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2024/05/28イーサリアム、Pectraアップグレードを2025年第1四半期にリリース予定
イーサリアムのコア開発者は、Dencunアップグレードに続くPectraアップグレードを2025年第1四半期にリリースすることを目指しています。 [caption id="attachment_114252" align="aligncenter" width="1103"] 画像引用元:@VitalikButerin[/caption] 現在、ヴィタリック氏によって、イーサリアムの段階的なアップグレードのロードマップが発表されています。 既にされた有名なアップグレードは、3月13日に行われたDencunアップグレードでしょう。Dencunアップグレードは、図の中で2番目の「The Surge」にあたります。 Dencunアップグレードで、特に注目をされていたのが、「プロトダンクシャーディング」でした。これは、ネットワークスループットを向上させるものであり、スケーラビリティの改善及びガス代の削減が実現されました。 Pectra:バリデーターの運用効率化を実現[no_toc] Pectraは、Dencunの次に行われるアップグレードです。 Pectraは、イーサリアム仮想マシンオブジェクトフォーマット(EOF)を導入し、EVMコードを改善する約11の改善提案を含んでいます。これにより、レイヤー1とレイヤー2の両方でEVMコードが強化されるとしています。 また、Pectraには「increase max effective balance」が含められるとされており、これはバリデーターが32ETHを超えて最大2048ETHまでステーキングできるようになるというもので、バリデーターの運用効率化を実現しようというものです。 他にも、アカウント抽象化の改善も計画されており、大幅なイーサリアムエコシステムの改善の期待がされています。 情報ソース:The Block
DeFi
2024/05/27TONブロックチェーンのTVL、3億ドルを突破|3ヶ月で10倍成長
The Open Network(TON)ブロックチェーンのTotal Value Locked(TVL)が3億ドルを突破し、3月初旬から10倍以上の成長を遂げています。 [caption id="attachment_114212" align="aligncenter" width="1439"] 画像引用元:DeFiLlama[/caption] この急成長は、分散型取引所(DEX)やリキッドステーキングプロジェクトの活況、エコシステムイニシアチブ「The Open League」によるインセンティブプログラムによって牽引されています。 例えば、「Notcoin」は、TONの大きな成長に寄与したプロジェクトです。これは、Telegram Mini Appとして作成されたバイラルクリッカーゲームであり、エアドロップへの期待から多くの新規ユーザーが参入し、100万のウォレットが新たに登録されました。 積極的にWeb3へと参入するテレグラム[no_toc] テレグラムは現在、積極的にWeb3へと参入しようとしています。 最近では、テザーがUSDTとXAUT(テザーゴールド)をTONブロックチェーン上で展開することを発表しましたが、これは、テレグラムのWeb3エコシステム強化の一環として行われました。 テレグラムの新しい企業戦略として、TONを中心としたWeb3参入があると見られ、今後のTON及びテレグラムの成長に注目が集まります。 情報ソース:The Block
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2024/05/27FRIENDトークン、共同創設者のBase離脱示唆で25%下落|Baseチームとの不仲が原因か
分散型ソーシャルメディアプラットフォームFriend.techの共同創設者Racer氏(@0xRacerAlt)が、Baseネットワークからの離脱を示唆するツイートをしたことで、FRIENDトークンの価格が25%下落しました。 [caption id="attachment_114187" align="aligncenter" width="1439"] 画像引用元:CoinGecko[/caption] Friend.techは、Baseネットワーク上でTwitterと連携し、ユーザーが自身と会話する権利を「Key」として売買できるプラットフォームです。 昨年8月のローンチ以来、クリプトインフルエンサーの新たなマネタイズ手段として注目を集め、同種のアプリの中で最大の規模を誇っています。 Racer氏のツイートは現在削除されており、アカウントも削除済みと表示されています。 Baseチームとの不仲が原因か[no_toc] Racer氏は、アカウント削除前のツイートにて、BaseとFriend.techチームの関係性の悪さについて言及していたため、Baseからの離脱理由として、Baseチームとの不仲が背景にあると推測されています。 