最近書いた記事
ニュース
2024/08/23Worldcoin、コロンビアにてプライバシー侵害の疑い
コロンビアの最高消費者保護監視機関は、生体認証仮想通貨プロジェクトのWorldcoinとその運営会社Tools for Humanityが、同国の個人データ保護制度に違反している疑いがあると告発しました。 #ATENCIÓN🚨| La SIC formuló pliego de cargos contra WORLDCOIN FOUNDATION y TOOLS FOR HUMANITY CORPORATION por presuntas infracciones al régimen de protección de datos personales. pic.twitter.com/C0Z3XHpik8 — Superintendencia de Industria y Comercio 🇨🇴 (@sicsuper) August 21, 2024 コロンビア産業商監督庁(SIC)は声明で、「この手続きの目的は、調査対象の当事者が機密性の高い個人データの収集において、コロンビアの個人データ保護制度に違反したかどうかを判断することである」と述べました。 Worldcoin事業停止の可能性[no_toc] 有罪と判断された場合、SICは罰金や制裁措置を科す可能性があり、Worldcoinの6ヶ月間の事業停止や、機密データを含む事業を「即時かつ永久に閉鎖」を含む罰則を科す可能性があります。 OpenAIのCEOであるSam Altman氏が共同設立したWorldcoinプロジェクトは、虹彩をOrbデバイスでスキャンして個人であることを証明した個人に「World ID」を割り当てます。登録した人には、WLDトークンの形で仮想通貨が提供されます。Worldcoinのウェブサイトによると、世界中で650万人以上が登録しています。 Worldcoinは今年6月にコロンビアでローンチし、現在、首都ボゴタを含むコロンビアの7都市の25カ所でOrbデバイスを運営しています。
ニュース
2024/08/22エルサルバドル、公務員8万人向けにビットコイン研修を開始
エルサルバドルは近年、ビットコインを教育制度に組み込む取り組みを強化しています。 エルサルバドル国立ビットコインオフィス(ONBTC)は、8万人の公務員を対象としたビットコイン研修と認定プログラムを開始しました。 国策として進められるビットコイン教育[no_toc] The Bitcoin module is part of ESIAP (the Higher School of Innovation in Public Administration) established by President @nayibbukele in 2021 to strengthen the standard of excellence in governance and public administration in El Salvador. See more: https://t.co/8tOlhspwmm pic.twitter.com/EM3aLn5CK1 — The Bitcoin Office (@bitcoinofficesv) August 20, 2024 8月21日の声明で、ONBTCは、ビットコイン教育が現在、公共部門の従業員向けに設計されたガバナンス・イニシアチブの重要な要素であることを確認しました。 このプログラムは、2021年にナイブ・ブケレ大統領によって設立された、統治基準を高めるための高等行政イノベーション学校(ESIAP)の一環です。 このプログラムは、ビットコイン、ブロックチェーン、サイバーセキュリティ、人工知能などを含む9つの研修モジュールを特徴としています。修了すると、参加者はこれらの分野の認定を受けることができます。 これらの研修は、エルサルバドルが全国的にビットコイン教育を進めるためのより広範な取り組みの一部です。2021年にビットコインを法定通貨として採用して以来、同国は、Cuboplus、My First Bitcoin、Node Nationなど、クリプトに焦点を当てた3つの教育イニシアチブを導入しており、これらは現在、公立学校のカリキュラムの一部となっています。
ニュース
2024/08/22フィッシング攻撃で5500万ドルの被害が発生|Inferno Drainerキットを使ったハッキング
とあるクリプトトレーダーがフィッシング攻撃により5547万ドル相当のDAIステーブルコインを失ったことが、ブロックチェーンセキュリティプラットフォームScam Snifferによって報告されました。 🚨 5 hours ago, a victim lost $55.43M in DAI after signing a phishing transaction targeting its DeFi Saver Proxy. How did this happen? 👇 pic.twitter.com/YyGHf5k9pg — Scam Sniffer | Web3 Anti-Scam (@realScamSniffer) August 21, 2024 同社によると、トレーダーはDeFi Saver Proxy上の担保付き債務ポジション(CDP)の所有権を誤って悪意のあるウォレットに譲渡してしまったことが原因で資産を失ったとのことです。 