最近書いた記事
取引所
2021/12/20FTXの資金調達率とは? 仕組みとトレードでの注意点をわかりやすく解説
FTXは、仮想通貨の多様なデリバティブ取引を提供している海外の取引所です。 FTXの取引では、「資金調達率」という特徴的な手数料があります。 資金調達率の英語表記はfunding rateとなり、そのままファンディング手数料と呼ばれることもありますが、FTXに支払う手数料ではありません。 ロングポジションとショートポジションの保有者間で、市場の状況に応じて支払いまたは受取りが行われる仕組みです。 この記事では、FTXの資金調達率について、基本情報や確認方法、うまく利用してトレードする方法を解説するのでぜひ参考にしてくださいね! FTXの公式HPはこちら 登録方法はこちら FTXの資金調達率とは? 基本情報や仕組みを解説! まず最初に、FTXの資金調達率について、基本的な情報や仕組みを解説します。 保有するポジションによって、資金調達料を受取る場合もあるのが特徴的です。 一般的に取引所に支払う手数料とは異なるので、違いをしっかり把握しておきましょう。 FTXの資金調達率の基本情報と仕組み 資金調達率は無期限先物取引にかかる資金調達料の比率 保有するポジションによって受け取る場合と支払う場合がある 資金調達料は保有ポジションの額×資金調達率 FTXの資金調達率は1時間に1回見直される 資金調達率は無期限先物取引にかかる資金調達料の比率 FTXは、仮想通貨を対象とした多様な先物取引サービスを提供していますが、その中に無期限先物契約(Perpetual Futures 通称PERP)があります。 通常の先物契約には、満期となる期日が決まっていますが、無期限先物契約は期限が設定されておらず、それゆえにポジションの保有期間が限定されない取引です。 資金調達率は、仮想通貨の現物価格と無期限先物契約の価格を連動させるために、ロングポジションとショートポジションの間でやり取りする資金調達料の比率を指します。 無期限先物契約の取引で特徴的な仕組みですね。 アルトコインも対象 FTXでは、BTCやETHといったメジャーどころの通貨だけでなく、EOSやADAといったアルトコインにも無期限先物契約の取引サービスがあり、それぞれに資金調達率が設定されています。 保有するポジションによって受け取る場合と支払う場合がある 資金調達率の状態 ロングポジション ショートポジション プラスの場合 資金調達料を支払う 資金調達料を受け取る マイナスの場合 資金調達料を受け取る 資金調達料を支払う FTXの資金調達率は、仮想通貨市場の状況に応じて常に変動しており、プラスにもマイナスにもなります。 資金調達率がプラスの場合は、無期限先物契約の価格が現物に比べて高すぎる状態です。 この場合は、ロングポジションを持つ利用者は資金調達率に応じた資金調達料を支払い、ショートポジションの側は調達料を受け取ります。 資金調達率がマイナスの場合はその逆で、ショートポジション側が資金調達料を支払い、ロングポジションは受け取る側になります。 資金調達料は保有ポジションの額×資金調達率 資金調達料の計算式 資金調達料 = 保有ポジションの価格 × 資金調達率 FTXで支払う/受け取る資金調達料は、保有しているポジションの総額に資金調達率を掛けた金額です。 例えば、10万ドル分のロングポジションを保有している時に資金調達率が+0.02%であれば、20ドルを資金調達料として支払います。 ポジション価格は、BTCなどの仮想通貨ではなくドル評価額になるので注意してください。 FTXの資金調達率は1時間に1回見直される FTXの資金調達率は1時間に1回、毎時00分に見直しされます。 そのたびに資金調達料の支払い・受け取りが行われるので、1日に24回資金調達料の移動が発生しますね。 仮想通貨の価格が動いていないときでも、ポジションを保有したままにしておくと利益や損失が継続的に発生するのが資金調達率の特徴です。 FTXの公式HPはこちら 登録方法はこちら FTXでの資金調達率・資金調達料の確認方法 資金調達率の基本事項の次は、FTXの取引画面で資金調達率を確認する方法を解説します。 FTXの資金調達率は1時間に1回の頻度で刻々と変わり、他の取引所と比べて頻度が高いです。 今現在の数値や過去の履歴を確認する方法をしっかり身に着けておきましょう。 資金調達率・調達料の確認方法 今現在の資金調達率を確認するには? 過去の資金調達率の履歴を確認するには? 自分が受け取った・支払った資金調達料を確認するには? 今現在の資金調達率を確認するには? 今現在のFTXの資金調達率は、各通貨の無期限先物契約の取引画面で確認できます。 取引画面の上部にある「Predicted funding rate」が資金調達率です。 この図での資金調達率は「-0.0026% in 32min」と表示されています。 これは、「32分後に-0.0026%の料率で資金調達料の移動が発生する」という意味です。 資金調達率がマイナスなので、ショートポジションの保有者が支払い、ロングポジションの保有者は受け取ります。 名称は「***-PREP」 FTXでは様々な仮想通貨の無期限先物契約取引が可能です。いずれも「***-PREP」という名称がついています。 ビットコインあればBTC-PREP、イーサリアムならETH-PREPです。 過去の資金調達率の履歴を確認するには? 取引画面の上部にある「Predicted funding rate」をクリックすると、FTXの過去の資金調達率の履歴を見ることができます。 図はBTC-PREPの資金調達率の履歴ですが、短時間の内に資金調達率がプラスからマイナスに転じている様子がよくわかりますね。 FTXのFundingページでも現時点までの履歴を確認できるのでチェックしてみてください。 自分が受け取った・支払った資金調達料を確認するには? 自分が過去に支払った・受け取った資金調達料の履歴は、資金調達率の履歴画面の下部に表示されます。 「Funding Payments」という欄が出てくるので、保有履歴があればチェックしましょう。 FTXの資金調達料は、ポジションを保有している間であれば1時間ごとに発生し続けるので、常に気を張っておきましょうね。 FTXの公式HPはこちら 登録方法はこちら 資金調達率を味方につけてFTXでトレードする方法 FTXの資金調達率について、仕組みや確認方法を説明してきました。 ポジションを維持しているだけで資金調達料が1時間ごとに発生するので、資金調達率は取引の成否に大きく影響します。 ここからは、資金調達率を味方にして有利に取引するためのポイントを解説するので参考にしてくださいね。 資金調達率を利用してトレードする方法 資金調達率が有利なポジションを建てる 資金調達率が不利なポジションは短期間で決済する ポジションを長期間維持するときは資金調達率の動きに気を配る 資金調達率が有利なポジションを建てる 無期限先物契約の取引でポジション持つ時には、その時点での資金調達率も考慮して判断しましょう。 資金調達率がプラスであればショートポジションが有利、マイナスであればロングポジションが有利です。 また、資金調達率が0から大きく離れるほど、その影響は大きくなりますよ。 この仕組みを理解しておけば、FTXで有利なポジションを建てられます。 資金調達率が不利なポジションは短期間で決済する 資金調達率が不利なポジションを建ててしまった場合は、そのポジションを長期間維持しないことを心がけましょう。 FTXで保有するポジションが、自分に有利なトレンドに乗っているときは気にする必要はありません。 しかし、トレンドに乗り切れずに一進一退の状態であれば、一旦手仕舞いするのもよい戦略ですよ。 自分に不利な資金調達料の支払いを避けるには? 資金調達率表示の「-0.0026% in 32min」は、32分後に資金調達料の支払い・受け取りが行われることを示しています。資金調達率が自分に不利であっても、32分後より前にポジションを手仕舞いすれば資金調達料は発生しません。 ポジションを長期間維持するときは資金調達率の動きに気を配る FTXでポジションを建てた時には、資金調達率が自分に有利であっても、維持している間に資金調達率が不利に変わる可能性は常にあります。 長期のポジションを保有している場合は、通貨の値動きだけでなく、資金調達率の変化にも気を配ることが必要です。 繰り返しになりますが、資金調達率が自分に対して不利になった場合には、ポジションの手仕舞いを検討しましょう。 FTXの公式HPはこちら 登録方法はこちら FTXの資金調達率まとめ この記事では、FTXの資金調達率について、基本情報や仕組み、確認方法、賢く利用してトレードする方法も解説しました。 資金調達率は、プラス・マイナスにより、ロングポジションとショートポジションの間で資金調達料のやり取りが行われる仕組みです。 見た目の比率は小さくても、1時間ごとに発生するのでその影響は大きく、注意を怠ると思わぬ損失につながりかねません。 資金調達率に常に気を配りながら、FTXをうまく使いこなしていきましょう! FTXの公式HPはこちら 登録方法はこちら
取引所
2021/12/15Bybit(バイビット)の二段階認証の手順やトラブルへの対処法まで徹底解説!
Bybit(バイビット)は、シンガポールで設立されたFXに特化した海外の仮想通貨取引所です。 ブラウザだけでなくアプリがあり、日本語でのサポートもしっかりとしているので、国内でも注目されています。 Bybitで取引をしたいけれど、二段階認証についてよくわかっていないと少し不安ですよね。 そこでこの記事では、Bybitの二段階認証の設定方法やトラブル対処法について解説します。 これさえ読めば、Bybitの二段階認証を活用して、安心な取引を楽しめるようになりますよ! Bybitの公式HPはこちら 登録方法はこちら 【基礎知識】Bybit(バイビット)の二段階認証についておさらいしておこう! まずは、Bybit(バイビット)の二段階認証についての基礎知識を確認しておきましょう。 二段階認証は設定しておくことで、より安全な取引を行えるため非常に重要です。 大事な資産を守るためにも、しっかりチェックしておきましょう! Bybitの二段階認証の基礎知識 二段階認証はセキュリティ強化のために行う Bybitの二段階認証は3通りある 特におすすめなのはGoogle認証 二段階認証はセキュリティ強化のために行う Bybitでの二段階認証は、セキュリティ強化のため設定したパスワードに加えて、別の方法でも認証を行うことです。 詳しい手順は「Bybit(バイビット)の二段階認証の設定方法・手順を解説!」で解説しますが、事前に設定していた端末でしか認証されません。 そのため、二段階認証を設定しておくことで万が一パスワードが流出してしまったとしても、不正利用を防ぐことができます。 アカウントを不正に悪用されることがないようにするために、二段階認証はとても重要なシステムといえます。 大切な資産を守るために Bybitを始めとした仮想通貨取引所では、自分の大切な資産を扱うため、セキュリティ面は特に気を付けておきたいです。不正利用の被害に遭わないためにも、必ず二段階認証を設定しておきましょう。 Bybit(バイビット)は利用時に本人確認を必要としていないため、簡単な登録をすれば、すぐに取引を開始できます。 こちらの記事で、Bybitが本人確認なしでも安全な理由や注意点を解説しています。ぜひご覧ください。 Bybit(バイビット)は本人確認不要!安全性や注意点を解説! Bybitの二段階認証は3通りある Eメール認証 携帯電話SMS認証 Google認証 Bybitで利用できる二段階認証は、上記の3通りあります。 セキュリティ強化するためには、できればこれら3つ全ての二段階認証を設定しておくことがおすすめです。 「Eメール認証」または「携帯電話SMS認証」は、Bybitに口座を開設するときに行う認証で完了しているので、追加で設定するのは残りの2つとなります。 特におすすめなのはGoogle認証 Bybitの二段階認証で特に設定しておきたいものが、「Google認証」です。 「Google認証」は、Google認証システムのアプリで発行される二段階認証コードを利用した方法で、他の取引所でも多く利用されています。 アプリでスマホとアカウントを紐づけられるので、安全性が高くBybitの二段階認証をするときに特におすすめな方法です。 詳しい設定方法は「【方法3】Google認証」で解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。 Bybitの公式HPはこちら 登録方法はこちら Bybit(バイビット)の二段階認証の設定方法・手順を解説! ここでは、Bybit(バイビット)の二段階認証の設定方法・手順を3通りすべて解説します。 二段階認証の方法は、それぞれの取引所によって異なります。 スムーズに手続きを進めるために、順番に確認していきましょう! Bybitの二段階認証の設定方法 【方法1】Eメール認証 【方法2】携帯電話SMS認証 【方法3】Google認証 【方法1】Eメール認証 まず、Bybitのアカウントへログインし、画面右上にある電話番号をクリックします。 展開されたメニューの中から「アカウント&セキュリティ」を選んで進みましょう。 次の画面を下へスクロールすると、「二段階認証」の項目が3つ並んでいるので、「Eメール認証」の欄の「設定」をクリックします。 自分のメールアドレスを入力すると、6桁の認証コードが届くので、そのコードを画面に入力すれば設定は完了です。 POINTこのとき画像のように右上にメールアドレスが表示されている方は、Bybitに口座を開設したときにEメールの二段階認証は完了しているので、この項目はスキップしましょう。 【方法2】携帯電話SMS認証 「【方法1】Eメール認証」と同じように、Bybitへログインし、「アカウント&セキュリティ」をクリックします。 このとき右上に電話番号が表示されている方は、Bybitに口座開設した際に携帯電話SMS認証は完了しているので、この項目はスキップしましょう。 二段階認証の項目の「携帯電話SMS認証」の欄の「設定」をクリックして進みます。 国/地域は「+81Japan」を選択し、「携帯電話」の欄に電話番号を入力します。 次に、「認証コードを送信する」をクリックしてメールで認証コードを受け取りましょう。 届いたメールに記載された6桁の認証コードを画面に入力し、「確定」をクリックすると、入力した電話番号宛にSMSが届きます。 メッセージの案内に従って手続きすれば、携帯電話SMS認証は完了です。 【方法3】Google認証 App StoreでGoogle認証アプリをインストールする Google PlayでGoogle認証アプリをインストールする BybitでのGoogle認証には、「Google Authenticator」アプリが必要です。 App StoreやGoogle Playで検索するか、上記リンクからダウンロードしましょう。 「【方法1】Eメール認証」や「【方法2】携帯電話SMS認証」と同じように、Bybitへログインし、「アカウント&セキュリティ」をクリックします。 二段階認証の項目にある「Google認証」の欄の「設定」から手続きを進めましょう。 まずは、Eメールによる認証を行うために「認証コードを送信する」をクリックします。 届いたメールに記載されている6桁のコード入力してください。 続いて、ダウンロードしておいたGoogle認証のアプリを開き、画面に表示されているQRコードを読み込みます。 すると、アプリに6桁の数字が表示されるので、それをBybitの画面で入力するとGoogle認証は完了です。 回復キーコードは必ずメモを QRコードの下にあるキーコードは、スマホの機種変更や紛失したときにGoogle認証を復元するために必要です。一度しか表示されないので、必ずメモを取るなどして控えておきましょう。 Bybitの公式HPはこちら 登録方法はこちら Bybit(バイビット)の二段階認証ができない?トラブルへの対処法を解説! 最後に、Bybit(バイビット)の二段階認証に関するトラブル対処法について解説します。 設定中にエラーになってしまった、二段階認証を解除したいなど、知っておきたいことばかりです。 いざという時に慌てなくて済むように、ぜひ目を通しておいてくださいね! Bybitの二段階認証トラブルの対処法 エラーになって二段階認証できないときの対処法 機種変更などで二段階認証を解除したいときの対処法 スマホの紛失や故障してしまって二段階認証できなくなったときの対処法 エラーになって二段階認証できないときの対処法 Google認証でのコードを入力したとき、「不正なコード」と表示されエラーとなることがあります。 このような場合には、以下の項目を順番に確認してみましょう。 アプリに表示された6桁のコードを正しく入力できているか確認する Google認証システムアプリの同期をこちらの手順で試みる ブラウザを全て閉じ、Webページを再度立ち上げ新規ログインを試みる Wi-Fiやモバイル通信を一度切断し、再度同じものかより高速なものに接続し直す QRコードの下に表示されたキーコードを利用してアプリで新規に紐づけを行う。その後、新規ログインして再度生成されたコードを使って認証してみる もし以上の方法を全て試しても「不正なコード」と表示される場合は、Bybit宛にメールを送って対応してもらう必要があります。 詳しい方法はこちらを参考にしてくださいね。 機種変更などで二段階認証を解除したいときの対処法 スマホの機種変更をする場合などで、Google認証の二段階認証を解除したいときの手順です。 Bybitへログインし、右上のメールアドレス(または電話番号)をクリックして、「アカウント&セキュリティ」をクリックします。 画面をスクロールし、二段階認証項目のGoogle認証欄の「無効」をクリックします。 Google認証システムのアプリを開いておきましょう。 このような画面になるので、ログインパスワードとアプリに表示された6桁のコードを合わせて入力します。 これでBybitの二段階認証の解除は完了です。 スマホの紛失や故障してしまって二段階認証できなくなったときの対処法 スマホを紛失してしまったり故障してしまったりしてGoogle認証の二段階認証ができなくなったときでも、Bybitでは復元できます。 このとき重要になるのが、「回復キーコード」です。 Google認証をするときに、QRコードの下に表示されていた回復キーコードをメモしてある場合は、「【方法3】Google認証」と同じ方法で再度Bybitのアカウントと紐づけられます。 回復キーコードを保存していなかった場合は、自分で復元することができないので、Bybitへメールによる依頼をしなければいけません。 こちらを参考にして手続きを進めてくださいね。 Bybitの公式HPはこちら 登録方法はこちら まとめ この記事では、Bybitの二段階認証についての知識や設定の手順、トラブル対処法について解説しました。 Bybitでより安全に取引するために二段階認証は必要で、特にGoogle認証を設定しておきたい、ということが分かりましたね。 スマホのトラブルや機種変更などがあっても、二段階認証の再設定や解除ができますし、いざという時にも日本語でサポートが受けられるので安心です。 二段階認証を上手に活用して、Bybitで仮想通貨の取引を楽しみましょう! Bybit(バイビット)の出金まとめ!手順や手数料、出金できないときの対処法まで解説! bybitのインバース無期限・USDT無期限まとめ! それぞれの特徴や使い方を徹底解説 Bybitの公式HPはこちら 登録方法はこちら
プロジェクト
2021/12/10Moonbeam($GLMR)/Moonriver($MOVR)とは?プロジェクト概要を徹底解説!