my quick thoughts:- I love @0xRacerAlt and @friendtech- they've repeatedly innovated at the edge of what's possible on @base and showed the way for the industry- their product was incorrectly culturally labeled early on as "negatively speculative" by certain parts of the… https://t.co/m7h1cvLDJQ— Jesse Pollak (jesse.xyz) 🛡️ (@jessepollak) May 26, 2024 また、この騒動を受けて、CoinbaseでBaseを率いるJesse Pollak氏(@jessepollak)は、Friend.techチームが孤立を感じていたことを認め、Baseを離れるとしてもそれを尊重すると述べています。 今回の騒動は、Friend.techの将来性に対する懸念を生み出し、FRIENDトークンの価格に大きな影響を与えました。今後のFriend.techの動向、そしてBaseネットワークとの関係に注目が集まります。 情報ソース:The Block、CoinGecko
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2024/05/26トランプ前大統領、暗号資産に好意的なコメントを投稿|かつての懐疑的な姿勢からの転換か
ドナルド・トランプ前大統領は、選挙戦を控えた中、暗号資産に関する好意的なコメントを自身のSNSプラットフォーム「Truth Social」で表明しました。この発言は、リバタリアン全国大会での演説の直前に行われました。 [caption id="attachment_114156" align="aligncenter" width="616"] 画像引用元:Truth Social[/caption] アメリカ大統領選挙は11月に予定されており、民主党からは現職のジョー・バイデン大統領、共和党からはドナルド・トランプ前大統領が候補者として名を連ねています。 トランプ氏の今回の発言は、暗号資産界隈からの支持を得るための戦略と見られています。 かつての懐疑的な姿勢からの転換[no_toc] [caption id="attachment_114159" align="aligncenter" width="1028"] 画像引用元:MugShot Edition[/caption] トランプ氏は以前、ビットコインを含む暗号資産に対して非常に懐疑的な姿勢を示しており、2021年のインタビューでは、暗号資産は厳しく規制されるべきだと主張していました。 しかし、トランプ氏を元にしたNFTトレーディング・カード「MugShot Edition」の販売成功や、暗号資産政策が大きな選挙の争点となっていることを受けて、暗号資産に対して融和的な姿勢を取るようになったと見られます。 現在、トランプ氏はビットコインやイーサリアム、ソラナなどの暗号資産で寄付を受け付けるツールを立ち上げています。 暗号資産政策は、アメリカ大統領選挙の重要な争点の1つとなっており、今後も注目が集まります。 情報ソース:Truth Social、2021年インタビュー、寄付サイト
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2024/05/26暗号資産スタートアップの資金調達額が前四半期比40%増|前四半期比での上昇は2022年Q1以来初
2024年第1四半期の暗号資産スタートアップへの資金調達額が24億ドルに達し、2023年第4四半期から40.3%増加したことが、PitchBookの最新レポートにより明らかになりました。 [caption id="attachment_114152" align="aligncenter" width="702"] 画像引用元:https://x.com/PitchBook/status/1792933372408324221/photo/1[/caption] 資金調達件数は518件となっており、こちらは44.7%増加しています。 PitchBookのアナリストは、「投資家の暗号資産に対するセンチメントが好転しつつあり、市場が大きく下落しない限り、投資の量とペースは年間を通して増加し続けると予想される」と述べています。 Eigen Labsは1億ドル、Farcasterは1億5000万ドルの資金調達を成功[no_toc] 第1四半期の大規模な資金調達としては、Eigen Labsが行ったa16z Cryptoからの1億ドルの資金調達が挙げられます。 また、今週にはFarcasterがParadigm主導のシリーズAラウンドで1億5000万ドルを調達しています。これにはa16z crypto、Haun Ventures、Variant、Standard Cryptoなどが名を連ねていました。 1億ドルをこえる資金調達は滅多にないことではありますが、EVMレイヤー2のPlumeがHaun Venturesが主導するシードラウンドで1000万ドルを調達するなど、数千万単位での資金調達は最近増加傾向にあります。 暗号資産市場の回復に伴い、スタートアップへの投資も活発化しています。今後も資金調達の規模拡大が予想され、Web3やDeFiなどの分野を中心に新たなプロジェクトが誕生する可能性が高まっています。 情報ソース:PitchBook