プロキシコントラクトのリダイレクトにより被害が発生[no_toc] DeFi Saver Proxyは、DAIステーブルコインの発行者であるMakerが、トレーダーが担保付き債務ポジション(CDP)を管理するために展開したプロキシコントラクトです。 被害者は「0xf2B8」と特定されており、「SetOwner」トランザクションを実行し、知らず知らずのうちにDeFi Saver Proxyコントラクトの所有権をフィッシングアドレスにリダイレクトしてしまいました。被害者がトランザクションを実行しようとしたとき、DeFi Saver Proxyを所有していなかったため、失敗しました。 その後、攻撃者は所有権を別のアドレスに移し、被害者のアカウントから5547万ドル相当のDAIをすべて引き出しました。 🫨这个太疯狂了,5547 万枚 DAI 被 Inferno Drainer 一笔钓走,和 Scam Sniffer 分析下来,看去是其 DSProxy 合约的 owner 被钓鱼设置(SetOwner)成了钓鱼有关钱包地址:https://t.co/57WRLdd9rU 然后实施之后的盗币操作… 这个手法和当年搞 OpenSea Wyvern Protocol 类似。 https://t.co/RNSA5TREYV — Cos(余弦)😶🌫️ (@evilcos) August 21, 2024 ブロックチェーンセキュリティ企業SlowMistの創業者であるYu Xian氏は、攻撃者は悪名高いInferno Drainerというウォレットドレインキットを使用して攻撃を実行したと指摘しました。
ニュース
2024/08/22ビットコインのハッシュレート低下の中、KaspaとAlephiumマイニングが活況
現在、ビットコインのハッシュレートが比較的低いことに起因し、マイナーはAlephium(ALPH)とKaspa(KAS)のマイニングにますます注目しています。 最新のマイニングデータによると、これらの2つのデジタル通貨は現在、マイナーにとって最も高い収益性を提供しています。 収益性においてビットコイン以外のPoW銘柄に注目が集まる[no_toc] ビットコインのSHA256コンセンサスアルゴリズムは、マイニング収益性において4位にランクされています。 2024年8月21日現在、最も収益性の高いビットコインマイニングリグはMicrobtのWhatsminer M63Sで、390テラハッシュ/秒(TH/s)のハッシュパワーで1日あたり9.08ドルを生み出しています。今日、SHA256を上回るアルゴリズムには、Blake3、Kheavyhash、Scryptがあります。 [caption id="attachment_120088" align="aligncenter" width="1439"] Miners profitability|asicminervalue[/caption] 現在、ASIC Miner Valueによると、Blake3を搭載したBitmainのALPHマイナーAL1は、15.6 TH/sを提供し、225ジュール/テラハッシュ(J/T)の効率性を誇り、1キロワット時(kWh)あたり0.04ドルの電気料金を考慮しても、1日あたり308ドルの収益をもたらすことができます。 Blake3はDecredネットワークもサポートしていますが、そのハッシュパワーのほとんどはAlephiumに向けられています。 マイニングといえば、ビットコインが挙げられますが、マイニング企業各社は事業多角化のために自社の計算能力をAI研究に提供したりや、他銘柄のマイニングに充当しています。 Kaspaはその代表格となっており、先日、マラソン社はKaspaマイニング事業を開始しており、多くの収益を上げています。 ビットコインマイニング企業マラソン、Kaspaマイニング事業を開始 情報ソース:ASIC Miner Value
ニュース
2024/08/22テザー社、UAEディルハムにペッグしたステーブルコインをローンチ予定
USDTステーブルコインを発行するテザー社は、アラブ首長国連邦ディルハム(AED)にペッグした新たなステーブルコインを、Phoenix GroupおよびGreen Acornと共同でローンチする計画を発表しました。 Tether to Develop UAE Dirham-Pegged Stablecoin Read more:https://t.co/dkiDAI0y15 — Tether (@Tether_to) August 21, 2024 この新しいステーブルコインは、1:1でペッグされ、アラブ首長国連邦(UAE)内に保有される準備金によって裏付けられます。 ローンチされた場合、このステーブルコインは、USDT、EURT、CNHT、MXNT、XAUT、aUSDTを含むテザー社の既存の法定通貨ベースのトークンポートフォリオに加わることになります。 金融において大幅な成長を遂げるUAE[no_toc] テザー社のCEOであるPaolo Ardoino氏は、UAEが世界の経済拠点であることをローンチの主な要因として挙げました。同氏は、地域内の取引を促進するためにディルハムペッグのトークンを作成することの重要性を強調しました。 このステーブルコインのローンチは、アブダビの金融サービス規制当局(FSRA)が法定通貨参照トークン(FRT)のための規制枠組みを提案した時期と重なっています。 8月20日、FSRAは、ステーブルコイン発行者の準備資産が、各営業日の終了時にすべての未償還FRTの額面価格以上であるべきであると提案しました。さらに、FSRAは、複数のFRTを発行する発行者は、各トークンごとに個別の準備資産プールを維持し、それらを独立して管理することを推奨しています。 今回のAEDステーブルコインの登場は、近年大幅な成長を遂げているUAEの暗号市場の急速な拡大を反映していると言えるでしょう。 情報ソース:Tether
