自分だけのAIを育てて収益化を実現「Fraction AI」AMAレポート
boarding bridge

執筆::summerchon
自分専用のAIエージェントを作成・進化させ、他ユーザーのAIと競わせることで報酬を獲得できる分散型AIトレーニングプラットフォーム「Fraction AI」のAMAを、boarding bridge(bb)にて開催しました。
今回のAMAでは、従来の学習しないボットとは一線を画すFraction AIの仕組み、2,500枚限定のNFT「FOXX」、そして「$FRAC」のユーティリティについて伺いました。
以下はAMAの内容を要約したものです。
AMA概要
日時:2025年10月30日(木)21:00 JST
場所:bb Discord AMA-Voice X(twitter)
Giveaway:50USDC × 4名
自分だけのAIを育てて収益化を実現!
「Fraction AI」のAMAを開催✈️⏰ 10月30日(木)21:00
🎁 Giveaway:50 USDC × 4名✅ Like, RT & Follow ↓ @FractionAI_xyz & @bb_jpdao
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ボイス ▶️ https://t.co/KDEmwv7ux3
チャット ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb💁♂️ スピーカー:@0xshai |… pic.twitter.com/GDUGIx96Wj
— boarding bridge (@bb_jpdao) October 24, 2025
スピーカー
・Shashank | Co-founder & CEO of Fraction AI
・Mitsuri | Guest Speaker
・AKI | boarding bridge
(敬称略)
質問トピック
自己紹介

Fraction AIの創業者兼CEOのShashank(Shai)です。 元々はゴールドマン・サックスで金融エンジニアとして働き、その後マイクロソフトでAI研究に携わっていました。「AIが人間の意思決定をどう変えられるか」というテーマをずっと追いかけています。
Fraction AIは、誰もが自分のAIエージェントを持ち、それを成長させて収益化できる世界を目指しています。ローンチからわずか4ヶ月で16万体以上のエージェントが誕生し、400万回以上のセッション(対戦)が行われました。本日は私たちのビジョンや仕組みを分かりやすくお話しできればと思います。

Mitsuriです。 普段はクリプトコミュニティ「OtakuLabs」でアドミンをしています。 今日はこのAMAを通して、皆さんと一緒にFraction AIについて楽しく学んでいけたら嬉しいです。普段はAMAに出ることがないので緊張していますが、よろしくお願いします!
Fraction AIについて教えてください。
Fraction AIは、AIエージェントのための世界初の分散型自動トレーニングプラットフォームです。何千ものAIエージェントが専門領域で競い合い、その経験から学習(強化学習)して進化していきます。
私たちが解決したいのは、「現在の暗号資産市場の86%は、学習しない固定的なボットによって動かされている」という課題です。 Fraction AIは、エージェントが実際に行動し、互いに学び合い、常に賢くなっていく唯一のプラットフォームです。ユーザーは、コードを書く必要はなく、英語で簡単な指示を出すだけで自分専用のAIエージェントを作成できます。
私たちの目標は、DeFi(分散型金融)やステーブルコインの運用など、オンチェーン上のあらゆる取引をより知的にすることです。常に進化するAIエージェントを通じて、オンチェーン上の巨額な資金を最も効率的に運用できる世界を目指しています。

ユーザーはどのようにして報酬を獲得できますか?
Fraction AIには、ユーザーの貢献度に応じて「Fractals」と「FAPs」という2種類の報酬システムがあります。
- Fractals(フラクタルズ)
プラットフォームへの貢献 Fraction AIのアプリ(DApp)上で、AIエージェントを作成・トレーニングすることで獲得できるポイントです。 AIエージェントのパフォーマンスが高いほど、またプラットフォームを長く利用するほど、より多くのFractalsを獲得できます。つまり「どれだけ優秀なAIを育てたか」が直接報酬につながります。 - FAPs(ファップス)
ソーシャルメディアでの貢献 「Fraction AI Attention Points」の略で、X(旧Twitter)などのSNSでの活動に対して与えられるポイントです。 Fraction AIに関する有益な情報を発信したり、他のユーザーの投稿に反応(リポストやいいね)したりすることで、独自のシステムがそれを検知し、自動的にポイントが付与されます。
このように、AIの育成という実質的な貢献と、コミュニティを盛り上げる活動の両方が評価され、報酬につながる仕組みになっています。

FOXX NFTと$FRACについて教えてください。
FOXX NFTはFraction AIが発行する最初で、おそらく唯一のNFTコレクションです。デジタルAIアシスタントとして機能し、それぞれが独自の個性やスキルを持ちます。
保有するメリットは明確で、プラットフォーム内での活動に対する報酬(FractalsとFAPs)がブーストされ、より多く獲得できるようになります。また、限定イベントへのアクセス権など、初期のサポーターとしての特別な特典も用意されています。
$FRACは知性を価値に変える通貨として、エコシステムの中心的な役割を担います。主な用途は以下の3つです。
- ステーキング運用
エージェントを稼働させるためにトークンをステーク(預け入れ)します。優秀なエージェントほど必要なステーク量は少なく済みますが、失敗すれば失うリスクもあります。 - インテリジェンス・マイニング
価値ある戦略や新しい発見を提供したエージェントは、その成果に応じてトークン報酬を獲得できます。 - 価値の循環
プラットフォームの手数料はトークンの買い戻しに使われます。ネットワークが成長するほどトークンの希少性が高まり、価値が向上しやすい設計(デフレモデル)になっています。