Moonbeam/Moonriverは、Polkadot系プロジェクトとしてEthereum完全互換性を持ち、マルチチェーン対応としてユーザーエクスペリエンスを高める期待のプロジェクトです。 Polkadotのパラチェーンに接続され、ネットワークが完全に起動開始すると、多くのプロジェクトがMoonbeam/Moonriverを経由して展開していくと考えられます。 ネイティブトークンGLMR/MOVRは、クラウドローン参加者への報酬やステーキング、ガバナンスなどで使用されるので、今後の価格動向には注目です。 この記事では、スムーズな移動や構築を可能にしたMoonbeam/Moonriverの機能性や特徴について徹底解説します。 トークンアロケーションや設立チーム、資金調達情報まで解説するので、今特に注目すべきプロジェクトMoonbeam/Moonriverを知るためにぜひチェックしてくださいね! 【報酬50%UP】MoonbeamがPolkadotオークションでスロット2を獲得 Moonbeam/Moonriver Networkの公式リンクまとめ Webサイト https://moonbeam.network/ https://moonbeam.network/networks/moonriver/ プロダクト Moonbeam/Moonriver App Twitter Moonbeam/Moonriver Medium https://medium.com/moonbeam-network Discord https://discord.gg/PfpUATX Telegram Chat/Announcement github https://github.com/PureStake/moonbeam フィッシングサイト/スキャムサイトに誘導されないためにも、公式リンクのブックマークやSNSアカウントのフォローをおすすめします。 Moonbeam/Moonriverの特徴・注目ポイントを解説 Moonbeam/Moonriverが目指す、Ethereum完全互換性をもつプラットフォームの特徴について解説します。 Polkadotの相互運用性によりMoonbeam/Moonriverの目標が実現されるとわかるので、実装している機能を理解しておきましょう。 Moonbeam/Moonriverの特徴 Polkadot上でEthereum完全互換のスマートコントラクトプラットフォームを展開 Polkadotの相互運用性がMoonbeam/Moonriverのマルチチェーン展開を達成させる Moonbeam・Moonriverでステーキングできる ネイティブトークン「GLMR」「MOVR」で手数料支払いやガバナンスで活用できる EtherscanとMoonbeam/Moonriverが統合したMoonscanの開発 Polkadot上でEthereum完全互換のスマートコントラクトプラットフォームを展開 Moonbeam/Moonriverは、Ethereumと完全に互換性を持つスマートコントラクトを展開します。 スマートコントラクトの構築にあたる開発者は、環境が整っているEthereumで始めることが多く、EVM(イーサリアム仮想マシン)向けのプログラミング言語を学んでいる場合が多いです。 しかし、他のブロックチェーンで開発したくても、互換性がなく学んだ言語を使えない場合、技術があるのに開発する機会を失ってしまいます。 そこで、Moonbeam/MoonriverではEthereumで培った技術をそのままPolkadot上でも活用できるようにします。 [caption id="attachment_68845" align="aligncenter" width="800"] 出典:Moonbeam公式HP[/caption] 完全にEthereumと互換性のある環境を整えるため、まずEVMを実装します。 これだけに留まらず、Moonbeam/MoonriverはEthereumのWeb3 RPC(遠隔手続き呼び出し)やサブスクリプション、アカウント、キーなども同一で操作可能です。 例えば、上の画像にある互換性を持つ機能の概要は以下の通りです。 Solidity言語対応により、書き直しせず既存のスマコンをPolkadotに展開 ECDSA(デジタル署名アルゴリズム)とH160アドレスによりEthereumと同じ一つのアドレスでOK Ethereumのトランザクションやステーキングなどの機能拡張 既存のツールやDAppの操作窓口をMoonbeam/Moonriverに接続 抜粋ですが、上記のようなMoonbeam/Moonriverの機能により、単にEVM実装だけでなくさまざまな恩恵が受けられます。 一般ユーザーも開発者も、ほとんど手を加えずにEthereumからPolkadot上へDAppの移動が可能となり、Ethereumで使っているアカウントやキーをそのままMoonbeam/Moonriverで使用できる機能です。 基本的な形式は変わらず、ガス代低下や取引速度改善などのメリットが生まれ、より使いやすくなります。 Polkadotの相互運用性がMoonbeam/Moonriverのマルチチェーン展開を達成させる Polkadotのパラチェーン同士は相互運用してトークンの移動などが可能です。 また、Polkadot以外のブロックチェーンを接続するために、独自のブリッジ機能を活用することもできます。 このPolkadotの相互運用性モデルが、Moonbeam/Moonriverのクロスチェーン展開をサポートしており、Polkadotを選んだ理由の一つです。 [caption id="attachment_68875" align="aligncenter" width="1225"] 出典Moonbeam公式HP[/caption] クロスチェーンで他のチェーンと取引できるようになり、さらにはマルチチェーンとして他のブロックチェーンでDAppsを展開できるのがMoonbeam/Moonriverです。 Polkadotの開発フレーム「Substrate」のモジュール機能で「EVM Pallet」を活用することで、主にEthereumで展開していたDAppsをMoonbeam/Moonriverでコピーして、パラチェーンで展開できるイメージです。 上記の画像のようにマルチチェーン展開では、新規ユーザー獲得や、Polkadot系・ERC-20規格系の資産へアクセス、パラチェーンのエコシステム早期展開などのアプローチが実現します。 マルチチェーンのイメージ 例えば、分散型取引所「1inch」ではEthereum、BSC、Polygon、Optimismなど異なるネットワークで同じアプリケーションを使えます。マルチチェーンはこのようなイメージです。 Moonbeam・Moonriverでステーキングできる MoonbeamとMoonriverは、Polkadotのブロック生成メカニズムに基づくステーキングを導入します。 すでにMoonriverではステーキングシステムを開始済みです。 ブロック生成については以下記事の「Polkadotの4種類のプロトコル参加者」を理解しておきましょう。 PolkadotとSubstrateの概要と仕組み、取り巻くエコシステムに関して 仕組みとして、まずトークン保有者であるノミネーターが、特定のコレーターを推薦してステーキングします。 コレーターがブロックの検証や生成を行うと、そのコレーターに賭けられたステーキング額を考慮した報酬が発生し、ノミネーターと共有するシステムです。 出典:Moonbeam公式HP ステーキング方法は、例えばMoonriverであればメインネットのステーキング画面にアクセス後、コレーターと数量を入力してノミネートすればOKです。 最小ステーキング額について、Moonriverでは5MOVR~預入れできます。 利用するにはMetaMaskを接続するので、Polkadot{.js}にトークンを入れておかなくても問題ありません。 Moonbeam/MoonriverのEthereum完全互換というメリットがここでも発揮しますね。 ネイティブトークン「GLMR」「MOVR」は手数料支払いやガバナンスで活用できる Moonbeamは「GLMR(Glimmer)」を、Moonriverは「MOVR」といったネイティブトークンを発行しています。 パラチェーンオークション勝利後、貢献したユーザーに報酬として配布されています。 公開されているGLMRとMOVRの活用方法は以下の通りです。 スマートコントラクトのガスデータ分析サポート 分散型ノードインフラ作成のセキュリティ強化 オンチェーンで提案や投票などのガバナンス実行 取引手数料の支払い 両方のメインネットが完全に立ち上がると、GLMRやMOVRで取引やステーキングして運用できると考えられます。 GLMRの総供給量は10億枚であり、年間のインフレ率(新規発行)は5%(5,000万枚)が目標です。 MOVRの総供給量は1,000万枚となっており、GLMRと同じくインフレ率は5%(50万枚)の予定です。 GLMR/MOVRは、永久的にパラチェーンスロットへ接続するための支払いや、コレーターなどのMoonbeam/Moonriverネットワークサポーターに報酬として配布され続けます。 EtherscanとMoonbeam/Moonriverが統合したMoonscanの開発 Etherscanは、Ethereum上の取引分析やウォレット・トランザクションの確認などさまざまなEthereumの情報に特化した分析サイトです。 トランザクション状況を見るためEtherscanを使用した経験がある人は多いかもしれません。 2021年10月末、そのEtherscanとMoonbeam/Moonriverを統合したMoonscanの提供を開始しました。 [caption id="attachment_68986" align="aligncenter" width="800"] 出典:Moonscan[/caption] 上の画像はMoonriverのMoonscanです。Etherscanとほとんど同じ見た目だとわかります。 Moonscanにて、ユーザーは自分が発行した個々のトランザクションやブロックの表示が可能です。 開発者へのアプローチとして、スマートコントラクトの実行やコレーターデータの確認、Moonbeam/MoonriverのERC-20・ERC-721(互換性やNFT発行で使われる規格)関連の情報を見ることができます。 将来的には、Substrateを利用してMoonscanに、ステーキングやガバナンスなどMoonbeam/MoonriverエコシステムとPolkadotで起こっていることを表示し、把握できる統合型ツールとして展開する予定です。 BSC(バイナンススマートチェーン)やPolygon、Fantomなどサイドチェーンやレイヤー2と同じ機能レベルとなることがわかります。 Moonbeam/MoonriverのTokenomics Moonbeamのネイティブトークンは「GLMR」、Moonriverは「MOVR」です。 パラチェーンオークションのクラウドローン参加者には、報酬としてGLMR・MOVRが配布されます。 ここでは、GLMR・MOVRの発行時のトークンアロケーションや、クラウドローンの権利確定について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。 Moonbeam/MoonriverのTokenomics GLMRのトークン割り当て Polkadotクラウドローンの報酬権利確定 MOVRのトークン割り当て Kusamaクラウドローンの報酬権利確定 GLMRのトークン割り当て [caption id="attachment_69853" align="aligncenter" width="879"] 引用:Moonbeam公式HP[/caption] Moonbeamの発行トークン「GLMR」の初期発行量は10億枚ですが、年間5%のインフレ率を目標とする上限なしのトークン供給となります。 インフレの目的は、セキュリティニーズの対応や継続的なパラチェーンスロットへの支払い、ネットワークをサポートするコレーターへのインセンティブです。 インフレ率5%のうち、1%がコレーター、1.5%がパラチェーン準備金、2.5%がコレーターのステーキングで有力なユーザーに配布されます。 ガス代などで使用されたトークンは80%が焼却され、全体の供給量を調節しますが、これは取引の増加によりデフレになるとGLMRの価値に反映することを意味します。 GLMRの割り当ては上の画像のように細かく分けられており、大まかにまとめたのが以下の通りです。 資金調達合計:36% プロトコル開発:15% 創設メンバー・従業員:14.6% クラウドローン報酬:15% 開発者やパートナー・アドバイザー:9% 流動性プログラム:5% パラチェーンスロット継続確保:3% 資金調達は、シードラウンド、ブロックチェーン重視企業の資金調達ラウンド、コミュニティトークンイベントの3つによるもので、それらの参加者に対する割り当てが36%です。 長期的なプロトコル開発や従業員メンバーに割り当てられるトークンも多いとわかります。 これらのトークンはロック期間があり、GLMRの初期循環量は全体の約5%にあたる約5000万枚になる計算です。 参考:https://moonbeam.foundation/glimmer-token/transparency/ クラウドローンの報酬割り当て・権利確定 Moonbeamがパラチェーンオークションのクラウドローン参加者へ配布するために割り当てたGLMRトークンは、初期供給の15%である1.5億GLMRです。 スロット獲得後、報酬は以下のように分配されます。 30%はパラチェーンの起動に成功するとすぐに請求可能 残り70%は96週間のリース期間があり、ブロックごとに均等にアンロック 報酬として受取るGLMRトークンの比率は、オークション終了時に集まったDOTトークンの総数に対する、個人が預けたDOTに比例して計算されます。 例えば、クラウドローンで10DOTを預入れ、オークション終了時に合計1,000,000DOT集まっていた場合、1DOTの比率は10万分の1となり1,000GLMRトークンになる計算です。 MOVRのトークン割り当て [caption id="attachment_69498" align="aligncenter" width="770"] 引用:Moonbeam公式HP[/caption] Moonriverのトークン「MOVR」の初期供給量は1,000万枚ですが、GLMRと同じく年間5%のインフレ率を目標とする上限のないトークン供給です。 上図がトークンアロケーションです。 GLMRより分布が少なくてすっきりしていますね。 大きな項目を以下にまとめます。 クラウドローン報酬:30% Kusamaスロットリースやコミュニティ報酬保護分:40% Moonbeam管理下のネットワーク維持用トークン:24.5% 開発者採用プログラム:4.5% Kusamaパラチェーンオークションのクラウドローン用に30%となっており、すでに配布が進んでいます。 将来永久的にパラチェーンスロットに接続するためのリース料分も予約されていますね。 コミュニティ報酬保護分は、流動性インセンティブなどです。 Kusamaクラウドローンの報酬権利確定 Kusamaクラウドローンの参加者へ配布するためのMOVRトークンは、初期供給の30%である300万トークンです。 MoonriverはKusamaオークションで2番目にスロットを獲得しており、2021年8月にメインネットを立ち上げています。 その時すぐに配布量の30%である約100万トークンが請求可能となり、残りの70%は48週間にわたって毎週均等にアンロックされています。 Moonbeam/Moonriverのパートナー・提携情報まとめ Moonbeam/Moonriverを構築するプロジェクトやパートナーを紹介します。 多くのパートナーと連携してMoonbeam/Moonriverの機能を構築しており、またMoonbeam/Moonriverでの展開を進行するプロジェクトもあります。 種別ごとにまとめるのでぜひ目を通してくださいね。 Moonbeam/Moonriverのパートナー API・ツール 資産管理・発行 ブリッジ・DApps コレーター DeFi オラクル ウォレット パラチェーンプロジェクト API・ツール [caption id="attachment_69265" align="aligncenter" width="957"] 出典:Moonbeam公式HP[/caption] 上記は、プログラム同士を繋げるAPIと、使用されるツールに関するMoonbeam/Moonriverのパートナーです。 例えば、SubQueryはPolkadot系プロジェクトを多くサポートしており、チェーン上データの高速処理ツールを展開しています。 全体的に見ても、Ethereumスマートコントラクトのツールやフレームワークとも提携しており、Ethereumでの開発チームが容易に移動できることが分かります。 資産管理・発行 [caption id="attachment_69264" align="aligncenter" width="863"] 出典:Moonbeam公式HP[/caption] 資産管理・発行のパートナーは、資金調達時の機能拡張や、トークン化・トークン発行・転送などのプラットフォームが多いです。 例えば、PolkastarterはEthereumとPolkadot間の転送やクロスチェーンのトークンプールなどを展開しています。 Moonbeam/Moonriverとの提携で、Ethereum向けのコードをPolkadot向けのフレームワークへ移動・提供がしやすくなります。 ブリッジ・DApps [caption id="attachment_69263" align="aligncenter" width="828"] 出典:Moonbeam公式HP[/caption] ブリッジ機能として提携する上記のプロジェクトは、主にクロスチェーンスワップや、チェーンの互換性、Ethereumからのブリッジといったものが多いです。 例えば、RelayChainはMoonriverやEthereum、Shiden、BSC、Fantom、Avalancheなどさまざまなチェーンをサポートしており、高速で安全なブリッジ機能を提供しています。 すでにMoonriverでパートナーシップを結んでおり、MoonriverとShiden間で独自トークンのブリッジも可能となっています。 コレーター [caption id="attachment_69262" align="aligncenter" width="1045"] 出典:Moonbeam公式HP[/caption] Moonbeam/Moonriverのコレーターは、ブロックの作成をサポートしており、Polkadotのリレーチェーンとパラチェーンの両方でノードを維持する機能を持ちます。 コレーターになると、Moonbeam/Moonriverのプロジェクトをサポートすることになり、報酬としてGLMR・MOVRトークンを獲得できます。 上記のコレーター一覧はほんの一部です。 バリデーターやノードオペレーター、ブロックチェーンインフラなどのプロジェクトが揃っていると分かりますね。 DeFi [caption id="attachment_69261" align="aligncenter" width="985"] 出典:Moonbeam公式HP[/caption] Moonbeam/MoonriverエコシステムのDeFiは、DEXアグリゲーターやレンディングプロトコル、分散型取引所など多くのプロジェクトが提携しています。 