Bitgetで注目のコピートレードをやってみた! 取引結果と使い方まとめ
Crypto Times 編集部
Bitgetは海外発の仮想通貨取引所です。ハイパフォーマンスのトレーダーの取引を簡単にコピートレードできるため、最近注目を集めています。
- Bitgetのコピートレードは簡単に始められるの?
- Bitgetのコピートレードで稼げる?
- Bitgetのコピートレードで負けないコツはあるの?
こういった疑問を持っている人に向けて、この記事ではBitgetのコピートレードについて説明しています。
使い方だけでなく、実際にコピートレードを試した結果と、その経験をもとにしたコツや注意点も解説しました。
最後まで読めば、Bitgetのコピートレードを不安なく始めることができますよ。
目次
Bitgetのコピートレードとは?5つの特徴を解説
最初にBitgetのコピートレードの概要について説明します。
他にはない特徴を5つあげたので、ひとつひとつ確認していきましょう。
- Bitgetのコピートレードとは?5つの特徴を解説
仮想通貨の売買が自動でコピーされるので相場に張り付く必要がない
Bitgetのコピートレードは、Bitgetで実際に取引しているトレーダーの売買をコピーして取引を行うトレード方法です。
トレーダーを決めてフォローすると、そのトレーダーの注文や決済をトリガーにして、自分の資金での注文・決済が自動的に行われます。
自分が手を出さなくても、コピートレードによって注文や利食い・損切のタイミングも含めたトレーダーの戦略がそのまま反映された取引ができます。
自分自身で始終相場に張り付いている必要はありません。
トレーディングの経験が浅い人でも、優秀なトレーダーを選んでフォローしておけば利益を上げることができるトレーディング方法です。
先物と現物の2種のコピートレードが利用できる
名称 | 説明 | 使用するアカウント(口座) |
---|---|---|
先物コピートレード | 無期限先物取引を対象にしたコピートレード | USDT-M無期限アカウント |
現物コピートレード | 現物取引を対象にしたコピートレード | 現物アカウント |
Bitgetのコピートレードには、無期限先物取引での売買を対象にした先物コピートレードと、仮想通貨の現物取引を対象にした現物コピートレードの2種があります。
先物コピートレードではレバレッジをかけたコピートレードが可能です。
レバレッジは最大125倍まで可能で、フォローするトレーダーのレバレッジ設定のまま取引することも、自分でレバレッジを設定することもできます。
少ない資金でも大きな収益を望めますが、それだけにリスクも大きいのでリスク管理が重要になるコピートレードです。
現物コピートレードは、現物売買を対象にしたコピートレードです。実際に現物を購入するので、自分の口座にコピートレードで購入した現物が入庫します。
レバレッジがないので、先物コピートレードと比較してリスクが小さいのがメリットですが、その分利益も限定的です。
- 無期限先物取引とは?
- 受け渡し・決済日の期限がないためポジションを無期限に保有し続けることができる先物取引です。レバレッジがきくので少ない資金で大きな取引ができます。
トレーダーのトレードの詳細や統計情報が公開されている
Bitgetにはコピーできるトレーダーが多数いますが、その中から信頼できるトレーダーを選ぶことはコピートレードの成否に大きく影響します。
Bitgetのコピートレードでは、コピーの対象となるトレーダーの情報が豊富に提供されています。
トレーダーに関するROI・勝率・損益額などの基本的な統計情報が提供されており、ポジションの保有期間や取引高などの、取引の傾向に関する情報もグラフで確認することができます。
さらには個々の取引の詳細情報まで、Webやスマホアプリから細かく確認することができるのもメリットです。
ROIなどの各種統計情報を使ってランキング形式でトレーダーを紹介しているので、優秀なトレーダーを楽に探せますよ。
取引にかかる費用は取引手数料とトレーダーへの利益配分
コピートレードの種類 | 通常の取引手数料 | トレーダーへの利益配分 |
---|---|---|
先物コピートレード | Maker 0.014% Taker 0.042% | コピートレードの利益の最大10% 利益が無い場合は発生しない |
現物コピートレード | 0.1% BGBによる支払いの場合は0.08% |
Bitgetのコピートレードでは、通常の取引手数料に加えて、コピーしたトレーダーへの利益配分が発生します。通常の取引と比べて、利益配分の分だけ費用がかかります。
利益配分の比率はトレーダーごとに異なりますが、最大で10%です。実績のある優秀なトレーダーのほとんどが10%です。
利益配分が発生するのは、コピートレードによって利益が出た場合に限定されるので、マイナスの場合に必要なのは通常の取引手数料のみです。
投資金額設定や利食い・損切の値幅の指定でリスクをコントロールできる
