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2024/04/01セロ($CELO)とはどんな仮想通貨?特徴と将来性について徹底解説!
世界には銀行口座すら持てない人々が多く存在します。基本的な金融サービスから隔離された状態にあり、貧困から抜け出すことが難しく、格差が広がる大きな原因になっています。 セロ (Celo) は、すべての人が公平にアクセスできる金融サービスの提供(金融包摂)を、ブロックチェーンの技術で実現することを目指したプロジェクトです。 セロ (Celo) ってどんなプロジェクト? $CELOの価値が大きく伸びる可能性はあるの? $CELOを買うならどの仮想通貨取引所を使えばよいの? そんな疑問をお持ちの人に向けて、この記事ではセロの特徴と将来性を解説しました。加えて、$CELOの取引におすすめの仮想通貨取引所も紹介しています。 最後まで読めば、セロ($CELO)がどういうプロジェクトかしっかり理解できますよ。 仮想通貨セロ($CELO)とは? 5つの特徴を解説 最初にセロ($CELO)の基本的な事項を説明します。 セロプロジェクトとそこで使用される仮想通貨セロ($CELO)の特徴を5つ上げたので、ひとつひとつチェックしていきましょう。 仮想通貨セロ($CELO)とは? 5つの特徴を解説 全ての人への金融サービス提供(金融包摂)を目指すプロジェクト PoSによる高速・低コストで環境負荷が少ないネットワーク ステーブルコインcUSD・cEUR・cREALを提供 仮想通貨CELOはネットワークのガバナンストークン スマホがあれば誰でも使えるモバイルファーストなウォレット 全ての人への金融サービス提供(金融包摂)を目指すプロジェクト セロ($CELO)のスペック 名称 セロ ティッカーシンボル CELO 発行者 セロ財団 発行日 2020年8月 コンセンサスアルゴリズム Proof of Stake(PoS) 時価総額ランキング 141位(2024年3月24日のCoinMarketCapの集計による) 時価総額 約880億円(2024年3月24日のCoinMarketCapの集計による) 公式サイト https://celo.org/ 公式X https://twitter.com/Celo 公式Discord https://discord.com/invite/celo 公式Medium https://blog.celo.org/ 世界には、銀行口座すら持てず基本的な金融サービスにアクセスできない人々が多くおり、格差を生む大きな原因となっています。こういった人々にも公平に金融サービスを提供する試みを金融包摂(Financial Inclusion)と言います。 セロは、仮想通貨の仕組みを使って金融包摂を実現することを目的としたプロジェクトで、「すべての人に繁栄の条件を作り出す」をビジョンに、人々が公平に金融サービスにアクセスできる世界を作り出そうとしています。 セロ財団は、セロの目的に賛同する企業・団体が多く集まっている非営利団体です。セロネットワークの開発を支援し、セロ上で活動する様々なプロジェクトに資金を提供して、エコシステムの発展に貢献しています。 PoSによる高速・低コストで環境負荷が少ないネットワーク セロは、環境負荷が少ないネットワークを構築しています。 コンセンサスアルゴリズムは、Proof of Work(PoW)ではなく、エネルギーコストが低いProof of Stake(PoS)を採用しました。セロチェーンのブロックを生成するバリデーターは、セロの保有者による投票によって決定します。 この方法によりセロは、ブロック生成時間が約5秒、ガス代が平均0.0005米ドルの高速で低コストのネットワークを、PoWよりも圧倒的に少ないエネルギー量で実現しています。 ステーブルコインcUSD・cEUR・cREALを提供 セロのステーブルコイン cUSD:米ドルにペッグ cEUR:ユーロにペッグ cREAL:ブラジルレアルにペッグ セロには、セロネットワーク独自に発行されている上記のステーブルコインがあります。 さらに、複数のネットワークで利用されているステーブルコインのUSDCやUSDTも、セロネットワークで利用できます。 これらのステーブルコインを利用して、セロネットワークの参加者は他の通貨の価格変動とは無関係に安定した経済活動が可能です。 テザー社、CeloチェーンでUSDTの発行を発表 仮想通貨CELOはネットワークのガバナンストークン セロネットワークにおける仮想通貨CELOの主な役割 Proof of Stakeによるネットワークのセキュリティ維持 セロネットワークの意志決定への参加 トランザクションの手数料支払い cUSD・cEUR・cREAL発行のための担保資産 仮想通貨セロ($CELO)はセロネットワークのエコシステムを支えるガバナンストークンです。 セロネットワークは、CELOの保有量によってネットワークへの影響力が決定する仕組みです。 セロのコンセンサスアルゴリズムは、CELOの保有量を反映した投票によってブロックの生成者を決定するPoSです。また、ネットワークの参加者は、CELOの保有量に応じて、ネットワークの意思決定に関与する投票権を持ちます。 また、セロネットワークにおけるトランザクションの手数料支払いにもCELOが使われます。 cUSDやcEURなどのステーブルコイン発行のための担保資産としてもCELOが使用されており、ネットワークの円滑な運営やセキュリティの維持に必要不可欠な役割を果たしています。 スマホがあれば誰でも使えるモバイルファーストなウォレット Valoraの公式ページより セロは、スマートフォンさえあれば誰でも簡単に使えるモバイルファーストなウォレットValoraを提供しています。 仮想通貨の購入・管理・送金、DAppsの利用など、仮想通貨に関する基本的な機能をValoraから利用できます。 特徴的なのは、Valoraでは相手の電話番号を指定すれば仮想通貨の送金が可能な点です。これを実現するために、電話番号とウォレットの公開鍵とを紐づける仕組みを開発しています。 他のウォレットでは送金時にアドレスの公開鍵を指定する必要があります。公開鍵は複雑で長い文字列のため、Valoraによって利用者の負担が大きく軽減され、資産の受け渡しに対するハードルが下がります。 セロ($CELO)のモバイルアプリ「Valora」の使い方 セロが提供しているスマホ向けのウォレットアプリがValoraです。モバイルファーストが特徴のセロらしく、シンプルで使いやすいウォレットです。 ここからはValoraの使い方について説明します。 Valoraは残念ながら日本語対応はされていません。以降の説明は使用言語で英語を選んだ場合を想定しています。 セロ($CELO)のモバイルアプリ「Valora」の使い方 アプリダウンロードから新規登録までの手順 入金・出金する方法 DAppsにアクセスする方法 アプリダウンロードから新規登録までの手順 最初に、Valoraをスマホにインストールして初期設定する手順を説明します。 Valoraをダウンロードして起動したら、まず言語選択の画面が出ます。日本語は使えないのでそれ以外の言語を選択しましょう。 使用する言語を選択すると、初期設定開始の画面が表示されるので「Get Started」を選びましょう。 Terms of Conditionへの同意と6桁のPINの設定を要求されるので、画面の指示に従って設定を進めます。 PINの設定が終わると、12個の文字列からなるリカバリーフレーズが表示されます。 リカバリーフレーズは、既に使用しているウォレットが失われた場合に復元するための情報なので、確実にバックアップを取っておきましょう。不正使用を招くので他人に預けるのも避けます。 バックアップが取れたら、画面下部の「I’ve saved it」をタップして次に進みます。 最後に、スマホの電話番号とウォレットの接続設定の画面になります。 表示された電話番号を確認して「Continue」をタップしましょう。これを設定しておけば、他のValoraユーザーがあなたに送金する際に、アドレスではなくあなたの電話番号を使えます。 電話番号とウォレットの接続が完了したら、Valoraのインストールと初期設定は完了です。 入金・出金する方法 自分のウォレットに入金する場合は、Valoraのトップ画面で「Receive」を選びましょう。 自分のウォレットのアドレスがQRコードと文字列で表示されるので、こちら宛に送金すればウォレットへの入金は完了です。 Valoraのウォレットから他へ出金する場合は、Valoraのトップ画面で「Send」を選択します。 「Select a recipient」の画面に切り替わるので「Scan or Show QR Code」を選びましょう。 出金先のアドレスのQRコードを読み込む画面に切り替わるので、QRコードを読み取り、出金する通貨の種類と出金金額を指定すれば、出金の指示は完了です。 DAppsにアクセスする方法 Valoraから、セロチェーン上で稼働しているDEXやDeFiサービスなどのDAppsを利用できます。 DAppsにアクセスする場合は、Valoraのトップ画面左上のメニューを開き「Dapps」を選択しましょう。 利用可能なDAppsのリストが表示されるので、使いたいものを選べばアプリケーションの画面に切り替わりますよ。 現在までのセロ($CELO)の価格動向 2024年3月28日のCoinMarketCapのデータから引用 セロ($CELO)の現在までの価格動向を確認しておきましょう。 2020年8月の発行開始から2022年前半までは、価格が比較的高い状態が続いています。特に仮想通貨全体に勢いがあった2021年の後半には、1CELO 800円を超える高値がついていました。 2022年の後半から仮想通貨市場全体の冷え込みとともに価値が下がり、1CELO 100円前後の価格で低迷を続けます。 2024年に入って、仮想通貨市場全体の勢いが盛り返すのに合わせて上昇の機運を見せており、2024年3月の時点では1CELO=200円付近まで上がってきています。 最新のCELOのチャートは以下で確認してください。 セロ($CELO)の今後は? 将来性を左右するポイント CELOのこれからの値動きに関して確定的なことは言えませんが、将来性に大きく影響する要素は複数あります。 次は、仮想通貨CELOの今後を左右するポイントを解説します。 セロ($CELO)の将来性を左右するポイント 仮想通貨市場全体の活性化 発展途上国への浸透 セロネットワーク上のDeFiサービスの拡充 200を超える広範なパートナーシップ 仮想通貨市場全体の活性化 CELOのこれまでの価格推移を見ると、大きく上昇している時期は仮想通貨市場全体に勢いがあった時と一致しています。CELOの値動きが仮想通貨市場全体の動向の影響を受けている点は、否定できません。 米国でのビットコインの現物ETF承認や、ビットコイン半減期への期待などから、2024年に入って仮想通貨市場全体は勢いを増しつつあります。 既にCELOも上昇の気配を見せています。2024年の後半から2025年にかけて仮想通貨全体が伸びれば、それに合わせてCELOの価値が上昇する可能性は十分にあるでしょう。 発展途上国への浸透 Opera社の公式ページより グローバルな金融包摂を目指すセロプロジェクトでは、発展途上国への浸透が重要な目標になります。 そのため、スマホを持っていれば誰でも使えるモバイルファーストなウォレットValoraをリリースしており、すでに100か国以上で100万を超える人々にダウンロードされています。 この動きをさらに加速するために、セロプロジェクトはOperaと提携してモバイルブラウザOperaMini用のウォレットMiniPayを開発しています。 最初はナイジェリアから展開されますが、これが順調に広がりを見せれば、CELOの価値の上昇が期待できます。 