Astar Networkが25億円の大型資金調達を実施。Coincheckの支援プログラムにも選出
Crypto Times 編集部
・Polychainをリード投資家として、ギャビン・ウッド氏や本田圭佑氏ら個人投資家も参加
・Coincheckの支援プログラムが、Astarの開発会社に出資
日本発のパブリックブロックチェーンを構築するAstar Networkが大型資金調達を行なったことを発表しました。
Amazing news!! We are excited to announce a $22M fundraise with participation from @polychain, Dr. Gavin Wood, @AlamedaResearch, @AlchemyPlatform, @cryptocom, and other great investors.
We will create a multi-chain smart contract hub and Web3.0🚀https://t.co/sNgecVsslS
— Astar Network – Multichain Smart Contract Hub (@AstarNetwork) January 28, 2022
Polychain等から約25億円の大型資金調達を実施
異なるブロックチェーンのdAppハブを目指す日本発のプロジェクト「Astar Network」が、Polychain主導で2200万ドル(約25億円)の資金調達を実施しました。
今回の資金調達には、企業としてAlameda ReserchやCrypto.com、個人では本田 圭佑氏やPolkadot創設者のギャビン・ウッド氏などが参加しています。
- -出資者一覧-
Polychain(リード)、Alameda Reserch、Alchemy Ventures、Animal Ventures、Crypto.com、Digital Finance Group、GSR、Injective Protocol、Scytale Ventures、本田 圭佑(エンジェル投資家)、ギャビン・ウッド、リチャード・マー、Web3 FoundationとParityの幹部数名
Coincheck Labsの初の投資先に選出
上記に加えて、日本の暗号通貨取引所Coincheckが本日公開したWeb3.0スタートアップ支援プログラム「Coincheck Labs」の初の出資先として、Astarを開発するSTAKE TECHNOLOGIES PTE. LTD.が選出されました。(*出資額は非公開)
\「Coincheck Labs」始動 /
コインチェックは、Web3.0時代を牽引するスタートアップを支援するプログラム「Coincheck Labs」を開始いたします。出資第1号は、日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network」を手がけるSTAKE TECHNOLOGIES PTE. LTD.に決定しました。https://t.co/CIR7Hf7azU— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) January 28, 2022
Astarは昨年末、Polkadotのパラチェーンを決めるオークションで、合計10万以上のウォレットから約1000万DOT(当時約425億円)の投票を集め、世界で3番目にスロット獲得。
その後、オークション支援者に$ASTRトークンの配布を行い、現在、$ASTRトークンはHuobi、OKX(前OKEx)、Kucoin等の大手取引所に上場しています。
既に公開されているAstarのdApp Stakingでは、総供給量の47%に当たる約379億円分の$ASTRトークンがステーキングのためにロックされています。
先日、Astarは、Octopus Networkと共同で取り組んでいるAstar – Cosmos間のブリッジの開発進捗状況を報告しており、現在はShidenでのクロスチェーンアセット転送機能の実装に取り組んでいるとしています。
Astar Networkとは
Astar Networkは、EthereumやPolkadot、将来的にはその他チェーンも含むマルチチェーンのdAppハブ(中継点)を目指すプロジェクトです。
現状のブロックチェーンの世界は、ブロックチェーンの種類が異なるとdAppやトークンの移行が困難であるという課題があります。
Astar Networkはこの問題を解決するために、PolkadotのParachainとしてセキュリティや相互運用性を獲得しながら、EthereumのEVM、PolkadotのWebAssenbly両方に対応したdappsの開発が可能なプラットフォーム、パブリックチェーンを提供します。
dApp開発者はAstar Networkを利用することで、EthereumエコシステムとPolkadotエコシステムの両方に対応するdAppを開発できるため、プロジェクトを従来よりもスケールさせることが可能。
さらに、Astar Networkでは開発者がAstar上にdAppをデプロイ(提供)するとASTRトークンがもらえる仕組みが採用されており、開発者が集まる強力なインセンティブとして機能する可能性を秘めています。(Ethereumでは開発者側が手数料を払う)
CRYPTO TIMESでは、Astar Network(旧Plasm Network)、姉妹プロジェクトのShiden Networkに対して様々なインタビューを行ってきました。興味がある方は是非ご覧ください。
– Astar・Shiden NetworkのAMAイベント –
・『Plasm(現Astar)・Shiden Network』の概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説!
– 開発者へのインタビュー –
・ブロックチェーンの本質は「国家の最小単位が再定義され互いに経済圏が繋がること」–Staked 渡辺創太 前編
・ブロックチェーンの本質は「国家の最小単位が再定義され互いに経済圏が繋がること」–Staked 渡辺創太 後編
・「Plasm Networkを通じて、自由で公平で透明な世界の創造へ」- Stake Technologies CEO 渡辺創太 x CTO 山下琢巳
・「世界のトッププレイヤーを巻き込み、日本発のブロックチェーンを世界のブロックチェーンに」Plasm Network CEO : 渡辺創太インタビュー