Call(https://www.youtube.com/watch?v=AWLCmdawWWU)で世界の開発者と共に研究を進めるなど世界的にプレゼンスを高めつつあります。両企業が共同することによりブロックチェーンコミュニティのさらなる拡大およびブロックチェーン技術の実用化を目指します。
CRYPTO TIMESでは両社に対して、過去にインタビュー(GRASSHOPPERの転載記事)も掲載しているので、そちらもお読みください。
– ブロックチェーンの本質は「国家の最小単位が再定義され互いに経済圏が繋がること」–Staked 渡辺創太 前編 – CRYPTO TIMES
– ブロックチェーンを通し「資本主義や民主主義の新しい実験の場」をどう作るか–Staked 渡辺創太 後編 – CRYPTO TIMES
– ブロックチェーンのスケーラビリティーの問題を解決する技術「Plasma」とは?–Cryptoeconomics Lab 片岡拓 – CRYPTO TIMES