セロネットワーク上のDeFiサービスの拡充 セロネットワークを通して誰でもDeFiサービスを利用できる世界を実現するのも、セロプロジェクトのターゲットです。 現在セロネットワーク上では、さまざまなDeFiサービスが展開しています。セロチェーンをターゲットにしたUbeswapはもちろん、CurveやUniSwapなどのイーサリアムチェーンを基盤としたDeFiプロジェクトにも連携できます。 しかし、2024年3月の時点のDeFiLlamaのデータによれば、セロチェーンのDeFiの預かり資産額は約2億米ドルでDeFiサービス全体の0.2%程度でしかありません。 利用できるDeFiサービスを拡充して、世界中の誰にでも豊富な選択肢を公平に提供できれば、セロプロジェクトは着実に成長するでしょう。 200を超える広範なパートナーシップ セロ公式ページより セロプロジェクトは、目的に賛同する多くの企業や団体とパートナーシップを組むことで活動を加速する戦略をとっており、そのためのパートナーシッププログラムがCelo Alliance for Prosperityです。 例えば、以下の企業がパートナーシップに初期から参加しています。 ベンチャーキャピタル大手のa16z ウォレットのLedger 人道支援の非営利団体MERCY CORPS 貧困層への少額融資を進めるGRAMEEN 2023年にはGoogle Cloudがパートナーシップに加わりバリデーターとなるなど、既に200以上の企業・団体がメンバーに加わっており、セロネットワークのバリデーターや個別のプロジェクトの推進に貢献中です。 セロは金融包摂という重要な社会課題の解決を目指すため、単独での活動ではインパクトがありません。今後のパートナーシップの広がりには注目しておきましょう。 セロ($CELO)でおすすめの仮想通貨取引所 セロ($CELO)でおすすめの海外仮想通貨取引所 取引所 Bitget Bybit Gate.io 取引量ランク (2024年3月時点) 12位 3位 8位 取り扱い通貨数 (2024年3月時点) 750 576 2,005 最大レバレッジ 125倍 100倍 125倍 現物取引手数料 (各種優遇なしの場合) 0.1% 0.1% 0.1% 日本語対応 あり あり あり 2024年3月の時点では、セロ($CELO)の取引が可能な取引所は日本国内にはありません。 CELOを取引する場合は、海外の取引所を使う必要があります。おすすめはBitget、Bybit、Gate.ioの3社です。 Bitgetは、ハイパフォーマンスのトレーダーの取引をコピートレードできるのが最大の特徴です。サイトもスマホアプリもしっかり日本語化されているので、使いやすい取引所ですよ。 Bybitは、取引量が世界3位(2024年3月時点)の大手取引所です。最大で100倍のレバレッジ取引ができ、こちらも日本語対応されています。 Gate.ioは、取り扱い通貨の種類が多く2024年3月時点で2,000種を超えています。CELOに限らず多様なアルトコインを売買したい時に重宝する取引所です。 Bitgetの登録方法まとめ!口座開設とKYC認証まで徹底解説 Bybit(バイビット)の完全ガイド!登録方法から使い方、評判まで徹底解説! 【Gate.io(ゲート)の登録方法】初期設定から基本の使い方まで解説! セロ($CELO)に関するよくある質問 ここまで、セロ($CELO)の特徴や将来性について解説しました。重要な社会課題に目を向けた地道な活動が印象的なプロジェクトでしたね。 ここからはセロに関してよく出る質問にまとめて答えていきましょう。 セロ($CELO)に関するよくある質問 CELOはステーキングで稼ぐことができる? セロはどうやってカーボン・ネガティブを実現している? セロのステーブルコインの価格安定化の方法は? CELOはステーキングで稼ぐことができる? セロネットワークではCELOのステーキングにより報酬を得ることができます。 セロのProof of Stakeでは、CELOの保有者の投票によりブロックを生成するバリデーターが決まります。 投票する際には保有するCELOをステーキングしなければなりません。ステーキングしたCELOはロックされますが、ステーキングに対する報酬としてCELOを獲得できます。 セロはどうやってカーボン・ネガティブを実現している? セロではネットワークの稼働による二酸化炭素排出量をマイナスにするカーボン・ネガティブを実現しています。 コンセンサスアルゴリズムとして、PoWよりも大幅に二酸化炭素排出量を削減できるPoSを採用しています。 さらに、セロネットワーク上のトランザクションの承認手数料の一部をカーボン・オフセット基金に送り、オフセットの購入に充当しています。 「カーボン・オフセット」とは? 特定のプロジェクトでの温室効果ガスの排出量を削減するために、他の地域やプロジェクトでの同等量の温室効果ガス排出を削減することを言います。森林保護、エネルギー効率の向上などへの投資によって行われます。 セロのステーブルコインの価格安定化の方法は? セロネットワークではステーブルコインcUSD・cEUR・cREALを発行しています。 コインの価値が米ドルやユーロなどの法定通貨に準じるように、セロではステーブルコインの発行量に対する十分な担保資産をロックしています。 担保資産の約70%はCELOです。他はBTC・USDC・ETHといったメジャーな仮想通貨で構成されています。 仮想通貨セロ($CELO)のまとめ 仮想通貨セロ($CELO)のまとめ セロはすべての人への公平な金融サービス提供(金融包摂)を目指す セロチェーンは高速・低コストでカーボン・ネガティブなネットワーク スマホがあれば使えるモバイルファーストなウォレットValoraを提供 発展途上国への浸透やDeFiサービスの拡充がCELOの今後伸びを左右する CELOは国内の取引所では扱っていないので海外の取引所で売買する この記事では、セロプロジェクトの特徴や将来性を解説しました。セロチェーンで使われるモバイルファーストなウォレットValoraについても使い方を説明しています。 セロは、すべての人への公平な金融サービス提供(金融包摂)を目指しています。 そのために、カーボン・ネガティブでモバイルファーストなネットワークを開発しています。また、200以上の組織・団体とパートナーシップを組み、活動の裾野を着実に広げてきました。 セロに投資することは、単に仮想通貨を買うというだけでなく、重要な社会課題の解決に間接的に参加することでもあります。この記事を読んでセロに興味が出たら、今後の動きにしっかりアンテナを張っておきましょう。
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2024/03/28NFT活用のWeb3コンテンツプラットフォーム「Mirror」の使い方を解説
– 著者:Henry(@HenryWells1837) これまでに、ブロックチェーンの技術を社内に導入するためのツールとして、HedgeyやSablier、Intmax Walletなどをご紹介してきました。 今回の記事では、会社の外へアウトプットする際の出版プラットフォーム「Mirror」について、概要や実際の使い方について解説していきます。 Mirrorとは = Web3出版プラットフォーム Mirrorは、Web3技術を活用した出版プラットフォームです。 ユーザーは自身で所有しているEthereumのウォレットを接続することで、プロジェクトのアカウントを設定し、コンテンツの作成、配信、ブロックチェーン技術を通じた収益化を行えます。 同プラットフォームで発行されるコンテンツ(記事)は、NFTとして生成され、Arweaveという分散型ストレージに永久保存されます。 Arweaveとは 永続的なデータストレージとホスティングサービスを提供する分散型ネットワークプロジェクト。2024年3月時点で時価総額4,155億円の仮想通貨$ARがインセンティブとして働くことで仕組みが保たれている次世代のストレージ/ホスティングソリューションを提供している。 Mirrorの強み [caption id="attachment_110573" align="aligncenter" width="634"] 画像引用元:Koshiro K / Shutterstock.com[/caption] Mirrorの4つの強み 1.多面的な収益化モデルを実現可能 2.多様なコミュニティ構築手法の模索が可能 3.コンテンツの改ざん、消失リスクを低減可能る 4.コンテンツクリエイターのプライバシー保護が可能 上記4点について、人気パブリッシュプラットフォームのnoteと比較しながら紹介していきます。 1. 多面的な収益化モデルを実現可能 Mirrorではコンテンツクリエーターは自身の作品を「Writing NFTs」として発行し、読者側がこれを購入してコレクションできます。さらに、独自のNFTを作成し、購読者がミントすることも可能です。 これに対して、noteは購読料や「投げ銭」等の支援金モデルを採用しており、読者が直接クリエーターをサポートする形式を採用しています。 Mirrorでは、文章内にNFT購入までの導線を埋め込む機能も付いています。一般的なパブリッシュサービス同様、定期購読の設定も可能となっており、従来のプラットフォームと比較しより多様な収益化モデルが実現できます。 2. 多様なコミュニティ構築手法の模索が可能 Mirrorでは、NFTを介したインタラクションにより、クリエイターを中心とする読者コミュニティの結束力を高め、クリエーターとファンの間に新たな関係を築くことが可能です。 読者側はEthereumのアドレスを登録して出版物 (NFT) の購入や購読などを行うため、コンテンツクリエイター側は自身の読者のアドレスの傾向などをオンチェーンデータから分析し、多様な施策が展開できます。 noteではコメント機能やお気に入り機能、著者のフォロー機能を通じて、より従来型のソーシャルエンゲージメントを提供しています。 一般的なプラットフォームと比較して、Mirrorにおいてユーザーはより読者との多様な関係構築が行えます。 3. コンテンツの改ざん、消失リスクを低減可能 Mirror上のコンテンツはNFTとして生成され、ブロックチェーン上で管理されるため改ざんや消失のリスクが低減され、コンテンツの不変性と真正性が保証されます。 noteなどの一般的な集中型な管理を行うパブリッシュサービスでは、プラットフォームが継続して運営されている限りコンテンツが保存されますが、ブロックチェーンのような不変性や分散型の保証はありません。 ビジネスの場面で情報発信を行う場合、Mirrorを活用することでコンテンツが消失するリスクを抑えられるのは大きな強みと言えます。 4. コンテンツクリエイターのプライバシー保護が可能 ブロックチェーン技術を基盤としているMirrorにおいて、ユーザーはEthereumウォレットを通じてプラットフォームにアクセスするため、自身の個人情報を明かす必要がありません。 noteでは集中型のサーバーを使用しており、過去にはユーザーのIPアドレスが流出するというセキュリティインシデントも発生しています。 【お詫びとご報告】 noteでソースコードからIPアドレスが確認できた事態に関して、その後の対応および本件を受けた安全性確保のための施策と、再発防止策についてご報告いたします。 多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、改めて心よりお詫び申しあげます。https://t.co/ilFqxU6JSk — note (@note_PR) September 30, 2020 Mirrorは、ユーザー側が自身の情報をどこまで明かすか選択できるため、よりコンテンツクリエイターの意思が尊重されたプラットフォームと言えます。 