ニュース
2024/08/22トロン、日次手数料でイーサリアムとソラナを上回る|SunPumpが牽引
トロンブロックチェーンの日次手数料が、384万ドルとなり、イーサリアム(112万ドル)とソラナ(54万ドル)を上回りました。 [caption id="attachment_120073" align="aligncenter" width="1439"] Tron Fees|DefiLlama[/caption] 今回の手数料増は、ミームコイン生成ツールSunPumpによって牽引されたと分析されています。 SunPump:ソラナのPumpFunに似たミームコイン生成ツール[no_toc] SunPumpは、PumpFunに似たこのミームコインデプロイヤーであり、ユーザーはTronネットワーク上で独自のミームコインを作成し、ローンチすることができます。 ミームコインは、現在大きな盛り上がりを見せており、チェーン全体の取引高にも影響を与えています。 7月、ソラナがDEX取引高で長年トップを独占してきたイーサリアムを初めて上回りましたが、これにはソラナが低い手数料を強みとして、ミームコイン発行の主要プラットフォームとしての地位を確立したことが要因として挙げられます。 ソラナ、DEX取引高でイーサリアムを初逆転|ミームコイン人気が牽引
ニュース
2024/08/22マイニング企業Bitfarms、他社マイニング企業を買収|1億7500万ドルの合併契約締結
ビットコインマイニング企業のBitfarmsは、Stronghold Digital Miningを1億2500万ドルの株式価値と5000万ドルの負債引受で買収する合併契約を締結したと発表しました。 Bitfarms has entered into a definitive agreement under which the Company will acquire 100% of the equity securities of Stronghold Digital Mining, Inc (NASDAQ: SDIG). This agreement would add significant value to shareholders, including: - Provides Path to 950 MW Active Power… pic.twitter.com/FUvKy4Qo6I — Bitfarms (@Bitfarms_io) August 21, 2024 8月21日の共同声明で、両社は取締役会がこの取引を全会一致で承認したことを明らかにしました。この取引は、規制当局の承認などの条件を満たせば、2025年第1四半期に完了する予定です。 買収の一環として、Strongholdの株主は、保有するStronghold株1株につき2.52株のBitfarms株を受け取ることになります。合併後、Strongholdの株主は、合併後の企業の10%未満を所有することになると予測されています。 今回の合併により、Bitfarmsの発電容量は307MWに拡大し、2025年末までに950MWに達するという目標が前進する可能性があります。また、ビットコインマイニング事業に加えて、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)とAIベンチャーへのサポートへの拡大も考えられます。 現在、Bitfarmsは、Riotからの敵対的買収を受ける[no_toc] この買収は、Riot PlatformsによるBitfarmsへの敵対的買収の試みの中で行われました。 ビットコイン大手採掘会社ライオット、ビットファームズへ買収を提案|実現すれば世界最大のハッシュパワーを保有へ 先週、RiotはBitfarmsの株式保有比率を8530万株に引き上げたことを明らかにしました。これは、ウォール街で3番目に大きいビットコインイニング企業が、カナダのマイニング企業の18.9%を所有していることを意味しており、4月に失敗した9億5000万ドルの買収提案後、Bitfarmsの経営陣に圧力をかけるという継続的な努力に新たな局面を加えました。 それ以来、RiotはBitfarmsの取締役会に大きな変化をもたらすアプローチを採用しており、共同創業者Nicolas Bontaの突然の退任やGagnon氏のCEO就任などが含まれます。 情報ソース:Bitfarms statement
ニュース
2024/08/22イーサリアム創設者ヴィタリック氏、多元的なガバナンスアプローチを提唱