最近の提携で目立つのは、分散型流動性ステーキングプロトコルのLIDOです。 Ethereumのシェアがトップであり、MoonbeamとMoonriverには流動性ステーキングを導入するのでDOTの投資先が広がります。 オラクル [caption id="attachment_69260" align="aligncenter" width="844"] 出典:Moonbeam公式HP[/caption] ブロックチェーンに外部情報を提供するオラクルは、Moonbeam/Moonriverでも外部データを取得する際に重要です。 例えば、BandProtocolはデータと接続点であるAPIを集約してスマートコントラクトに接続します。 これによりMoonbeam/Moonriverは、100以上の仮想通貨や為替レートなどの資産価格を取得したり、市場データにアクセスすることが可能です。 ウォレット [caption id="attachment_69258" align="aligncenter" width="819"] 出典:Moonbeam公式HP[/caption] Moonbeam/Moonriverと提携するウォレットとして、Polkadotの公式ウォレットであるPolkadot.jsや、Ethereum対応の拡張機能MetaMaskは特に有名です。 資産をオフラインで安全に保持するAirGap、モバイルウォレットやクロスチェーントークンスワップなどを展開するMathWalletとも提携しています。 Moonbeam/Moonriverでの資産管理や、各プロジェクトの新しいウォレット作成にも繋がるでしょう。 パラチェーンプロジェクト [caption id="attachment_69259" align="aligncenter" width="624"] 出典:Moonbeam公式HP[/caption] Polkadotのパラチェーンオークション関連のプロジェクトともパートナーシップを組んでいます。 例えば、KILTは資金調達メカニズムとして、KUSAMAのオークションで6番目にスロットを獲得しました。 ステーブルコイン発行のEquilibriumや、分散型ストレージを提供するCrustNetworkなどもPolkadotのオークションに参加しています。 パラチェーン間の接続により、Polkadot系のプロジェクト同士が連携して必要な機能を分け合えるのは重要ですね。 Moonbeam/Moonriverの出資VCや資金調達元の情報まとめ Moonbeam/Moonriverの過去の資金調達や出資するベンチャーキャピタルについてまとめます。 Moonbeam/Moonriverの開発会社は、ブロックチェーンインフラやツールを幅広く展開するPureStakeです。 PureStakeは他にも、Polkadotのバリデーターとして提携したり、Algorandサービスの展開としてAlgoSignerというウォレット拡張機能も提供しています。 ここでは、Moonbeam/Moonriverの資金調達元としてPureStakeが調達した資金を解説するので、プロジェクトの経済力を確認しておきましょう。 Moonbeam/Moonriverの資金調達元 2020年9月シードラウンドで140万ドルの調達に成功 2021年3月600万ドルの資金調達ラウンドに成功 Web3財団の助成金受取 2020年9月シードラウンドで140万ドルの調達に成功 Moonbeam/Moonriverは2020年1月にプロジェクトを開始しました。 同年7月にはWeb3財団の助成金を受取っています。 そして、9月にはシードラウンドで140万ドル(約1.6億円)の資金調達に成功しました。 Hypersphere Venturesがリード出資企業となり、Arrington XRP Capital、HashKey、KR1、Bitcoin.com Exchange、Du Capitalらが参加しました。 Hypersphere VenturesのパートナーでありPolkadotの共同創設者であるRobert Habermeier氏は、Moonbeam/Moonriverについて「Ethereum開発者の大部分がアクセスできるスマートコントラクトを展開しておりPolkadotへの入り口となる」と評価しています。 この資金調達によりMoonbeam/Moonriverのネットワーク開発が促進され、この時期、テストネットリリースやEthereum用のアカウント構造の変換も進んでいます。 ブロックチェーンスタートアップのPureStakeが1億4千万円相当の資金調達を完了 2021年3月600万ドルの資金調達ラウンドに成功 2021年3月末、Moonbeam/Moonriverの開発会社PureStakeは、CoinFund率いる資金調達ラウンドで600万ドル(約6.8億円)の調達に成功しました。 この出資には、Binance Labs、ParaFi、Coinbase Ventures、FenbushiCapital、IOSG Venturesと、さらに2020年9月のラウンド参加企業も参加しています。 資金は、開発ツールの構築やセキュリティ監査、アジア市場へのアピールなどに使用すると公表されました。 この時期すでに、SushiSwapやBalancer、IDEXなどの分散型取引所(DEX)がMoonbeam/Moonriverと提携しています。 大きな可能性があるMoonbeam/Moonriverに、ブロックチェーンの投資会社やBinance・Coinbaseといった大手取引所のベンチャー部門が注目しているとわかります。 Web3財団の助成金受取 Moonbeam/MoonriverとPureStake両方の名義でWeb3財団の助成金を二度受取っています。 一度目は、2020年7月に助成金プログラムWave6として承認され、その成果としてWeb3RPCライブラリ(遠隔手続き呼出の集合ファイル)の開発やMetaMaskなどの統合デモンストレーションが行われました。 二度目は2021年7月の助成金プログラムWave10です。 パラチェーン周りのコレーターと連携し、分散型PoSを行うステーキングに充てる助成金となります。 Moonbeam/Moonriverのコアメンバーを紹介 Moonbeam/Moonriverを設立し、Ethereum完全互換のブロックチェーンを創り上げるコアメンバーを紹介します。 多くの重要人物は、Moonbeam/Moonriverの開発会社PureStakeのメンバーです。 Moonbeam/Moonriverを成長させる彼らの簡単な経歴や担当部門をチェックしておきましょう。 Moonbeam/Moonriverのコアメンバー CEO兼創設者 Derek Yoo氏 COO Stefan Mehlhorn氏 主任兼ブロックチェーンエンジニア Alan Sapéde氏 主任兼エンジニア Tim Baldwin氏 Moonbeam財団 Aaron Evans氏 CEO兼創設者 Derek Yoo氏 Moonbeam/MoonriverのCEOであり創設者であるDerek Yoo氏は、開発元であるPureStakeのCEOでもあります。 アメリカのペンシルベニア大学出身で、マサチューセッツ州在住です。 ソフトウェア企業の「fuze」の元創業者で、13年以上にわたり技術責任者などの役職付きで勤務しており、その後PureStakeを立ち上げました。 業界のスペシャリストとしてMoonbeam/Moonriverの展開を進めます。 COO Stefan Mehlhorn氏 Moonbeam/Moonriverの最高執行責任者であるStefan Mehlhorn氏も、PureStakeのCOOを兼任しています。 会社設立や運営、資金調達、財務計画などのスキルに長けており、国際的な事業開発が専門です。 過去にはCandibell社やSumsungPayのアドバイザー・責任者も務めています。 主任兼ブロックチェーンエンジニア Alan Sapéde氏 Moonbeam/MoonriverとPureStakeで主任兼ブロックチェーンエンジニアを務めるAlan Sapéde氏も、以前fuzeのエンジニアや主任として勤務していました。 長期的な戦略でプロジェクトの目標をみんなで達成させるという熱意を持ち、スキルよりもモチベーションが重要だと考えるエネルギッシュな人物です。 主任兼エンジニア Tim Baldwin氏 Moonbeam/MoonriverとPureStakeの主任兼エンジニアを務めるTim Baldwin氏は、20年以上もソフトウェアソリューションの設計や開発に従事してきました。 過去には、EPRIのWebアプリマネージャーやComputer Servisesのエンジニアリング主任も担当しています。 Moonbeam/Moonriverにてプラットフォームの開発や構築を高いパフォーマンスで実行すると信頼されています。 Moonbeam財団 Aaron Evans氏 Moonbeam財団のAaron Evans氏は、現在もfuzeにて主任の上級担当を務めています。 MoonbeamとMoonriverのネットワークを成長させるプロジェクトを採用し、資金提供も行うのがMoonbeam財団です。 エコシステムを構築する有能なプロジェクトを選出するための重要な役割といえます。 Moonbeam/Moonriverのロードマップ(2021年11月時点)を解説 Moonbeam/Moonriverが目標を掲げて進んできたロードマップについて、要点をしぼって解説します。 立ち上げからPolkadotのパラチェーンスロット獲得までの達成項目を確認しましょう。 Moonbeam/Moonriverのロードマップ 2020年7月Ethereum互換性機能構築に対しWeb3助成金を獲得 2020年9月Moonbase Alphaテストネットがリリース 2020年11月アカウント構造をEthereum向けに変換 2021年5月MoonrockをRococoに展開、Moonbeamの実装 2021年6月KUSAMA PLOでMoonriverがスロット獲得、8月に接続 2021年11月Polkadot PLOでMoonbeamのスロット獲得 2020年7月Ethereum互換性機能構築に対しWeb3助成金を獲得 Moonbeam/Moonriverは、PolkadotでEthereum互換性に対応するため、Web3財団の助成金プログラムに参加しました。 2020年7月に、6回目の助成金プログラムで承認されています。 同年1月のプロジェクト始動から半年で、最初の目標を達成したといえます。 ブロックチェーン技術が拡大し、EthereumとPolkadotの相互運用性が重要になることは必然的であり、そこに到達するための最初のステップです。 2020年9月Moonbase Alphaテストネットがリリース [caption id="attachment_69327" align="aligncenter" width="800"] 出典:Moonbeam DOCs[/caption] Moonbase Alphaテストネットは、Moonbeam/Moonriverの最初のテストネットです。 Moonbeam/Moonriverの実験や構築の場所として開発者に提供しています。 上図のように、テストネットですがパラチェーンベースで構成され、Moonbeam/Moonriverの開発会社Purestake(画像内の「P」)により決定されたバリデーターやコレーター、RPCエンドポイントがあるとわかります。 このテストネットが2020年9月にリリースされ、最初の時点ではSubstrateで完全模範されたEthereumブロックの生成、Ethereum RPCサポートなどの機能を使用できるようになり、初期段階の目標を達成しました。 2020年11月アカウント構造をEthereum向けに変換 SubstrateベースのEthereum互換性に対する作業の一つとして、Moonbeam/Moonriverのアカウント構造を変更する必要があり、2020年11月にその作業を実現しました。 簡単に説明すると、SubstrateベースのEthereumスタイルのアドレスは「H160形式」であり、Substrateスタイルのアドレスは「H256形式」となるので、動作を加えるには本来2つのアドレスが必要です。 Moonbeam/Moonriverは、H160形式の1つだけでアカウント内の機能すべてにアクセスできるように構造を変更しました。 テストネットで統合アカウントの実装を確認したのがこの時期です。 最高のユーザーエクスペリエンスを提供して、完全なEthereum互換の環境を構築するための、大きな達成項目です。 2021年5月MoonrockをRococoに展開、Moonbeam/Moonriverの実装 Moonbeam/Moonriverは、独自のテストネットMoonbase Alphaでパラチェーンのセットアップをしており、それに基づくテスト用のパラチェーン「Moonrock」を構築しています。 Moonrockは2021年5月に、PolkadotのテストネットRococoに展開されました。 MoonrockをRococoに接続するのは、Moonbeam/Moonriverの実装と機能的に同じだとプロジェクトは考えています。 この展開で、上の動画にようにRococoに繋いだMoonrockで、Uniswapの動作を確認できているため、Moonbeam/Moonriverの考えるEthereum互換機能の実装テストが完了しました。 2021年6月KUSAMA PLOでMoonriverがスロット獲得、8月に接続 Moonriverは、2021年6月、KUSAMAのパラチェーンオークションで2番目にスロットを獲得しました。 その後8月には、起動プロセスをすべて完了し、Moonriverネットワークが完全に機能しています。 クラウドローンでは200,000以上のKSMを集めており、Moonriverの支持率の高さがわかりました。 プロジェクトの大きな目標の一つであるKUSAMAパラチェーンスロットの獲得を、苦戦することなく達成できたのはMoonbeam/Moonriverの圧倒的な能力の高さだといえます。 2021年11月Polkadot PLOでMoonbeamのスロット獲得 2021年11月からPolkadotのパラチェーンオークションが開催されています。 Moonbeam、Acala、Astarが上位3チームとして競り合いを続けました。 DOTのロック数をみるとMoonbeamの勝利は確実です。 正式にパラチェーンスロットを獲得して、Moonbeamネットワークが完全に始動するのがプロジェクトの目標達成でもあり、新たなスタートでもあります。 Moonbeam/Moonriverの競合・類似プロジェクトと徹底比較 Moonbeam/Moonriver Acala/Karura Astar/Shiden コンセプト Polkadot上でイーサリアム互換の 開発環境提供 Polkadot上でDeFiサービスの ハブとなる PolkadotのマルチチェーンDAppsの プラットフォーム 仮想マシン EVM Acala-EVM X-VM(EVM&WASM) 仮想マシン比較 Ethereum L1と完全互換性、Web3RPC(遠隔手続き)で ETHのツール利用、移動も容易 Web3プロバイダー模擬プログラム導入で Polkadot拡張機能とEthereumDAppを併用可能 WASMにより開発者のプログラム構築が容易、 EVMでL2ソリューションの最先端開発 トータル供給(Pokadot) 10億枚 10億枚 70億枚 トータル供給(Kusama) 1,000万枚 1億枚 7,000万枚 Web3助成金 2回受領 3回受領 7回受領 Backers Binance Labs、Coinbase ventures、IOSG Ventures、 Fenbushi Capital、Hypersphere Venturesなど Coinbase ventures、PanteraCapital、Plychain、 CoinFund、DigitalCurrencyGroupなど Binance Labs、HashKey、LongHash、 FenbushiCapital、Hypersphere Venturesなど 上の表では、Moonbeam/Moonriverと競合のプロジェクトであるAcala/Karura、Astar/Shidenを比較しています。 Moonbeam/MoonriverはEthereum完全互換性を目指し、既存プロジェクトの移動や新規開発に重きを置いているのがわかりますね。 Acala/KaruraやAstar/Shidenは独自の解決法である仮想マシンを導入しており、結果的にすべてのプロジェクトがEthereum互換性に対応する環境構築に取り組んでいます。 その道筋は3つそれぞれ異なるので、表で簡単に違いを理解しておきましょう。 Moonbeam/Moonriverのまとめ この記事では、Moonbeam/Moonriverネットワークの特徴やトークン詳細、メンバーなどプロジェクトの概要を徹底解説しました。 Ethereumと完全互換性を持ち、すでに起動している多くのプロジェクトがMoonbeam/Moonriverを介して展開できるようにサポートしているとわかりましたね。 最後に、重要ポイントを5つにしぼってもう一度振り返ります。 この記事のまとめ Moonbeam/MoonriverではEthereumのWeb3RPCやアカウント、キー、サブスクリプションなどすべて同一でOK クロスチェーン技術により他のブロックチェーンでDAppsを展開できる MetaMaskを接続してMoonbeam/Moonriverでステーキング可能 ネイティブトークン「GLMR」「MOVR」がクラウドローン貢献者に配布される Ethereumのツールやウォレットと続々とパートナーシップを結んでいる これらのポイントを押さえておきましょう。 Moonbeam/MoonriverはPolkadotのパラチェーンに接続し、EthereumとPolkadotの橋渡しやサポートをすることで、開発者やユーザーを後押しします。 多くのDAppsが生まれて、GLMR・MOVRやその他のトークンの流動性も上がり、ステーキング・スワップが増えることで活気づいた経済圏となるでしょう。 パラチェーンスロットを獲得し、立ち上げ完了後のMoonbeam/Moonriverの動きに注目しておきましょう! Webサイト https://moonbeam.network/ https://moonbeam.network/networks/moonriver/ プロダクト Moonbeam/Moonriver App Twitter Moonbeam/Moonriver Medium https://medium.com/moonbeam-network Discord https://discord.gg/PfpUATX Telegram Chat/Announcement github https://github.com/PureStake/moonbeam フィッシングサイト/スキャムサイトに誘導されないためにも、公式リンクのブックマークやSNSアカウントのフォローをおすすめします。
プロジェクト
2021/11/29Acala($ACA)/Karura($KAR)とは?プロジェクト概要を徹底解説!