Mirrorの使い方 [caption id="attachment_110691" align="aligncenter" width="718"] 画像引用元:https://mirror.xyz/[/caption] 事前準備 事前に、Metamaskなどでウォレットアドレスを作成ください。ウォレットアドレスをお持ちでない方は、過去のこちらの記事を参考にしながらアカウントを作成しましょう。 ウォレットアドレス作成後は、利用したいメインネットにETHを準備します。 現在は、以下のチェーンに対応しているので予め利用したいメインネットにETHを入れておきましょう。 Base Linea Optimism Polygon Zora MirrorへのアクセスとNFT(コンテンツ記事)の購入方法 まずは、Mirror ( https://mirror.xyz/ )にアクセスします。 アクセスしたら、画面右上の Connect をクリックしてウォレットを接続しましょう。 *Rabby Walletには対応していないのでご注意ください。 Walletを接続したら、以下のように Inbox と Explore で画面を選択することができます。 また、初回登録時はオススメのコンテンツクリエイターが画面右側に表示されるので定期購読を選択できます。 Explore では、以下のように表示されます。こちらの、一番上のコンテンツ記事をクリックしてみましょう。 記事をクリックしたら、記事単体の画面に移行します。こちらは、The Optimism Collectiveが発行している記事になります。 この記事自体は最後まで無料で読めますが、従来の雑誌などと同様に購入して自分のウォレットにNFTという形式で保有したい場合は、Mint ボタンを選択することで、当該コンテンツを購入できます。 上記の画面では、既に89名のユーザーがCollect(購入)したと表示されており、その内訳を以下のように見られるのもブロックチェーンの特徴の一つです。 例えば、事業会社の方がアプローチしたい潜在的な顧客がOptimismユーザーであった場合、このように購入したユーザーのウォレットアドレスを別途DeBankなどで閲覧することで、ユーザーの属性、好み、趣向などのデータを収集できます。 コンテンツの記事は、発行者が自由に決められる仕様になっており、コンテンツ料金、プラットフォーム手数料、ガス代の3つの費用をユーザーが払います。 今回の例として紹介している記事では、コンテンツ料金が0.001 ETH、プラットフォーム手数料が0.00069 ETH、そしてガス代が加わる形になります。 *Mirror上で取得したNFTはセカンダリ市場でも売買可能です。その際に発生する手数料も同様に0.00069ETHが発生します。 定期購読の設定方法 Mirrorでは、定期購読もできます。 Subscribeボタンを押した後、対象のウォレットアドレスとメールアドレスを紐づける作業が発生します。 下記のように、発行者がコンテンツを発行した際に通知を受け取れるようにメールアドレスを入力してください。 メールアドレス入力後、Continueボタンを押したら指定のメールアドレスに認証メールが届きます。 認証を完了させたら、Subscribeも完了します。 実際にSubscribeが完了したクリエーターのトップページに行くと、画面右上がSubscribedと表示されています。 コンテンツを発行する方だけに限らず、Defiユーザーなどにとっても役立つ情報がMirrorでは飛び交っています。 エアドロップに関する情報が発信されている場合もあるので、気になるコンテンツクリエイターは見逃さないようにSubscribeしておきましょう。 コンテンツの作成と発行方法 記事の作成方法 こちらでは基礎的なコンテンツの作成方法をご紹介します。 まずは、自身のウォレットをMirrorにConnectしてください。 その後、画面右上に + Createというボタンが表示されますので、そちらをクリックしてください。 そしたら、以下の記事作成ページが表示されます。 基本的な作りは、WordPressと同じです。WordPressで記事の作成経験がある方は問題なく作成いただけます。 初めて作成される方は、まずは上記画面のように「タイトル」と「本文」に入力してみてみましょう。直感的に記事コンテンツが作成できるかと思います。 執筆が完了したら、画面右上のPublishボタンをクリックします。 クリック後、発行する記事を無料にするか有料にするかを決められます。もし有料にしたい場合は、下記のように赤枠の所に希望の金額をETH単位で入力ください。 その後、Sign and Publish を押すと発行が完了します。 NFT販売ページの効果的な埋め込み方 NFTを作成し販売する際には、販売ページとMintページの作成が一般的です。 例えば、私達が昨年立ち上げた「自然災害復興支援NFTプロジェクト」の秋田県災害復興支援NFTでは、以下のように構成されていました。 NFT 紹介ページ : https://nft4recovery.my.canva.site/jp-001-akita NFT Mintページ : https://app.manifold.xyz/c/nft4recovery-001-akita 当該プロジェクト紹介記事 : https://crypto-times.jp/nft-for-recovery/ NFTミントページ以外を用意する主な目的は、ユーザーにプロジェクトについて詳しく知ってもらい、関心を持ってもらうことです。しかし、このアプローチには制作コストがかかり、費用対効果を慎重に検討する必要があります。 また、ユーザーに複数のサイトを遷移させる必要がありその分離脱率が高まります。 MirrorでのNFT販売ページ埋め込み Mirrorでは、販売するNFTを直接エントリーに埋め込めます。これにより、ウェブサイトを離れることなくNFTを展示でき、購入プロセスをよりタイトにできます。 以下は、Manifoldを利用したNFT埋め込みの手順です。今回は、上記のManifoldをページ内に埋め込みます。 上述したコンテンツ作成の際に、Blocks を選択して、NFT Embed を選択したら下記のウィンドウが出てくるので、右側を選択してください。 すると、下記のウィンドウが表示されます。 ManifoldのURLを入力します。 入力後、URLの内容が反映されたら上記の画面のように対象のNFTの画像が表示されます。 反映後、Create Blockが表示されたらクリックして完了です。 この埋め込み機能は、ウォレットに接続している読者を直接NFT販売ページへ誘導する効果的な手段です。これにより、新しいマネタイズ方法としてMirrorを活用できます。 まとめ:Mirrorの利点を活用する この記事では、ブロックチェーンベースの出版プラットフォーム、Mirrorの使い方を紹介しました。 Mirrorはコンテンツの永久保存、真正性保証、そして収益化の新しい手法を提供します。これらの特徴は、情報の配信だけでなく収集においても、Mirrorを有効な選択肢にします。また、当該プロジェクトはトークン発行がされていないことから、活用することによりエアドロップの期待もできるかもしれません。 情報の収集においても非常に優れたプラットフォームになりますので、ぜひ一度活用してみてください。
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2024/03/2630分毎に3回DAIが貰える?INTMAXのエアドロップキャンペーンでPlasma Nextを体験
[no_toc] ブラジルのEthereum開発者コミュニティを支援を目的に、INTMAXはETH Sambaのキースポンサーとなりました。それに伴い、2月にETH DenverでPlasma Nextを発表したINTMAXからPlasma Nextを体験できるエアドロップキャンペーンが開催中です。 Chance to win nanoMoney ! Plasma Next partners with @ethsamba to Empower Brazil's vibrant Ethereum developer community and introduce the nanoMoney. Click nanoMoney icon on https://t.co/3GYATpTzrJ and win between $0.000000001 and $100 in DAI! pic.twitter.com/Wn6H4NR4zE — Plasma Next (Intmax) (@intmaxIO) March 23, 2024 本キャンペーンは、日本在住の方々も参加できるキャンペーンになります。 開始前の注意点 今回のキャンペーンは、ユーザーがガスレス送信などの体験をするためのものです。実際のメインネットのローンチは2024年内を予定しています。 ETH Sambaのサイトで生成されたウォレットは一時的なものとして扱われます。 生成されたウォレットは、以下のいずれかの条件に該当する場合に消滅する可能性があるため、ご注意ください。 ブラウザのクッキーを削除した場合。 プライベートモードで開いたブラウザを閉じた場合。 ブラウザアプリを閉じた場合。 iOSでブラウザを使用していて、該当サイトに7日間アクセスしなかった場合。 これらの点を踏まえて、キャンペーンをお楽しみください。 $DAIを獲得するための手順 ETHSamba ( https://ethsamba.org )へアクセス。 画面左下の"Nano Money"をクリック。ウォレットが自動で生成されます。 "Airdrop"をクリック。 Twitterアカウントを連携。 *アカウントを連携しない場合、受け取れるDAIの数量は0.000000001に限られます。 "Receive Now"で0.000000001〜100 DAIをランダムで受取。 *受け取った$DAIは、0.01 DAIよりArbtirumの指定ウォレットへ送信することができます。 受け取ったDAIをArbitrumの指定ウォレットへ送信する方法 "Spend"→"Withdraw"で、受取先のアドレスを入力してArbitrumに送金。 送金手続き後、1時間ほどで指定のアドレスに届きます。 Plasma Nextとは "Plasma Next"は、Ethereumのスケーラビリティとプライバシーの課題を解決するために開発された、オープンソースの最新の技術です。元々、2017年にJoseph PoonとVitalik Buterinによって構想されたPlasmaを基にしていますが、Plasma Nextはその時の問題を克服し完成させた技術になります。 特に、Plasmaが抱えていた「時間拘束」の問題、つまり引き出し時に7日間の待機が必要だったことや、ユーザーがトランザクションを常に監視する必要があった点を改善しました 。この技術は、高度なゼロ知識証明とステートレスなアーキテクチャにより実現されています。この構造により、ユーザーはPlasmaチェーン上のトランザクションを常時監視する必要がなく、引き出しの際の長期待機も不要になりました。 また、非常に低いガス代が混雑時であっても常にキープすることが出来る点は、業界でも他に例がありません。これにより、Ethereumのセキュリティを持ちながら、トランザクション処理能力を大幅に向上させ、同時にユーザーのプライバシー保護もカバーしています。 Plasma Nextは、オープンソースとしてEthereumの拡張性とプライバシーの課題に対する実用的な解決策を提供し、ユーザーへこれまで以上に高速かつ安全なEthereumネットワークを利用する体験をもたらすことを目指しています。 SNS等:Website|X|GitHub|Docs
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2024/03/24仮想通貨トロン($TRX)とは?特徴と将来性について徹底解説!