コピートレードは自分自身で注文や決済をしないため、急に大きな値動きが発生した際や、フォローしたトレーダーが突発的に大きな取引をした場合には、大きな損失を被る可能性があります。
Bitgetでは、こうしたリスクを適切に抑えることができる仕組みが用意されています。
重要な機能のひとつは、1回あたりの取引数量(初期マージン)をトレーダーごとに設定する機能です。これによりリスクの幅を適正にコントロールすることが可能です。
また、フォローしたトレーダーごとに利食いや損切の値幅を個別に設定することもできます。この機能により、想定外の大きな損失を被る可能性を抑えられます。
【PC版】Bitgetのコピートレードのやり方
Bitgetのコピートレードの特徴について確認したあとは、コピートレードの手順について解説します。
まずは、BitgetのWebサイトをPCから利用する場合について説明しましょう。
- 【PC版】Bitgetのコピートレードのやり方
STEP1:資金をUSDT-Mアカウントや現物アカウントに用意する
Bitgetで使用するトレード用の資金を各アカウントに入れておきます。
- 先物コピートレード:USDT-Mアカウント
- 現物コピートレード:現物アカウント
仮想通貨の入金やアカウント間の資金の振替を使って、各アカウントに資金を用意しましょう。
それぞれの入金・移動方法を簡単に解説します。
Bitgetへの入金まとめ!手順の詳細や入金できない時の対処法を解説
資金をBitgetに入金する方法
個人のウオレットや他の取引所に預けて管理している仮想通貨をBitgetに送金するには、画面右上にある「アカウント」のメニューを開きます。
そこで「入金」を選択すれば、仮想通貨の入金の画面が表示されます。
- 送金する仮想通貨の種類
- 送金に使用するネットワーク
この2点を指定すると、入金先のアドレスがQRコードと文字列で表示されるので、このアドレス宛に送金元のウオレットから仮想通貨を送金しましょう。
外部から入金した通貨は、Bitgetの現物アカウントに入ります。
USDT-Mアカウントに資金を用意するには、現物アカウントから資金の移動が必要です。
資金をUSDT-Mアカウントや現物アカウントに移動する方法
Bitgetのいずれかのアカウントにある資金を、USDT-Mアカウントや現物アカウントに移動できます。
資金を移動するには、画面右上にある「アカウント」のメニューを開き、「資金振替」を選択しましょう。
- 資金の移動元と移動先のアカウント
- 移動する通貨の種類
- 振替金額
上記の情報を入力して、「確認」をクリックすれば、資金の振替が完了します。
STEP2:フォローするトレーダーを選択
コピートレードに使う資金が用意できたら、次はフォローするトレーダーの選択です。
Bitgetのトップページで「コピートレード」のメニューを開き、「先物コピートレード」あるいは「現物コピートレード」を選択します。
それぞれのコピートレードの画面が開き、フォローできるトレーダーの情報が並んでいます。
「ROI上位」「利回り上位」などのランキング形式になっており、個々のトレーダーを選択するとそのトレーダーに関するより詳細な情報が確認可能です。
このページから、個々のトレーダーのさまざまな情報を得られます。
- ROI
- 損益・勝率などの統計情報
- 実際のトレードの詳細な履歴
しっかり確認してフォローするトレーダーを決めましょう。
STEP3:トレーダーごとのコピートレードの設定
フォローするトレーダーが決まったら、トレーダーの情報ページにある「コピー」をクリックしましょう。
すると、コピートレードの設定画面に切り替わります。
設定画面では、トレーダーのコピートレードに関する設定をします。
- 取引する通貨ペアの選択
- 1回の注文での投資金額の設定
- 利食いや損切に関する設定
これらの項目を設定して「次へ」をクリックすれば、Bitgetのコピートレードの設定は終わります。
以下では、それぞれの項目の設定方法を説明するので目を通してくださいね。
取引する通貨ペアの選択方法
取引する通貨ペアを選択するには、コピートレードの設定画面中の「編集」をクリックしましょう。
通貨ペアの選択画面が表示されるので、トレードをコピーする通貨ペアを選択して「確認」を選択すれば完了です。
1回の注文での投資金額の設定方法
通常 | コピートレード時の初期マージンをUSDTの金額で指定 |
---|---|
倍率設定 | トレーダーの初期マージンに指定された倍率をかけたものがコピートレードの初期マージンになる |
投資金額の設定で、1回のコピートレードあたりの投資金額(初期マージン)の大きさをコントロールすることができます。
設定する場合は、コピートレードの設定画面中の「投資金額設定モード」の「∨」マークをクリックしましょう。
「コピートレード注文限度額設定」のダイアログが表示されるので、「通常」か「固定倍率」を選択し注文限度額の数値を入力すれば、設定が完了します。
利食いや損切に関する設定方法
