Bitgetの出金まとめ!手順や手数料、出金できないときのチェックポイントを解説
Crypto Times 編集部
Bitgetは、海外発の仮想通貨取引所です。ハイパフォーマンスのトレーダーの戦略を簡単にコピートレードできるのが最大のメリットになっています。
仮想通貨取引所を使う時に、最も気になる処理のひとつが「出金」です。トラブルが起きると資産を失うこともあるので、いつも不安が伴いますよね。
この記事ではBitgetの出金について説明しています。操作画面の画像とともに順を追って解説しました。
最後まで読めば、Bitgetの出金機能について知ることができますよ。
Bitgetの出金に関する基本情報を解説
最初にBitgetでの出金に関する基本的な事項について説明します。
他の取引所とは異なる特徴的な部分を5点あげたので、ひとつひとつ確認していきましょう。
- Bitgetの出金に関する基本情報を解説
日本円は出金できない
- Bitgetで利用できる法定通貨
- ユーロ
- 英ポンド
- ロシアルーブル
- ウクライナフリヴニャ
- ブラジルレアル
Bitgetに入出金できる法定通貨は、上記の5種です。またBTC/JPYなどの日本円に関する取引ペアもないので、Bitgetで日本円は使えません。
そのため、Bitgetから日本円を直接的に出金する方法はありません。
出金して日本円を得る場合は、いずれかの仮想通貨に交換して日本国内の仮想通貨取引所に出金し、そちらで日本円に交換しましょう。
出金手数料は仮想通貨の種類や利用するネットワークによって異なる
仮想通貨の種類 | 使用するネットワーク | 出金手数料 |
---|---|---|
BTC | BTC | 0.0003BTC |
BEP20 | 0.0000051BTC | |
ETH | ETH | 0.00032ETH |
BEP20 | 0.00008ETH | |
XRP | XRP | 0.1XRP |
USDT | TRC20 | 1USDT |
ERC20 | 3.0638816USDT | |
BEP20 | 0.29USDT | |
SOL | 1USDT |
Bitgetの仮想通貨の出金手数料は、出金額の規模によらず固定の金額を支払います。
ただし、通貨の種類ごとに手数料額は異なります。
さらには出金時に使用するネットワークによっても異なるため、出金前には手数料額をしっかり確認しておきましょう。
- 使用するネットワークは「安い」を基準には選ばない
- 出金に使用するネットワークは、出金先のアドレスと一致するものを選びます。出金先のアドレスと関係のないネットワークを選ぶと、正しく出金されず仮想通貨を失う可能性もあります。手数料額の安さだけでネットワークを選ばないよう注意しましょう。
仮想通貨を出金できるのは現物アカウントにある通貨のみ
Bitgetでは、取引の種類に応じて資金を区別することで、利用者による資金管理を容易にしています。
現物取引のための資金プールが現物アカウント、先物取引のための資金プールが先物アカウントといった具合で、利用者はやりたいトレードに応じて資金を移動する必要があります。
Bitgetでは、入金および出金ができる資金プールは現物アカウントのみに限定されています。
先物アカウントやマージンアカウントなどの他のプールにある資金を出金する時には、あらかじめ現物アカウントに資金を移動しておかなければなりません。
1日5万ドル以上の出金にはKYC認証(本人確認)が必要
利用者の区分 | 1日あたり出金限度額 | |
---|---|---|
KYC認証未完了の利用者 | 5万ドル相当の資産 | |
KYC認証完了済の利用者 | VIP以外 | 300万ドル相当の資産 |
VIP1 | 600万ドル相当の資産 | |
VIP2 | 800万ドル相当の資産 | |
VIP3 | 1,000万ドル相当の資産 | |