トロンは、DAppsのプラットフォームとして開発されたネットワークです。ここで利用される仮想通貨もトロン($TRX)と呼ばれます。 映像や音楽などのエンターテイメントの領域をターゲットにして低コストで高速なネットワークを構築しており、近年ではDeFiの領域でも存在感を増しています。 トロンってどんなプロジェクト? TRXは今後伸びる可能性はあるの? TRXを売買するなら、どの仮想通貨取引所がおすすめ? そんな疑問をお持ちの人に向けて、この記事ではトロンの特徴と将来性を解説しました。加えて、TRXを取引するのにおすすめの取引所も紹介しています。 最後まで読めば、トロン($TRX)に関する必須の知識をすべて得ることができますよ。トロンを使って快適な資産の送受金も可能となります。 トロン($TRX)とは? 5つの特徴を解説 最初にトロン($TRX)の基本的な事項を解説します。 トロンネットワークと、そこで使用される仮想通貨トロン($TRX)の特徴を5つ上げたので、ひとつひとつチェックしていきましょう。 トロン($TRX)とは? 5つの特徴を解説 DAppsのプラットフォームとして開発されたネットワーク 創始者のJustin Sun氏は何かと話題が多い人 コンセンサスアルゴリズムがDPoSで高速・低コスト TRXのステーキングで稼げる DeFi領域での進展がめざましい DAppsのプラットフォームとして開発されたネットワーク トロン($TRX)のスペック 名称 トロン ティッカーシンボル TRX 創始者 Justin Sun(ジャスティン・サン) 運営者 TRON DAO 発行日 2017年8月 時価総額ランキング 13位(2024年3月4日のCoinMarketCapのデータによる) 時価総額 約1.85兆円(2024年3月4日のCoinMarketCapのデータによる) コンセンサスアルゴリズム Delegated Proof of Stake(DPoS) 公式サイト https://tron.network/ 公式X https://twitter.com/trondao 公式X(日本) https://twitter.com/TronDao_JPN 公式Instagram https://www.instagram.com/trondaoofficial/ トロンはDAppsのプラットフォームとして開発されたネットワークです。そこで使用される通貨がトロン($TRX)です。 中国発のプロジェクトで、中国がICO(Initial Coin Offering)を禁止する直前にICOを行いました。当初はシンガポールにあるトロン財団が管理していましたが2021年12月に解散し、現在はTRON DAOに引き継がれています。 2017年のローンチ当初はイーサリアムのブロックチェ―ン上で開発されており、TRXもERC-20のトークンでしたが、2018年に独自のチェーンに移行しています。 当初は、映像や音楽といったエンターテイメントの領域をターゲットにして開発されましたが、DeFiや分散ファイルストレージの分野でも活用が広がっています。 その結果、2024年3月の時点で時価総額約1.85兆円の規模にまで成長しました。 創始者のJustin Sun氏は何かと話題が多い人 Wikipediaより引用 トロンの創始者はJustin Sun氏です。 中国生まれで大学まで中国で教育を受け、その後ペンシルバニア大学で仮想通貨に出会い、2013年からはRipple Labsで活動しています。2014年には、音声ベースのSNSアプリである Peiwo を設立した後、2017年にトロンを創設しました。 2017年のトロンのICOは、中国がICO(Initial Coin Offering)を禁止する直前のタイミングで行われました。Justin Sun氏は中国政府の動きを事前に知っており、ICOを仕掛けたと一部では言われています。 2018年にはメジャーなファイル共有サービスのBittorrentを買収して注目を集め、TRXの価格急上昇へと繋げました。 2019年には、バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)のウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏と昼食を共にする権利を約5億円で落札しました。バフェット氏は稀有な投資家として有名ですが、仮想通貨に否定的なことでも知られていました。 2023年には、未登録証券の提供・販売の疑いて米証券取引委員会(SEC)から提訴されており、この件は2024年現在も係争中です。 Justin Sun氏は良くも悪くも何かと話題が多い、仮想通貨業界の有名人です。 コンセンサスアルゴリズムがDPoSで高速・低コスト トロンのコンセンサスアルゴリズムはDelegated Proof of Stake(DPoS)です。 ブロックの作成はスーパー代表と呼ばれるノードが行います。スーパー代表を決定するためにTRXの保有者による投票が6時間おきに行われ、上位27位までがスーパー代表になります。 28位から127位まではスーパーパートナーと呼ばれます。スーパー代表のリザーブ的な存在です。 投票では、より多くのTRXを保有していればより多くの投票権を持ちます。結果的に、TRXをより多く保有していれば、ネットワークのガバナンスへの影響力が強くなります。 DPoSは、ブロックの作成を限られたノードによって行うことで、高速・低コストのブロックチェーンを実現しました。また、TRXの保有者による投票システムにより、ネットワークのガバナンスへの影響力を分散化しています。 TRXのステーキングで稼げる TRXの保有者がスーパー代表の投票をする時は、TRXをステーキングして投票権を得る必要があります。 ステーキングしたTRXはロックされるので売買できません。その代わり、ステーキングに対して報酬としてTRXを得ることが可能です。 スーパー代表やスーパーパートナーのノードは、トロンのネットワークから報酬としてTRXが提供されます。 スーパー代表やスーパーパートナーは、自分に投票してくれたTRX保有者に対して報酬を分配するため、これがTRX保有者へのステーキング報酬になります。 国内の仮想通貨取引所でTRXのステーキングサービスを提供しているのは、BitPointとOKCoin Japanの2社です。 DeFi領域での進展がめざましい DeFiLlamaの2024年3月4日のデータより トロンは、当初エンターテイメント領域を狙ったプロジェクトでしたが、ここ数年はDeFi領域での動きが目立ってきました。 特に、2022年5月に新しいステーブルコインであるUSDD(Decentralized USD)がトロンネットワーク上でローンチされてからは、その傾向が強くなっています。 DeFiLlamaのデータによれば、2024年3月の時点で、トロンのDeFi領域での預かり資産額はイーサリアムに次いで2位です。DeFi全体の10%以上がトロンのネットワークを利用していることがわかります。 今後の動きは?TRXの最新価格動向 トロンの特徴が理解できたところで、次はTRXの価格の動向について確認しておきましょう。 こちらでは、TRXのこれまでの値動きとTokenomicsについて解説します。 今後の動きは?TRXの最新価格動向 最高値更新目前!現在までのTRXの価格動向を解説 トロン($TRX)のTokenomics 最高値更新目前!現在までのTRXの価格動向を解説 [caption id="attachment_108633" align="aligncenter" width="816"] 2024年3月4日のCoinMarketCapのデータより[/caption] TRXのこれまでの価格動向(vs USD)を確認してみましょう。 TRXはこれまでに2度の価格の上昇がありました。1度目はICO直後の2017~18年、2度目は2021~22年です。 どちらも仮想通貨全体に勢いがあった時期と一致しており、ビットコインやイーサリアムをメインとするトレンドにある程度影響されている傾向が見て取れます。 現在も2024年の年頭からの仮想通貨市場全体の盛り上がりに合わせて、TRXの価格も上昇しています。発行以来の最高値更新も目前の状態にまで伸びています。 トロン($TRX)のTokenomics ICO時点でのトロン($TRX)のTokenomics 割り当て先 割り当て率 ICOでの売却 40.25% トロン財団 34% 投資家へのプライベートセール 15.75% Peiwo Huanle Co. 10% 2017年のICO時のTRX発行量は1,000億TRXでした。このうち、ICOで売却されたのが40%強です。プライベートセールをあわせて56%が投資家に割り当てられました。 残りの44%は、トロン財団及び創始者Justin Sun氏の会社であるPeiwo Huanle Co.の持ち分となっています。 ICO後はスーパー代表などへの報酬としての新規発行によって総流通量は微増していましたが、継続的なバーン(焼却)により現在の総流通量は微減傾向にあります。 トロン($TRX)は100円になる? 将来性を左右するポイント 2024年3月の時点でのTRXの価格は約21円です。仮想通貨全体の伸びに呼応して上昇傾向にあります。 今後も順調に伸びていくかは確定的なことは言えませんが、将来性を左右する重要なポイントについて考察していきましょう。 トロン($TRX)の将来性を左右するポイント 仮想通貨市場全体の活性化 大規模プロジェクトによるトロンネットワークの採用 ビットコインネットワークとの相互運用ロードマップを発表 TRXの積極的なバーン(焼却)による価格維持 仮想通貨市場全体の活性化 他の多くの仮想通貨と同様に、TRXも仮想通貨市場全体の勢いに大きく影響されています。TRXの値動きのピークは、仮想通貨全体の価格のピークとほぼ一致しており、今後も同様の傾向が続くと予想できます。 2024年に入り、米国でのビットコインやイーサリアムの現物ETF承認の動きや、ビットコインの半減期への期待から、仮想通貨市場全体は盛り上がりを見せています。 既にTRXも上昇の気配を見せていますが、2024年の後半から2025年にかけて仮想通貨全体がさらに伸びていけば、TRXの価値も上昇する可能性は十分にあるでしょう。 大規模プロジェクトによるトロンネットワークの採用 TRXの価値が安定的に伸びるには、将来性のあるさまざまな領域のプロジェクトでトロンネットワークが採用されることが重要です。 この点ではトロンは一定の成功を収めつつあると言えるでしょう。 DeFiの領域ではすでにイーサリアムに次ぐポジションを獲得しており、市場に不可欠な存在になっています。 また、以下の世界各国の企業と早くから連携しています。 韓国のITメーカーである「Samsung」 ウェブブラウザの「Opera」 スイス最大の通信事業「Swisscom」など さらに、ドミニカ連邦ではTRXが政府公認のデジタル通貨として認められており、正式な決済手段として利用されています。 