Acala/KaruraはPolkadot/Kusamaエコシステムにおける分散型金融(DeFi)のネットワークや流動性のハブ(中心)を目指すプロジェクトです。 Acala・KaruraともにPolkadotとKusamaの1回目のパラチェーンオークションに勝利し、スロットを獲得してメインネットを接続しています。 Karuraはすでにステーブルコインや流動性トークンの発行、分散型ファンドも立ち上げています。 この記事では、Acala/Karuraの詳しい特徴について徹底解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。過去には、CRYPTO TIMESでAcala Networkに関してのAMAを実施しているのでそちらの記事も参考にしてくださいね。 【PolkaAMA Week 第1弾】『Acala Network』概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説 Acala/Karura Networkの公式リンクまとめ Webサイト https://acala.network/ https://acala.network/karura プロダクト Acala app(まもなくリリース) Karura app Twitter https://twitter.com/AcalaNetwork Medium https://medium.com/acalanetwork Discord https://discord.gg/6QHVY4X Telegram Chat/Announcement github https://github.com/AcalaNetwork linkedin https://www.linkedin.com/company/acalanetwork フィッシングサイト/スキャムサイトに誘導されないためにも、公式リンクのブックマークやSNSアカウントのフォローをおすすめします。 Acala/Karuraの特徴・注目ポイントを解説 最初に、Acala/Karuraネットワークの特徴やメリット、注目ポイントを解説します。 Acala/Karuraは、Polkadot/Kusamaのパラチェーンオークションでスロット獲得後、Polkadot/KusamaベースでDeFiを中心にエコシステムの拡大を目指す有力プロジェクトです。 異なるブロックチェーンのDeFi利用者や開発者が、スケーリング問題を気にせずAcala/Karuraネットワークに移動できる環境を整えています。 CRYPTO TIMESではPolkadot/Kusamaのパラチェーンオークションの概要やエコシステムについての無料レポートを公開しているので、Polkadot/Kusamaの基礎知識については、そちらも参照してみてくださいね。 CT Analysis第19回レポート『Polkadot/Kusama パラチェーンオークションとクラウドローン 最新動向調査レポート』 CT Analysis第16回レポート『Polkadotエコシステム 動向調査レポート』 上記のレポートで、相互運用性や強固なセキュリティなどパラチェーンに接続する多くのメリットを知ることができます。 土台の知識をつけたうえでAcala/Karuraの概要を読むとより理解が深まるのでおすすめです。 Acala/Karuraの特徴 Polkadot/KusamaでDeFiの中心を目指すプロジェクト イーサリアムに互換性のあるレイヤー1スマートコントラクトを導入 Acalaの分散型取引所でスワップや借入などの操作が可能に ネイティブトークン「ACA」「KAR」、ステーブルコイン「aUSD」「kUSD」を発行 流動性トークン「LDOT」「LKSM」「lcDOT」でロック期間中も取引が可能 Polkadot/KusamaでDeFiの中心を目指すプロジェクト Acala/Karuraは、Polkadot上の分散型金融(DeFi)のネットワークや流動性のハブを目指すプロジェクトです。 Polkadot/Kusamaに対応するエコシステムの資産、Polkadot/Kusamaのステーブルコイン、さらにEthereumなどの主要チェーンに相互接続を可能にして資産管理できます。 そのためにスマートコントラクトを実装して、DeFiを最適にするカスタマイズを施す技術を構築するのがメインです。 つまり、Ethereumなどに相互接続するクロスチェーンにおいて、Polkadot/Kusamaを利用する多くの分散型アプリケーションの中心となってDeFiに接続します。 Polkadot/Kusamaのパラチェーンに接続することでさまざまな恩恵を受けられるので、ユーザーや開発者の増加にも期待大です。 セキュリティ基盤も強力 Acala/KaruraではPolkadot/Kusamaの強固なセキュリティ基盤を共有することで、DeFiの資産が安全に守られます。Polkadot/Kusamaはセキュリティをプールする方法でチェーン全体を保護します。 イーサリアムに互換性のあるレイヤー1スマートコントラクトを導入 Acala/Karuraネットワークのレイヤー1(1層目の主要チェーン)にはスマートコントラクトが組み込まれており、事前のプログラムによって取引などが全自動で行われます。 スマートコントラクトにて、DeFiの構成要素やブリッジ機能、オラクル、クロスチェーンの流動性、専用DEXなど多くの分散型アプリケーションの構築が可能です。 これらは「Acala EVM」で利用できる環境にあり、EVMとはイーサリアムバーチャルマシンという高機能スマートコントラクトのことですが、プロジェクトはEVMをAcala・Polkadot/Kusama・Substrateの一部と考えているためAcala EVMと呼びます。 SubstrateはPolkadot/Kusamaのブロックチェーン開発フレームワークのことで、Acala EVMはこのSubstrateとEthereumの両方の長所を提供するものです。 引用:Acala公式Medium さらにAcala EVM+を構成することで、Ethereum環境で使われるMetaMaskやTruffleなどのツールを使用しながら、EVMからAcala EVM+に展開できます。 つまり、EVMベースのDeFi開発者や利用者は、少しの操作で簡単にAcala/Karuraネットワークに切り替え可能となり、高い安全性や安価なガス代で最適化されたDeFiの利用が実現されるという意味です。 上の画像では、AcalaのDeFiプラットフォームにBTC資産やETH資産がブリッジ可能で、Ethereumの分散型アプリと相互運用性があるとわかります。 さらに、Polkadot/Kusamaの高度なセキュリティやクロスチェーン技術の恩恵を受けられる環境なので、まさにEVM互換のマルチチェーンDeFiハブです。 Acala/Karuraの分散型取引所でスワップや借入などの操作が可能に 引用:Acala公式サイト AcalaがPolkadotに接続されるとメインネットが立ち上がり、Karuraはすでにローンチしています。 メインネットのローンチ前は、Acalaの機能をテストできるマンダラネットワークが公開されており、テストトークンを使ってAcalaのDeFiプラットフォームを利用できますが、実際の資産価値はありません。 Polkadot{.js}を実際に接続して試すこともできるので、「いきなりメインネットで試すのは不安」という方はまずはテストネットから触ってみるのがおすすめです。 【polkadot{.js}ウォレットの使い方】入出金やステーキング方法を徹底解説! Acalaメインネットでは、Polkadotベースのステーブルコイン「aUSD」の借り入れやトークンスワップ、流動性提供、ガバナンス提出などもできるようになります。 Karuraではすでに「kUSD」として利用できる状態です。 また、別のブロックチェーンと接続するクロスチェーンもAcala/KaruraのDeFiプラットフォームで利用できる予定です。 引用:Acala Wiki Acala/Karuraが提携している「Laminar Chain」と「Ren」が最も有力で、Laminar Chainはステーブルコイン鋳造などを行っており、Renは資産のブリッジ機能があります。 これらブロックチェーンプロジェクトとのクロスチェーンにより資産の行き来が可能となり、DeFiプラットフォームとしても機能性が高く、Polkadot/Kusamaの技術を最大限に活用しています。 ネイティブトークン「ACA」「KAR」、ステーブルコイン「aUSD」「kUSD」を発行 トークン 概要 ACA・KAR Acala/Karuraのユーティリティトークン。ステーキングやガバナンス、手数料支払い、報酬としての受取。 aUSD・kUSD Acala Dollar・Karura Dollarのことで分散型ステーブルコイン。借入や担保に利用、今後DeFiで活躍。 DeFiハブとしての機能を強化するネイティブトークン「ACA」「KAR」は、表のように取引手数料やガバナンス目的として使われたり、Acala/Karuraのノードに参加して報酬を得たりします。 また、Polkadot/KusamaのクラウドローンでAcala/Karuraを支援したユーザーにはACA・KARトークンが配布されます。 DeFiプラットフォームが正式にローンチされると、ACA・KARでの取引や交換などで使い道がさらに増えて、将来の価格にも反映されるかもしれません。 次に、aUSD・kUSDはAcala/Karuraの分散型アプリケーションやDeFiで活用できるステーブルコインです。 分散型取引所では特定の通貨を担保に1ドルでペッグされるaUSD・kUSDの生成、貸出や借入を行うことができます。こちらはMakerDAOのDAIのように特定の通貨の担保率に応じて、清算される仕組みになっています。 aUSDは他のプロトコルとの提携も行っており、例えばDeFiプラットフォームの「Injective」では、aUSDをエコシステムに統合したことで新しいデリバティブ商品を生成する機会を広げています。 流動性トークン「LDOT/LKSM」と「lcDOT」でロック期間中も取引が可能 トークン 概要 LDOT・LKSM Acala/Karuraへのステーキングで付与される流動性トークン:DOT/KSM Liquid Staking(LDOT/LKSM) lcDOT Acalaのクラウドローン参加者に付与される流動性トークン:Liquid Crowdloan DOT(lcDOT) Acala/Karuraはトークンの流動性を保つために、LDOT/LKSMとlcDOTというデリバティブ商品を導入します。 これらは、ロック期間中でもAcala/KaruraのDeFiで運用して流動性を保つことを可能にしたトークンです。 例えば、Polkadotのステーキングはロック解除後でも28日間は移動できない制限があり、パラチェーンオークションのクラウドローンなら段階的にロック解除されますが、最大で2年間DOTがロックされます。 この期間DOTやKSMを動かせなくなるのはデメリットですが、Acalaは解決策としてLDOT/LKSMとlcDOTを編み出しました。 これらの流動性トークンを受取り、例えば、以下のようにDeFi運用できます。 LDOT-DOTペアのプールに流動性提供してACAトークンを稼ぐ LDOTやlcDOTを担保にしてaUSDをミントし運用 lcDOT→DOTにスワップして他のクラウドローンへ参加 もちろん、上記のユースケースはあくまでも一例です。 注意点として、LDOT/LKSMやlcDOTを担保にaUSD・kUSDを生成するときには清算リスクが伴います。 Acala/Karuraの設定した担保比率が清算比率を下回ると自動精算され、さらに清算ペナルティも自動的に発生するので注意が必要です。 Acala/Karuraを通じて様々なDeFi運用が可能になりますが、その裏にはリスクもあることを頭に入れておきましょう。 Acala/KaruraのTokenomicsを解説! Acala/KaruraのACA/KARトークンについて、分布割合や報酬、発行などの情報を解説します。 コミュニティにおけるトークンの割合、オークション後のACA配布について把握しておきましょう。 Acala/KaruraのTokenomics ACAトークンの固定供給は10億枚 Polkadotクラウドローン参加者へのトークン分布 KARトークンの固定供給は1億枚 Kusamaクラウドローン参加者へのトークン分布 ACAトークンの固定供給は10億枚 ACAトークンは、ローンチ時に最初のブロックチェーンで10億枚発行されます。 最大供給量が10億枚なのでそれ以上発行されません。 引用:Acala公式サイト 上の画像は、ACAトークンの分布割合を示したものです。 支援者、チーム、コミュニティの割合は、コミュニティが約半数で、さらに内訳をみるとオークションやエコシステム開発者用に十分な割合で分配されています。 オークション分と流動性プログラム分で多めに調節されており、流動性ハブとしてトークンを適切に保護しているのも理解できます。 パラチェーンオークションの支持者へのトークン分布 サポーターへのACA配布詳細 報酬化まで トークン配布詳細 受給権 パラチェーンオークション勝利後にACAの配布割合を決定 トータル報酬 すべてオークションサポーターへ報酬トークンが発行される ACA報酬 クラウドローンで預けられた1DOTごと・参加レベルごとに配布 流動性 報酬のACAはロック解除されて流動性がありDeFiで利用可能 Polkadotのパラチェーンオークションの勝利後、ACAトークンの配布については表のように発表されています。 実際のパーセンテージは現時点(2021年10月末)ですべて未確定です。 初期参加ボーナスの有無や、預けたDOTの量によって受け取るACAトークンは変わります。 具体的なトークン配布の時期や期間、数量はオークション後の状況により異なるので、表の内容は参考程度にしてください。 Acala NetworkがPolkadotオークションで勝利 Moonbeamに競り勝つ KARトークンの固定供給は1億枚 引用:Karura公式サイト KaruraのネイティブトークンKARのトークン分布です。 KARの供給は1億枚となり、コミュニティの割合が約60%となっています。 さらに内訳をみると、クラウドローン報酬と流動性プログラム、報酬保護分に大部分を置いており、配布分がしっかり確保されていることが分かります。 Kusamaクラウドローン参加者へのトークン分布 2021年6月、KaruraはKusamaパラチェーンオークションで最初にスロットを獲得しました。 2万人弱の貢献者により50万KSM以上がロックされて勝利しています。 総供給の1億トークンのうち、10%の1,000万KARが報酬分で割り当てられており、Kusamaに接続完了後すぐに30%請求可能です。 残り70%は48週間かけて権利確定となりました。 Acala/Karuraのパートナー・提携情報まとめ Acala/Karuraは多くのプロジェクトや企業と連携しています。 特に、Acala/Karuraの機能的・社会的な役割を支えるエコシステム構築プロジェクトは重要です。 設立から最近の提携パートナーまで解説するのでぜひ参考にしてください。 Acala/Karuraのパートナー 創設チーム「Laminar」と「Polkawallet」 エコシステム構築プロジェクト20社以上 25社以上のパートナー会社と提携 創設チーム「Laminar」と「Polkawallet」 プロジェクト Acalaでできること Laminar ステーブルコイン鋳造や証拠金取引チェーンとして、基本取引通貨にAcalaのaUSDを使用 PolkaWallet Polkadotのモバイルウォレットとして、AcalaのaUSDミントやステーキング、流動性提供に対応 Acala/Karuraをサポートして、サービスを取り入れている主なプロジェクトとして、LaminarとPolkawalletの2チームを知っておきましょう。 それぞれエコシステムにPolkadotを採用したプロジェクトであり、Acala/Karuraの創設メンバーでもあります。 各プロジェクトのDeFiやウォレットでは、Acalaの分散型ステーブルコイン「aUSD」を基軸として利用できます。 Acala/Karuraの分散型取引所でも解説した通り、Laminarチェーンと資金の相互移動もできるため新たなトークンでの使い道が広がり流動性も高まるでしょう。 エコシステム構築プロジェクト20社以上 引用:Acala公式サイト Acala/Karura Networkのエコシステムはすでに広く、20社・プロジェクト以上あります。 Acala/Karuraで構築するプロジェクトの場合は、技術的・資金的にも提携チャンスがあり、サポートを受けられるのもメリットです。 最近では「Chainlink」と統合して、高品質データのやり取りや速度改善が可能となり、仮想通貨の価格データにおける分散型オラクルとして役立ちます。 オラクルとは オラクルはスマートコントラクトに外部データを提供します。ネットワーク外であるオフチェーンのデータを橋渡しするので、スマートコントラクトの利用範囲を大いに広げます。 25社以上のパートナー会社と提携 引用:Acala公式サイト Acala/Karuraのパートナー企業やプロジェクトは25社以上あります。 資金提供やスキルなどでパートナーシップを結んでおり、例えば「HASHKEY GROUP」は、東京にも支店がある仮想通貨管理や投資の金融機関です。 Polkadotを創業・開発する「Web3 Capital」や「Web3 foundation」ももちろんパートナーです。 多くの提携プロジェクトによりAcalaの成長が期待できます。 Acala/Karuraの出資VCや資金調達元の情報まとめ Polkadot/KusamaのDeFiハブを構築するために、より多くの資金調達でAcala/Karuraネットワークの開発を進める必要があります。 ここでは、Acala/Karuraの資金調達元、出資ベンチャーキャピタルについて解説します。 Acala/Karuraの資金調達情報 2万以上の貢献者から6,100万ドル以上を調達 CoinBase Venturesからの出資 2万以上の貢献者から6,100万ドル以上を調達 2021年9月、Acalaは26,000人以上のコミュニティ支援者から6,100万ドル以上の調達に成功しました。 この資金調達は、8月末に行われた、Acalaに資金提供を行うイベント「BUILD ACALA」による効果です。 Acalaのメインネットが立ち上がると、このイベントの支援者にACAトークンが配布されます。 それまでAcalaチームが資金を保有しており、ローンチ後にAcalaのプロトコルDAOに移動される予定です。 この資金調達により、パラチェーンオークションの自己資金調達が容易になり、資金を使ってAcalaのスマートコントラクトプラットフォームで構築された分散型アプリなどを支援するとも発表されています。 Acalaネットワークが独自の成長に資金提供できる大きな機会です。 BUILD ACALAとは 事前登録と本人確認を完了したメンバーが、20DOT~80DOTにあたるトークンをDOT・ETH・USDTなどで支払いするAcalaの資金調達イベント。Acalaメインネットがローンチするとトークン配布対象です。 CoinBase Venturesからの出資 Acala/Karuraは2021年4月、海外の大手仮想通貨取引所であるCoinbaseのベンチャー投資部門である「Coinbase Ventures」から資金提供を受けました。 出資金額は明らかにされませんでしたが、予測のためにCoinbase Venturesが最近共同で出資した出資合計金額を確認してみましょう。 例えば、Stader Labsに400万ドル、Forta Plotocolに2,300万ドル、CoinSwitch Kuberには2億6,000万ドルとなっており金額の幅は広いです。 このうちCoinbase Venturesの出資額の詳細は公表されていませんが、AcalaとKaruraの開発資金に充てられるほどの出資額であることは間違いありません。 2020年の資金調達 Acala/Karuraは、2020年3月にシードラウンドで140万ドル、8月にはシリーズAで730万ドルを調達しています。主な投資家は、仮想通貨業界で投資を行うPolychainやPantera Capitalです。 Acala/Karuraのコアメンバーを紹介 Acala/Karuraネットワークを立ち上げ、開発するメンバーを紹介します。 創設者、エンジニア、アドバイザー、広報、デザイナー、チーフなどでチーム構成されており、ここでは創設者とアドバイザー(顧問)についてまとめるのでぜひチェックしてください。 Acala/Karuraのコアメンバー Acala/Karuraの共同創設者 Acala/Karuraのアドバイザー Acala/Karuraの共同創設者 引用:Acala公式サイト Acala/Karuraの創設者は3人で、全員がLaminarの共同開発者でもあります。 Ruitao Su氏は、ニュージーランドのオークランド大学出身で、他にもソフトウェア開発企業2社を立ち上げた経歴があり多才です。 Bryan Chen氏もオークランド大学出身で、ソフトウェア開発などの経験の後、Laminarの最高技術責任者やPolkadotの公式アンバサダーを務めます。 Bette Chen氏は、デューク大学やオタゴ大学、オークランド大学の出身です。 ソフトウェア企業やコンサルタント、ブロックチェーンフレームワークの開発企業など多くの経歴があります。 優秀な彼らによってAcalaの組織やコミュニティが立ち上がり、DeFiハブの技術導入を目指します。 Acala/Karuraのアドバイザー 引用:Acala公式サイト アドバイザーとして3名がAcala/Karuraを支えます。 Ashley Tyson氏は、Web3財団の創設者メンバーであり、Polkadotにて分散型Webを開発する代表的人物です。 Kenneth氏は、さまざまな産業を取り扱うDENTONS RODYKのパートナーであり、ブロックチェーンフィンテック部門の責任者となっています。 ブロックチェーン技術やシンガポールの株式公開市場の取引に重点を置き、プロジェクトの再編などに助言するスペシャリストです。 Jack Platts氏は、ベンチャーキャピタルであるHypersphere Venturesの創設者で、過去にWeb3財団にも所属していました。 Acala/Karuraのアドバイザーである彼らの助言により、パラチェーンオークション勝利やDeFiハブの完成に導かれるといえます。 Acala/Karuraのロードマップ(2021年11月時点)を解説 Acala/Karuraの開発チームが計画している、目標達成までの道筋を年代ごとにまとめます。 