利食いや損切に関する設定を行う場合は、コピートレードの設定画面中の「リスク管理」の「>」マークをクリックしましょう。
「リスク管理」のダイアログが開くので、損切り率と利食い率をパーセントで指定して「確認」をクリックすれば設定完了です。
損益が初期マージンに対して指定した比率に達した場合に、自動的に損切・利食いをするようになります。
【スマホ版】Bitgetのコピートレードのやり方
Bitgetはスマホアプリからでも利用することができます。
ここからは、Bitgetのスマホアプリからコピートレードを始める手順について説明しましょう。
- 【スマホ版】Bitgetのコピートレードのやり方
STEP1:資金をUSDT-Mアカウントや現物アカウントに用意する
Bitgetのスマホアプリからでも、仮想通貨の入金やアカウント間の資金の振替を行うことができます。
やり方はPCからBitgetのWebサイトを使う場合と基本的には同じですよ。
入金方法と資金移動方法をアプリで操作する方法について簡単に解説します。
スマホアプリで資金をBitgetに入金する方法
スマホアプリから仮想通貨を入金する場合も、PCのWeb画面とほぼ同様の手順です。
ホーム画面の右下の「資産」を選択して資産管理の画面を開き、「入金」のボタンを選択しましょう。
仮想通貨の種類を選択する画面が表示されるので、入金する通貨を選び、使用するネットワークを選択しましょう。
出金先のアドレスがQRコードと文字列で表示されるので、このアドレス宛に、送金元のウオレットから仮想通貨を送金します。
資金をUSDT-Mアカウントや現物アカウントに移動する方法
スマホアプリからでも、Bitgetのいずれかのアカウントにある資金を、USDT-Mアカウントや現物アカウントに移動することが可能です。
資金を移動するには、ホーム画面右下の「資産」をタップしましょう。資産管理の画面に切り替わるので、「振替」を選択します。
資金振替の画面が開くので、資金の移動元と移動先のアカウント、移動する通貨の種類、振替金額を入力して「振替する」をタップすれば、振替は完了です。
STEP2:フォローするトレーダーを選択
コピートレードに使う資金が用意できたら、次はフォローするトレーダーの選択です。
Bitgetアプリのホーム画面で、下部の「コピトレ」をタップします。
コピートレードに関する画面が開くので、先物コピートレードの場合は「先物」、現物コピートレードの場合は「現物」を選択します。
それぞれのコピートレードの画面が開き、そこにコピーできるトレーダーの情報がランキング形式で並んでいます。
この画面で、個々のトレーダーを選択すると、そのトレーダーに関するより詳細な情報が確認できます。
個々のトレーダーのROIや損益・勝率などの統計情報や、トレード履歴を確認できるので、しっかり確認してフォローするトレーダーを決めましょう。
STEP3:トレーダーごとのコピートレードの設定
フォローするトレーダーが決まったら、トレーダーの情報にある「コピー」をクリックしましょう。
すると、コピートレードの設定に切り替わります。
- 取引する通貨ペアの選択
- 1回の注文での投資金額の設定
- 利食いや損切に関する設定
設定画面では、トレーダーのコピートレードに関するこれらの設定が可能です。
それぞれを設定して「フォロー」をタップすれば、Bitgetのコピートレードの設定は完了です。
以下では、それぞれの項目の設定方法を説明するのでチェックしてくださいね。
取引する通貨ペアの選択方法
取引する通貨ペアを選択するには、コピートレードの設定画面中の「先物取引ペア」を使用します。
取引可能なすべての通貨ペアが表示されているので、それらを個別にON/OFFすることで、トレードをコピーする通貨ペアを選ぶことができます。
1回の注文での投資金額の設定方法
初期マージン | コピートレード時の初期マージンをUSDTの金額で指定 |
---|---|
固定レバレッジ | トレーダーの初期マージンに指定された倍率をかけたものがコピートレードの初期マージンになる |
投資金額の設定で、1回のコピートレードあたりの初期マージンの大きさをコントロールすることができます。
設定する場合は、コピートレードの設定画面中の「コピートレードモード」の部分を使用します。
ここで「初期マージン」あるいは「固定レバレッジ」のどちらかを選びましょう。
さらに、「初期マージン」の場合は初期マージンの数量をUSDTで、「固定レバレッジ」の場合は倍率を指定すれば、設定が完了します。
利食いや損切に関する設定方法
利食いや損切に関する設定を行う場合は、コピートレードの設定画面中の「リスク管理」のエリアをタップしましょう。
「リスク管理」の画面が開くので、損切り率と利食い率をパーセントで指定して「確認」をクリックすれば設定完了です。
損益が初期マージンに対して指定した比率に達した場合に、自動的に損切・利食いをするようになります。
Bitgetでコピートレードを2週間やってみた結果を公開!