今後も大きなプロジェクトや組織との連携のニュースが飛び込めば、トロンに注目が集まることが予想されます。 ビットコインネットワークとの相互運用ロードマップを発表 トロンのビットコインレイヤー2ソリューションロードマップ 【Stage α】クロスチェーン技術によるビットコインの相互運用性の拡大 【Stage β】ビットコインのレイヤー 2とトロンの間のコラボレーション拡大 【Stage γ】統合レイヤー 2 ソリューションのローンチ TRON DAOは、トロンネットワークとビットコインの相互運用に関する3ステップからなるロードマップを2024年2月に発表しています。 この統合で、トロンからビットコインの大きなネットワーク資産への直接的なアクセスが可能になり、トロンの豊富なDeFiサービスはより大きな市場を視野に入れることができます。 具体的なスケジュールはまだ展開されていませんが、トロンの今後を大きく左右する転換点になるかもしれません。 TRXの積極的なバーン(焼却)による価格維持 TronScanの2024年3月4日のデータより トロンはTRXの価値を維持するため、TRXを積極的にバーン(焼却)して流通量をコントロールしています。 複数回にわたる大規模なバーンを実施し、さらに取引手数料の一部のバーンを継続中です。 その結果、ブロック生成による新規TRX発行は続いているにもかかわらず、2021年の1,020億TRXのピーク以降は流通量が継続的に下がり続けるデフレ状態にあります。 この傾向は今後も継続することが予想されるため、TRXの価値が下支えされる可能性が高いと言えます。 トロン($TRX)でおすすめの仮想通貨取引所 トロン($TRX)に興味がでたら、TRXを仮想通貨取引所で購入してみましょう。 こちらでは、TRXの取引におすすめの仮想通貨取引所を紹介します。売買だけでなくステーキングサービスも提供されています。 OKCoin Japan OKCoin Japanのスペック 名称 OKCoin Japan 運営会社 オーケーコイン・ジャパン株式会社 提供サービス 販売所、取引所、暗号資産つみたて、ステーキング 公式サイト https://www.okcoin.jp/ 取り扱い通貨数 34種 OKCoin Japanは海外の大手取引所OKCoinの日本法人です。取引できる通貨が34種と豊富なのが特徴です。 TRXに関しては販売所・取引所での売買とステーキングが可能です。ステーキングの予想利回りは60日のステーキング期間で年利3.88%です。 ステーキングをするにはまずTRXを入金し、ステーキングのページから期間と数量を指定しましょう。ステーキングしたTRXはロックされ、売買や出金はできません。 OKCoinJapanの登録はこちら OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン)の登録方法から使い方まで解説! トロン($TRX)に関するよくある質問 ここまでトロン($TRX)の特徴や将来性について説明してきました。トロンに関してしっかりイメージできてきましたよね。 最後に、トロンに関してよく出てくる質問に対してまとめて答えていきましょう。 トロン($TRX)に関するよくある質問 TRXを扱えるウォレットアプリはありますか? トロンのステーキング報酬はどうやって決まりますか? トロンのブロックチェーンの状態を確認するには? TRXを扱えるウォレットアプリはありますか? 仮想通貨を取引所に預けるのではなく、自分で管理したい時にはPCやスマホで使えるウォレットアプリが必要ですよね。 TRXを管理できるウォレットアプリは多くあります。 特におすすめなのはMetaMaskとTrust Walletです。ユーザーが多く実績があり、セキュリティ面でも信頼できます。使い方に関する情報も多く見つかるので、戸惑うことなく利用できますよ。 ・MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加もかんたん利用 ・仮想通貨ウォレットを種類別に解説!おすすめ10選も紹介 トロンのステーキング報酬はどうやって決まりますか? トロンのステーキング報酬は、スーパー代表やスーパーパートナーがネットワークから受け取った報酬を、自分に投票してくれたTRX保有者に再分配することで発生します。 再分配の比率はスーパー代表やスーパーパートナーごとに異なるので、一律の基準値はありません。 仮想通貨取引所のステーキングサービスを利用する場合は、スーパー代表やスーパーパートナーから再分配された報酬から、取引所が経費や利益の分を差し引きます。 その結果、ステーキングの利回りは取引所ごとに大きく異なる結果になります。取引所のステーキングサービスで稼ぎたいなら、取引所ごとの予定利回りをしっかり比較しましょう。 トロンのブロックチェーンの状態を確認するには? TRONSCANのホームページより引用 トロンのブロックチェーンの状態はTRONSCANで確認できます。 ブロックの生成状況や個別のドランザクションの承認状態を詳細に調べることができます。 TRXの流通量やステーキングの状態、トロンのスーパー代表の投票結果も見ることができ、トロンのネットワーク上で発行されているTRX以外のトークンの状況も確認可能です。 トロンの状況をリアルタイムで把握するのにとても便利なサイトですよ。 仮想通貨トロン($TRX)のまとめ 仮想通貨トロン($TRX)のまとめ 2017年に稼働したDAppsのプラットフォーム コンセンサスアルゴリズムにDPoSを採用し高速・低コスト DeFi領域でイーサリアムに次ぐ2位のポジションを獲得 仮想通貨市場の活性化や大規模プロジェクトとの提携が将来性に影響する BitPointやOKCoin JapanならTRXの売買だけでなくステーキングもできる この記事では、DAppsのプラットフォームであるトロンの特徴と将来性を解説しました。 トロンは、コンセンサスアルゴリズムにDelegated Proof of Stake(DPoS)を採用しており、高速で低コストのネットワークを実現しています。 映像や音楽などのエンターテイメントの領域をメインのターゲットにしていましたが、近年ではDeFi領域での採用が目覚ましく、今後も安定的に伸びることが期待できます。 国内の仮想通貨取引所でTRXの売買だけでなくステーキングも可能です。この記事を読んでトロンに興味が持てたら、TRX購入を検討してみましょう。 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
プロジェクト
2024/03/19Blast BIG BANGコンペ優勝プロジェクト「YOLO Games」とは?|Blastエコシステム最注目のGambleFi
イーサリアムでは多くのレイヤー2エコシステムが日々成長していますが、現在最も加熱しているのはBlastかもしれません。 [caption id="attachment_109943" align="aligncenter" width="1439"] https://defillama.com/chain/Blast[/caption] Blastは、NFTマーケットプレイス「Blur」創設者のPacman氏(@PacmanBlur)によって開発されるイーサリアムレイヤー2です。2月29日にメインネットをローンチしてからもTVLは右肩上がりに推移しており、そのエコシステムに対する注目は冷めることなく続いています。 Blastでは、1月から「Blast BIG BANG」と題したコンペティションを行っていました。そして、2月23日、3000以上の応募プロジェクトの中から、47の優勝プロジェクトが発表されました。 Blast BIG BANGコンペ特集|3000以上の応募から選ばれた47プロジェクトを全紹介! 今回の記事では、BIG BANGコンペ優勝プロジェクトの1つである「YOLO Games」を特集します。 YOLO Gamesとは? Big BANG BLAST優勝プロジェクトGambleFi:開発者向けエアドロップを全てプレイヤーへ還元予定 YOLO Gamesは、BIG BANGコンペにてGambleFiカテゴリーとして選ばれた6つのプロジェクトのうちの1つです。 Blastでは、BIG BANGコンペ選出プロジェクトに対して、開発者向けのエアドロップを実施すると発表しています。 YOLO Gamesは自身に割り当てされる$BLASTエアドロップを、100%プレイヤーに対して還元すると発表しており、プレイヤーのより良いゲーム体験の実現に努めているGambleFiと言えるでしょう。 全てのゲームを完全にオンチェーンで提供 GambleFiを楽しもうとするプレイヤーにとって、ゲーム結果が運営によって操作されておらず、公平であるかどうかは非常に重要です。 YOLO Gamesでは、全てのゲームが完全にオンチェーンであり、ランダム性と価格フィードのために様々なオラクルを使用しています。 全てのランダム性を常に検証可能とすることで、YOLO Gamesはプレイヤーが求める透明性や公平性を実現しています。 プレイヤー重視のインセンティブを構築:手数料や利回りの100%を還元 YOLO Gamesでは、プレイヤー報酬が重視されています。その試みをいくつか紹介します。 ゲームから発生した手数料の100%をプレイヤーに還元 ネイティブ利回りの100%を還元 Blastインセンティブを100%還元 YOLO Gamesでは、手数料の還元について幾つかの方法を用意しています。ここでは、そのうち主要な2つであるRakebackとくじ(Lottery)について紹介していきます。 Rakeback:30%分の手数料を還元 Rakebackは、手数料還元施策の30%を占めており、一定期間にわたって利用料金の一部をプレイヤーに還元する仕組みです。例えば、とあるプレイヤーが1ETHを手数料として使用した場合には、手数料還元として0.3ETHを請求することが出来ます。 この手数料返還請求の期間は、12時間ごとに4つのフェーズで構成されています。各フェーズでは4分の1ずつ(上記の例だと0.075ETH)の返還を請求することが可能となっています。 フェーズが移ってしまうと、前のフェーズの手数料は請求出来なくなることには注意が必要です。 くじ(Lottery):15%分の手数料を還元 もう1つのプレイヤーにとって身近な還元は、くじ(Lottery)です。これは、手数料還元施策の15%を占めています。 プレイヤーはYOLO Gamesで遊ぶことによってポイントを獲得出来ますが、1000ポイントごとにチケットを1枚獲得可能です。 このチケットを使うことで、賞金を獲得できるくじに参加することが可能です。この賞金プールは手数料によって構成されています。 くじは、デイリー抽選とウィークリー抽選が用意されており、プレイヤーは好きな方で抽選に参加することが可能です。 