特集・コラム
2018/05/14そのプロジェクト、本当にブロックチェーンが必要ですか?ICOでお金を集めたいだけじゃないですか?
Crypto Times公式ライターのYuya (@yuyayuyayayu)です。 とても初歩的な質問ですが、ブロックチェーンは、なぜここまで人気なのでしょうか? 「ブロックチェーンが革新的な技術だから」というのはもちろんですが、それと同様に「資金が集まりやすいから」というのがとても大きいのではないでしょうか。 言い換えれば、ブロックチェーン系のビジネスは資金的に参入しやすい、ということです。 このため、ブロックチェーンを応用したプロジェクトのためにICOを行うのか、それともICOがしたいから既存のビジネスモデルにブロックチェーンを組み込むのか、の見分けがつきにくくなっています。 今回の記事では両者がどのように違うのか、また、ブロックチェーンが真に活躍できる分野はどこなのかを解説していきたいと思います。 なぜ今企業がブロックチェーンを取り入れたがるのか? 最近のトレンドとして、既存のビジネスモデルにブロックチェーンを付け加えるプロジェクトがたくさんあります。中には、ブロックチェーンやトークンの必要性を疑うようなものが数多くあります。 このようなプロジェクト全てがブロックチェーンを無理やり組み込んでいる、とは一概には言えませんが、大企業やスタートアップがブロックチェーンを取り入れたがっているのは確かです。 その結果、「ブロックチェーンのためのICO」なのか「ICOのためのブロックチェーン」なのか、プロジェクトチームの意図が曖昧に見えてきてしまいます。 これにはどういったわけがあるのでしょうか? 企業はどうしてもICOを実施したい 上記のようなブロックチェーンを組み込んだビジネスモデルが全て「お金目当て」などと言っている訳ではありません。 ブロックチェーン自体まだ発展段階の技術ですし、数多くのスタートアップは真っ当なビジョンを持って同技術の応用を試みているはずです。 しかし、ベンチャーキャピタルなどと比べ規制が緩く、より広い投資家層を得られるため、ICOを行うことのできるプロジェクトはビジネス参入への壁がかなり低くなります。 ICOを統計とともに振り返る - CRYPTO TIMES ですから、多くの企業は「ICOで資金が集まるならブロックチェーンを使って何かやってみよう」という考えに至るものと思われます。 これはもちろん技術や市場の発展に貢献しますが、一方で投資家は、ブロックチェーンが適切な場面で使われているか、を見分けなければなりません。 話題の技術は言葉だけでお金になる 昨年末、Long Island Iced Teaという飲料品会社が社名をLong Blockchainに変更したことにより株価が290%上昇する、という事例が起こりました。 ブロックチェーンなどの話題な技術は、プロダクトに関係なくともその名前を載せるだけで大きなスペキュレーションや広告効果を生み出します。 また、ブロックチェーンに加えて、「AI」「ビッグデータ」「マシーンラーニング(機械学習)」などといった単語をプロダクト前面に押し出すプロジェクトや企業もたくさんあります。 このような最先端技術は当然、あまり世間で深く理解されているものではありません。よって、そういった技術が使われているというだけで注目が集まります。 しかし、このような技術が使われていることは良いですが、それが適切な分野に応用されているかを見落としてはなりません。 ブロックチェーンが本当に活躍できる分野はどこか 前項にも記述した通り、ブロックチェーンはどんな分野にも応用できる技術ではありません。 「ブロックチェーンの良さ」が活躍できる分野に応用されなければ、短期的にはICO等での収益が見込めても、長期的にはプロダクトとしての良さが残りません。 ここでいうブロックチェーンの良さとはいったい何なのでしょうか。 BitfallsのBruno Skvorc氏は、プロジェクトが解決する問題が以下のどれかに当てはまる場合は、ブロックチェーンの利用が適切であるといいます。 透明性の確立: 第三者、および個々人にデータの信頼性を監視させる必要がある場合。例: 不動産の所有権の管理など 不変性の維持: データを半永久的に保存し、かつ物理的/ネットワーク上の攻撃から容易に復帰できるようにしたい場合。例: 犯罪歴や学歴の記録など グローバリゼーション: 銀行等を介さずに世界中からの決済を受け付けたい場合。例: 優先電話等を経ずにデータサービス付きの携帯電話を導入した発展途上国など 信用の確保: 第三者を介せずに、一定の条件を満たすと資産が取引されるシステムが必要な場合例: スマートコントラクト 金融的自由: 政府にコントロールされない金融システムが必要な場合 どれもブロックチェーンやスマートコントラクトの基本的な利点を挙げているだけに過ぎませんが、実際のビジネスモデルと比較するとこのような点はとても見落としがちです。 まとめ ICOがビジネス参入を容易にする画期的な資金収集法であることはとても良いことだと思います。 ベンチャーキャピタルなどと同様、このような資金収集法が現れると、数々のスタートアップが現れ新たなビジネスモデルの開拓を始めます。 もちろん、短期的な成功を収めるプロジェクトもあると思います。 しかし、投資家などICOを精査する側としては、こういったビジネスモデルが長期的に生き残るのかを見極めなければなりません。 ここで大切になってくるのは、やはりブロックチェーンが適切に応用されているかということでしょう。
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2018/05/14南アフリカでは国民の半数が仮想通貨投資を支持