Bitgetのコピートレードはどんなものか? 実際に稼ぐことができるのか?
これらを検証するために、コピートレードを2週間試してみた結果を報告しましょう。
- Bitgetでコピートレードを2週間やってみた結果を公開!
2週間のコピートレードの損益は?
コピートレード開始時の資金 | 450USDT |
---|---|
コピートレード2週間後の損益 | +214USDT |
コピートレード2週間での損益率 | +47.5% |
フォローしたトレーダー数 | 4名(先物3名、現物1名) |
BitgetにUSDTを入金して、実際にコピートレードを行ってみました。
初期の資金は450USDTです。これを先物コピートレードに313USDT、現物コピートレードに137USDTに分散してトレードを始めています。
若干の凸凹はあるものの、基本的には順調に利益が出ている様子がわかりますね。
2週間トータルでは214USDTの利益で、損益率は+47.5%という結果でした。
先物コピートレードの損益
コピートレード開始時の資金 | 313USDT |
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コピートレード2週間後の損益 | +194.5USDT |
コピートレード2週間での損益率 | +62% |
フォローしたトレーダー数 | 3名 |
総取引数 | 362回 |
プラス利益で終わった取引数 | 285回 |
勝率 | 78.7% |
Bitgetの先物コピートレードの実績です。
先物は3名のトレーダーをコピーしました。前半で、成績の良くないトレーダーを1名入れ替えていますが、3名体制は維持しました。
2週間のトレード結果は+62%の利益で予想以上に好調でした。
ただしトレーディングの内容を見ると、ハイリスクなトレードになっていた点は否めません。
どのトレーダーも50倍のハイレバレッジの取引を1日10回近く行っています。その中に取引額が多いリスクの高いトレードも混じっていました。
例えば、通常の取引量に対して100倍以上の取引額のトレードを急に挟み込むトレーダーがおり、リスクをコントロールするために早期に損切をしたこともあります。
現物コピートレードの損益
コピートレード開始時の資金 | 137USDT |
---|---|
コピートレード2週間後の損益 | +19.5USDT |
コピートレード2週間での損益率 | +14.2% |
フォローしたトレーダー数 | 1名 |
注文数 | 64回 |
次はBitgetの現物コピートレードの実績を見てみましょう。こちらは1名のトレーダーをコピーしています。
2週間経過後の結果は+14.2%の利益です。
レバレッジがきかないので際立った利益にはなっていませんが、リスクを抑えながらの取引としては悪くない結果です。
Bitgetのコピートレードをやってみてわかった安定的に稼ぐコツ
Bitgetのコピートレードを2週間やってプラスの利益がでましたが、安定的に稼ぐには留意すべき点がいくつかあるのも実感しました。
基本的にはトレーダーに売買のトリガーを任せてしまえるのがコピートレードのメリットですが、良いトレーダーを探すにはコツが必要です。
さらには、急な値動きやトレーダーの予想外の行動に対処するために、リスクをしっかり抑えながらコピートレードを続けるよう気を付けなければなりません。
ここからは、やってみてわかったBitgetのコピートレードのコツや注意点について解説します。
- Bitgetのコピートレードをやってみてわかった安定的に稼ぐコツ
勝率などの統計情報を鵜呑みにしてトレーダーを選ばない
主な確認項目 | 確認のポイント |
---|---|
ROI(投資利益率) | 投資に対してどの程度の利益を得ているか? |
フォロワー総数 | 多数のフォロワーから指示されているか? |
フォロワー損益額 | このトレーダーのフォロワーに利益が出ているか? |
トレードの履歴 | 適切なレベルで損切ができているか? 長期間塩漬けの含み損を抱えていないか? |
Bitgetではコピーの対象となるトレーダーに関する様々な情報が提供されています。
トレーダーを選ぶ場合はこれらの情報をしっかり検討する必要がありますが、統計的な数値を単純に確認するだけでは不十分です。
コピー対象のトレーダーの情報を見てみると、高いROIや100%に近い勝率を持つ一見優秀なトレーダーは多くいます。ですが、この成績にはトリックがあります。
実は統計数値に反映されるのは、決済まで完了して損益が確定した取引のみです。未決済でポジションが維持されたままのものは、統計に反映されません。
トレーダーはフォローしてくれる利用者を多く集めるために統計数値を高く見せようとするので、含み損を抱える都合の悪いポジションは適切に損切することなく長期間維持する傾向があります。
こういったトレーダーをコピーすると適切なタイミングで損切されないため、急な値動きがあった場合にフォロワーが大きな損失を被る可能性が高くなります。
トレーダーの成績の統計的数値はもちろん重要な指標ですが、それだけを鵜呑みにせず、個別の取引履歴までしっかり吟味することが必要です。
コピートレードの初期はトレーダーの傾向をしっかり確認する
- コピートレードの初期で確認すべきトレーダーの傾向
- どういうタイミングでポジションを持つのか?