Acalaは2021年11月のPolkadotパラチェーンオークションで最初にスロットを獲得しました。 それまでのAcala/Karuraのロードマップを見て、これまでの開発計画を知り理解を深めましょう。 Acala/Karuraのロードマップ 2019年Acala/Karuraプロジェクトの立ち上げ 2020年EVMとスマートコントラクトの実装 2021年Karura・Acalaのローンチ予定 2019年Acala/Karuraプロジェクトの立ち上げ 2019年 時期 達成項目 第3四半期 Acala Inc.始動(10月) プロジェクト開発スタート 第4四半期 ホワイトペーパー・経済的見通しのモデル完成 #1テストネット候補のローンチ Acala/Karuraは、2019年10月にLaminarとPolkawalletにより共同で創立されました。 年度末にはホワイトペーパーを完成し、テストネットを開発済みです。 この時すでにPolkadotのブロックチェーンで大々的なDeFi市場を構築することを目的としており、Web3財団からは開発助成金を受取っています。 翌年からはシリーズAとシードの資金調達ラウンドを利用し、開発を進めます。 2020年EVMとスマートコントラクトの実装 2020年 時期 達成項目 第1四半期 Web3財団より助成金が承認 分散型ファンド「dSWF」のホワイトペーパーリリース #2テストネット候補でステーブルコインとDEXローンチ 第2四半期 ステーキング時の流動性トークン「LDOT」始動 Web3財団からの助成金受取完了 第3四半期 #3テストネット候補のコード完了 #1パラチェーン候補がPolkadotのテストネットRococoで開始 第4四半期 EVMとスマートコントラクトの実装(進行中) 外部2社によるセキュリティ監査実施 #5テストネット候補ローンチ 2020年度は、Web3財団からの助成金や分散型ファンド、流動性トークン発行など多くの目標を達成しました。 EVMとスマートコントラクトの実装は現在も進行中です。 また、テストネットとは「Acala Mandala」のことで、テストネットトークンを使って操作できます。 2021年Karura・Acalaのローンチ予定 2021年 時期 達成項目 第1四半期 構成可能で革新的なAcala EVMテストネット起動 外部1社によるセキュリティ監査実施 #2パラチェーン候補がPolkadotのテストネットRococoで開始 クラウドローンとパラチェーンオークションのテスト開始 経済監査(進行中) XCMを用いて送受信の実装とテスト #6テストネット候補ローンチ 第2四半期 Karuraネットワークローンチ(進行中) Acalaネットワークローンチ(予定) 2021年は、パラチェーンオークションの開催に向けて、Rococoでのテストネット開始や外部監査、XCMのテスト・実装などが行われました。 XCMは、クロスチェーンのメッセージシステム設計のことで、ブロックチェーン同士の通信のようなイメージです。 このテストで他のチェーンへ資産の転送に成功しており、Polkadot上のプロジェクトとして重要な価値を表しました。 さらに、パラチェーンオークションでAcala/Karura両方が最初に勝利したので、正式にネットワークが立ち上がっています。 ロードマップをチェックすることで、現在までのAcala/Karuraの動向が理解できるだけでなく、Polkadot/Kusamaのパラチェーンスロット獲得後、Acala/Karuraがチェーンを超えたDeFiハブになる将来が見えてきたと思います。 Kusama Networkの初回Parachain Auctionが終了、Karura Networkが獲得 Acala NetworkがPolkadotオークションで勝利 Moonbeamに競り勝つ Acala/Karuraの競合・類似プロジェクトと徹底比較 Acala/Karura Astar/Shiden Moonbeam/Moonriver コンセプト Polkadot/Kusama上で DeFiサービスのハブとなる Polkadot/Kusamaの マルチチェーンDAppsプラットフォーム Polkadot/Kusama上で イーサリアム互換の開発環境提供 仮想マシン Acala-EVM X-VM(EVM&WASM) EVM 仮想マシン比較 Web3プロバイダー模擬プログラム導入で Polkadot拡張機能とEthereumDAppを併用可能 WASMにより開発者のプログラム構築が容易、 EVMでL2ソリューションの最先端開発 Ethereum L1と完全互換性、Web3RPC(遠隔手続き)で ETHのツール利用、移動も容易 トータル供給(Polkadot) 10億枚 70億枚 10億枚 トータル供給(Kusama) 1億枚 7,000万枚 1,000万枚 Web3助成金 3回受領 7回受領 2回受領 Backers Coinbase ventures、PanteraCapital、Plychain、 CoinFund、DigitalCurrencyGroupなど Binance Labs、HashKey、LongHash、 FenbushiCapital、Hypersphere Venturesなど Binance Labs、Coinbase ventures、IOSG Ventures、 Fenbushi Capital、Hypersphere Venturesなど Acala/Karura Networkと競合・類似するプロジェクトとして、同じくPolkadot/KusamaのスマートコントラクトチェーンであるAstar/Shiden networkとMoonbeam/Moonriver networkを比較しています。 すべてがイーサリアムと互換性を持ち、クロスチェーンとして資産の行き来や、プラットフォーム自体をイーサリアムから移動することも可能です。 Acala/Karuraは主にDeFiプロジェクトやネットワークの構築ですが、Astar/ShidenとMoonbeam/Moonriverはスマートコントラクトにより分散型アプリケーションの橋渡しや開発を手助けします。 Astar/Shidenは特にスケーラビリティ問題の解決やdAppsエコシステムの構築、マルチチェーンの対応などに重点を置き、Moonbeam/Moonriverはイーサリアムとの完全互換性を重視しています。 パラチェーンのスロット獲得を目指すこれら3プロジェクトの動向はPolkadot/Kusamaエコシステムを追っていく上では必ずチェックしておきたいところですね。 Acala/Karuraのまとめ この記事では、Acala/Karuraについてプロジェクトの方針や特徴について解説しました。 Polkadot/Kusama上のDeFiプロジェクトのハブとなり、分散型金融がさらにマルチとなり利便性が高まることに注力していることが分かったと思います。 もう一度Acala/Karuraの注目ポイントを簡単にまとめておきます。 Acala/Karuraのまとめ DeFiハブとしてイーサリアムと互換性を持ち分散型アプリの中心を目指す Acala EVMによりイーサリアムとSubstrateの両方の長所を併せ持つ 流動性トークンによりステーキング中やクラウドローン中でも取引が可能 Acala/Karuraともに1回目のオークションでスロット獲得済 ACA/KARともに報酬対象のトークンが十分確保されている PolkadotのPLOでクラウドローンでAcalaを応援するためにDOTをロックした場合でも、流動性トークンとして「lcDOT」を入手できます。 Polkadotのオークションでは2年間のロック期間があり懸念要素でしたが、その問題を解決済みです。 DeFi構築や流動性問題についての多くを解決するであろうAcala/Karuraは、Polkadot/Kusama上で大きな存在となるでしょう。
ウォレット
2021/10/11SafePalの使い方を徹底解説!DeFiユーザー必見の万能スマホウォレット
SafePalウォレットを活用すると、異なるブロックチェーンネットワークのDeFi関連プロトコルを一つのアプリで利用できます。 Binanceと連携してトレードや通貨の売買も可能です。 さらに、独自トークンSFPを発行しており、割引やトークン配布企画にも参加できます。 つまり、SafePalは多機能で使い勝手が良く、仮想通貨を扱うトレーダーにとって万能ウォレットです。 この記事では、SafePalの基本情報や使い方、注意点を解説するので、ぜひチェックしてください。 SafePalとは?ウォレットアプリの基礎知識や特徴を解説! 最初に、SafePalの基礎知識や特徴を解説します。 SafePalは2019年にBinance Labsから出資を受けており、2021年には独自トークンSFPを発行しました。 単なるウォレットアプリとはいえない機能性を備えているので、ここでSafePalの特徴をしっかり押さえておきましょう。 SafePalの特徴 Binanceのマーケット機能で通貨の購入・取引が可能 異なるネットワークの通貨・Dappsを一気に確認できる TokenSwap機能がある ソフトウェアウォレット・ハードウェアウォレット両方に対応している 独自トークンSFPを発行している Binanceのマーケット機能で通貨の購入・取引が可能 SafePalではバイナンスのマーケット情報の確認が可能です。 さらに、バイナンスのアカウントを作ってSafePalで通貨の売買もできます。 仮想通貨取引やDeFiを利用するなら、バイナンス経由で通貨の購入や移動をすると思うので、アカウント登録は事前に済ませておくと便利です。 【最新版】取引所Binance(バイナンス)の登録方法・使い方まとめ! 異なるネットワークの通貨・Dappsを一気に確認できる 出典:SafePal公式HP SafePalは、20以上のブロックチェーンネットワークに対応しており、トークン数は2万を超えています。 異なるネットワークのトークンをスマホの一画面に表示できるので、アプリの切り替え等は必要ありません。 PancakeSwap、UniSwap、CompoundなどさまざまなDeFiプロトコルも一覧で確認できます。 もちろん、確認だけでなく紐づけしてStakeやファーミングなどのあらゆる機能も利用可能です。 ウォレットとして対応範囲が幅広く、使い勝手が良いですね。 TokenSwap機能がある SafePalにはTokenSwap機能もあります。 必要なトークンをアプリだけでSwapできますし、BSCなので安価なガス代や速いトランザクション処理というメリットも受けられます。 ステーブルコインやBTC、ETHなどの需要が高いトークンは即スワップ可能です。 Swap履歴の表示もあり、WEBのDEXと大差なく使えます。 ソフトウェアウォレット・ハードウェアウォレット両方に対応している 出典:SafePal公式HP SafePalはオンライン上で管理するソフトウェアウォレットと、外部機器で管理するハードウェアウォレットの両方に対応しています。 ハードウェアウォレットは別途購入する必要があります。 完全にオフラインとなり流出リスクがなくなるので、安全に管理するならおすすめです。 本記事ではソフトウェアについて解説するので、SafePalのハードウェアウォレットについては以下記事を参考にしてください。 ハードウェアウォレット『SafePal S1』の送受金・トークン追加方法を徹底解説! ハードウェアウォレット『SafePal S1』の初期設定・バックアップの方法を徹底解説! 独自トークンSFPを発行している SafePalは独自トークン「SFP」を発行しており、バイナンスにも上場しています。 上記の動画ではSFPトークンの特徴を解説しているのでぜひチェックしてください。 SFPを持っているメリットや用途は以下の通りです。 取引など各種サービスの割引 ステーキング報酬 条件達成でボーナスSFP付与 SFP保有で上場前のトークン付与(WHO) 投票や提案(ガバナンス) 独自トークン保有で手数料割引やガバナンスはBNBやHTでもあるので馴染みやすいですね。 ステーキングやキャンペーン、WHOは不定期に行われているのでSafePalのTwitterをチェックするのがおすすめです。 SFPの現在価格はこちら SafePalの基本的な使い方・資産管理の方法を解説! SafePalはBinanceが出資するプロジェクトです。 この記事では主にBSCを使ったトークンのやり取りや使い方を解説します。 CryptoTimesの公式Youtubeでも使い方について配信しているので、上記動画もぜひチェックしてください。 SafePalの使い方 【事前準備】SafePalスマホアプリをインストールしておく SafePalの新規ウォレットを作成する BSCでトークンを受取る方法 BSCでトークンを送金する方法 カスタムトークンの追加 ウォレットの復元 MetaMaskのインポート 【事前準備】SafePalスマホアプリをインストールしておく SafePalはパソコン版をリリースしていません。 スマホアプリで操作・管理するためインストールしておきましょう。 AppStoreまたはGooglePlayで検索するか、以下リンクからダウンロードしてください。 AppStoreでSafePalをインストールする GooglePlayでSafePalをインストールする SafePalの新規ウォレットを作成する SafePalのアプリを取得後、起動するとソフトウェアかハードウェアか選択する画面になります。 この記事ではソフトウェアウォレットを解説するので選択しましょう。 パスワード・PINコードを設定し、これらは漏洩しないように注意してください。 これでウォレット作成の準備完了となるので、次の画面でもう一度「Software Wallet」を選択します。 「Create Wallet」を選択して、ウォレット名とパスフレーズを設定してください。 ウォレット名は自分が分かりやすいものでOKです。 ウォレットの復元などで必要なニーモニックフレーズが表示されます。 自分だけがわかる状態で保存して漏洩・紛失しないように注意してください。 そのニーモニックフレーズを順番通りに並べて認証します。 これでSafePalのウォレット作成は完了です。 ニーモニックとパスフレーズはセットで保管! ニーモニックフレーズとパスフレーズはセットです。復元時に片方しか入力しないと復元できません。必ず両方を保存しておいてください。 BSCでトークンを受取る方法 BSCを使ってSafePalへトークンを送金します。 SafePalのウォレット画面からトークンを選択してください。 上部に表示されるアドレスをコピーするか、「受け取る」をタップしてコードを読み込みます。 スマホでコピーしたアドレスをパソコンで貼り付けするとき、デバイス同期アプリがあれば便利ですよ。 MetaMaskにコピーしたアドレスを貼り付けて、数量を入力します。 SafePalに送金すると、すぐに届くので確認してください。 これでSafePalでのトークンの受け取りは完了です。 BSCでトークンを送金する方法 SafePalからBSCでトークンを送金します。 ウォレットでトークンを選択して「送る」をタップしてください。 送金先のアドレスをペーストまたはコードを読み取りましょう。 スマホなので読み取りが安全で簡単ですね。 ガス代を確認して送金すれば完了です。 カスタムトークンの追加 SafePalにリストされていないトークンを追加できます。 ここではBUSDを追加する手順を解説します。 ウォレット画面の一番下に「Add」があるのでクリックし、次の画面で「カスタムトークンの追加」を選択してください。 追加するトークンのネットワークを右上から変更する必要があります。 BUSDはBSCなので上の画像のように変えておきましょう。 コントラクトアドレスやシンボル、桁数などはBSC SCANから引用します。 入力後、完了をタップすれば追加完了です。 MetaMaskを利用していれば操作手順は同じなので使いやすいですね。 ウォレットの復元方法 SafePalアプリを削除してしまった場合や、機種変更などでウォレットの復元が必要になったときのために、復元方法も解説します。 アプリインストールからパスワード設定まではウォレット新規作成時と同じです。 復元のときはcreart Walletではなく「ニーモニックインポート」をタップします。 保管しておいたニーモニックフレーズを入力してください。 パスフレーズも復元するウォレットと同じものを入力します。 「import Wallet」をタップすれば復元完了です。 MetaMaskのインポート MetaMaskをSafePalにインポートすれば、MetaMaskのウォレット内をスマホで常に把握できます。 しかも、MetaMaskはBSCを手動で追加しないといけませんが、SafePalなら自動で反映されるので便利です。 事前にMetaMaskでプライベートキーを取得しておきましょう。 プライベートキー(秘密鍵)取得は、まずMetaMaskを開いて右上の3点マークをクリックし「アカウントの詳細」を開きます。 「秘密鍵のエクスポート」を選択してパスワードを入力するとプレイべートキーが表示されるので、コピーしてください。 SafePalを開き、左上のマークをタップして「+」でウォレットを追加します。 SoftwareWalletを選択して「import via private key」をタップしましょう。 バイナンススマートチェーンを選択し、次の画面で秘密鍵を貼り付けてください。 ウォレット名を入力して「Import Wallet」をタップすれば連携完了です。 SafePalからBinanceへの送受金・スワップの方法を解説! SafePalではBinanceへの入出金やアカウント作成も可能です。 アカウントは新規で作ることになるので、すでに持っている場合はMetaMaskなどのウォレットを連携しておけば問題ありません。 Binanceで通貨を購入してSafePalに送るのもOKですが、SafePalのみで通貨売買もできるため使いやすい手段を選んでくださいね。 SafePalとBinanceを使った取引については、上記のCryptoTimesの公式Youtubeでも配信しているのでぜひチェックしてください。 SafePalとBinanceの取引 SafePalでバイナンスアカウントを作成する SafePalウォレットからバイナンスへの入出金 TokenSwapする方法 SafePalでバイナンスアカウントを作成する バイナンスのアカウントをまだ持っていない場合はSafePalで簡単に作成できます。 Dapps一覧の画面にあるBinanceのアイコンをクリックして、下部の「残高」を開いてください。 規約を読んで同意すればアカウント作成完了です。 このアカウントで入金・出金やトレードも可能となります。 SafePalウォレットからバイナンスへの入出金 作成したバイナンスのアカウントへの入出金方法です。 SafePalアプリの左上のマークをタップするとバイナンスのアカウントが表示されています。 これを選択し、「残高」をタップすると入出金画面になるので、ここから処理しましょう。 入金では表示されたアドレス宛にトークンを送金します。 もちろん、SafePalウォレットを選択すればそこから送金も可能です。 出金は、出金先アドレスを入力するか、ここでもSafePalウォレットを選択して送ることもできます。 TokenSwapする方法 トークンスワップは、連携したMetaMaskウォレットなどではなくSafePalのウォレットで行います。 下部にあるスワップマークを選択して、トークンを選んでください。 通貨によって最小単位が決まっているので注意しましょう。 トークンと数量を入力して、ガス代を承認すればスワップ完了です。 SafePalを使うときの3つの注意点を解説 SafePalは、スマホでウォレット管理やDeFiプロトコルの操作、バイナンスの取引も可能となっており、かなり便利です。 しかし、使い方によっては注意する必要やデメリットになる部分があります。 最後に、SafePalを使うなら注意すべき3つのポイントを解説します。 SafePalの注意点 接続ネットワークの選択間違えに注意 SafePalで作ったバイナンスアカウントは特典対象外になる場合も PC版アプリは未提供 接続ネットワークの選択間違えに注意 SafePalだけでなく、ウォレットを使うなら常に注意すべきなのがブロックチェーンネットワークの間違いです。 バイナンススマートチェーン(BSC)、Ethereum、Polygon、Tronなど、SafePalは多くのチェーンに対応しているので、トークンの入出金ではどのネットワークを使うか必ず確認してください。 特に、バイナンスのチェーン規格は「BEP20」と「BEP2」の2種類あるので注意しましょう。 BSC(バイナンススマートチェーン)はBEP20です。 間違えた場合はスワップ 幸いにもSafePalはBEP20とBEP2どちらも対応しているので、間違えて送金した場合は2つのネットワーク間でスワップすれば大丈夫な場合が多いです。数量やトークンによっては戻すのが難しい場合もあります。 SafePalで作ったバイナンスアカウントは特典対象外になる場合も 「バイナンスアカウントを作成する」で解説したとおり、SafePalでは新規でバイナンスのアカウントを作成できます。 しかし、SafePalで作ったアカウントは、バイナンスの手数料キャッシュバックや特典受取が対象外になる場合が多いです。 ほぼ受取りできないと思って良いので、バイナンスをよく使うなら直接アカウント作成するのがおすすめですよ。 【最新版】取引所Binance(バイナンス)の登録方法・使い方まとめ! PC版アプリは未提供 SafePalはiPhone・Androidどちらもアプリを提供していますが、PC版は提供していません。 アドレスのコピーペーストなどでパソコンとスマホの行き来ができない場合、スマホアプリしかないSafePalは不便に感じてしまいます。 スマホアプリだけでも機能性は十分で便利ですが、パソコンメインでウォレット管理している人にはデメリットかもしれません。 まとめ この記事では、SafePalの特徴や使い方、注意点を解説しました。 アプリでのウォレットインポートや入出金、Dappsの利用、バイナンスとも連携しており、かなり利便性が高いです。 ブロックチェーンネットワークやトークンの対応数も多く、幅広く使えます。 特にDeFiユーザーなら、SafePalだけでトレードやファーミングなどの操作が可能です。 インストールして損しないアプリといえるので、SafePalウォレットを上手に活用しましょう。 SafePalの公式HPはこちら
取引所
2021/10/07【TAOTAO(タオタオ)公式スマホアプリ】基本的な使い方を徹底解説!