この記事の3つのポイント! 1.南アフリカ共和国では仮想通貨への興味関心が高まってきている 2.仮想通貨投資経験なしの国民のうち半数が一年以内に投資を考えていると回答 3.南アフリカを中心にアフリカでも仮想通貨ブームが広がっていく見込み 記事ソース:MyBroadband 南アフリカ共和国では国民の多くが仮想通貨への投資やトレードに関して興味を抱いているという調査結果が現地の技術系ウェブサイトであるMyBroadbandによって発表されました。 南アフリカ共和国はアフリカを率いる金融大国 南アフリカ共和国はアフリカを代表する金融大国となるべく、国をあげて安定した経済圏の構築を目指しています。 そんな同国でMyBroadBandは今年四月に国民を対象に仮想通貨に対する意識調査を行いました。調査の結果としては、今まで仮想通貨への投資経験がない国民の多くが今後仮想通貨の購入を考えているという内容が報告されています。 調査結果によると、これまでに仮想通貨を所有したことがないと回答した国民のうち約50%が今年中に仮想通貨の購入もしくはマイニングを検討しているとしました。 この結果の詳細として25%は仮想通貨トレード、15%はトレードとマイニング、7%がマイニングを検討しているという内訳になっており、南アフリカでのマイニング人気が明らかになりました。 南アフリカ共和国ではすでに仮想通貨が社会に浸透しており、複数のレストランや小売店で仮想通貨を支払い方法として使うことができます。 今後南アフリカ共和国を中心にアフリカでの仮想通貨ブームは広がっていくとみられています。 kaz アフリカでも仮想通貨に対する興味関心が高まっているのは非常に良い傾向だと思う。
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2018/05/14ビリオネアMike Novogratz氏「仮想通貨のこれからの3ヶ月〜1年が楽しみ」
Galaxy Digital CapitalのCEO、Mike Novogratz氏が、仮想通貨に関して、ニューヨーク証券取引所などによる大きな動きがこれからの3ヶ月〜1年以内にあるだろうと発言しました。 米ヘッジファンド、Fortress Investment Groupの元マネージャーであるNovogratz氏は、Galaxy Digital Capitalを設立し、今月9日にはBloombergと共同で仮想通貨インデックスを発表しました。 「ポートフォリオの1~2%に仮想通貨を入れるべき」、仮想通貨のないポートフォリオは「もはや無責任」とまで主張するNovogratz氏は、市場の長期的な成長に期待を寄せているものと思われます。 同氏は、Galaxy Digital Capitalがカナダのマイニング会社、Coin Capitalを買収する方針であることも明かし、市場に対しとてもブル的な姿勢を取っています。 「ビットコインはギャンブルだ」とするウォーレン・バフェット氏や、同じく仮想通貨に警戒的な姿勢を取っているビル・ゲイツ氏などとは真逆の意見となっているようです。 参考記事: Billionaire Mike Novogratz – The Next 3 to 12 Months Will be Very Exciting for Cryptocurrencies
ウォレット
2018/05/14【ハードウェアウォレットの特徴・メリット】仕組みから簡単に解説
仮想通貨はどのように保管していますか? 2018年1月にはコインチェックのNEM流出事件があり、大切な仮想通貨の保管方法について改めて考えた人も多いと思います。 大切な資産を守るためには取引所に置きっぱなしにしておくのではなく、ウォレットでの保管がおすすめです。 ウォレットといってもいろいろな種類がありますが、こちらではハードウェアウォレットについて紹介します。 ハードウェアウォレットの特徴やメリット・気をつけたい注意点なども解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。 ハードウェアウォレットとは?資産を一番安全に保管できる? 仮想通貨を保管するウォレットには、ホットウォレット、コールドウォレットという大きく分けて2つの種類があります。 ホットウォレットとは、インターネットに常に繋がっていて、入出金がすぐに行えるものです。 それに対して、コールドウォレットとは、インターネットに繋がっていないオフライン状態で送金などに必要な秘密鍵を管理するものです。 ハードウェアウォレットは、資産を移動するときだけパソコン(インターネット)に繋ぐので、コールドウォレットに属するということになり、比較的安全に資産を管理できます。 ハードウェアウォレットの仕組み ハードウェアウォレット本体の中にビットコインなどのデータが直接保管されていると思っている人が多いと思いますが、実際は違います。 仮想通貨ではブロックチェーン上で誰がどれだけ通貨を保有しているのかというデータが管理されています。ブロックチェーン上にある自分の保有している通貨を送金などするときに秘密鍵というものが必要となってきます。 ハードウェアウォレットでは、その秘密鍵をオフライン状態で保管しています。 ハードウェアウォレットのメリット・魅力を紹介! それでは、ハードウェアウォレットのメリットや魅力を紹介していきたいと思います。 資産を安全に保管できる これがハードウェアウォレットで通貨を保管する一番のメリットだと思います。 せっかく通貨の売買で儲けを得たり、持っていた通貨の値段が上がったりしても、盗まれてしまってはどうしようもありません。大切な資産は強固なセキュリティで守るようにしましょう! 自分に合ったものを選べる 最近では、ハードウェアウォレットも普及し、種類も沢山増えてきました。 対応している通貨が多いもの、デザインが良いもの、安価なものまで沢山の種類があります。 用途、対応通貨に合わせて、豊富な種類の中から選ぶことができます。 自分にあったハードウェアウォレットを見つけ出すことで、今後、仮想通貨に対するモチベーションが上がることは間違いないです! 持ち運びが簡単 ハードウェアウォレットはUSBメモリ程度の大きさなので手軽に持ち運ぶことができます。 