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2024/05/26Uniswap財団、2024年第1四半期財務概要を発表
分散型取引所を支えるUniswap財団は、コミュニティへの透明性を重視する取り組みの一環として、2024年3月31日までの第1四半期の未監査財務概要を公開しました。 Earlier this month, we posted our 2023 financial summary, in line with our commitment to transparency. Now, we're excited to share Uniswap Foundation's Q1 2024 financials. Read more on Mirror: https://t.co/bKRwV4lHO6 https://t.co/jlvGmuXlvc — Uniswap Foundation (@UniswapFND) May 25, 2024 3月31日時点で、財団は4,141万ドルの米ドルとステーブルコイン、73万UNIを保有しています。米ドルとステーブルコインは助成金交付と運営活動に、UNIは従業員へのトークン報酬に充てられる予定です。 これらの資金は、助成金コミットメントとインセンティブに2,577万ドル、過去の助成金支払いに294万ドル、残りの1,270万ドルは2025年末までの運営費用に充当されるとのことです。 第1四半期の助成金及び活動概要[no_toc] 2024年第1四半期に、財団は新たに434万ドル規模の助成金を確約しており、既に279万ドルの授与を決定しています。 活動概要としては、103万ドルの運営費を計上しています。人件費には給与、手当、税金だけでなく、弁護士費用、会計費用、技術監査費用なども含まれています。 財団は引き続き、四半期ごとに財務概要を公開していく予定とのことです。 情報ソース: Uniswap財団
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2024/05/24Pantera CapitalとFigure MarketsがFTX SOLを購入|1SOLあたり102ドルでの売買
Pantera CapitalとFigure Marketsが、現在競売にかけられているFTX SOLの最終割引分を購入したことを、Bloombergが報じました。 The estate of bankrupt crypto exchange FTX concludes sales of a $2.6 billion trove of discounted Solana tokens, with Figure Markets and Pantera among the buyers https://t.co/qv0UrHcxxY— Bloomberg Crypto (@crypto) May 24, 2024 FTXエステートは数週間にわたり26億ドル相当のSolana(SOL)トークンを競売にかけてきました。 関係者によると、Figure Marketsは約8000万ドルで80万SOLを購入し、1トークンあたり102ドルでの取引となったとのことです。これは、競売が行われた5月24日時点のSOL価格166ドルと比較すると、大幅な割引価格での購入となります。 徐々に進むFTX債権者への弁済計画[no_toc] FTXは、サム・バンクマン・フリード氏がかつて運営していた世界最大級の暗号資産取引所でしたが、2022年11月に破産し、現在200万人以上の顧客とその他の非政府債権者に約110億ドルの債務を負っています。 今回のSOLトークン売却は、債権者への弁済に充てられる見込みであり、FTX債権者に対する弁済計画の進展に注目が集まります。 情報ソース:Bloomberg
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2024/05/24エアドロップについての大規模な調査が実施|コアユーザー対象が最も良好なパフォーマンスを示す
トークン生成イベント(TGE)におけるエアドロップのリサーチ結果を、6thman Venturesが公表しました。 “Airdrops: An Analysis of Over 2,000,000 Events” - @6thManVentures https://t.co/Zw4xTMclF1— 6MV (@6thManVentures) May 21, 2024 この調査は、40のエアドロップイベント及び200万以上のユニークウォレットのアクティビティを対象として行われた大規模なものとなっています。 エアドロップの方法によって、その後の価格推移に大きな違い|コアユーザーへの配布が最も良好[no_toc] 6thmanは調査によって以下の結果が得られたと報告しています。 エアドロップの規模:トークン供給量の10%をエアドロップするケースが最も多い。 