コインチェックの補償・返金開始に伴いNEM(ネム)が急上昇 / 他通貨は降下
2018/03/14・
Yuya
ニュース
この記事の3つのポイント
- 他通貨の降下に逆らいNEMは16%上昇
- 取引の大半は韓国・日本が占める
- 上昇の理由はコインチェックの補償・返金声明
市場の流れに逆らいNEMが急上昇
トップ100通貨のうち97通貨もが下目に出た今日。その下降トレンドに逆らうようにNEM(XEM)が16%(対USドル)の急上昇、時価総額ランキング12位(約40億円)にまで上り詰めました。
取引ボリュームの約60%は韓国ウォンや日本円とのペアが占めており、他のペアもアジア圏の取引所の存在が大きいです。
急上昇のワケはコインチェックの補償・返金声明
3月12日、コインチェックは1月26日に起きた約5億XEMの不正送金に関する補償を発表しました。
前代未聞のスケールのハッキングとなった今回の事例では、当時レートで約5億3千万ドル相当のNEMが不正送金されました。しかし、現在のレートで換算するとほぼ半分の約2億3千万ドルとなります。
1コインあたり88.549円の補償レートに対し、現在のレートは約45円/XEMほど。今回のNEMの急上昇は、返金を受けた投資家が当時の約半額になったNEMを買い戻したことが影響していると考えられます。
日系取引所、ZaifのJPY/XEMペアは現在のNEM取引ボリューム全体の4分の1以上を占めており、補償対象者によるNEM買い戻しを裏付けています。
補償・返金対象者による買い戻し、およびハッキング事件を受けNEMを手放した他国投資家による再購入が今後も続いた場合、NEMは更に上昇し続けると考えられます。
これからも上昇し続けるのか、しないのか。気になって夜もNEMれませんね!