これでパソコンさえあれば、いつでもどこでも通貨を管理することができます! ハードウェアウォレットのデメリット・注意点も覚えておこう! さて、メリットばかりのように見えるハードウェアウォレットですがデメリットも勿論存在するので覚えておきましょう。 購入費用がかかる ハードウェアウォレットの購入には大体1万~2万円ほどかかり、決して安いとは言えません。 ですが、皆さんが使っている財布の値段を考えてみてください。1万~2万円くらいならそこまで高いほうではないですよね? このくらいの値段で安全に通貨を保管できるなら購入する価値はあると思います。 いちいち取引所に移すのが面倒くさい ハードウェアウォレットを使っていると取引をするときに通貨を取引所に送金が必要になります。 これが面倒くさいと感じる人もいると思いますが、そういう人でも何十万、何百万の現金となれば、使うときに面倒だからといってそのまま置いておいたりせず、銀行や金庫に預けるなどの安全な方法をとると思います。 これと同様に仮想通貨も面倒くさいとしても安全な方法で保管するべきだと思います。 紛失、破損の可能性がある 紛失、破損に関しては正直気をつけるしかありません。 しかし、紛失、破損した場合でも同一の新しいものを用意してリカバリーフレーズを入力すれば復元できるので、万が一の場合でも安心です。 リカバリーフレーズを無くすと紛失、破損時に復元できなくなるので、リカバリーフレーズはメモに控えるなどして絶対に無くさないように保管してください。 リカバリーフレーズとは? 紛失したウォレットを復元するのに必要な24語の単語列。 ハードウェアウォレットと主な他のウォレットとの比較!おすすめはどのタイプ? 各ウォレットの比較表 安全性 対応通貨 耐久性 コスト 手軽さ ハードウェアウォレット ペーパーウォレット Webウォレット - ソフトウェアウォレット - スマホウォレット - ※対応通貨:1つのウォレットで管理できる通貨の種類が多いor少ないを表す Webウォレット サイトに登録してそのサイトの管理者が秘密鍵を管理するタイプのウォレットです。 インターネットに繋がっていれば、どの端末からもログインが可能で資産の管理が楽というメリットがありますが、それゆえハッキングなどのリスクが高いです。 最近では、本物そっくりのフィッシングサイト(偽サイト)を作り、IDとパスワードを抜き取るという手口も多発しているので気をつけましょう。取引所に置いておくというのも、これに該当します。 ソフトウェアウォレット パソコンに専用のソフトウェアをダウンロードして、そこで秘密鍵を管理するタイプのウォレットです。 個人で管理するため、Webウォレットより安全性は高まりますが、インターネットに繋がっている以上ウイルス感染には気を付ける必要があります。 また、通貨によってはソフトウェアウォレットに入れておくだけでマイニング報酬がもらえるものもあります。 スマホウォレット ソフトウェアウォレットのスマホ版です。 スマホで手軽に個人で管理できるものの、スマホは常にインターネットに繋がっているため、やはり危険性は高いと言えます。 また、スマホを紛失、破損したときのためにリカバリーフレーズはきちんと管理しておく必要があります。 ペーパーウォレット 紙に秘密鍵を印刷して管理するタイプのウォレットです。 オフライン状態で管理できるため、ハードウェアウォレットの同様、安全性は非常に高いです。 しかし、紙なので劣化したり、無くしやすいというデメリットもあります。 無料で安全に資産を管理できるペーパーウォレットとは?使い方も紹介! - CRYPTO TIMES 人気のハードウェアウォレット4選!迷ったらここから選ぼう 購入の注意点 ハードウェアウォレットの購入は絶対に正規代理店などの信用できるところで行ってください。(Amazonやメルカリなどで購入した場合、ウイルスが仕込まれていたり、リカバリーフレーズを見られていたりすると、資産が盗まれる可能性があります。) Trezor 人気 対応通貨 価格 普通 16,000円程度 対応通貨は、BTC,BCH,BTG,LTC,ZEC,DASH,ETH,ETC,UBIQ,REP,EXPENSE,NEM,MONAの13種類です。 価格は16,200円(送料込み)となっています。 Trezorの主な特徴として、NEMに対応していることがあげられます。 公式サイトはこちら Ledger Nano S 人気 対応通貨 価格 多い 15,000円程度 対応通貨は、BTC,BCH,BTG,LTC,STRAT,ZEC,DOGE,KMD,PIVX,VERT,VIA,HCASH,DIGI,QTUM,STEALTH,PoSW,DASH,ETH,ETC,ARK,UBIQ,NEO,STELLAR,XRP,EXPENSE,AUGER,ERC20トークンの27種類です。 価格は15,800円(送料込み)となっております。 主な特徴として、リップルやERC-20トークンに対応している、1台でかなりの種類の通貨を管理できるという特徴があります。 公式サイトはこちら Digital BitBox 人気 対応通貨 価格 少ない 9,000円程度 対応通貨は、BTC,ETH,ETC,LTC,ERC20トークンの5種類です。 価格は8,980円です。 新しく発売されたハードウェアウォレットで、上の2つに比べ、価格が安いです。 また、リカバリーフレーズをmicroSDカードで保存する、というのも大きな特徴です。 資産管理はハードウェアウォレットで!Digital BitBoxの紹介 - CRYPTO TIMES 公式サイトはこちら Safe-T Mini 人気 対応通貨 価格 少ない 6,000円程度 対応通貨は、BTC,ETH,BCH,ZCH,LTC,DASHの6種類です。 全てのトランザクションがスクリーンに表示され、トランザクションはハードウェアボタンを押さない限り承認されないことも有り、セキュリティも高いのが特徴です。 アルコス社のSafe-T Miniはハードウェアウォレット界のダークホースになり得るか? - CRYPTO TIMES 公式サイトはこちら まとめ ハードウェアウォレットには、いくつかのデメリットがありますが、それを考慮しても大切な通貨を安全に保管できるというメリットは大きいです。 仮想通貨の世界では、投資をするのも資産を守るのも全て自己責任です。 皆さんも安全に通貨を保管するため、ハードウェアウォレットの使用を検討してみてはいかがですか? 仮想通貨はウォレット管理をしよう!取引所での資産保管リスク - CRYPTO TIMES