TAOTAO(タオタオ)は2019年に開設された仮想通貨取引所で、Yahoo!グループが運営しています。 TAOTAOのアプリはスマートなデザインで、初心者にも使いやすい操作画面が特徴です。 本記事では、TAOTAOアプリの機能や操作方法について詳しく解説します。 アプリのみで口座開設から入出金、取引も行うことができるので、TAOTAOを賢く使いこなせますよ! TAOTAOの公式HPはこちら 登録方法はこちら TAOTAO(タオタオ)アプリで使える機能を解説! 最初に、TAOTAO(タオタオ)のアプリに備わっている機能について解説します。 分かりやすさ・見やすさを追求したアプリなので、快適に操作できますよ。 アプリで何ができるのか、しっかりチェックしましょう! TAOTAOアプリで使える機能 TAOTAOアプリでできる機能一覧 現物取引の「予約注文」ができる 初心者でも簡単に操作できる TAOTAOアプリでできる機能一覧 TAOTAOアプリでできる機能 損益状況確認 日本円・仮想通貨の入出金 現物取引 レバレッジ取引 注文・約定・入出金履歴確認 アカウント管理 上記に、TAOTAOのアプリでできる機能をまとめています。 TAOTAOアプリでは、いつでも好きな時に仮想通貨取引や日本円・仮想通貨の入出金を行うことができます。 必要な機能へすぐにアクセスできるので、パソコンがない環境でもストレスフリーで取引を楽しめますよ。 現物取引の「予約注文」ができる TAOTAOアプリは、予約注文できることが大きな特徴です。 予約注文とは、指値注文と逆指値注文のことを指しており、約定希望価格を指定して注文できます。 価格によっては約定まで時間がかかりますが、操作自体は分かりやすいので、初心者でも気軽に指値・逆指値注文にチャレンジできますよ。 入力価格で注文方法が決まる スマホアプリの場合、予約注文時に自動で指値・逆指値を判別されます。例えば、買い注文で現在より低い価格を入力すれば指値、高い価格を入力すれば逆指値です。 初心者でも簡単に操作できる TAOTAOアプリは、分かりやすさを追求したアプリなので、初心者でも簡単に操作できます。 画面はシンプルで、混乱させる余分な文字などはありません。 アプリ内には詳しく説明された操作マニュアルがあるので、一度目を通してみてくださいね。 2タップでマニュアル表示 TAOTAOアプリの左上メニューをタップして、「その他」にある「操作マニュアル」を選択するとすぐにマニュアルのPDFが開きますよ。 TAOTAOの公式HPはこちら 登録方法はこちら TAOTAO(タオタオ)アプリのはじめ方完全ガイド 実際に、TAOTAO(タオタオ)アプリのはじめ方について解説します。 アプリのインストールから2段階認証の設定まで、手順に沿って進めていきましょう。 TAOTAOアプリの初め方 【手順1】TAOTAOアプリのインストール 【手順2】口座開設・本人確認を行う 【手順3】2段階認証の設定 【手順1】TAOTAOアプリのインストール App StoreでTAOTAOアプリをインストールする Google PlayでTAOTAOアプリをインストールする TAOTAOのアプリを始めるには、まず上記リンクからTAOTAOのアプリをインストールしましょう。 もちろん、スマホから直接検索してもOKですよ。 インストール後、アプリを開いて口座開設へ進んでくださいね。 【手順2】口座開設・本人確認を行う TAOTAOアプリのトップ画面を開いて、画面左上の三本線マークをタップしましょう。 「口座開設/ログイン」→「口座を開設する」と進んでください。 Yahoo!JAPAN IDで登録するか、メールアドレスを入力して登録すると、仮登録メールが届きます。 メール本文内のURLを開いて、パスワードの設定、約款と利用規約等への同意を済ませましょう。 仮登録後は、電話番号認証を行い本人確認へと進みます。 アップロードする本人確認書類を選択して「スマホでかんたん本人確認」をタップしましょう。 本人確認書類と顔写真を撮影して、アップロードすれば口座開設の申請は完了です。 審査が完了すれば、すぐに取引を始められますよ。 TAOTAO(タオタオ)の本人確認の手順まとめ!必要な書類や注意点まで徹底解説! 【手順3】2段階認証の設定 App StoreでGoogle認証システムアプリをインストールする Google PlayでGoogle認証システムアプリをインストールする TAOTAOアプリで二段階認証設定を行うには、Google認証システムアプリが必要となります。 アプリを持っていない場合は上記リンクからインストールしましょう。 TAOTAOアプリへログイン後、メニューの中から「設定」→「2段階認証の設定」を選択して手続きします。 詳しい設定方法については、「TAOTAO(タオタオ)二段階認証の設定・解除方法や機種変更時の手続きを解説!」をチェックしてください。 二段階認証の解除はできる? TAOTAOの二段階認証は自分では解除できません。機種変更時などで解除が必要になった時はお問い合わせフォームからカスタマーサポートへ連絡してくださいね。 TAOTAOの公式HPはこちら 登録方法はこちら TAOTAO(タオタオ)アプリの入出金方法を解説! TAOTAO(タオタオ)で口座開設や二段階認証の設定が完了したら、次は資産管理です。 日本円・仮想通貨の入金・出金方法を覚えておきましょう。 どちらもアプリで手続き可能ですが、日本円入金はネットバンキングが必要なので注意してくださいね。 TAOTAOアプリの入出金方法 日本円・仮想通貨の入金 日本円・仮想通貨の出金 日本円・仮想通貨の入金 TAOTAOで取引するために、まず入金する必要があります。 日本円または仮想通貨を入金しましょう。 それぞれ詳しく解説します。 日本円の入金方法 TAOTAOアプリでの日本円の入金方法を解説します。 トップ画面左上の三本線マークをタップして「総資産・入出金・コイン送受」を選択しましょう。 次の画面で「JPY」→画面右下の「日本円を入金」をタップ→入金額を入力して振込先の銀行を選択します。 画面下部「銀行ページへ」へ進み、各金融機関にログインして入金処理をすれば完了です。 日本円の入金はクイック入金のみ対応 TAOTAOの入金は、ネットバンキングを使ったクイック入金のみです。コンビニ入金や銀行振込には対応していませんので、事前にネットバンキングへ登録を済ませておきましょう。 仮想通貨の入金方法 続いてTAOTAOアプリで仮想通貨を入金する方法です。 トップ画面左上の三本線マークから「総資産・入出金・コイン送受」を選択してください。 入金する仮想通貨をタップするとQRコードが表示されます。 「QRコードを共有」か「アドレスをコピー」のいずれかを選択、送金元のウォレットに読み込ませ、入金処理すれば完了です。 日本円・仮想通貨の出金 TAOTAOアプリで日本円・仮想通貨を出金するときのために、出金手順も覚えておきましょう。 日本円出金時の銀行口座は、新規登録時に入力した口座情報が反映されるので、出金前の銀行口座の登録は必要ありません。 日本円の出金方法 TAOTAOアプリから日本円を出金する方法について解説します。 トップ画面左上の三本線マークから「総資産・入出金・コイン送受」を選択しましょう。 JPYを選択→画面下部の「日本円を出金」→出金額を入力→画面下部の「出金する」をタップしてください。 出金内容を確認して「確定する」をタップすれば、出金予約完了です。 仮想通貨の出金方法 出庫アドレス登録方法 トップ画面左上の三本線マークから「総資産・入出金・コイン送受」を選択 出金する通貨を選択→「(BTCまたはETH)を送る」→「アドレスを登録する」 「宛先ラベル」とウォレットアドレスを入力 「登録する」→二段階認証コードを入力 出庫アドレス登録完了 仮想通貨を出金するには、事前に出庫アドレスの登録が必要です。 上記の手順で、TAOTAOアプリに出庫アドレスを登録してください。 出庫アドレスを登録したら、仮想通貨の出金手続きを進めましょう。 ホーム画面左上の三本線マークから「総資産・入出金・コイン送受」を選択します。 通貨の種類を選択→左下の「(BTCまたはETH)を送る」をタップ→上記で登録した出庫アドレスを選択してください。 出金する仮想通貨の数量を入力→BTCを送る場合は、「ビットコインを送る」をタップしましょう。 二段階認証コードを入力して「送る」をタップしてください。 TAOTAOから出庫予約確認メールが届いたら、メール本文内のURLをタップして出庫予約完了です。 TAOTAOの公式HPはこちら 登録方法はこちら TAOTAO(タオタオ)アプリで取引してみよう それでは早速、TAOTAO(タオタオ)アプリで取引を始めてみましょう。 TAOTAOアプリでは、現物取引とレバレッジ取引に対応しています。 予約注文をはじめ、さまざまな注文方法があるので活用してくださいね。 TAOTAOアプリの取引方法 アプリでできる注文方法を解説 現物の取引方法 レバレッジの取引方法 アプリでできる注文方法を解説 今すぐ注文 (ストリーミング注文) ユーザーの好きなタイミングで注文する形式 予約注文 (指値注文) 新規注文時に約定希望価格を指定する注文方式 予約注文 (逆指値注文) 新規注文時に約定希望価格を指定する注文方式 (損失を限定するための注文方式) IFD注文 レバレッジ取引で新規予約注文する際、決済注文も同時に行う注文形式 IFO注文 レバレッジ取引で新規予約注文する際、決済時の指値と逆指値を設定する注文形式 TAOTAOアプリでできる注文方法を表にまとめています。 現物取引では今すぐ注文と予約注文の2種類、レバレッジ取引でさらにIFD注文とIFO注文を加えた4種類を選べますよ。 予約注文では、指定した金額により指値・逆指値が自動的に判別されます。 判別基準については以下にまとめるので参考にしてくださいね。 買い注文:現在より低い価格を入力したとき(指値) 買い注文:現在より高い価格を入力したとき(逆指値) 売り注文:現在より高い価格を入力したとき(指値) 売り注文:現在より低い価格を入力したとき(逆指値) 現物の取引方法 現物の取引方法を解説します。 まず、TAOTAOアプリトップ画面の現物タグを選択し、取引したい通貨をタップしてください。 画面下部の「売る」もしくは「買う」を選択しましょう。 「今すぐ注文」か「予約注文」いずれかの注文方法をタップします。 「今すぐ注文」の場合は、購入数量を入力して「○○を買う(売る)」で注文完了です。 「予約注文」の場合は、指値か逆指値で注文できます。 注文したい希望レートを「このレートになったら」に入力、希望数量を「この数量を買う(売る)」に入力しましょう。 「○○を買う(売る)予約をする」をタップすれば予約注文完了です。 レバレッジの取引方法 続いて、TAOTAOアプリでのレバレッジ取引の注文方法を解説します。 レバレッジ取引は、自分が預けている証拠金を担保にして、大きな額で取引できるサービスのことです。 ホーム画面からレバレッジのタブを選択し、取引したい通貨を選んで「売る」もしくは「買う」をタップしてください。 今すぐ注文・予約注文・IFD注文・IFO注文の中から、注文方法を選びましょう。 今すぐ注文と予約注文は現物取引の方法と同じです。 「IFD注文」の場合は、注文と決済の希望レートと数量を入力、「○○を買い(売り)注文予約する」をタップして確定します。 「IFO注文」の場合は、注文の希望レートと決済の指値・逆指値の希望レートと数量を入力してください。 「○○を買い(売り)注文予約する」をタップして確定すれば注文完了です。 TAOTAOの公式HPはこちら 登録方法はこちら まとめ TAOTAO(タオタオ)アプリのはじめ方や入出金方法、取引方法について解説しました。 分かりやすさを重視して作られたアプリは、ストレスフリーに操作できて初心者におすすめです。 予約注文をはじめ色々な注文方法があるので、まずはストリーミング注文から試してみてくださいね。 仮想通貨取引するにあたってアプリの存在は重要なので、TAOTAOのアプリを利用して、賢くトレードを楽しみましょう! TAOTAOの公式HPはこちら 登録方法はこちら
初心者向け
2021/09/28DeFiウォレットを一元管理できるZapperの基本的な使い方を解説!
複数のDeFiを使っていると、いくら儲かっているのか損益計算が難しいと思います。 Zapperを使うと、DeFiのウォレットを一括してポートフォリオ管理することが可能です。 今回は、Zapperの機能紹介や基本的な使い方を解説します。 最後まで読めば、LP提供やファーミング、独自NFT獲得など、Zapperの高機能ツールを使いこなせるようになります! Zapperの使い方は、公式Youtubeチャンネルでも配信しているのでぜひチェックしてください。 Zapperとは?DeFiウォレットを一括管理できるポートフォリオツールの特徴を解説! 最初に、Zapperの主な特徴について解説します。 類似ツールであるDeBankやZERIONとの比較も交えて紹介するので、重視するポイントをチェックしておきましょう。 シンプルかつ多機能なのが理解できます。 Zapperの特徴 シンプルなインターフェースで使いやすい 5つのチェーンに対応している 搭載機能が豊富 1クリックでLP提供可能 確認できる履歴の日数制限なし シンプルなインターフェースで使いやすい 上の画像のとおり、Zapperはシンプルなインターフェースが特徴です。 左側のメニューも簡易的で見やすく、「Pool」「Farm」「Bridge」などワンクリックで切り替えできるのがわかりますね。 直感的に操作できるので、使いやすいツールといえます。 5つのチェーンに対応している Zapperの対応チェーンは、Ethereum、BSC、Polygon、Fantom、Optimismの5つです。 短期間で対応チェーンがよく変わるので、FantomやOptimismが表示されない場合もあり注意してください。 主要チェーンは対応しており、サポートするプラットフォームも網羅されています。 ただし、OKExチェーンやHECOチェーンは未対応なので、それらを利用するならDeBankがおすすめです。 DeFiのウォレットを一括ポートフォリオ管理ができるDeBankの使い方を解説 【Zerionの基本的な使い方】DeFiウォレットを一括管理しよう! 搭載機能が豊富 類似ツールとの比較 対応チェーン数 搭載機能 特徴 Zapper 5 TokenSwap、LP提供、ファーミング、ブリッジ 1クリックでLP提供 Debank 7 TokenSwap DeFiの統計データが見やすい Zerion 3 TokenSwap、LP提供、レンディング 取引履歴をCSV出力できる Zapperの搭載機能は、類似ツールに比べて多いです。 TokenSwapはもちろんのこと、LP提供、ファーミング、ブリッジも対応しています。 類似ツールのDeBankはLP提供を行っておらず、Zerionは対応チェーン数が少ないため、ここでZapperの使い勝手の良さがわかりますね。 1クリックでLP提供可能 Zapperなら、流動性提供まで1クリックとスムーズに行うことができます。 各プラットフォームを立ち上げずに、トークンを半分Swapすることもなく、Zapperのみで完結する仕組みです。 例えば、流動性提供したいPoolがあれば、ETHやBNBを持っているだけでOKということになります。 1クリックLP提供の手順をすぐに確認する 確認できる履歴の日数制限なし Zapperで確認できるトランザクション履歴に期限はありません。 過去の履歴があればすべて確認できます。 DeBankは過去30日間のみ表示されていたので、それに比べるとZapperは優れていますね。 Zapperの導入方法・ポートフォリオ管理の手順を解説! 実際に、ZapperとDeFiのウォレットを連携してポートフォリオを管理する方法を解説します。 いくつかDeFiを回していて損益がわからないときは、まずトランザクションを確認しましょう。 基本的に英語ですが、ZapperはDeFiの解説や使い方、FAQなどのサポートが充実していますよ。 Zapperの導入方法 DeFiウォレットとの連携方法 複数ウォレットの接続も可能 他ユーザーのポートフォリオ・履歴も確認できる トランザクション履歴の確認方法 DeFiウォレットとの連携方法 まず、Zapperの公式サイトにアクセスして、DeFiウォレットと連携します。 画像のように「Connect Wallet」から進んでください。 次の画面で使用ウォレットを選択しましょう。 多くの方はMetaMaskかと思いますが、Ledgerなども使えますよ。 MetaMaskが開き、接続の許可を求められるのでOKで進みます。 これでZapperとウォレットの連携は完了です。 連携すると、ウォレットの中身をトークンごとに確認できます。 ステーキングやファーミングのBalanceなども一目瞭然です。 Ethereum、BSCのチェーンネットワークごと、Compound、PancakeSwapのプラットフォームごとの内訳も表示されます。 ZapperだけでDeFi関連のウォレットをすべて管理・確認できるため損益もすぐに把握できますね。 複数ウォレットの接続も可能 複数ウォレットを持っている場合でも接続可能です。 MetaMaskなら別のアカウントを選択して「接続」をクリックすれば切り替えされます。 今後切り替えるときは、Zapper画面の左側にある自分のアドレスをクリックすれば、接続されているアカウントがすべて表示されるので選択すればOKです。 他ユーザーのポートフォリオ・履歴も確認できる DeBankやZerionでも可能ですが、他ユーザーのポートフォリオや履歴を閲覧できます。 画像のように、まず自分のアドレスをクリックして、「Manage Addresses」を選択するとアドレス入力画面になります。 チェックしたいアドレスを入力すればOKです。 儲かっているユーザーの履歴を見て期待できそうなDeFiを探す手段にもなります! トランザクション履歴の確認方法 Zapperでトランザクションを確認するには、左側の「History」をクリックしてください。 トランザクションの詳細が一覧で表示されます。 BSCやEthreumなどのネットワークは中央のアイコンクリックで変更可能です。 履歴があるだけ表示されるので、古いトランザクションも見ることができますよ。 YoutubeでZapperの使い方をみる Zapperの基本的な使い方を解説! Zapperは搭載機能が豊富なので、LP提供やファーミング、ブリッジも可能です。 ここでは、Zapperの基本的な使い方を解説します。 マルチ機能をすべて使いこなしましょう! Zapperの基本的な使い方 TokenSwapする方法 1クリックでLP提供する方法 ファーミング方法・統計データの確認手順 ブロックチェーンブリッジでトークンを移動する方法 クエストクリアしてNFT発行する方法 TokenSwapする方法 ZapperでTokenSwapするには、まず左側メニューの「Exchange」をクリックしてください。 EthereumやBSC、Polygonのネットワークで対応しているトークン数が表示されていますね。 右側でSwapするトークンを選択すると、自動的に高レートのDEXサービスが選出されます(画像ではApeSwap)。 ExchangeをクリックすればSwap完了です。 1クリックでLP提供する方法 Zapperで流動性提供する方法です。 左側メニューのPoolを選択してください。 LP提供するPoolを選ぶのですが、このとき半分TokenSwapしていない状態でもスマートコントラクトで処理するのでそのままでOKです。 数量を入力して、「Confirm」をクリックすればLP提供完了です。 初めてのペアであれば「Approve」で承認する必要があります。 ガス代が高くなりますが、手間なくLP提供完了できるZapperの大きなメリットです。 ファーミング方法・統計データの確認手順 Zapperでファーミングデータも確認できます。 左側メニューの「Farm」をクリックすると、現在ファーミング中のアセットが表示されるので、複数あれば統計データの確認が可能です。 例えば、LP提供後にファーミングできるリストも表示されます。 画像のように、右側に「Stake」が表示されていれば、クリックしてステーキング可能です。 このように、「Farm」の画面でデータ確認とファーミングを合わせて実行できます。 ブロックチェーンブリッジでトークンを移動する方法 Zapperではブロックチェーンのネットワークをブリッジしてトークン移動できます。 しかも、移動時に別のトークンを選択すれば同時にSwapも可能です。 左側メニューの「Bridge」をクリックします。 ネットワークとトークンを選択して「Confirm」へ進むだけでOKです。 画像ではEthereumネットワークのETHを、PolygonネットワークのAAVEへ、Swapしながらブリッジしています。 ETH→ETHといった同トークンだけではないので、幅広く使えますね。 ※2021年7月現在Ethereum→Polygonのみブリッジ可能 ブリッジのメリット 通常、別のネットワークへトークンを移動する場合、取引所を経由してネットワークを変更する必要があります。ブリッジを利用すればZapperのみで完結できます。 クエストクリアしてNFT発行する方法 クエストをクリアすればZapperが発行するNFTの獲得が可能です。 Zapperの左側メニュー「Rewards」をクリックすると、画像のようなNFTが表示されます。 クエストとは、Zapperを開いたりTokenSwapするといった基本的な操作です。 Zapperを使ってポイントを貯めるようなイメージですね。 詳しい獲得条件やおすすめの方法は以下の記事を参考にしてください。 ZapperのNFT獲得クエストの参加方法を解説 Zapperの使い方をYoutubeでみる Zapperを使うときの3つの注意点を解説 ZapperはDeFiのウォレットを一括管理できるため便利ですが、機能面や手数料面でデメリットもあるので注意してください。 ここでは、Zapperを使うときの3つの注意点をまとめています。 すべて重要な内容なのでしっかり目を通しておきましょう! Zapperの注意点 CSV出力不可のため税金計算には向いていない 1クリック提供できるがその分ガス代が高い DeBankのようにDeclineできない CSV出力不可のため税金計算には向いていない Zapperは過去の履歴をすべて確認できますが、CSV出力には非対応です。 履歴一つ一つを見てコピーするしかなく、DeFiの税金計算には不向きです。 類似ツールのZerionであればCSV出力できるので、税金計算するならおすすめですよ。 Zerionの使い方をYoutubeでみる 1クリック提供できるがその分ガス代が高い Zapperの流動性提供では、スマートコントラクト側でさまざまな処理を代わりに行うことで1クリック提供が可能となっています。 処理をまかせる分、ガス代(手数料)が割高です。 例えば、EthereumネットワークでLP提供するとき、0.01ETHのガス代が発生することもあり、かなり高いといえます。 手間は省ける ガス代が割高ですが、その分最小限の操作で済みます。トークンのSwapや承認など一つ一つの作業がなくなるのでその点はメリットです。 DeBankのようにDeclineできない PancakeSwapなどのプラットフォームで初めてLP提供やファーミングなどをするとき、必ず「Approve(承認)」を求められます。 承認のままにしておくと、悪用されたコントラクトによりトークンを盗まれる可能性があるため、承認を取り消す作業(Decline)をすると安全です。 しかし、DeBankにはDecline機能がありますが、Zapperにはありません。 魔界と呼ばれる超高金利のDeFiを利用するならDeclineは必須なので、DeBankもうまく活用すべきです。 DeBankでApprove履歴のDeclineする方法 まとめ Zapperの基本的な使い方について解説しました。 搭載機能が多く、ZapperだけでLP提供やファーミング、ブリッジが可能となり利便性が高いです。 1クリックLP提供は、Ethereumネットワークを使うと手数料が高いので、BSCやPolygonネットワークをおすすめします。 また、Zapperでは過去の履歴をすべて確認できるため、期間に縛られることなく活用できます。 複数のDeFiを運用しているならZapperは必ず利用すべきといえますよ! Zapperの公式HPはこちら Zapperの使い方をYoutubeで見る
プロジェクト
2021/09/12DeFiレンディングプロトコル「Venus Protocol」の基本的な使い方・リスクを徹底解説!