VIP4 | 1,200万ドル相当の資産 | |
VIP5 | 1,500万ドル相当の資産 |
Bitgetの出金には、利用者のステータスに応じて限度額が設定されています。
KYC認証(本人確認)が完了していない利用者は、1日当たりの出金限度額が5万ドル相当の金額の資産に限定されます。
また、1か月あたりの出金限度額も10万ドル相当に限られるので、大きな資産を扱うにはKYC認証の完了は必須です。
KYC認証を完了している利用者の出金限度額は、Bitgetが設定しているVIPレベルに応じて異なります。VIPレベルは、現物取引量や資産残高、Bitgetが発行しているBGBの保有量で決まります。
出金を安全にするセキュリティ機能が用意されている
- 出金の安全性を高めるBitgetの機能
- 資金コード
- 出金ホワイトリスト
- 出金キャンセル
Bitgetには、安全に出金するためのセキュリティ機能が用意されています。
資金コードは、不正な出金を防ぐために出金時に使用されるパスワードです。設定すると、出金時に資金コードの入力を求められるようになります。
出金ホワイトリストをONにすると、Bitgetに利用者が登録したアドレスにのみ出金が限定されるようになります。間違ったアドレスへの出金を防ぐことができるおすすめの機能です。
それでも間違った出金をしてしまった場合に有効なのが、出金キャンセルの機能です。これをONにすると、出金実施後1分以内であればキャンセルできるようになります。
これらの機能は、Bitgetのセキュリティ設定のページから設定できるので必ず利用しましょう。
Bitgetからの仮想通貨出金方法を解説
Bitgetの出金に関する基本事項をおさえたあとは、仮想通貨の実際の出金手順を見ていきましょう。
PCからWebサイトを利用する場合とスマホアプリの場合の両方を、操作画面とともに説明したので、手順がしっかりイメージできるはずですよ。
- Bitgetからの仮想通貨出金方法を解説
【PC上のWebサイトの場合】仮想通貨出金手順
最初に、PCからBitgetのWebサイトを使って仮想通貨を出金する場合の手順を説明します。
出金を始めるには、まずBitgetのHPを開いてログインし、アカウントの管理メニューを開いて「出金」を選択しましょう。すると、仮想通貨の出金画面に切り替わります。
仮想通貨の出金画面で、出金する仮想通貨の種類や使用するネットワークを選択しましょう。さらに、出金先のウオレットのアドレスを入力して最下部の「次へ」を選びます。
すると出金数量を入力するエリアが開くので、出金数量を入力して「出金」をクリックします。
確認のダイアログが出て、確認を完了すると出金の処理が始まります。処理のステータスは出金履歴に表示されるので、出金の完了までしっかり確認しましょう。
- タグやメモの入力が必要な場合に注意!
- 仮想通貨の種類によっては、出金先のアドレスに加えてタグやメモと呼ばれる文字列を指定する必要があります。入力を忘れたり間違えたりすると出金トラブルになるので、正しく入力しましょう。
【スマホアプリの場合】仮想通貨出金手順
Bitgetのスマホアプリからでも仮想通貨を出金することができます。
まずBitgetのアプリを開いてログインし、下部にある「資産」を選択して、資産管理の画面を呼び出します。
そこで「出金」を選択すると、通貨の種類を選択する画面に切り替わります。
出金したい仮想通貨の種類を選択すると、指定した仮想通貨の出金画面が表示されるので、出金に使用するネットワークを選択しましょう。
さらに出金先のウオレットのアドレスと出金額を入力して最下部の「出金」を選びます。
確認の画面が表示され、確認を完了すると出金の処理が始まります。処理のステータスは出金履歴に表示されるので、出金の完了までしっかり確認しましょう。
- 使用するネットワークの選択を間違えない!
