BitMEX(ビットメックス)の両建てを全解説!取引方法やメリット・デメリットを確認しよう
さっちゃん
BitMEX(ビットメックス)で両建てってどうやってやるの?普通の取引よりも儲かる?
BitMEXで両建て取引をしたいと思っていても、やり方や取引で利益をあげられるか不安な方もいると思います。
そこで、こちらのページではBitMEXでの両建て取引のやり方、メリット・デメリットについて解説しています。
これさえ読んでおけば、BitMEXの取引手法の1つとして、両建てをマスターできるようになりますよ!
目次
どうやって両建する?BitMEX(ビットメックス)で両建てする3つの方法を徹底解説!
両建ては「ロング」ポジションと「ショート」ポジションを同時に行う取引手法です。
BitMEX(ビットメックス)では、3つの方法で両建てで取引ができます。
それぞれの取引方法を解説していくので、両建てで取引したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
- BitMEXで両建てする3つの方法
1. 複数のBitMEX口座で両建てする
BitMEXで両建てする1つ目の方法は、BitMEXの口座を2つ用意する方法です。
BitMEXの登録に必要な情報は、メールアドレスのみです。そのため、2つのメールアドレスを用意し、それぞれでBitMEXに登録すれば2つのアカウントを作成できます。
用意した2つのアカウントに同額のBTCを送金して、
- 1つ目のアカウントでは「ロング」ポジション
- 2つ目のアカウントでは「ショート」ポジション
これを、同じタイミングで注文します。これで両建てが完了です。
- アカウント切り替え・証拠金の移動に注意!
- 複数のアカウントを取得した両建ての方法は有効ですが、同一の端末でこれを行う場合その都度アカウントを切り替える必要があるため手間がかかります。また、証拠金の移動もBitMEXの規約により1日一回(日本時間22時)しかできないという点も注意が必要です。
2. BitMEXのビットコインFXとアルトコインFXで両建て
BitMEXで両建てする2つ目の方法は、BitMEXのビットコインFXとアルトコインFXを使う方法です。
この方法であれば、一つのアカウントで両建てすることが出来るため、わざわざ複数のアカウントを開設する必要がありません。
それぞれのFXで、同額の「ロング」と「ショート」ポジションを、同じタイミングで注文します。
- BTCとアルトコインは性質が違う
- BTCとアルトコインは別の銘柄です。そのため、全く相関性のない値動きをする可能性があるので注意が必要です。
3. BitMEXのビットコインFXとビットコイン先物で両建てする
BitMEXで両建てする3つ目の方法は、BitMEXのビットコインFXとビットコイン先物を使う方法です。
この方法も一つのアカウントの中で取引が出来るため、複数のアカウントを必要としません。また、同じ銘柄で取引が出来るため値動きに相関性があります。
それぞれの取引で、同額の「ロング」と「ショート」ポジションを、同じタイミングで注文します。
- 出来高の差に注意!
- BitMEXのビットコインFXとビットコイン先物には出来高の差があります。出来高に差がありすぎると、注文が約定する価格に差が発生するため注意が必要です。
BitMEX(ビットメックス)で両建てする3つのメリットを徹底解説
実際、BitMEX(ビットメックス)で両建てをすることでどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、BitMEXで両建てをする3つのメリットについて解説します。
BitMEXで両建てを上手に活用すれば、長期投資と短期投資を同時にできたり、注文方法によって損失を抑えつつ、利益を向上させるような戦略を練ることも可能です。
- 両建てする3つのメリット
損切りを必要としない
通常の取引では、損失が出た場合に被害を食い止める「損切り」を行います。
しかし、BitMEXで両建てするということは、「ロング」と「ショート」両方のポジションを持つことになります。
そのため、価格がどちらの方向に動いても利益を確定させることが出来る、という点から損切りを必要としない取引手法とも言われています。
長期投資と短期投資を同時にできる
BitMEXで両建てを使用することで、長期的な値動きと短期的な値動き両方に照準を合わせた取引をすることが可能です。
相場が上昇、もしくは下落傾向にある場合でも一時的な価格の押し戻しが発生することはよくあります。
例えば長期的な目線で価格の上昇トレンドがあると判断した場合に、短期投資で「ショート」ポジションを同時に行えば、一時的な価格の押し戻しも回収することができます。
うまく相場に乗れば短期間で大きな利益を出せる
BitMEXで両建てをうまく使いこなせることが出来れば、両方のポジションから利益を取得し、短期間て大きな収益を得ることが可能です。
但し2つの取引に集中する必要があるため、初心者の方は少額から始めて、まずは1週間でどの程度勝率が出るか試してみることをおすすめします。
短期間でリスクを抑えながら、大きな利益を狙えるのは魅力的ですよね。
リスクはある!?BitMEX(ビットメックス)で両建てするときの3つの注意点とは?
ここまでBitMEX(ビットメックス)で両建てのメリットについて説明してきましたが、もちろん注意すべき点も存在します。
BitMEXで両建てする場合に意識することや、両建てを利用する上での注意点について解説していきます。
両建てのポジティブな面だけを見て取引すると、思わぬ損失や利益を取れる場面で取り逃がしてしまう可能性があるので、一緒に確認していきましょう。
BitMEXでの両建ては、指値注文がおすすめ
BitMEXでは、指値注文で取引が約定すると手数料がボーナスとして貰えます。
そのため、両建てで指値注文で注文を出すことが出来れば両建ての収益が同じだったとしても、手数料で2倍収益を得ることが出来ます。
逆に成行注文で取引すると、ビットコインであれば0.075%、アルトコインであれば0.250%の手数料を取られてしまうため、出来るだけ指値注文で両建てするようにしましょう。
- BitMEXの取引手数料
- BitMEXの取引手数料は「指値注文:-0.050% ~ -0.025%」「成行注文:0.075% ~ 0.250%」となっています。
レンジ相場では注意が必要
BitMEXでの両建ては、相場の動向が不明瞭な場合や、長期的なトレンド動向の予測が立っている場合に有効な取引方法です。
しかし、短期間で一定の価格を行き来するレンジ相場での両建ては、「ロング」と「ショート」両方のポジションで損失を出す危険性が高まるため、注意が必要です。
そのため、価格の急騰や急落が続くような相場では両建てをしない、などのルールを決めておけばリスクを回避することが出来るでしょう。
取引方法を見誤ると2倍の損失を被る可能性も
両建てはリスクを抑えながら大きな利益を期待できると説明しましたが、2つの取引を同時に行うということは、逆に2倍の損失を被る可能性があるということを理解しておきましょう。
価格の動向を100%掴むことは誰にも出来ませんし、BitMEXでの注文量や決済の方法を見誤ってしまうと大きな損失に繋がることもあります。
両建てのポジティブな面を見るだけでなく、両方のポジションで損失を抱えてしまうこともある、ということを理解して、仮に損をしても大丈夫な資産で取引を行いましょう。
まとめ
BitMEX(ビットメックス)での両建て方法や、メリット・注意点について解説しました。
BitMEXで両建てする方法は複数あり、指値注文で取引することがおすすめ、ということが理解できたと思います!
両建ては、相場の動きが不明瞭な場合や、長期・短期ポジションを併用する際に有効な取引方法ですが、レンジ相場といった相場がもみ合いになっているときに利用するとリスクが高まります。
両建てのメリットとデメリットをよく理解し、まずは少額から試してみましょう!