Venus protocol(ヴィーナスプロトコル)は、通貨の貸し出しや借り入れによって金利を稼ぐレンディングプロトコルです。 銀行に預入するよりも高い金利を得られて、さらにトークンも付与されます。 DeFiやIEOなどで必要なトークンを借りることもできるので、上手に使えば利益増額に繋がります。 この記事では、Venus Protocolの特徴や基本的な使い方を解説するので、レンディングサービスを使うならぜひ参考にしてください。 Venusについては、CryptoTimesの公式Youtubeでも解説動画を公開しているのでチェックしてくださいね。 Venus Protocolとは?基礎知識や機能性を解説! Venus Protocolはレンディングがメインですがファーミングにも対応しています。 XVSトークンの付与や、ステーブルコイン「VAI」の発行などもあり、機能性が豊富で使い道が多いのが特徴です。 ここでは、Venusの基礎知識や機能性を解説するのでしっかり理解しておきましょう。 Venusの基礎知識 バイナンス出資のプロジェクトが提供するレンディングプロトコル 貸付・借入でXVSトークンが付与される 貸付通貨を担保にして別の通貨を借入できる 貸付通貨を担保にしてVAIを発行できる バイナンス出資のプロジェクトが提供するレンディングプロトコル Venus Protocolは、バイナンスが出資するSwipeWalletというプロジェクトのチームが提供しているレンディングプロトコルです。 SwipeWalletはクレジットカードや電子決済サービス、仮想通貨の決済ネットワークに特化しており、カードのトークン化も行っています。 バイナンスとあってベースはBSCとなり、BSC上の通貨を貸借します。 VenusはBSCですが、例えばEthereumネットワークならCompoundがレンディングプロトコルとして有名ですね。 DeFiレンディングサービス「Compound」の基本的な使い方を徹底解説! 貸付・借入でXVSトークンが付与される Venusで通貨を貸付したときは金利を受取り、借入したときは金利を支払います。 このとき、貸付・借入どちらの場合でもXVSトークンが付与されます。 つまり、借入しても通常の金利よりXVSの金利が高ければ、結果的に資金はプラスです。 DeFiのプロトコルであるVenusで借入する大きなメリットですね。 貸付通貨を担保にして別の通貨を借入できる Venusでは貸付した通貨を担保にして、別の通貨を借りることができます。 他のプロトコルで必要になったときに借りるパターンや、バイナンスのIEOでBNBが必要になった場合に一時的に借りるといった手段も可能です。 担保は必要ですが、購入やSwapをしなくても欲しい通貨を入手できるメリットは大きいですね。 Swapせず借入する理由 必要な通貨があればTokenSwapすればいいと思いますが、Swapして戻すときに価格変動が起きていれば損する可能性があります。借入であれば単純に通貨が戻るので変動リスクがありません。 貸付通貨を担保にしてVAIを発行できる Venusでは、担保を使って借入だけでなくステーブルコイン「VAI」を発行できます。 VAIを発行すると、Venus Protocolでファーミングして利益を得られるというのがメリットです。 バイナンスでもVAIは上場しており、ステーブルコインとして今後期待の通貨ですね。 ファーミング方法は本記事で解説するのでチェックしてください。 Venus Protocolの基本的な使い方を解説! Venus Protocolで通貨を貸付・借入する方法やファーミング・回収といった基本的な使い方を解説します。 使い方についてはCryptoTimesの公式Youtubeチャンネルでも公開しているので、ぜひチェックしてください。 上記の動画では貸付・借入・精算に関してまとめています。 返済やファーミング、ガバナンストークンXVSの取得などについてはこちらの動画です。 この記事では動画の内容を網羅しているので、読むだけでも理解が深まります。 Venusの使い方 Venus Protocolとウォレットの接続 マーケットの見方 仮想通貨を貸付する方法 貸付通貨を担保にして借入する方法 貸付通貨を担保にしてVAIを入手する VAIを元にファーミングする 借入した通貨の返済 貸付した通貨の回収 付与されたXVSを獲得する Venus Protocolとウォレットの接続 初めにVenusとウォレットの接続をします。 Venus公式サイトにアクセスして、「Launch App」をクリックしてください。 MetaMaskが開くのでコントラクトを確認して「次へ」を選択すると連携完了です。 VenusはBSCベースなので、MetaMaskではBSCネットワークに切り替えておくことを忘れないようにしましょう。 MetaMaskの使い方やBSCの接続方法はYoutubeでも詳しく解説しているので以下を参考にしてください。 【METAMASK】初心者向けに使い方を解説!仮想通貨の必須ウォレット 【METAMASK】初心者でもできるBinance(バイナンス)スマートチェーンの接続方法 マーケットの見方 Venusのダッシュボードです。 右下にある「Supply Markets」は、貸出できる通貨一覧なので、保有する通貨がリストされていれば貸出できます。 APYが表示されておりで年利の確認も可能です。 通貨をクリックするとこのような画面になります。 APYについて、Supply APYは純粋に通貨の貸出で受け取る金利ですが、Distribution APYはXVSトークンとして受け取る金利です。 2つのAPYを合計したものが一覧リストに表示されているので注意してください。 「Borrow Markets」では借入できる通貨一覧が表示されています。 APYを見ると、Borrow APY(年利)がマイナスになっているので支払う金利だとわかりますね。 ただ、Venusでは借入した場合でもXVSトークンが付与されるので、Distribution APYも表示されます。 Distribution APYの方が高ければ、結果的にAPYがプラスとなり、資金は増える仕組みです。 画像ではBorrow APYが-2.75%に対し、Distribution APYが5.95%なので受け取る方が多いです。 仮想通貨を貸付する方法 Venus Protocolに通貨を貸付するとき、SupplyMarketsで通貨を選択して最初に承認する必要があります。 上の画像はBUSDを貸し出す画面です。 EnableをクリックするとMetaMaskが開くので確認しましょう。 再度貸出する通貨を選択して、数量を入力してください。 画像ではBUSDを20ドル分貸出します。 SupplyをクリックしてMetaMaskの確認をすると貸出完了です。 トップページのSupply Balanceに貸付した残高が表示されます。 貸付の証明として「vBUSD」が付与されるので、誤って他のウォレットに送金しないように注意してください。 貸付通貨を担保にして借入する方法 Venus Protocolでは、貸付した通貨を担保にして別の通貨を借入できます。 プール型レンディングとなっており、ユーザーがVenusに預けた資金を元に借入できる仕組みです。 借入するには、担保にする通貨を選択しておく必要があります。 SupplyMarketsで、担保にする通貨の右側にあるCollateral(担保)にチェックを入れましょう。 逆に、担保にしたくない場合はチェックを入れないように注意してください。 Borrow Marketsから借入する通貨(画像ではDOT)を選択します。 借入数量を入力すると、上限のうち何%なのか表示されるのがわかりますね。 APYはこのときBorrowAPY(純粋なDOTの金利)が5.89%、DistributionAPY(XVSでもらえる金利)が3.22%となっており、合計すると支払う金利の方が高いです。 これらを確認の上で「Borrow」をクリックし、MetaMaskの確認をすれば借入完了となります。 貸付通貨を担保にしてステーブルコイン(VAI)を発行する Venus Protocolでは貸付した通貨を担保にしてステーブルコインVAIをMint(発行)できます。 Marketの並びにある「Mint/Repay VAI」をクリックすると上の画像のページが表示されます。 左側で発行、右側で返却する仕様です。 Mintする数量を入力しますが、だいたい担保率は60%程度なのでリスクを踏まえて控えめに発行しましょう。 「Mint VAI」をクリックしてMetaMaskの承認をすれば完了です。 VAIを元にファーミングする 発行したVAIを使ってファーミングできます。 Venusの左側メニューにある「Vault」をクリックしてください。 このような画面になります。 「Enable」でMetaMaskの認証をしましょう。 数量を入力して「Stake」をクリックすれば完了です。 XVSのファーミングが開始されたので、VAIの報酬としてXVSが付与されていきます。 XVSが増えて収穫するときは、同じ「Vault」の画面にある「Claim」を選択してください。 自分のウォレットにXVSが入っているか確認しましょう。 ちなみに、Stake解除した場合は自動的にClaimされます。 Stake解除・VAI返却は1クリック Vault画面の右下「Withdraw」でStakeを解除できます。戻ってきたVAIを元に戻すには、Dashboard画面の右下「Mint Repay/VAI」からRepayしてください。 借入した通貨の返済 Venusで借入した通貨を返却するには、Borrow Marketsから借りている通貨を選択して上の画像のページを開いてください。 「Repay Borrow」に切り替えます。 「Enable」をクリックするとMetaMaskが開くのでコントラクトを承認しましょう。 もう一度通貨を選択して、返却する数量を入力してください。 発生した金利は上乗せして支払うことになります。 「Repay Borrow」をクリックして返却完了です。 貸付した通貨の回収 Venusに貸付して担保として使っていた通貨を回収します。 SupplyMarketsで貸付していた通貨を選択してください。 Withdrawのタブに変更して、取り戻す数量を入力します。 「Withdraw」をクリックして、MetaMaskの確認をすれば完了です。 金利が上乗せされて戻ってきているので確認してくださいね。 XVSの獲得方法 Venusで貸付・借入するとXVSトークンが付与されます。 しかし、自動でウォレットに入らないので自分で獲得しなければなりません。 XVSが増えてきた場合は獲得しましょう。 まず、左メニューでVoteを選択します。 「Venus Earned」に付与されたXVSが表示されているので、右側の「Collect」をクリックしてください。 これでウォレットにXVSが入っているので確認しましょう。 Venus Protocolの注意点・リスクを知っておこう Venus Protocolを使う前に必ず確認すべきリスク・注意点を解説します。 リスクについて上記のCryptoTimes公式Youtubeでも公開しているのでぜひチェックしてください。 仮想通貨はどれも価格変動のリスクがありますが、通貨の借入ができるVenusでは清算のリスクもあります。 利益を狙いすぎると損する可能性があるので、投資や借入は慎重に行いましょう。 Venusのリスク 担保が精算されるリスク 貸付・借入どちらも価格変動のリスクは常にある 低時価総額通貨がリストアップされるリスク 担保が精算されるリスク Venus Protocolで借入するときは、預けている通貨を担保にする必要があります。 担保率は各通貨で異なりますが、だいたい60%です。 この担保率を超えると精算され、通貨は没収されます。 借入する場合は常に精算のリスクがあることを覚えておきましょう。 貸付・借入どちらも価格変動のリスクは常にある Venusで貸付または借入した場合、常に価格変動のリスクがあります。 貸付した通貨の価格下落や、借入した通貨の価格上昇の可能性です。 借入時、BorrowLimitとして自分が借り入れできる全体の何%にあたるか表示されています。 100%に近ければわずかな価格変動でも精算されるリスクが高まるため、80%以下や50%以下などの自己ルールを作っておくべきです。 低時価総額通貨がリストアップされるリスク Venusに対応している通貨で、ETHなどの有名どころやステーブルコイン以外に、時価総額が低い通貨もリストアップされています。 例えば、上の画像にあるスワイプやVenusなどです。 もし、これらの時価総額の低い通貨を大量購入すると、価格が一気に上がりますね。 それを同じプールに入れた場合、さらに大量の通貨を借入できるようになり、プール内資金が枯渇するまで繰り返すことが可能です。 価格は吊り上がり、ユーザーが預けたプールは借りられすぎて引き出せなくなり、結果的に流出してしまいます。 リスクのある時価総額の低い通貨よりも、ステーブルコインなどの安定している通貨を選ぶのが得策です。 CANの例 実際に時価総額が低いCANという通貨が巨額購入されてユーザーの資産が戻せなくなる事件がありました。Venus側が流出資産をカバーする形で事態は収まったものの、今後悪意のある購入が起きないとは言い切れません。 まとめ この記事では、Venus Protocolの特徴や基本的な使い方、リスクを解説しました。 通貨の貸付・借入どちらでもXVSが付与されることがわかりましたね。 ステーブルコインVAIを発行、さらにファーミングも可能となり、安定した通貨での報酬獲得が可能です。 ただし、価格変動のリスクは付きものとなり、特に借入では精算されると担保が没収されるので注意してください。 リスクを踏まえて賢く報酬を受け取りVenus Protocolを使いこなしてくださいね。 Venus ProtocolのHPはこちら
プロジェクト
2021/09/10DeFiレンディング「Compound」の基本的な使い方を徹底解説!金利を稼ぐ手段まとめ
Compoundは、DeFiの代表的なレンディングプロトコルであり、分散型金融として初期からレンディングを行っています。 手数料報酬が貰えるUniSwapやPancakeSwapとは異なり、通貨の賃借による金利を報酬として受け取り、または支払う場合もあるのが特徴です。 借入した通貨は別のDEXでファーミングに利用することもできるので、賢く使って報酬増額も可能ですよ。 この記事では、Compoundの基本的な使い方やリスクについて徹底解説するのでぜひ参考にしてください。 使い方に関してはCryptoTimesの公式Youtubeでも公開しています。 Compoundとは?DeFiの代表的レンディングサービスの基礎知識や特徴を解説! 最初に、Compoundの基礎知識や特徴を解説します。 Compoundは、DeFiのレンディングプロトコルとして恐らく一番歴史が古いです。 類似サービスであるVenus Protocol(ヴィーナスプロトコル)は、Compoundを元にしている部分が多いので、興味がある方はこちらもチェックしてください。 ここではCompoundの機能的な内容を一通りまとめます。 Compoundの基礎知識 CompoundはEthereum系の代表的なレンディングプロトコル レンディングした通貨を担保にして借入できる 預入・借入でガバナンストークン「COMP」を獲得できる 借入は預入資産の1.5倍以上の保持が必要 借入して他のプロダクトでファーミングも可能 CompoundはEthereum系の代表的なレンディングプロトコル CompoundはEthereum系のレンディングプロトコルです。 そのためEthereumベースのトークンのみ扱っています。 分散型金融DeFiなので、管理者はおらずスマートコントラクトにてトークンを預けたり借りたりします。 預けると金利を受取り、借りると利息を支払うので銀行のような仕組みですが、銀行に比べて高い金利を得られたりガバナンストークンが付与されたりするメリットが大きいです。 レンディングした通貨を担保にして借入できる Compoundで預入すると、その通貨を担保にして別の通貨を借入できます。 ユーザーがCompoundにプールしている通貨を借りることができる仕組み(プール型レンディング)です。 必要なトークンが不足しているとき、Compoundを活用すればトークンを購入せずとも入手可能です。 利息の支払いが必要 借入すると金利を支払う必要があります。ただ、Compoundでは借入した場合でもCOMPトークンが付与されるので実質資金がプラスになる場合もあります。 預入・借入でガバナンストークン「COMP」を獲得できる Compoundでは預入・借入で、金利以外にCOMPトークンが付与されます。 COMPはガバナンストークンとして投票権があり、保有していればCompoundのさまざまな提案に採決することが可能です。 例えば、Compoundに上場すべきトークンの決定についてもガバナンストークン保有者の意見が用いられます。 COMPはバイナンスやCoinbaseでも取引可能です。 Compoundが $COMP トークンを発行しコミュニティメンバーによるガバナンスを実現 BinanceでCompoundのガバナンストークン $COMP の取り扱いが開始 借入して他のプロダクトでファーミングも可能 Compoundでトークンを借入して、他のプロダクトでファーミングするという賢い使い方もできます。 Ethereumベースのトークンに限りますが、ファーミングできるプロダクトに入れておけばそこでも報酬が貰えるのでお得です。 借りっぱなしではなく、トークンを別で運用するためにCompoundで借入するのがおすすめですよ。 利確したくないときも使える 保有トークンを利確すると日本では税金が発生します。利確せずにCompoundに預入しておけば金利がもらえるので、税金対策と利益獲得の両方が可能です。 Compoundの基本的な使い方を解説! Compoundの見方や基本的な使い方について解説します。 MetaMaskを接続するので、まだウォレットを持っていない場合はMetaMaskの使い方動画も参考にしてください。 Compoundを使う前に、預け入れるトークンを保有している必要があります。 使い方に関して、上記の動画のようにCryptoTimesの公式Youtubeチャンネルでも公開しているのでチェックしてください。 CompoundのHPはこちら Compoundの使い方 マーケットの見方・確認方法 トークンを預け入れる方法 トークンを借り入れる方法 COMPトークンの獲得 借りたトークンを返却する 預けたトークンを回収する マーケットの見方・確認方法 まずはCompoundとMetaMaskを接続する必要があります。 公式サイトの右上「Connect Wallet」から接続しましょう。 コネクト後の画面です。 左側が預け入れトークン、右側が借り入れトークンといった配置となっています。 このトークンリストから選択しましょう。 また、預入・借入どちらにもAPY(金利)がある通り、たとえ借りた場合でもCOMPトークンをもらえる仕組みです。 預入側のSupplyMarketsについて、Collateral(コラテラル)のチェックは、担保として使うかどうかの選択です。 チェックを入れておけば、その通貨が精算対象(担保)となります。 