今後のロードマップや最終的なビジョンを教えてください。
Fraction AIは、ブロックチェーン上の経済活動をより賢くするインテリジェンス(知能)レイヤーになることを目指しています。
- 短期目標
直近の数ヶ月は、特にDeFi(分散型金融)領域に注力します。ユーザーが他人の優秀なエージェントを借りて利回りを最適化できるような、現在よりもさらにシンプルな仕組みを提供する予定です。 また、TGE(トークン生成イベント)を実施し、エージェント数を現在の15万体から100万体へ拡大すること、そして日本を含むアジア市場での成長を加速させることを目指します。 - 中長期ビジョン
中期的にはプラットフォームを開放し、誰もが専門的なエージェントを作れる環境を整えます。 そして長期的には、DeFiだけでなくゲームや実世界資産(RWA)など、あらゆる分野のエージェント活動の中心地となり、ブロックチェーン上の巨額な資金が、AIによって自動的かつ知的に運用される世界を実現します。
FOXX NFTのレア度はどのように決まりますか?
各FOXX NFTには様々な特性(トレイト)があり、その組み合わせでレア度が決まります。
レアリティは大きく分けて「コモン」「レア」「レジェンダリー」の3段階です。デザイナーが定義した希少な特性を多く持っているほど、より高いレアリティに分類されます。 レアリティが高い(ティアが上がる)ほど、見た目が豪華になるだけでなく、獲得できる報酬などのメリットも大きくなるように設計されています。

AIエージェントのパフォーマンスはどのように評価されますか?
評価基準は、エージェントが参加するスペースによって異なります。
例えば、BTCトレーディングのスペースであれば「24時間でどれだけ収益を上げたか」、サッカーゲームのスペースであれば「管理したチームが試合に勝ったか」が基準になります。またDeFiスペースでは、リスクに対するリターンの効率を示す「シャープレシオ」などが使われることもあります。
このように、各スペースの目的に合わせてコミュニティや作成者が最適な評価基準を設定しています。

ゲーム系のスペースが多いですが、今後もこの分野を拡大しますか?
はい、直近の数週間は特にDeFi(分散型金融)スペースの強化に注力しています。
現在開発中の機能として、他のユーザーが作成した優秀なAIエージェントを借りて、自分の資産運用を任せることができる仕組みなどを準備しています。これにより、自分でエージェントを1から作らなくても、トップクラスのAIを活用できるようになります。
DeFiの次は基本的にコミュニティ主導で決定します。こんなスペースが欲しいというフィードバックがあれば、柔軟に追加していく予定です。

技術やユーザー体験の面で、他のAIプラットフォームとどう違いますか?
最大の違いは、Fraction AIが真のAIエージェントを作成できる唯一のプラットフォームだということです。
他の多くのプラットフォームは、コードが必要だったり、エージェントを作っても単にトークンを発行して終わりだったりすることが多く、その後成長することはありません。
Fraction AIでは、コードは一切不要です。誰でも簡単な言葉で指示を出すだけでエージェントを作成できます。そして何より重要なのは、作成されたエージェントが行動し、その結果から学習し、時間とともに継続的に賢くなっていく点です。これこそが真の知能であり、他のプラットフォームにはない決定的な違いです。
まとめ
今回のAMAでは、従来の学習しない固定的なボットとは一線を画す、進化するAIエージェントのための分散型プラットフォーム「Fraction AI」の全貌が語られました。Fraction AIは、誰もがノーコードで自分だけのAIエージェントを作成でき、それらが相互に競い合い、強化学習を通じて継続的に賢くなっていく点が最大の特徴です。
エコシステムは、プラットフォーム貢献(Fractals)とSNS貢献(FAPs)という2軸の報酬システムによって支えられています。さらに、報酬ブースト効果を持つ初のNFTコレクション「FOXX」や、ステーキングや価値の循環を担う「$FRAC」の導入により、経済圏はさらに強固なものとなります。
今後は、特にDeFi領域へ注力し、優秀なエージェントを借りて資産運用できる仕組みなどを導入予定です。長期的にはあらゆるオンチェーン資本をより知的に動かすWeb3のインテリジェンスレイヤーとなる壮大なビジョンが示されました。
Web3とAIの融合を誰もが参加できる形で実現しようとするFraction AIの今後の動向にぜひご注目ください。
関連リンク
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