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2018/05/14米投資機関の副社長がブロックチェーンは次の産業革命を推し進めるテクノロジーと発言
この記事の3つのポイント! 1.投資機関の副社長がブロックチェーンに関して強気なコメントを発表 2.同氏はブロックチェーンを次の産業革命を推し進めるテクノロジートップ5の一つに位置付け 3.さらに銀行やサプライチェーンを使う全企業でブロックチェーンは有効活用できるとコメント 記事ソース:CNBC 投資信託を行うFederated Investors社の副社長を務めるSteve Chiavarone氏は11日にCNBCのインタビューにてブロックチェーンテクノロジーに言及し、ブロックチェーンを「経済成長のキー」と表現しました。 Chiavarone氏は「ブロックチェーンは経済成長を促すか」という質問に対し、「ブロックチェーンは自動化のポテンシャルを持ち合わせ、効率化も期待できる」と答えました。 また、同氏はブロックチェーンを次の産業革命においてキーとなるテクノロジートップ5のうちの一つとしてあげました。そして、他の4つのテクノロジーは自動化、ロボティクス、AI、Internet of Things(IoT)だとしました。 「投資家がどのようにしたらブロックチェーンの恩恵を受けられるのか」という質問に対しては、NvidiaやIntelの名前をあげ、彼らはブロックチェーンの認証システムを提供しているとしました。 最後に同氏はメガバンクとブロックチェーンについても言及し、Bank of Americaなどの名だたる銀行がブロックチェーンに興味を示しており、積極的に投資を行なっているとしました。また、サプライチェーンを使う全ての企業はブロックチェーンによって業務を効率化できるとコメントしました。 kaz ブロックチェーンの可能性は無限大!
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2018/05/13GMOコイン「貸仮想通貨」にアルトコイン4種が加わる
先月、ビットコインを顧客から利子付きで借りる「貸仮想通貨」を開始したGMOコインですが、今月9日を持って新たにアルトコイン4種の取り扱いも開始したことがわかりました。 「貸仮想通貨」とは、仮想通貨をGMOコインに貸し出すことで、貸し出した数量に応じた貸借料を受け取ることができるというサービスです。 同サービスはユーザー間での仮想通貨貸借を可能にするものではなく、ユーザーからGMOコインへの貸し出しのみとのことです。 今回新たに「貸仮想通貨」に加えられたのはイーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)とリップル(XRP)の4種となっています。 最小・最大申込数量は各通貨ごとに細かく指定されており、満期は150日、年利は5%相当となっています。今回の申込期間は5月9日〜5月23日となっています。 また、募集上限も設けられており、上限以上の申込があった場合には抽選が行われるとのことです。
プロジェクト
2018/05/13QuarkChain / QKC の特徴・競合比較まとめ!大注目ICOの将来性は?
QuarkChainはスケーラブルでセキュア、分散化されたプラットフォームを作るプロジェクトです。 記事作成時点でICOから10倍以上になっているZilliqaの競合ということもあり、将来性にも期待されています。 こちらのページでは、そんなQuarkChainの特徴やICO情報についてまとめています。 これを読めば、基本的な特徴からZilliqaとの違いまで、QuarkChainについてはバッチリです。 QuarkChainの概要を把握しよう QuarkChainの概要 通貨名/ティッカー QuarkChain(クォークチェーン)/QKC 創業者(CEO) Qi Zhou 主な提携先 Chihuo、PRIMASなど 特徴 スケーラブルなプラットフォーム 公式リンク Webサイト Twitter Telegram 日本公式Telegram Facebook Weibo github(ソースコード) ICO情報とトークンメトリクス QuarkChainのICO情報 WhiteList 2018/05/07 ~ 2018/05/21 ※抽選あり 規格 ERC20 支払い ETH 発行枚数 10,000,000,000 QKC 調達額 総額 20,000,000 USD PrivateSale 16,000,000 USD ICO 4,000,000 USD ICOレート 1 QKC = 0.00003 ETH QKCはメインネットver1.0(2018年Q4予定)公開までは、ERC-20トークンとなります。 QKCの用途は公開されていて、取引手数料の支払いやコミュニティ貢献者への報酬に利用されることになっています。 QuarkChainの抽選について QuarkChainのICOに参加する(WhiteListに通る)には、Telegramへの加入、Quizの回答ののち、抽選に参加する必要があります。 Telegram参加時期によるポイント、Quizのポイント、その他のプロジェクトへの貢献度に応じてポイントがつけられ、合計得点が60点以上の人に、点数に応じた枚数の抽選権が配られます。その後抽選に当たればICOに参加することができます。 QuarkChainの5つの特徴を紹介!QuarkChainを利用するメリットや将来性は? QuarkChainの特徴について解説しています。 