担保の通貨価値が下がった場合、または借りた通貨の価格が上がり過ぎた場合に精算されるので注意してください。 Compoundはプール型レンディングを採用しています。 画像のように借入のBorrowMarketsには「Liquidity(流動性)」がありますが、これはCompoundのプールに入っている資金の量です。 Compoundに預け入れられたトークンを、借りたい人がいればこのプールから貸し出しするイメージですね。 このLiquidityが減ると、SupplyMarkets側のAPYが上がります。 トークンを預け入れる方法 実際にSupplyMarketsから預けるトークンを選択します。 画像では保有するDAIをすべて預けています。 通常の金利と、COMPトークンが付与されるAPYも表示されており、合計4.48%の年利です。 OKであれば「SUPPLY」をクリックして承認してください。 CompoundへDAIの預入が完了すると、画面がこのように変わります。 預入したDAIが上がってきており、SupplyBalanceやNetAPYが表示されているのがわかりますね。 複数トークンを預け入れた場合でも合計残高やAPYを一目で確認できる仕様です。 証明トークンが発行される Compoundに預入すると、証明トークンが発行されます。DAIの場合は「cDAI」です。間違えて送金等しないように注意してください。 トークンを借り入れる方法 Compoundにトークンを預け入れ、Collateral(担保)にチェックを入れることで、BorrowMarketsから通貨の借入が可能となります。 借りるトークンを選択してみましょう。 借りるので、支払う金利(画像では3.25%)と受取るCOMPトークンの金利(画像では5.23%)が表示されています。 受取る金利の方が多いですね。 次に借入する金額を入力します。 画像は約8ドル借入できる場合ですが、7.97ドルにしているので担保率が99%以上です。 100%を超えると精算されてしまうので、多くても80%程度にしましょう。 「BORROW」をクリックすればトークンの借入は完了です。 COMPトークンの獲得 Compoundで預入・借入するとCOMPトークンが付与されます。 そのCOMPを獲得する方法も解説しましょう。 画面右上にCOMPのマークと数量が表示されているのでクリックします。 付与されたCOMPが確認できるので、CLAIMを選択すればOKです。 MetaMaskでガス代の確認をして承認すれば、ウォレットにCOMPが入ってきます。 借りたトークンを返却する 次に、Compoundで借りたトークンの返却方法です。 Borrowingに借入中のトークンが表示されているのでクリックして、「REPAY」を選択してください。 画像では額が少ないので0%になっていますが、実際には支払う金利が発生しています。 「REPAY」を選択して返却完了です。 Claimも同時に完了する トークンを返却すると、付与されていたCOMPトークンのClaimも同時に完了します。ウォレットにCOMPが入っているのを確認しましょう。 預けたトークンを回収する CompoundのSupplyMarketsに預けたトークンの回収手順も解説します。 Supplyにあるトークンをクリックして、「WITHDRAW」を選択してください。 APYなどを確認して「WITHDRAW」をクリックするとトークンに金利が上乗せされて回収が完了します。 返却時と同じく、COMPの獲得も自動的に行われます。 Compoundを使うリスク・注意点を確認しよう 最後に、Compoundを使う前に知っておくべきリスク・注意点を解説します。 DeFiでよくある価格変動のリスクだけでなく、借入による清算リスクもあるので注意が必要です。 利益を狙ってギリギリのリスクを負うよりも、変動の少ない通貨で安全に稼ぐことから始めましょう。 Compoundの注意点 BSCやPolygonネットワークには対応していない 精算されるリスクがある 貸出・借入トークンやCOMPの価格変動の可能性 BSCやPolygonネットワークには対応していない CompoundはEthereumネットワークのみ対応しています。 BSCやPolygonネットワークには対応していないので、最初にMetaMaskで接続するときは注意してください。 もちろん貸し借りできる通貨もEthereum系のみです。 精算されるリスクがある Compoundで借入するには担保の通貨が必要です。 つまり価格変動時は精算されるリスクがあります。 そのためCollateralのチェック機能があり、担保として使いたくない場合はチェックを外しましょう。 また、借りるときは最低でもMAXの80%程度か、半分程度にしておくのがおすすめです。 担保率を意識する 借入時はBorrowLimit(借入上限)が表示されます。この数値が100%を超えると精算されるので、担保率を超えないよう上限ギリギリまで借りることは避けてください。 貸出・借入トークンやCOMPの価格変動の可能性 Compoundで貸出や借入するとき、APYを参考にすると思います。 しかし、借りるときに付与されるCOMPのAPYが支払うAPYより多ければ安心!とは一概にいえません。 借りるトークンの価格上昇や、COMPの価格下落の可能性は常にあります。 借入時のAPYだけで判断しても、予期せぬ価格変動で担保が没収される場合もあるので注意してください。 また、貸出通貨の価格下落ももちろんあります。 まとめ この記事では、Compoundの基本的な使い方について解説しました。 通貨の預入・借入により金利の受取りまたは支払いが発生しますが、COMPトークンはどちらの場合でも付与されます。 COMPを貯めながら運用が可能で、長期的なレンディングにも適しています。 ただし、価格変動のリスクは付きものなので、COMPの価格下落や担保の精算などさまざまなリスクがあることを理解しておきましょう。 上手に活用すれば、金利+COMP+手数料収入(ファーミングなど)で報酬上乗せに期待できるサービスです! CompoundのHPはこちら Youtube解説動画はこちら
プロジェクト
2021/08/29分散型取引所「QuickSwap」の特徴や基本的な使い方を徹底解説!
QuickSwapは、MATICの取引をするなら絶対使うべき分散型取引所(DEX)です。 Polygonネットワークの代表的な取引所で、ガス代が安くなりトランザクションが通りやすくなるメリットがあります。 この記事では、QuickSwapの特徴や基本的な使い方、操作方法について解説します。 ファーミングに対応しており報酬として独自トークン「QUICK」を獲得できるので、LP提供とStakeの両方活用して報酬を受け取りましょう! QuickSwapの使い方はCryptoTimesの公式Youtubeチャンネルでも公開しているのでぜひチェックしてください。 QuickSwapとは?特徴や機能性を解説! 最初に、QuickSwapの特徴や機能について解説します。 QuickSwapは分散型取引所(DEX)なので、コインチェックなどの中央集権型のような管理者や仲介者は存在しません。 基本的に自分で管理する必要があり、操作するとスマートコントラクトで処理が行われます。 今までPancakeSwapなどのDEXを利用したことがあれば、使い方はほとんど同じですよ。 QuickSwapの特徴 Polygonネットワークを代表する分散型取引所 機能性はPancakeSwapやUniSwapと同じ トランザクション処理が早く通りやすい ガス代が圧倒的に安い イールドファーミングでQUICKを獲得できる Polygonネットワークを代表する分散型取引所 出典:https://awesomepolygon.com/dapps/ Maticネットワークは、Ethereumと互換性のあるブロックチェーンを目指すプロジェクトとしてPolygonネットワークにリブランドしました。 そのPolygonネットワークをメインとするDEXがQuickSwapです。 Polygonの公式サイトでもQuickSwapが紹介されています。 EthereumネットワークからPolygonネットワークに資産を移動して、QuickSwapなどのDappsを使うことで、スケーラビリティの高さやガス代の安さといったメリットに繋がる仕組みです。 機能性はPancakeSwapやUniSwapと同じ QuickSwapは、TokenSwap、流動性提供、ファーミング、IDOといった機能性があります。 有名どころのPancakeSwapやUniSwapとほとんど同じ機能です。 QuickSwapはPolygonネットワークですが、PancakeSwapはBSCネットワーク、UniSwapはEthereumネットワークですね。 トークンをQuickSwapに移動するには、Ethereumなどの異なるネットワークからブリッジする必要があります。 ブリッジで移動したトークンを使って、QuickSwapでLP提供やファーミングをする流れです。 分散型取引所プロトコル「Uniswap」の登録方法と使い方を徹底解説 トランザクション処理が早く通りやすい Polygon公式サイトでも紹介されていますが、QuickSwapはトランザクションが通りやすく、しかも高速です。 トランザクションが多く混雑するEthereumの問題解決も含めて開発されたネットワークなので、やはりスピードを重視しています。 少量のガス代で即座にトランザクションが通り、数秒あれば完了します。 ガス代が圧倒的に安い QuickSwapはガス代が圧倒的に安く優れています。 数円のガス代でも即座にトランザクションが通るので、この点もEthereumの問題解決につながったといえますね。 Ethereumネットワークでは高いときで数万円のガス代が発生するので、Polygonネットワーク系のQuickSwapでガス代を節約するユーザーは多いです。 ただし、ガス代は基本的にMATICで支払うので、事前に準備する必要はあります。 ブリッジのガス代は高い Polygonネットワーク上のガス代は安いですが、Ethereumからブリッジするときや戻すときのガス代は通常なので高くつきます。 イールドファーミングでQUICKを獲得できる QuickSwapでは、流動性提供して受け取ったLPトークンを使ってファーミングが可能です。 ファーミングすると独自トークンである「QUICK」を報酬として獲得できます。 LP提供とファーミングを併せて報酬を増やしましょう! この記事では、ファーミングの手順も解説しているのでチェックしてくださいね。 QuickSwapの基本的な使い方を解説! 実際に、QuickSwapの基本的な使い方や操作方法を解説します。 あらかじめMetaMaskをインストールしておく必要があるので、まだ入っていなければ公式サイトからアクセスして準備してください。 MetaMaskへPolygonネットワークを接続後、QuickSwapと連携してLP提供などを行うイメージです。 QuickSwapの使い方 【事前準備】PolygonとMetamaskの接続・MATICの準備 MetaMaskとQuickSwapを連携させる TokenSwapする方法 流動性提供する方法 ファーミングする方法 ClaimしてQUICKを受取る LPを解除してトークンを戻す 【事前準備】PolygonとMetamaskの接続・MATICの準備 事前準備として、MetaMaskへPolygonネットワークを接続する必要があります。 方法については、「METAMASKでのMatic(Polygon)ネットワークへの接続方法を解説」でまとめているのでチェックしてください。 MetaMaskにPolygonネットワークを追加後、MATICトークンを送っておく必要があります。 手数料をMATICで支払う必要があるためです。 CryptoTimesの公式Youtube動画でEthereumネットワークからPolygonネットワークへのブリッジ方法を解説しています。 「Matic(Polygon)ネットワークに通貨を転送」 こちらの記事内でも簡単に手順をまとめているので参考にしてください。 MetaMaskの準備・Polygonネットワークとの接続・MATICの転送といった3つの事前準備が揃うことでQuickSwapの利用を開始できます。 MetaMaskとQuickSwapを連携させる QuickSwapとMetaMaskを連携させるので、QuickSwapの公式サイトへアクセスします。 右上の「Connect Wallet」をクリックするとMetaMaskが開いて連携されます。 自分のアドレスとMATICの残高が表示されると連携完了です。 事前準備するとき、MetaMaskにPolygonネットワークを接続した時点で自動的に連携されている場合もあります。 TokenSwapする方法 QuickSwapでTokenSwapするとき、トップページがすでにSwapするページになっているので分かりやすいです。 交換元のトークンと交換先のトークンを選択してください。 画像ではUSDCをDAIにSwapしています。 「Approve USDC」をクリックしてコントラクトを承認しましょう。 MetaMaskが開くのでガス代を選択するのですが、基本的にガス代を増やさなくてもQuickSwapはトランザクションが通りやすいのでデフォルトでOKです。 もう一度USDCとDAIを選択して、「Swap」をクリックします。 「Confirm Swap」をクリックすればToken Swapは完了です。 ほとんどの場合ガス代は1円以下となっており、とても割安でSwapすることができます。 流動性提供する方法 QuickSwapでファーミングするにはLPトークンが必要です。 まず、流動性提供してLPトークンを獲得しましょう。 画像のように「Pool」をクリックして「Add Liquidity」と進んでください。 画像ではDAIとUSDCを提供します。 それぞれのトークンが1:1になるように調整しましょう。 残高に合わせて片方の数量を入力すると自動で1:1になります。 「Approve」をクリックして承認後、「Supply」へ進んでください。 Confirmすれば流動性提供完了です。 これでLPトークンが発行されます。 ファーミングする方法 QuickSwapの「Rewards」をクリックしてファーミングします。 ファーミングするペアのプールを選択して「Deposit」してください。 画像ではDAIとUSDCのペアです。 「Deposit」をクリックして承認後、ファーミングする数量を入力して、「Approve」します。 承認すればファーミング完了です。 ClaimしてQUICKを受取る ファーミングしたpoolでClaim(収穫)すると、QuickSwapが発行する「QUICK」トークンを報酬として受け取ることができます。 画像のように「Claim」をクリックしてください。 MetaMaskが開くのでトランザクションを確認して進みます。 これでClaim完了となり、ウォレットにQUICKが付与されているのでチェックしましょう。 ファーミングの解除方法 ファーミングの解除は「Withdraw」をクリックすればOKです。QUICKとLPトークンの両方がウォレットに入ってきます。 LPを解除してトークンを戻す QuickSwapの流動性提供を解除して、2つのトークンをウォレットに戻す手順も知っておきましょう。 「Pool」をクリックするとLP提供したプールが表示されるので選択してください。 画像ではUSDCとDAIのペアです。 「Remove」をクリックするとこのような画面になります。 解除する数量をパーセントで選んでください。 もう一度「Remove」→「Comfirm」と進んで、MetaMaskでトランザクションを確認すれば完了です。 トランザクションは適宜高速化する Removeしてなかなかトランザクションが通らないことがあります。MetaMaskでガス代(Gwei)を上げて高速化することも可能です。 QuickSwapを使う3つのリスク・注意点を確認しよう QuickSwapでは、流動性提供とファーミングにより、LPトークン・ガバナンストークンといった報酬を獲得できます。 トークンのペアによっては価格が上がり、利益が大きくなる可能性がありますが、その分リスクも伴います。 ここでは、QuickSwapを使うなら知っておくべき3つのリスク・注意点を解説するので、ぜひ目を通してくださいね。 QuickSwapのリスク・注意点 インパーマネントロスが発生する可能性 APYが高いほどリスクも上がる トークンの価格が暴落する可能性 1. インパーマネントロスが発生する可能性 QuickSwapだけでなく、PancakeSwapなどDEXに共通していることですが、流動性提供した後はインパーマネントロスが発生する可能性があります。 インパーマネントロスとは、預けていたトークンを手元に戻すとき、ホールドしているときよりも価格が下がっていることです。 トークンの価格変動があれば、流動性プール内では割合を1:1にするための調整が行われます。 流動性提供を解除して手元に戻すときは、Pool全体の割合でトークンが返却されるため、価格変動があればほぼ必ずロスが発生する仕組みです。 ホールド時と解除時の残高は変動することを忘れないでください。 それでもDEXが人気な理由とは インパーマネントロスを考慮しても、イールドファーミングで得られる報酬が上回っているので人気があります。高リスクなAPY100%以上も多く存在します。 2. APYが高いほどリスクも上がる QuickSwapでファーミングするとき、Reward(報酬)としてAYP(年利)が表示されているのでチェックすると思います。 このAPYが高いほど、インパーマネントロスが多く発生する可能性が高いので注意してください。 もちろん、利益が多くなるメリットはありますが、その分リスクがあります。 例えば、画像のように400%越え、1,000%越えのプールがありますが、これらは価格変動が激しく、単純に利益が増えるだけではなくロスも激しいと覚えておきましょう。 3. トークンの価格が暴落する可能性 QuickSwapで流動性提供するとき、2つのトークンをペアでPoolします。 預け入れている最中にトークンの価格が暴落すると、大幅なインパーマネントロスに繋がるかもしれません。 担保がないマイナーなトークンであればボラティリティに波があり下落の可能性も高いです。 USDCなどのステーブルコインは暴落しにくく安全なので、安定してLP提供するにはおすすめですよ。 TITANの大暴落について 2021年6月にTITANが1日で42億分の1まで大暴落して無価値となりました。$65の価値がほぼゼロとなり、資産を失ったトレーダー多かった事件です。 まとめ QuickSwapの基礎知識や基本的な使い方、リスクを解説しました。 今までUniSwapなどのDEXを使ったことがあれば、機能的にほとんど同じなので感覚で使いこなせると思います。 MATICでガス代を支払うため、事前にウォレットに入れておく必要があり、Swapやブリッジが必要な点は注意が必要です。 ただ、Polygonネットワークを使っているためガス代が格安であり、トランザクションが高速なのはメリットといえます。 ファーミングで賢く報酬を獲得できるQuickSwapを使いこなしましょう。 QuickSwapはこちら QuickSwapの使い方Youtubeはこちら