その他にも多くの手数料還元を実施予定 ここまで紹介してきた手数料還元は、全体の45%を占めるものです。 残りの55%については、30%が将来のプロモーションやインセンティブに使用される予定とのことであり、20%の用途についてはまだ未発表となっています。 勝っても負けてもポイントを稼ぐことが可能 YOLO Gamesが提供するゲームでは、勝っても負けても報酬がもらえます。ゲームに参加するたびにポイントを獲得し、リーダーボードのランキングも上がっていきます。 デイリークエストをこなしたり、マイルストーンを達成することで、シーズン終了ごとに多くの報酬を得ることも可能です。 YOLO Gamesのゲーム紹介 オンチェーンゲームのスイートを提供 YOLO Gamesは、オンチェーンゲームのスイートを提供しています。 勝者が1人のみのハイリスク・ハイリターンなゲーム(YOLO)から、敗者が1人だけのローリスク・ローリターンなゲーム(Poke the Bear)まで、幅広く提供されています。 ここでは、現在、YOLO Gamesで提供されている3つのゲームを紹介していきます。 MOON or DOOM:BTCやETHの価格傾向を予測 一定時間の間に暗号資産の価格が、上昇(MOON)するか下落(DOOM)するかを予想します。的中すれば、勝利となります。 予想する暗号資産は、ETHUSDとBTCUSDのペアとなります。これらの価格情報は、Pythのフィードから直接取得されたものです。 実際のプレイ画面 上記添付画像が、実際のYOLOの画面となります。 一定時間ごとの価格を基準に、その価格よりも上昇しているか下落しているかを予想します。基準となる価格は「Current」となっている価格です。(上記画像の場合、$68,562.9) 価格を予測する期間は、BTCとETHで異なっており、BTCの場合は5分間、ETHの場合は1分間となっています。 時間が経過した後は、最終結果が表示され、予想が的中した人には報酬が与えられます。 ここで注意が必要なのは、最終価格は画面に表示されている価格ではなくオラクルによって決定された価格になることです。それぞれに時間差があるため、DOOMの結果がMOONの結果に変わる(またはその逆)こともあります。 また、まずありえないことではありますが、始値と終値が同じとなった場合には、両者(MOONとDOOM)敗北となります。 YOLO:勝者総取りの宝くじ YOLOは、勝者総取りの宝くじです。プレイヤーは共有ポットにETHもしくはUSDB(Blast上のステーブルコイン)をベットします。プレイヤーの勝率はポット総額の自身のベット金額に比例するようになっています。 ベットが終了すると、ランダムに勝者が1人選ばれます。勝者は手数料を除いた全額を獲得します。 このランダム性には、Gelatoが使用されており、結果の透明性や公平性が証明できるようになっています。 実際のプレイ画面 上記画像は実際のYOLOのプレイ画像です。ベットした金額に比例して、それぞれのプレイヤーの領域が多くなっており、勝率が高まっていることが分かります。 プレイヤーはタイマーが切れる前に、ETHもしくはUSDBをベットします。タイマーが切れると、ホイールが回転します。 ホイールが止まったプレイヤーは、そのラウンドでベットされた金額の全てを獲得することが可能です。 最低入金額として、0.01ETHに相当する額をベットする必要があります。 Poke the Bear:熊を起こさないようにつつくゲーム Poke the Bearは、敗者が1人だけになるように設定されたゲームであり、YOLOをローリスク・ローリターンにしたようなゲームです。 プレイヤーは特定の金額をベットし、眠っている熊がいる洞窟に入ります。プレイヤーは交互に熊をつつき、熊が目を覚まさないように祈ります。仮に熊が起きた場合には、他のプレイヤーで賞金プールを山分けします。 これも、YOLOと同じく、Gelatoによって透明性と公平性を証明できるようにしています。 実際のプレイ画面 Poke the Bearでは、幾つかのグループ(Cave)が設定されており、それぞれ参加費やプレイヤー数が異なっています。 上記添付画像の場合、「参加費0.03ETH、プレイヤー数6人、賞金プール0.18ETH」のCaveとなっています。 仮にこの枠に参加し勝者となった場合には、手数料(3%)を除いた賞金プールを5人で山分けすることになるため、一人当たり「0.03582ETH」を獲得することとなります。 Caveは数多く設定されており、中には参加費が25ETHにも及ぶ高額なものも設定されています。 熊をつつくプレイヤーはランダムに選ばれます。熊をつついてしまったプレイヤーは、唯一の敗者となり他のプレイヤーたちが報酬を得ます。(右のプレイヤー枠参照) 熊が起きるかどうかは完全にランダムなため、必ずしも最初の方につついたプレイヤーが有利になる訳ではありません。 独自トークン$YOLOをローンチ予定 YOLO Gamesでは、独自トークン$YOLOをローンチ予定です。 ローンチは、暫定的に2024年5月に予定されています。これは、$BLASTのトークンローンチと同じ時期となっています。 $YOLO獲得方法 現在の$YOLOの獲得方法として、2つあります。 1つ目は、シーズン1でポイントを獲得し、リーダーボードに乗ることです。 2つ目は、LooksRareで$LOOKSをステーキングすることでYOLO Shardsを獲得し、将来的に$YOLOと交換することです。 それぞれ詳しく解説してきます。 ゲームをプレイしてポイントを稼ぐ [caption id="attachment_110008" align="aligncenter" width="1439"] https://yologames.io/rewards/leaderboard[/caption] YOLO Gamesでゲームをプレイすることで、ポイントを稼ぐことが出来ます。シーズン終了後に$YOLOと$BLASTを手に入れることが出来ます。 ポイントは、ゲームの勝敗に関係なく獲得することが出来ます。また。3つのゲームを紹介してきましたが、それぞれのラウンドの最初に参加することで、追加で500ポイントを獲得することが出来ます。特に、YOLOのラウンドに最初に入金した場合には、3000ポイントを獲得することが出来ます。 また、全てのゲームには倍率が設定されており、賭けた金額によっては通常以上のポイントを獲得することが出来ます。 [caption id="attachment_110009" align="aligncenter" width="1439"] https://yologames.io/rewards[/caption] この他にも、デイリークエストやマイルストーン、紹介といった様々な方法が用意されており、自分に合ったポイント稼ぎを行うことが可能です。 LooksRareで$LOOKSをステーキングする [caption id="attachment_109996" align="aligncenter" width="1439"] https://looksrare.org/rewards[/caption] $LOOKをステーキングすることで、YOLO Shardsを獲得することが可能です。 YOLO Shardsを獲得する速さは、1$LOOKにつき、1分間で0.01YOLO Shardsとなっています。 また、長期間のステーキングに対してインセンティブが与えられており、$LOOKのステーキングが1ヶ月継続するごとに0.5倍の倍率が加算されるようになっています。 $YOLOには興味があるけれども、ギャンブルは苦手という方に向けた仕組みと言えるかもしれません。 YOLO Gamesまとめ ここまで、YOLO Gamesについて紹介してきました。 Blast BIG BANGコンペ優勝プロジェクトという知名度だけでなく、プレイヤーの需要に合わせた幅広いゲーム展開や、将来のトークンローンチへ向けたキャンペーンにも余念がありません。 5月のトークンローンチへ向けて注目が集まるBlastですが、その中でもYOLO Gamesは、GambleFi分野において一際注目を集めているプロジェクトと言えるでしょう。 YOLO Games各種information YOLO Games公式サイト:https://yologames.io/ja X:https://twitter.com/YOLO_Blast Discord:https://discord.com/invite/7SHJdtZz37 Sponsored Article by YOLO Games ※本記事はYOLO Gamesさまよりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
プロジェクト
2024/03/18pSTAKE Financeとは?Cosmosでのリキッドステーキングを実現
pSTAKEは、リキッドステーキングを提供するプロジェクトです。 Ethereumと比較してまだ発展途上のCosmosにおけるリキッドステーキングに焦点を当てています。 過去には1,000万ドル規模の資金調達にも成功しており、Binance Labsからの出資を受けたプロジェクトでもあります。 この記事では、そんなpSTAKEの概要・特徴などについて以下の点から解説しています。 この記事のまとめ ・pSTAKEはCosmosを中心にLSTを扱う ・CosmosやPersistence Oneを活かしてかんたんにステークが可能 ・ステークするとstkATOMを獲得可能 ・潜在的なエアドロの機会も pSTAKEとは? [caption id="attachment_109897" align="aligncenter" width="1024"] 引用元:pSTAKE[/caption] pSTAKE (pSTAKE Finance) は、Cosmosのエコシステムを中心に展開するリキッドステーキングのプロトコルです。 pSTAKEを通して、ATOMなどをステークすることによって、そのポジションを表すstkATOMを受け取れます。 おおむね、コンセプトはEthereumのエコシステムで見られるようなリキッドステーキングのプロトコルと変わりません。 pSTAKEは、ATOM周りのリキッドステーキングを扱うPersistence Labsが母体となって運用されています。 Persistence LabsはpSTAKEの他にも、DEXのDexterなどの開発を行っています。 また、上記の各プロトコルは、リキッドステーキングに焦点を当てたアプリチェーンであるIBC対応のPersistence One上に構築されています。 pSTAKEの3つの注目点 ・多額の資金調達 ・長期間の運営と1,900万ドルのロック ・マルチチェーンに対応 pSTAKEの注視したい点をチェックしていきましょう。 