まずはQuarkChainのがどんなものなのか、どんな問題を解決できるのかを知っておきましょう。 dAppsやスマートコントラクトを構築できるプラットフォーム QuarkChainはブロックチェーンのスケーラブルなプラットフォームです。 イーサリアムやNEOのように、QuarkChain上でdAppsを作ったりスマートコントラクトを実装したりすることができます。 スケーラビリティ問題に対応できるイーサリアムと考えるとわかりやすいです。 毎秒約1,000,000のトランザクションを処理できる スケーラビリティ問題解決に関係してくる特徴です。 公式サイトの画像からわかるように、QuarkChainのTPSはBitcoin、Ethereumよりもはるかに大きくなっています。 TPSとは トランザクション・パー・セカンドの頭文字をとったものです。1秒当たりに処理できるトランザクション数を示しています。 VISAは世界で最も利用されている決済サービスです。 このように比較すると、QuarkChainが対応できるTPSどれだけすごいかがよくわかりますね。 イーサリアムのdAppsなどを簡単にQuarkChain上に移行できる QuarkChainが注目されている理由の一つです。 すでにイーサリアム上でdAppsとして稼働しているアプリなどを、簡単にQuarkChain上に移し替えることができます。 これはQuarkChainがEVMのスマートコントラクトに対応していることが理由です。 EVMのスマートコントラクトとは イーサリアムのトランザクションはEVM(イーサリアム仮想マシン)を介して行われます。QuarkChain内にイーサリアムの通訳がいるイメージです。 弱いパワーのマイナーも報酬を得られる(ネットワークの分散化に役立つ) 多くの仮想通貨のマイニングはPoWという方式で、これではハッシュパワー(計算力)が小さいマイナーは報酬を獲得しづらくなります。 PoWとは 計算を一番早く完了させたマイナーだけが報酬を獲得できるマイニングの仕組みです。計算がより早くできる、大きなハッシュパワーのマイナーが有利になります。 PoWの仕組みのために、マイナーはみんなで力を合わせてマイニングをし、獲得した報酬を分割します。(マイニングプールを作る) しかし、これは分散化という観点では良いことではありません。 1つのマイニングプールの権力が大きくなるからです。 マイニングプールの問題点 ブロックチェーンは本来、みんなでネットワークを監視して健全性を保つものです。マイニングプールにより、1人が持つ力が大きくなると、ネットワークの健全性が失われやすくなります。 でもQuarkChainではハッシュパワーが小さいマイナーも、きちんと報酬が得られるような仕組みになっています。 これは、QuarkChainのマイニング報酬の仕組みが、ビットコインやイーサリアムなどのとは少し違うからです。 QuarkChainでは、ハッシュパワーに対する報酬の割合(難易度)を自分で決めることができます。 難易度が低いマイニングを選択することで、ハッシュパワーの大きいマイナーと競合するのを避けることができ、報酬を獲得することができるようになるのです。 わかりやすい例 マイニング報酬 … 100 必要ハッシュ(難易度) … 100 マイニング報酬 … 1500 必要ハッシュ(難易度) … 1000 マイニング報酬 … 20000 必要ハッシュ(難易度) … 10000 ※ここで紹介しているレートはランダムです。 これなら弱いハッシュしのマイナーも報酬を獲得できる。つまり、マイナーが分散化できる! 公式ホワイトペーパーでは、「ハッシュという通貨でマイニング報酬を買うことができる。」という表現がされています。 さっちゃん レートの仕組みは「まとめ買いでお得になる」みたいなイメージですね。 QuarkChainの仕組みを活用することで、結果的にマイナーの分散化にもつながり、より分散化された健全なネットワークが成立します。 クロスチェーンを実装できる QuarkChainではクロスチェーンを実装することができます。 具体的にいうと、"取引所を介さないQKCとビットコインなどの交換"ができるようになります。 クロスチェーンとは ビットコインやイーサリアム、NEOなどの互いに異なるチェーンとの直接取引を可能にする技術です スケーラブルなQuarkChainを支える技術を紹介! QuarkChainの5つの特徴では、QuarkChainは高分散化・スケーラブル・セキュアなプラットフォームといわれる特徴について解説してきました。 そんなQuarkChainを支える技術について紹介していきます。 QuarkChainはコード評価も高い 海外のコードレビューサイトなどではQuarkChainのコード評価(コードの質の評価)がかなり高いです。英語ですがQuarkChain Code Review – Deep Diveの「QuarkChain Code Review Conclusion」のパートを見ただけでも高評価なことがわかります。 シャーディング技術(2レイヤー構造) QuarkChainはシャーディング技術を採用していて、ブロックチェーンの処理を分割することができます。 これによって処理速度を上げることが可能です。 チェーン名 ブロック名 検証時間 主な役割 ルートチェーン層 (第2層) ルートチェーン ルートブロック 数分以内 検証 シャーディング層 (第1層) シャード マイナーブロック 数秒 元帳 シャードレイヤー(第1層) これがQuarkChainのスケーラビリティの秘密です。 シャードレイヤーのポイント トランザクションのすべてではなく"一部を"処理することで処理時間が短縮できる マイナーブロックは増減可能なのでトランザクションが増えても対応できる シャード(マイナーブロック)ではトランザクションの一部が処理されるため、すべてを処理するのに比べて処理速度が向上します。 また、このマイナーブロックの数は増やすことができるので、トランザクションが増えても全体の処理速度は落ちません。 