- ネットワークの選択では、受け取り側のアドレスと一致しているネットワークを選びましょう。受け取り側のアドレスとネットワークが一致しない場合は、正常に出金されません。
よく使う出金先はBitgetに登録しておこう
Bitgetには、よく使う出金先のアドレスを登録しておき、出金時に呼び出す機能があります。
出金の画面中にある「アドレス管理」をクリックすると、出金先アドレスの管理画面が表示され、アドレスを登録することができます。
出金先アドレスの管理画面で、「出金先アドレスを追加」を選ぶと、追加するアドレスを指定するダイアログが開きます。
このダイアログで「通常」のタブを選び、仮想通貨の種類と使用するネットワークを選択しましょう。
さらに出金先のアドレスを入力します。「タグ」などの追加情報が必要な通貨の場合は、その入力も必要です。
最後に登録した出金先アドレスを区別しやすくするためのメモを入力し、最下段の「保存」を選べば、仮想通貨の出金先アドレスの登録が完了します。
アドレスの登録が終わったら、出金時にそのアドレスを呼び出せるようになります。
出金トラブル?Bitgetから出金できない時の5つのチェックポイント
仮想通貨の出金はトラブルが起こりやすいため、多くの人にとって不安が伴う処理です。出金が送金先の口座になかなか反映されないと、気をもんでしまいますよね。
そんな人に向けて、ここでは出金トラブルかな?と思った時の対処法についてまとめました。
- 出金トラブル?Bitgetから出金できない時の5つのチェックポイント
「しまった」と思ったら出金キャンセルを試す
Bitgetの出金には、出金の指示後1分間であれば出金をキャンセルできる機能があります。
出金を指示した直後に「失敗した!」「やりなおしたい!」と思ったときに、有効な機能です。
利用するには、セキュリティ設定で「出金キャンセル」の機能をONにする必要があるので、忘れずに設定しておきましょう。
出金が遅いなと思ったらBitgetの出金履歴を確認する
出金が送金先の口座に反映されるのに時間がかかっている場合には、最初にBitgetの出金履歴を確認しましょう。
出金履歴には、出金処理のステータスが記載されています。
ステータスが「完了」であれば出金処理は終了しているので、送金先の口座を確認してみましょう。ステータスが「処理中」なら、「完了」になるまで待ってみましょう。
出金履歴に該当の出金が表示されていない場合は、何らかの理由で出金の処理が行われていないことを表しています。
出金先のアドレス・タグなどを間違えていないかをチェック
出金が送金先の口座に反映されない場合には、出金先のアドレスが正しいことを確認しましょう。
通貨の種類によっては、出金時にアドレス以外にタグやメモと言われる文字列を入力する必要がありますが、こちらの確認も必要です。
出金先のアドレスやタグを間違えると、正しく出金処理が行われず、最悪の場合は出金した仮想通貨を失うことになります。
また、出金先のアドレスと使用するネットワークが一致していない場合も同様にトラブルになるので、こちらもしっかり確認しておきましょう。
出金に時間がかかるときはトランザクションの込み具合をチェック
仮想通貨の出金が遅いときは、ネットワーク上取引の承認に時間がかかっている場合が多くあります。
特に出金する通貨の価格が大きく動いているときは、取引の件数が多くてネットワーク上のトランザクションが立て込むので、承認に時間がかかりがちです。
通貨ごとにブロックチェーンの状態を確認できるサイトがあるので、入金に時間がかかっているなと感じたら、自分の出金のステータスを確認しましょう。
承認を待っている状態であれば、しばらく待てば出金が完了するはずです。
出金トラブルが解決しない場合はBitgetに問い合わせてみよう
出金に関していろいろ確認してもトラブルが解決しないときには、Bitgetに問い合わせてみましょう。
Bitgetの公式サイトにはチャットによるオンラインカスタマーサービスがあります。しっかりと日本語対応されているので、トラブル解決のための基本的な情報を得るには有効です。
また、Bitgetの公式サイトに問い合わせフォームがあるのでこちらからサポートに連絡するのも有効です。こちらも日本語でOKです。
まとめ
この記事では、Bitgetの出金について説明しました。操作画面の画像とともに順を追って解説したので、しっかりイメージできましたよね。
出金は、失敗すると直接的に資産を失う可能性があるので、誰しもが緊張してしまう処理ですよね。
そういう場合は、最初から大きな金額を出金せず、この記事を参考に少額で試して、十分に慣れてから大きな金額を扱うのがおすすめです。
さらに出金キャンセルや資金コードなどの出金に関するBitgetのセキュリティ機能もしっかり使って、安全に出金を行いましょう。