【初心者必読】仮想通貨におけるポジションってなに?現物取引とレバレッジ取引のポジションを解説!

【初心者必読】仮想通貨におけるポジションってなに?現物取引とレバレッジ取引のポジションを解説!
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本記事では基本中の基本、仮想通貨における「ポジション」について解説していきます。

「ポジション」という言葉を使うと、なんだか小慣れた雰囲気になりますよね笑。

復習したい方も初心者の方も理解できる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

仮想通貨における「ポジション」とは?


仮想通貨における「ポジション」とは、定義が曖昧ではありますが、広義に「仮想通貨を持っている状態」のことを指します。

実際に使う場合「ポジションがある」→仮想通貨を保有している

というように使います。

「ポジる」と略すこともあります。

ポジションの応用例としていくつかご紹介します。

「ポジション」の応用例
  • ノーポジション(ノーポジ)→仮想通貨を保有していない状態
  • ポジションを建てる(とる)→新しく通貨の売買を行うこと
  • ポジションを解消した(外した)→仮想通貨を売って保有していない状態
  • ポジションを集中させる→一定の通貨のみ保有すること

実際には下記のようにtwitterで使われます。

https://twitter.com/yasu_0524/status/1021381819575382016

ポジションの意味が分かると、とても簡単ですね。

ポジショントークとは?
自身の保有している仮想通貨に対し、SNSなどを用いてPRして値が上がるように操作すること。略して「ポジトーク」ともいう。特に影響力のある人物がポジショントークをすると相場に影響が出ることも。

ここまで「現物取引」におけるポジションを説明しましたが、次は仮想通貨の「レバレッジ取引」における「ポジション」についてご説明します。

仮想通貨のレバレッジ取引における「ポジション」


まず先に「現物取引」と「レバレッジ取引」の違いをおさらいしましょう。

・現物取引保有している資産と同じ対価の仮想通貨を取引をすること。持っている資産の範囲内でしか取引ができないが、借金をするリスクはない。
 
・レバレッジ取引仮想通貨交換業者に証拠金となる通貨を預け、ビットコインを借りて運用して取引をすること。レバレッジを何倍も効かせることにより、保有している資産より大きい金額で取引ができる一方で、借金を抱えることになるリスクもある。信用取引・FXとも呼ぶ。

レバレッジ取引ではポジションのことを、「建玉(たてぎょく)」とも呼びます。

レバレッジ取引において、建玉(ポジション)とは、未決済の保有している数量、注文のことを指します。

分かりにくいかもしれないので、実際のレバレッジ取引例を出します。

レバレッジ取引例
【買い注文の場合】 
買い注文をだす →買い注文が成立→建玉(ポジション)を持つ→買った時より値が高くなるのを待つ→値が上がる→売り注文で決済する・・・一般的な現物取引の投資法。レバレッジ取引においてこのような買い注文の仕方を「ロングポジション」という。  
 
【売り注文の場合】
売り注文を出す→売り注文が成立→建玉(ポジション)を持つ→売った時より値が下がるのを待つ→値が下がる→買い注文で決済する・・・レバレッジ取引においてこのような売り注文の仕方を「ショートポジション」もしくは「空売り」と呼ぶ。

レバレッジ取引において建玉(ポジション)が買い注文か売り注文かで「ロングポジション」と「ショートポジション(空売り)」に別れます。

「ロングポジション」を「ロング」、「ショートポジション」を「ショート(空売り)」と略します。

次はさらに詳しくレバレッジ取引における2種類の投資法「ロング」と「ショート(空売り)」について解説します。

レバレッジ取引における建玉(ポジション)「ロング」と「ショート(空売り)」とは?


レバレッジ取引の場合、「買い注文」を「ロング」といい、「売り注文」を「ショート(空売り)」と呼びます。

「ロング」と「ショート」の違い
ロング・・・買い注文を出し、値が上がるのを待って売りに出すこと。通貨の価値が上がった分だけ利益を得る。現物取引において一般的な投資法。
ロングの例・・・現金で1BTCを買い、BTCが5倍に値が上がった際に売りに出した。利益は5-1で4BTCの利益を得ることとなる。
 
ショート(空売り)・・・仮想通貨交換業者に対し一定の証拠金を担保にして通貨を借り、その通貨を使って売り注文を出すこと。高く売って安く買い戻すことで利益を得る。
ショートの例・・・1BTC=5万円で空売りし、1BTC=4万円に値が下がった時に買い戻した。利益は5-4=1万円の利益を得ることとなる。
証拠金とは?
レバレッジ取引において一定の額を取引所に担保として預ける必要がある。その資金を「証拠金」と呼び、適用するレバレッジにより資金額は異なる。

「ショート(空売り)は、上げ相場だけでなく、下げ相場で利益を上げることができる投資法です。

「ショート(空売り)」の場合、取引所から通貨を借りているので、長期間ポジションを持ち続けている(買いっぱなし、空売りしっぱなし)と、手数料が増えていきます。

現物取引では「ショート(空売り)」は行えません。

「ショート(空売り)」は、レバレッジ取引ならではの投資法です。

つまり、レバレッジ取引では上げ相場・下げ相場を予想して、自身のポジションを選択することができます。

レバレッジ取引における注意点

2種類のポジションが選択できるレバレッジ取引ですが、実際には上げ相場・下げ相場を予想することは難しいです。

ハイリスク・ハイリターンであるのがレバレッジ取引の特徴でもあります。

損失が膨らんだ時、どんなことになるのでしょうか?