わかりやすい例 道路の拡張工事をイメージすると分かりやすいです。車線(マイナーブロック)を増やすことで、車はよりスムーズに流れます。(トランザクションが増えても問題ありません。) ルートチェーン(第2層) ルートチェーンの役割は第1層のマイナーブロック(各シャード)を束ねて、QuarkChainの全体のネットワークとして構築していくことです。 ルートチェーンには承認されたマイナーブロックの一部(ブロックヘッダ)が格納されていきます。 ここではトランザクションの処理はせず、ひたすらに承認された第1層のブロックを束ねていきます。 このように処理とネットワーク全体の確認を分割することで、トランザクションが増えてもQuarkChainは安定的に稼働することが可能です。 マイニングではルートチェーン(第2層)に50%以上のハッシュが割り当てられる マイニングのハッシュパワーは、第1層と第2層で分割されます。 このときのハッシュパワーの割り当ては、50%以上はルートチェーン(第2層)、残りを全てのシャード(第1層)で分割です。 これにより、悪意のあるマイナーがネットワークを支配するには、最低でも全体の25%のハッシュパワーを持つ必要があります。 Point これがもし逆で第1層が50%以上持っていると、ネットワークを全体を管理する第2層を、より小さいハッシュパワーで乗っ取ることができるようになってしまいます。 これはビットコインなどの「51%攻撃」よりも低い割合になっています。 QuarkChainではこの問題に対して、次に紹介するクラスタリングで対応しています。 クラスタリング クラスタリングは、ミニノードを集めて実質的なフルノードを作れる技術です。 ノードとは ここではマイナー=ノードと考えると分かりやすいです。つまり、クラスタリングで小さなマイナーが協力して大きな1つのマイナーになるイメージです。 QuarkChainのマイニングでは、小さなハッシュパワーでもマイニング報酬を得られるという特徴があるのは「QuarkChainの特徴」で解説した通りです。 各マイナーはQuarkChainのネットワーク内でミニノードであり、その集合体が実質的なフルノードになっています。 マイナーがいくつか集まってフルノードが作られるので、1つの大きなマイナーがネットワークを支配しづらくなります。 ミニノードでは全体のトランザクションを確認することができません。 ほかのノードとデータを照らし合わせることで、全体のデータが確認できます。 クラスタ内の一部のミニノードが稼働不能になっても、ノード(クラスタ)としての機能は保たれるような仕組みが画期的です。 クロスシャードトランザクション クロスシャードトランザクションは、異なるシャード間でのトランザクションを可能にする技術です。 これによって、いわゆる"train and hotel problem"などが解決できるようになります。 シャード1で電車の予約をするためのトランザクション処理をして、シャード2でホテルの予約をするためのトランザクション処理をするとします。 この旅行予約のとき、どちらか一方の予約ができなければ両方の予約をやめるべきであり、両方の予約ができて初めて旅行の予約が完了します。つまり、このような状況において、「どちらも予約できるか」あるいは「どちらも予約しないか」の二択になります。どちらか片方の予約だけして、もう一方の予約はしない、という選択肢はありません。 Sharding Phase 1 の具体的な仕組みとセキュリティ課題 クロスシャードトランザクション技術によって、スケーラブルな環境下でも複雑なスマートコントラクトが可能になります。 クロスチェーン実装はアダプタorシャーディングを利用 QuarkChainは2通りの方法でクロスチェーンを実装することが可能です。 外部トランザクションにアダプタを利用する方法QuarkChainの外部チェーンのトークン(ビットコインなど)を、アダプタで変換してQuarkChain上で扱えるトークンにする方法です。 外部トランザクションをシャードに記録する方法外部チェーンをサブチェーン(またはシャードの1つ)として格納して、クロスシャードトランザクションを利用してやりとりする方法です。 スマートウォレット・スマートアカウント 通常、異なるシャードにある情報を管理したりアクセスしたりするには、各シャードに対応したアカウントが必要です。 でも、QuarkChainのスマートアカウント(ウォレット)があれば、メインアカウントを1つ持っているだけですべてのシャードにアクセスできるようになります。 スマートアカウント(ウォレット)のおかげで、ユーザーは同シャード・別シャードなどを意識せずにQuarkChain上のアプリなどを利用することが可能です。 プロジェクト進行は早い!?QuarkChainのロードマップを確認しよう こちらは2018年5月現在のロードマップ(ライブ版)です。 最新のロードマップはQuarkChainの公式サイトで確認することができます。 QuarkChainのロードマップ 時期 内容 2017年 Q2 スケーラビリティ問題のリサーチ 2017年 Q4 ホワイトペーパー草案 2018年 2月 検証コード0.1 ホワイトペーパー公開 2018年 3月 テストネット0.1 ウォレット0.1 2018年 Q2 テストネット1.0 スマートコントラクト0.1 2018年 Q4 QuarkChainコア1.0 メインネット1.0 スマートウォレット1.0 2019年 Q2 QuarkChainコア2.0 メインネット2.0 スマートウォレット2.0 【2018年 3月】テストネット0.1・ウォレット0.1 テストネットver0.1、ウォレットver0.1がリリースされます。 テストネットver0.1は、シャード内・クロスシャード両方の基本的なトランザクションに対応します。 【2018年 Q2】テストネット1.0・スマートコントラクト0.1 テストネットver1.0がリリースされます。 テストネットver1.0ではスマートコントラクトに対応します。 