エアドロップの対象:コミュニティ全体に広く配布する「widespread」と、コアユーザーに限定する「core users」の2つのタイプが存在。 価格への影響:エアドロップ後2ヶ月間の価格を分析した結果、40件のエアドロップのうち、価格が上昇したのは10件。ほとんどの場合、10~40%下落する方向に収束する。 また、調査結果を元にした推奨事項として、「コアユーザーへのエアドロップを優先する方がパフォーマンスが良い」、「エアドロップの規模は価格に影響を与えないため、規模は小さくし将来のインセンティブやブートストラップのために追加のトークンを準備しておく方が良い」とまとめています。 クリプトプロジェクトでは、多くのユーザーに訴求するための施作としてエアドロップが主要な方法として用いられています。それを目的としたエアドロップハンターと呼ばれるユーザーも多く存在しますが、今回の6thmanの調査は、各プロジェクトやユーザーの戦略に影響を与えるかもしれません。 情報ソース:6thman Ventures
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2024/05/24DOGEコインのモデル「かぼす」が永眠|世界的に愛好されたミームモデル
DOGEコインのモデルとなった「かぼす」が、24日朝に永眠したことが飼い主・佐藤敦子氏のブログにより明らかになりました。 [caption id="attachment_114025" align="aligncenter" width="628"] 画像引用元:かぼすちゃんとおさんぽ(2024年5月24日)[/caption] ブログによると、午前7時50分に永眠したとのことであり、5月26日にお別れの会が開かれるとのことです。 かぼすは、Dogeと呼ばれる2013年にインターネット上で爆発的に人気となったミームの元ネタとなった犬として知られており、世界的に愛好家がいることでも有名でした。 ミームのモデルとして世界的に愛されたかぼす|DOGEコインは時価総額第8位の銘柄へ成長[no_toc] Dogeは、“Dog”から派生したスラングです。元々は、ミームとは関係のない言葉として使用されていましたが、2010年2月13日に佐藤氏が投稿したブログ記事の画像から英語圏でコラージュが作成され、ミームとして広まっていきました。 Dogeが世界的に広まったきっかけは、2013年12月、Dogeミームを基にした仮想通貨「Dogecoin」が誕生したことでしょう。 当初はただのジョークコインとして作られましたが、現在ではミームコインの代表的な例となっており、ミーム銘柄で第1位、暗号資産全体でも第8位の時価総額を有しています。 世界中に愛好家が存在|イーロン・マスクはテスラ車への支払い手段としてDOGEを示唆[no_toc] [caption id="attachment_114028" align="aligncenter" width="1078"] DELBO ANDREA / Shutterstock.com[/caption] Dogeミームは世界的に人気であり、愛好家の中にはテスラ創設者のイーロン・マスク氏もいます。同氏は、テスラ車の決済手段としてDOGEコインの導入を示唆しています。 かぼすは世界的に有名であり、その愛くるしさから世界的な支持を得ていました。突然の訃報に悲しみが広がっています。 かぼすのご冥福をお祈りします。 情報ソース:かぼすちゃんとおさんぽ(2010年2月13日、2024年5月24日)、CoinMarketCap.
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2024/05/24ビットコインドミナンスが3日間で2%の下落|イーサリアム価格は20%上昇
ビットコインドミナンス(市場占有率)が急速に低下しています。 [caption id="attachment_114018" align="aligncenter" width="1091"] データ引用元:Trading View(BTC.D)[/caption] 5月21日には56%だったビットコインドミナンスが、3日間で53.9%まで下落しました。 この急速な下落の背景として、イーサリアム現物型ETF(上場投資信託)の承認への期待感が急速に高まったことが挙げられます。 これまで承認の可能性は低いと見られていましたが、ステーキング要件の削除など書類の修正が行われ、承認される見通しが強まっていたことが要因です。 イーサリアムは3日間で20%の価格上昇[no_toc] [caption id="attachment_114017" align="aligncenter" width="1089"] データ引用元:Trading View(ETH)[/caption] ETF承認期待の高まりはイーサリアムの価格を押し上げ、ここ3日間で20%以上の上昇を記録しています。 これにより、ビットコインドミナンスの低下とイーサリアムの価格上昇が連動していることが明確に示された形となります。 ビットコインは1月のETF承認以降、45%ほどの価格上昇を見せています。今回のイーサリアムETF承認によって、同様の資金流入が起こり、イーサリアム価格のさらなる上昇があるかどうかに注目が集まります。 情報ソース:Trading View(BTC.D、ETH)