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は、クリプトコミュニティがガバナンスにアプローチする方法を根本的に変えるべきだと呼びかけました。 同氏は、8月21日のブログ記事で、ブテリン氏は、ブロックチェーン、暗号通貨、分散型自律組織(DAO)の進化する状況を管理するために不可欠な「複数性の哲学」(plurality philosophy)を提唱しています。 継続的な進化のためのガバナンス再考[no_toc] ヴィタリック氏は自身のブログで、ブロックチェーンとDAOのエコシステムが長期的に持続可能であるためには、強固な内部ガバナンスが必要であることを強調しました。 同氏は、コミュニティは単に外部からのコントロールを避けることから、これらのテクノロジーの継続的な進化をサポートするガバナンス構造を積極的に作り出すことにシフトしなければならないと主張しています。 また、フロリダ州知事ロン・デサンティスの合成肉禁止令やグーグルのAndroidにおけるリアルタイム詐欺検知機能といった例を挙げながら、自律性と集団的ガバナンスのバランスをとるという、より広範な社会的課題に言及しました。 オードリー・タン氏ら著作からの大きな影響[no_toc] 今回のヴィタリック氏の考えは、グレン・ワイルとオードリー・タンの著書『Plurality: The Future of Collaborative Technology and Democracy』のアイデアを大いに参考にしています。 [caption id="attachment_120061" align="aligncenter" width="1439"] Plurality|Amazon[/caption] この本は、多様なグループ間の協力を促進する社会哲学を提唱し、権威主義とリバタリアニズムの両極端を避けるデジタル民主主義のモデルを提供しています。 ヴィタリック氏は、個人の自律性と同じくらい社会的なつながりを重視する多元的なアプローチは、現代のデジタル世界の複雑さを管理するのにより適していると主張しました。 同氏は、多元主義は、タスク指向でリーダー中心の運動が支配する世界では型破りに見えるかもしれないが、相互接続されたデジタル時代におけるガバナンスの長期的な課題に取り組むための強固な枠組みを提供すると認識しています。 情報ソース:Vitalik Blog
ニュース
2024/08/22米国現物型イーサリアムETF、流入額20億ドル突破
現物型イーサリアムETFへの資金流入は好調となっており、過去4週間で20億ドルを超えました。 [caption id="attachment_120031" align="aligncenter" width="877"] Ethereum ETF Flow (US$m)|farside[/caption] これは、GrayscaleのETHEからの流出額を除いた数値であり、この累積額を1つのETFとみなした場合、史上4番目の規模となります。 パフォーマンスはビットコインETFには及ばず[no_toc] しかしながら、イーサリアムETFのパフォーマンスはビットコインETFには及ばず、課題も残ります。 Bitfinexのアナリストは、イーサリアムが過去数週間で全体的に低調なパフォーマンスであり、過去1ヶ月で40%も下落していることが原因であるとしています。 また、最近の日本の大幅な利上げが市場のリスク選好度を低下させただけでなく、3月のクリプト市場の売り崩しや、7月から8月にかけての2度目の売り崩しにより、イーサリアムはさらなる圧力にさらされています。 これらの課題はあるものの、イーサリアムETFへの資金流入は依然として堅調であり、今後の市場動向に注目が集まります。 情報ソース:CryptoSlate
ニュース
2024/08/22新興国市場、高プレミアムにもかかわらずステーブルコイン採用相次ぐ
新興国市場では、現地通貨が不安定であったり、米ドルへのアクセスが制限されていたりする地域を中心に、ステーブルコインが金融取引に不可欠なものとなっています。 17の新興国市場では、企業や消費者がステーブルコインにアクセスするために、標準的なドル価格に対して平均4.7%のプレミアムを支払っており、アルゼンチンなどの国では30%にも達していることが、Centre for Economics and Business Research (CEBR)とBVNKのレポートによって判明しました。 経済的避難先としてのステーブルコイン[no_toc] 1992年から2022年までの通貨変動により、調査対象の17カ国全体で平均9.4%のGDP損失が発生し、総額1.2兆ドルの損失となったと推定されています。しかし、ステーブルコインは、登場以来、新興国市場における通貨変動の悪影響の一部を緩和するのに役立ってきました。 ブラジルやインドネシアなど、為替レートの変動が経済の安定を脅かす地域では、ステーブルコインは信頼できる価値の保存手段となり、企業や消費者を経済的損失から守っています。 また、従来のクロスボーダー決済システムは、しばしば遅く非効率であり、多額の運転資本を輸送中に拘束してしまうことが指摘されています。4つの主要なB2B決済ルート全体で、常に約116億ドルがこれらのシステムに滞留していることが明らかになりました。 ステーブルコインは、より迅速かつ効率的な決済を可能にすることで、この資本の多くを解放してきました。レポートでは、2027年までに、これらの効率化による経済的利益がさらに29億ドル増加し、流動性が向上し、借入コストや業務遅延が削減されると予測しています。 情報ソース:CryptoSlate