ここでは、レバレッジ取引において損失が出た際に注意すべき2点の制度をご紹介します。

注意点①追証

レバレッジ取引には取引所にもよりますが、「追証(おいしょう)」という制度があります。

「追証」とは、「追加証拠金」のことです。

「追加証拠金」という字の通り、証拠金維持率が一定の値を下回った時に、追加の証拠金を取引所に預けなくてはいけない制度です。

つまり、損失が膨らむ(ロングでは値が下がる・ショートでは値が上がる)と、投資元本以上の損失を受けることとなります。

怖いですね汗。

追証では期日以内に追加の証拠金を支払うことができなかった場合、強制的にロスカットされポジションが解消されます。

その一方で、追加の証拠金を支払うことができた場合には、ポジションを維持することができます。

証拠金維持率とは?
注文に必要な証拠金に対して、口座内の資金をパーセンテージで表したもの。証拠金維持率は含み益や含み損によって変動する。この証拠金維持率が一定以上下がると「追証」や「ロスカット」の対象となる。「追証」や「ロスカット」の証拠金維持率は各取引所によって違う。

計算法・・・証拠金維持率=(保有資産-(買った時の通貨の価格-現在の価格)×購入枚数)/(買った時の通貨の価格×購入枚数/レバレッジ倍率)

各取引所の追証基準

仮想通貨交換業者追証基準
ビットフライヤー証拠金維持率80%以下
ザイフ追証なし
コインチェック証拠金維持率80%以下
ビットポイント追証なし(※)
ビットバンクトレード追証なし
GMOコイン追証なし
DMMビットコイン追証なし

※bitpointについては例外あり。<bitpointのFAQページへ
(2018年8月時点)

全体的には「追証なし」の取引所が多いですね。

初心者の方には「追証なし」の取引所から利用するのをオススメします。

追加の証拠金を支払わずに取引を続けられるからです。

注意点②ロスカット



追証よりもさらに損失が膨らみ、証拠金維持率が低くなった時に発動するのが「ロスカット」です。

ロスカットとは、一定の証拠金維持率を下回った時に、強制的にポジションを解消させられる制度です。

つまり、追証で追加の証拠金を支払ってポジションを維持できたとしても、証拠金維持率がさらに下回ればそこで利確されてしまうということです。

一方、「追証なし」の取引所では追加の証拠金を支払わずに取引ができるため、証拠金維持率を考えないでトレードしていると、いつの間にかロスカットされポジションを解消させられているなんてことも。

元々ロスカットは、これ以上損失が膨らまないようにとトレーダーを救済する処置として存在しています。

しかし、ユーザーにとって取引を続けられずにロスカットされた時点で損失が決まる「損切り」となってしまうため、トレーダーにとっては厄介な制度です。

各取引所のロスカット基準

仮想通貨交換業者ロスカット基準
ビットフライヤー証拠金維持率50%以下
ザイフ証拠金維持率30%以下
コインチェック証拠金維持率50%以下
ビットポイント証拠金維持率100%以下
ビットバンクトレード証拠金維持率20%以下
GMOコイン証拠金維持率75%以下
DMMビットコイン証拠金維持率80%以下

(2018年8月時点)

こう見てみると、ロスカット基準は取引所によって様々ですね!

ビットバンクトレードでは、なんとロスカット基準が20%以下なので、損切りされにくいという特徴があります。

ポジションに関する略語・スラングを紹介!

ポジションに関する用語

ガチホポジションを長期間手放さないこと
狼狽売り仮想通貨はボラトリティが高いため、慌ててポジションを手放すこと。初心者がやりがち。
塩漬け仮想通貨の値が戻るまでポジションを持ち続けること。
利確そこで利益を確定すること。ポジションを解消する。
損切り損失が膨らむ前にポジションを解消させること。

ポジションに関する用語って結構ありますね。

TwitterなどでSNSで発信すれば、小慣れた雰囲気になります!

まとめ


今回は、現物取引とレバレッジ取引における「ポジション」について解説させていただきました。

先述したように、「ポジション」という言葉は、正直曖昧な部分があります。

あくまで、広義に捉えての「ポジション」について解説しました。

初心者の方には、現物取引から始め、ある程度チャート分析ができるようになってからレバレッジ取引に移行することをオススメします。

自身にあった投資スタイルを実現するポジションを選択することが、利益を上げる秘訣です。

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