【2018年 Q4】QuarkChainコア1.0・メインネット1.0・スマートウォレット1.0 QuarkChainコアver1.0(QuarkChainの基本的な機能と最適化を実装しているネットワーク)がリリースされます。 コア、メインネット、ウォレットはすべて同時に公開される予定です。 【2019年 Q2】QuarkChainコア2.0・メインネット2.0・スマートウォレット2.0 コア・メインネット・ウォレットver2.0はver1.0をさらに最適化したものになります。 さらにクラスタリングも実装されます。 主なチームメンバーを紹介!バックグラウンドをチェックしよう QuarkChainの主なチームメンバーを紹介します。 結論からいえば、QuarkChainには優秀な人材が揃っています。Google、Facebookの出身が多いです。 1人1人について見ていきましょう。 【CEO】Qi Zhou ソフトウェアエンジニア。Facebook、Dell EMCでスケーラブル系プロジェクトの経験あり。 ジョージア工科大学博士卒 Facebook 1年 Dell EMC 2.5年 Google 9か月 【エンジニア】Zhaoguang Wang ソフトウェアエンジニア。バックエンドエンジニアとしてFacebookで1年、Googleで5年以上の経験。 ミシガン大学(コンピュータ・サイエンス・エンジニアリング)博士卒 Facebook 1年 Instagram 4か月 Google 5年 【研究者】Xiaoli Ma 研究者。Ratrix Technologies、LLCの共同創業者・CTO。 ミネソタ大学・電気工学博士卒 ジョージア工科大学 (教授) 3年11か月 Ratrix Technologies、LLC 6年6か月 ジョージア工科大学 (准教授) 4年 【研究者】Yaodong Yang 研究者。DEMO++の共同創業者。50以上の論文発表、600以上の引用あり。 バージニア工科大学博士卒 DEMO++ 2年11か月 西安交通大学・フロンティア科学技術研究所 (副学長) 3年9か月 【マーケティング・コミュニティ】Anturine Xiang 多様な業種でのデータ分析の経験あり。 ジョンズ・ホプキンス大学卒 Beepi 1年6か月 Chartboost 1年2か月 LinkedIn 11か月 QuarkChainの問題点・懸念点も知っておこう プロジェクトについてきちんと理解するには問題点・懸念点についても知っておくことも重要です。 主な留意点についてまとめているので、こちらにも目を通しておきましょう。 競合が多い QuarkChainはスケーラブルなプラットフォームの構築を目指すプロジェクトです。 スケーラブルなプラットフォーム系のプロジェクトは競合がたくさんいます。 競合が多い場合ははやくシェアを獲得できたプラットフォームが有利になってくるので、開発のスピードはとても重要なポイントです。 Point 現状のシェア最多のイーサリアム上のdAppsをQuarkChainに移し替えることができるのは、QuarkChainの大きなメリットです。 25%のハッシュパワーでネットワークへ攻撃ができる QuarkChainのネットワークを攻撃するには、最低でも全体の25%のハッシュパワーを持つ必要があります。 これはビットコインなどの50%よりも少ない割合です。 クラスタリングなどでマイナーのパワーを分散する構造にはなっていますが、実際に攻撃を受けずに稼働し続けられるかはわかりません。 【競合プロジェクトを比較】QuarkChainの優位性は? 最後に、QuarkChainと競合する主なプロジェクトについてもチェックしておきましょう。 プロジェクトの時価総額がどの程度になるのかを見極めるときの参考にすることができます。 QuarkChainとNEO・EOSの違いは分散性 NEOやEOSも高速のトランザクションが可能なプラットフォームです。 これに比べてQuarkChainが優れているのは、より分散化された仕組みになっているというところです。 NEOやEOSはノードが開発チームによって管理されているので、真に分散化された仕組みであるとは言い難くなっています。 対してQuarkChainはマイニングを分散化する仕組みによって、たくさんのマイナーが参加しやすい仕組みを作っています。 QuarkChainとZilliqaの違いはシャーディング Zilliqaもシャーディングを実装している、スケーラブルプラットフォームです。 QuarkChainはそんなZilliqaの上位版ともいわれることが多いプロジェクトで、よく比較対象に上がります。 QuarkChainの優位性 vs Zilliqa Zilliqa…シャード=ノード QuarkChain…シャード=ブロックチェーン →Zilliqaはノードが稼働しているときにスケーラブル →QuarkChainはあるノード停止や過負荷でも検証を引き継げる 他 クロスシャード、クロスチェーン(ZILはWANなどで導入予定)、EVMサポートなど — さっちゃん-仮想通貨ブログ (@vcvc_stc) 2018年5月12日 QuarkChainとZilliqaはデータの分割(シャーディング)のところで、大きな違いがあります。 ZilliqaとQuarkChainのシャードの違い Zilliqaはトランザクションを分割して、その処理を分散化してスケーラブルになる QuarkChainはシャード自体がブロックチェーン(2層構造)で、あるノードが過負荷などで稼働できなくなってもほかのノードが引き継いで対応することができる さらに、QuarkChainはEVM対応で最大シェアのイーサリアムから素早く乗り換えができる、というところもかなり大きなポイントです。 【大注目のICO】QuarkChainまとめ QuarkChainの特徴や技術、競合についてまとめました。 スケーラビリティ問題を解決できるプロジェクトは注目度が非常に高いです。 QuarkChainについてもっと知りたいと思った人はホワイトペーパーを読んだり、公式Twitterなどをチェックしたりしてみてください。 QuarkChainの公式リンクまとめはこちら