多額の資金調達 pSTAKEは、過去に大規模な資金調達に成功しています。 2021年11月に、1,000万ドルの資金調達に成功しており、一例として以下のような投資家が参加しました。 Three Arrows Capital Galaxy Digital Coinbase Ventures Kraken Ventures 上記に加えて、2022年にはBinance Labsからの出資も発表されていますが、額などは不明です。 額が大きいのはもちろん、著名な投資家が並んでいると言えるでしょう。 長期間の運営と1,900万ドルのロック pSTAKEは、長期間の運営と1,900万ドル前後の資産のロックが確認でき、アクティブな開発・ユーザーの利用が確認できます。 pSTAKEは、2021年にEthereum上でstkATOMをローンチし、2023年にPersistence One上にてネイティブにローンチしました。 すでに数年間運営されており、上記のpSTAKE自体のアップデートや2023年にDexterのローンチなどアクティブな開発が続いています。 まだローンチしていないものの、"Bamboo"というリキッドステーキングのためのレンディングプロトコルも開発中です。 DefiLlamaを参考にすると、現在のTVLは1,900万ドル前後、原資産の上昇なども要因にあるものの直近でTVLが伸びている傾向が見られます。 [caption id="attachment_109901" align="aligncenter" width="1024"] 引用元:DefiLlama[/caption] 競合はいくつか確認できるものの、上記のような安定した運営とアクティブな利用は、注目点にあげられるでしょう。 マルチチェーンに対応 pSTAKEは、マルチチェーンのリキッドステーキングに対応しています。 2024年3月時点で、pSTAKEがステーキングに対応しているチェーンの一例は、以下のとおりです。 Cosmos Osmosis Dydx STARS BNB Ethereum Persistence One Cosmos関連のエコシステムを中心に、Ethereumなどにも対応しています。 また、Cosmosというエコシステムの特性上、多種多様なチェーンが存在するため、今後よりさまざまなトークンをサポートする意向になっています。 pSTAKEの特徴・仕組み ・リキッドステーキングの概要 ・CosmosでのステークとPersistence ・BNB・ETHでのステーク リキッドステーキングの概要から、pSTAKEにおけるリキッドステーキングの特徴や仕様をチェックしていきましょう。 リキッドステーキングの概要 リキッドステーキングは、PoSに対してステークした資産の流動性を解放し、何らかの形で運用できるようにする行為です。 PoSに対してステークした資産は、通常ステークして利回りを得ている間ロックされ、運用はできません。 リキッドステーキングを通してステーキングすることによって、資産をロックしている証明と利回りが包括されたトークン (LST) を受け取れます。 LSTはDeFiなどで使用可能で、ステークした利回りを得ながら、さらなる運用が可能です。 pSTAKEにおいてはstkATOMなど、トークン名の最初に「stk」と記載されるLSTを受け取れます。 CosmosでのステークとPersistence pSTAKEを通したCosmosでのステークは、主に「Persistence One」を通して行われます。 かんたんにプロセスをまとめると、CosmosにあるATOMをIBCでPersistence Oneに送付し、Persistence One上のリキッドステーキングモジュールを通してstkATOMの発行を行います。Persistence Oneのモジュールからデリゲートが行われ、ステーキングが完了します。 [caption id="attachment_109906" align="aligncenter" width="877"] 引用元:pSTAKE[/caption] Persistence OneとCosmosに搭載された機能を活用し、円滑なステーキングが可能です。報酬の95%は利用者に5%がプロトコルに配布される仕様となっています。 stkATOMは、利回りに応じて、原資産と比較して徐々に価値が高くなる仕組みであるcTokenモデルを元に作成されています。 stkATOMと原資産であるATOMを比較すると、stkATOMのほうがステーキング報酬によって価値がより高くなります。 そのため、ステークを解除し原資産であるATOMを手に入れる際には、タイミングのレートに応じてATOMを交換します。 BNB・ETHでのステーク pSTAKEでは、BNB・ETHでのステークも可能です。 使用しているプラットフォームとプロセスは異なるものの、おおむね同じような仕組みでリキッドステーキングが可能です。 ウォレットなどはCosmosとは異なり、BNB・ETHで一般的に使用されているMetaMaskを使用することになります。 ETHについては他の通貨と異なり、ユーザーへの配分が90%、5%がバリデータ、5%がプロトコルに配布される仕様です。 また、2024年3月時点ではEthereumのアップグレードに対応するために、機能が停止しています。 $PSTAKEの概要 pSTAKEは「$PSTAKE」という独自のトークンを発行しています。 $PSTAKEは、ガバナンス・インセンティブに使用され、例えば前述した配分の割合などは$PSTAKEを通したガバナンスで変更される可能性があります。 $PSTAKEは、以下のような対象・割合で分配されます。 セールやローンチパッド:27% リワード:6% チーム:16% コミュニティや開発:26% XPRTのステーカー:3% 基金:20% ブートストラップ:2% $PSTAKEは、以下のような流れで徐々に供給されていきます。 [caption id="attachment_109909" align="aligncenter" width="868"] 引用元:pSTAKE[/caption] CoinMarketCapによると、2024年3月において0.12$で取引されており、時価総額は約5,200万ドルです。 pSTAKEでステークする方法 [caption id="attachment_109910" align="aligncenter" width="1024"] 引用元:pSTAKE[/caption] これから、pSTAKEでステークする方法について、以下のポイントから解説していきます。 ・ステークする方法 ・エアドロについて pSTAKEを使用する方法や、ステークにあたって気になるエアドロなどについてチェックしていきましょう。 ステークする方法 今回はATOMを活用してステーキングする方法を紹介します。pSTAKEでリキッドステーキングを行うには以下が必要です。 Keplrなどのウォレット ステークするATOM ガス代に用いるXPRT (Persistence Oneのトークン) 上記の準備が完了したら、コチラにアクセスして右上の「Connect Wallet」から、ウォレットを接続してください。 「Choose Asset」にてATOMを選択し、ステークする金額を選択し、「Liquid Stake」をクリックしてください。 右側にある「UnStake」から解除を行うことも可能です。 「Flash Unstake」の場合、即時に引き出し可能ですが、1%程度の手数料が発生します。「Regular Unstake」の場合仕様上、20日前後の日数がかかりますが、手数料は発生しません。 APYは通貨によって異なり、2024年3月時点では以下のとおりです。 ATOM:約14% Osmosis:約9% Dydx:約22% STARS:約13% エアドロップについて pSTAKEには、潜在的なエアドロップの可能性はありますが、ネイティブステークとは異なります。 ATOMの大きな特徴の1つは、ステーカーに対してエアドロップの機会があることです。 これまでさまざまな事例が見られ、今後も増加していく可能性が高いです。 しかし、pSTAKEのようなリキッドステーキングを通したステーキングは、ネイティブのステーキングとは異なります。 上記の点から、pSTAKEはブロックの情報を元に、LST保有者のアドレスをワンクリックで取得できる機能を提供しています。 If a team wants to airdrop their tokens to stkATOM, stkOSMO and/or any stkToken holders, you won't have to reach out to the @persistenceOne team anymore. All you need to do is choose the blockheight and fetch that data in one click. Airdrops --> fairdrops for liquid stakers👀🚀 https://t.co/y2maskvbwh — Mikhil Pandey (@PandeyMikhil) January 31, 2024 pSTAKEでは各エアドロップのプロジェクトサイドが、かんたんにLST保有者にエアドロップを実施できる環境は整っていると言えます。 今後上記のようなものを活用し、LST保有者を対象するエアドロップが登場する可能性はあります。 pSTAKEについてまとめ この記事では、pSTAKEについて解説しました。 Ethereumなどと比較して、Cosmosのリキッドステーキングはまだ発展途上であり、今後成長していくことも期待できます。 前述したようにエアドロップを獲得できる潜在的な機会も増えていく可能性はあるので、Cosmosのエコシステムの1つとして注視したいと言えるでしょう。 pSTAKE 公式リンク 公式サイト:https://pstake.finance/ X:https://twitter.com/pStakeFinance Doc:https://docs.pstake.finance/ Blog:https://blog.pstake.finance/ Sponsored Article by Persistence Labs ※本記事はPersistence Labsさまよりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
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2024/03/17パブリックチェーンにプライバシーをもたらす「Partisia Blockchain」とは?|2500万$MPCのエアドロップも実施