- 1回の注文の大きさはどの程度か?
- ポジションを維持する期間は?
- 利食いや損切の幅の目安は?
コピー対象のトレーダーがどういう取引をするかは、実際にコピートレードをしてみないとわからない部分が多くあります。
Bitgetで公開されている統計数値や取引実績からある程度は推測できますが、実際にコピートレードすると実感として傾向を理解することができます。
そのため、トレーダーをフォローしはじめた初期の段階では、トレーダーの傾向をしっかり見極めることが必要です。
突然大きなトレードをするトレーダーや、含み損が大きく膨らんだポジションを長く維持するトレーダーなど、問題を感じる場合はフォローをやめて他のトレーダーに切り替えることを検討しましょう。
保有資金に対してコピートレードの数量を十分に小さく抑える
- コピートレードの取引数量を抑える設定方法
- 倍率指定を選択した場合は、なるべく小さな倍率を指定する
- 固定マージンを選択し、小さな額の初期マージンを設定する
コピートレードのリスクを適正にコントロールするのは、継続的に収益を上げるのに必須です。
特に個々のコピートレードの取引数量はトレードのリスクの大きさに直結するので、自分が保有する資産に対して決定的な影響が出ないよう、十分に抑える必要があります。
さらに言えば、トレーダーの取引の傾向が十分につかめていないフォロー開始初期には、最小限に抑えておくのが無難です。
Bitgetのコピートレードでは、コピー対象のトレーダーによるトレードの取引数量に対する倍率を指定することができます。この倍率をなるべく小さい値に設定することで、取引数量を低く抑えられます。
また、固定の初期マージンを指定することもできるため、こちらを小さい額に設定しておけば取引数量を小さく抑えることができます。
損切の設定を確実に実施する
コピートレードは、新たな取引を始める際も利食いや損切の際も、フォローしたトレーダーの行動がコピーされる取引です。
そのため、実績のあるトレーダーをコピーしておけば、適切なタイミングで売買が行われるため、市場の動きをウオッチし続ける必要はありません。
しかし、急な値動きがある場合に備えて、損切の設定だけはしっかりしておきましょう。
Bitgetには多くのトレーダーがいますが、フォローしたトレーダーが適切なタイミングで損切してくれる保証はありません。
リスクの許容度が自分自身とは異なるため損切の想定ラインが全く違っている可能性もあります。
また、トレーダーはフォローする利用者を集めるために損切の履歴を残すのを嫌うので、損切せずにマイナスのポジションを長く引っ張る傾向がある点にも注意が必要です。
リスクが大きすぎるコピートレードは個別に利食い・損切する
トレーダーによっては、戦略的に取引数量を大きく変える場合があります。
数量を下げてリスクを最小限にして勝率などの成績を稼ぐためのトレードと、大きな数量で利益を稼ぐトレードを使い分けている場合です。
リスクの幅を変えるのも重要な戦略なので、こういった強弱もできるだけコピーしたいものです。固定倍率の設定はそういう場合に有効です。
ただし、大きすぎるポジションは自分の資金をリスクにさらすことになります。
想定外の大きすぎるポジションを持ってしまった場合は、個別に取引の状況を監視して、大きな損失を生まないよう早めに利食い・損切をするのがおすすめです。
これらのコツを押さえて、Bitgetでコピートレードを検討してみてくださいね。
まとめ
この記事では、Bitgetの最大の特徴であるコピートレードについて説明しました。
コピートレードの使い方だけでなく、実際に2週間コピートレードを試した結果や、経験をもとにしたコツや注意点も解説しています。
Bitgetのコピートレードは、フォローするトレーダーを選ぶだけでできるので、トレードを始めるのはとても簡単です。
実績情報をしっかり見極めてトレーダーを選び、最初のうちは小さい規模からリスクを抑えながら続けていくのがうまくいくコツですよ。
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