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2018/05/13IBMがNGO団体と提携しブロックチェーンチャリティコンテストを開催へ
この記事の3つのポイント! 1.IBMがNGO団体とブロックチェーンプラットフォームを募集するコンテストを開催へ 2.参加者は慈善事業に提供された資金の追跡を可能にすることが求められる 3.優勝者はIBMやGlobal Citizenらと実装方法について協議可能 記事ソース:IBM Blog 世界的なテック企業であるIBMは貧困の撲滅を目標に掲げるNGO団体Global Citizenと提携し、チャリティーブロックチェーンのコンテストを開催すると今月11日にブログにて発表しました。 ブログに投稿された内容によると、IBMは寄付された資金が本当に必要なところで効率的に使われていることを確認することがもっとも大きな挑戦だとし、以下のようにつづりました。 もし我々が貧困や感染症などの社会的問題を解決するのであれば、それぞれの事業で約束された資金を手に入れる必要がある。特に世界でもっとも影響力のある寄付者である各国政府からだ。 IBMとGlobal Citizenが開催するコンテストは慈善事業が受け取った資金を活用するまでの経緯を追跡することを目的としたブロックチェーンプラットフォームの構築を目指しています。 同コンテストは「チャレンジ・アクセプティド」と名付けられ、参加者はIBMの提供するブロックチェーンプラットフォーム上に 3者から構成されるネットワークの構築が求められており、政府によって送金された資金を慈善事業に登録し、Global Citizenよって認証されるという手順を踏まなければならないとのことです。 コンテストの優勝者はアプリケーションの実施方法についてIBMやGlobal Citizenその他業界のリーダーらと協議できる他、IBMのウェブサイト上でもプラットフォームを紹介されるとしています。 kaz ブロックチェーンの良い使い方ですね
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2018/05/13SEC弁務官が適切な規制の考案に前向きな姿勢を示す
米国証券取引委員会(SEC)弁務官のHester Peirce氏は、今月はじめのカンファレンスでICOに対する適切な規制を当事者に寄り添って考案していく方針であることを明らかにしました。 Peirce氏は、革新的なプロダクトやビジネスモデルを監視の元で試行できる体制を整えた英国やシンガポールなどの規制機関を例に挙げ、米国でも同様に「規制下のサンドボックス」を設けたいとしています。 規制を勧める一方でPeirce氏は、新たな制度が技術発展の自由度を奪う可能性への懸念も見せました。 「(監視にあたり)規制担当者は新たな技術の発展をコントロールしないよう気をつけるべきです。これは担当者の役割ではありませんし、既存の規制の枠組みに新しい技術を無理やりはめ込んでしまうことになりかねません。」 とコメントしたPeirce氏は、技術の進歩が厳しい法規制によって制限されないようにと付け加えました。 また、数々のプロジェクトで使われるトークンに金融商品的な側面があることに対して、Peirce氏は今後注意深く規制案を考えていく方針であることを発表しました。同氏は、 「(セキュリティのようなトークンが多いからといって)全てのICOを金融商品とみなすわけではありません。仮想通貨の分野はまだ発展段階ですから、ICOを全てひとまとめにしてしまうような規制には気をつけています。」 とコメントし、最適な方法はICOひとつひとつを見ていくことであるとしました。 Peirce氏の今回の発表内容はブロックチェーンや仮想通貨の業界当事者にとても協力的なものでした。今後実際どのような規制が施されていくのかに注目が集まります。 参考記事: SEC Commissioner Cautiously “Open” to Regulatory Sandbox for ICOs: Bitcoin.com
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2018/05/13ジンバブエ中央銀行が国内の金融機関に対して仮想通貨禁止を通告
この記事の3つのポイント! 1.ジンバブエ準備銀行が国内の金融機関に仮想通貨と関わらないようにという通達を発行 2.同行は準備銀行には既存の支払いシステムを守る役目があると主張 3.一方で同行のトップは国民に対しても仮想通貨と関わらないようにとコメントを発表 記事ソース:NewsDay ジンバブエの中央銀行が国内の金融機関が仮想通貨関連の業務を行うことを禁止したと現地メディアのNewsDayが12日に報じました。 ジンバブエ準備銀行の監督官兼事務官のNorman Mataruka氏は回報を発行し、国内の金融機関に60日以内に仮想通貨関連業務を全て停止し、仮想通貨関連の資産を清算するようにという内容の通達を出しました。 ジンバブエでは以前から金融機関が仮想通貨を保持、取引、送付することが禁じられており、今回の通告でより具体的な規制が施工される流れとなります。 Mataruka氏は今回の決断に関して仮想通貨の相互接続性と伝統的な法定通貨システムに焦点をあて、「我々は支払いシステムを健全に保つ義務」があると説明を付け加えました。 また、ジンバブエ準備銀行のトップを務めるJohn Mangudya氏は 仮想通貨に関わりを持っているいかなる人は全ての行動を自分自身の責任の元で行うべきだ。これに関して我々準備銀行や他の国内の金融機関は一切の手助けをしない。 とNewDayにコメントし、国民に対して仮想通貨取引は自分自身の責任でするように伝えました。 kaz 法定通貨が役に立たなくなったジンバブエでこそ仮想通貨は力を発揮しそうなのに…