Partisia Blockchainは、ネイティブにMulti-Party Computation (MPC) の計算をサポートし、プライバシーを確保した上でブロックチェーンを活用できるようにするプロジェクトです。 このプロジェクトは数年間にわたって順調に開発が進められており、過去には2,000万ドル以上の資金調達に成功しています。 上記以外にも3月19日にKuCoin , MEXC, bitfinex , gateなど複数の取引所へトークンの上場が決定している点や現在2,500万$MPCのエアドロップを実施中であるなど注目すべき点が多くあります。 この記事では、そんなPartisia Blockchainについて、以下の点から詳しく解説します。 この記事のまとめ ・Partisia Blockchainはプライバシーを保護できる ・MPCを活用 ・シャーディング、BYOCなどの注目点も ・2,500万$MPCのエアドロも開催中 プライバシー保護が可能な「Partisia Blockchain」とは? [caption id="attachment_109513" align="aligncenter" width="696"] 引用元:Partisia Blockchain[/caption] Partisia Blockchainは、MPCやZK関連の計算をサポートしたプライバシー保護が可能なブロックチェーンです。 ブロックチェーンは透明性が高く、さまざまなユースケースに応用される一方で、過去に記録されたデータは広く公開され、その後変更できません。 そのため、プライバシー保護が要求されるようなケースでは、ユースケースが限られてしまいます。 Partisia Blockchainは、MPCやZK関連の計算をサポートして、上記の課題を解決可能です。 Partisia Blockchainは、スイス当局の監視下にあるPartisia Blockchain財団を中心に開発されており、財団のメンバーはMPCや暗号領域の実業家や教授といった経験豊富なメンバーで構成されています。 Partisia Blockchainの3つの注目点 ・2,500万MPC配布のエアドロップを実施 ・2,000万ドル以上の資金調達に成功 ・Polygonと提携済 Partisia Blockchainの注目点について、上記3つの観点で紹介していきます。 2,500万MPC配布のエアドロップを実施中 Partisia Blockchainは、2024年2月から2,500万MPCが配布されるエアドロップを実施しています。 Partisia Blockchain's exhilarating AirDrop is now LIVE, with 25 million $MPC tokens up for grabs! 🔥🎁 Your support means the world to us, and this is our way of saying thanks! 🙌 Join now ➪ https://t.co/YSEbI53uHh#MPC #PartisiaBlockchain pic.twitter.com/7LrifGIUgA — Partisia Blockchain (@partisiampc) February 1, 2024 詳細は後述しますが、Partisia Blockchainにブリッジし、トランザクション量やアクティブな利用したユーザーなどを対象に2,500万枚のMPCトークンが配布されます。(やり方までスキップする) 複数の取引所へトークンが上場予定であることも公式発表されており、プールサイズも大きいことから大きな注目が集まりつつあります。 前述したPolygonとの提携でサポートされたPartisia Blockchain上のMATICの残高は、エアドロップの影響で6,000%以上増加しました。 2,000万ドル以上の資金調達に成功 Partisia Blockchainは、セールなどを通じて資金調達に成功しています。 2021年5月には以下のような企業から、2,000万ドル以上の資金調達に成功したことを発表しました。 Ausvic Capital P2P.org Kosmos Bitscale Gate.io Labs 巨額の資金調達は仮想通貨の業界において注視されることが多いです。 Partisia Blockchainについても、十分な額を調達できていると言えるでしょう。 Polygonと提携済 Partisia Blockchainは、2022年5月にPolygonとのコラボを発表しました。 Announcing a major privacy collaboration with @0xPolygon, the leading decentralized Ethereum scalability solution provider. @Partisiampc is bridging our #MPC zero-knowledge smart contracts to the Polygon Network and Developers! Read more on our blog: https://t.co/UHWyLYNDBP pic.twitter.com/xYLWGoEHgk — Partisia Blockchain (@partisiampc) May 26, 2022 Polygonの開発者は、Partisia Blockchain上で行ったプライベート計算を実行し、作成したスマートコントラクトを専用のブリッジを通し、Polygon上のアプリとリンクできるようになります。 上記によって、プライバシーを重視した計算が可能になり、新たな可能性を持つスマートコントラクトの作成ができます。 さらに、Partisia Blockchain上でのMATICのサポートも発表している点も注目しておきたいポイントです。 Partisia Blockchainの特徴や技術 Partisia Blockchainの特徴や技術について以下から解説していきます。 ・MPC ・BYOC ・主要な機能と利点 ・今後の開発ロードマップ Partisia Blockchainは、サポートしてる領域や機能が多いです。そんな中で、注目したい点をいくつかご紹介していきます。 MPC Partisia Blockchainの核となる技術の1つが、MPC(Secure Multi-Party Computation)です。 MPCとは、複数の主体がそれぞれの入力データを秘匿したまま計算が行える技術です。計算プロセス全体を通して入力データは秘密のままですが、出力される計算結果は正確なものとなります。 複数の主体間で入力データを開示したくないものの、何らかの計算を行いその結果を得たいというニーズがある場合にMPCが活用されます。 ブロックチェーン分野においては、MPCを活用することで以下のようなユースケースが可能になります。 プラバシーを保護したスマートコントラクトの作成 秘密鍵の保護 MPC計算を実行できる機能としてアプリなどに提供 Partisia BlockchainはMPCを含め、上記のようなプラバシーを重視した機能を実装、提供可能です。 BYOC Partisia Blockchainには、BYOC (Bring Your Own Coin) と呼ばれるコンセプトを持つ機能があります。 Partisia Blockchainでは、他のすでに流動性のある通貨 (ETH・BNB・USDC) を使用して、ガス代の支払いに活用可能です。 Partisia Blockchainに持ち込まれた各通貨は、Partisia Blockchain上で使用可能なものに変換されます。各通貨はオラクルノードによって、ネイティブチェーンと一致するものであると保証されます。 主要な機能と利点 Partisia Blockchainでは、上記のような技術を含めてさまざまなものを活用して、以下のような主要な機能・特性が組み込まれます。 Poseidon:証明可能なファーストトラックコンセンサス Iris:シャーディング Hermes:担保付きトークンブリッジ Athena:ZKレイヤー Demeter:MPC as a Service Apollo:パブリックとプライベートスマートコントラクト Mithra:信頼の市場 PoseidonとIrisは、チェーンの基盤となるコンセンサスとセキュリティ・スケーラビリティに関する領域です。 Poseidon・irisでは、BFTモデルに改良を加えたコンセンサスと、シャーディングの完全なサポートで高い処理能力を実現します。 Hermesはブリッジと相互運用性に関連する機能で、ネイティブで高いセキュリティを持つブリッジが実装されています。 Athena・Demeterは、ZK・MPCによるプライバシーを保護した計算の実行や提供に関する部分で、ApolloはMPCなどを活用したスマートコントラクトの領域になっています。 Mithraは、前述した計算や機能を提供するノードに対する新たなインセンティブに関する領域です。 各機能や領域ごとに開発の段階が存在し、徐々に実装されている予定になっています。 Partisia Blockchainのユースケース ・ランダムな数の生成 ・データエコノミー ・フロントランニングの防止 Partisia Blockchainが挙げているユースケースを中心に紹介していきます。 ランダムな数の生成 [caption id="attachment_109528" align="aligncenter" width="1024"] 引用元:Partisia Blockchain[/caption] ランダムな数の生成は、Partisia Blockchainのユースケースの1つです。 ランダムな数は、さまざまな場所で活用されています。 身近な例では何らかの抽選やルーレットのようなランダム性が必要な事例では、乱数が必要です。しかし、ランダムな数の生成は非常に難しく、人間であってもプログラムであってもバイアスが発生します。 また、ランダムな数を生成する主体が単一のシステムに依存している場合、腐敗のリスクも発生します。 Partisia BlockchainとMPCを通してランダムな数を取得でき、腐敗やバイアスのないランダムな数を生成可能です。 また、開発者はスマートコントラクトを活用して、上記の特性を持つ機能を各用途に合わせてカスタマイズもできます。 データエコノミー Partisia Blockchainは、プラバシーを保護した新たなデータエコノミーを実現可能です。 現在、データエコノミーは大きな産業になっており、Partisia Blockchainによると2700億ドルを超える規模を持ちます。 一方で、SNSやWEBサービスによるデータエコノミーは、プライバシーを無視した活用や、中央集権的な管理などさまざまな問題がみられます。 ブロックチェーンを活用すると分散性の高い方法でデータを管理できますが、プライバシーは確保されません。 前述した通り、MPCを活用すると、入力されたデータを秘密にしたまま、データの計算が可能です。 上記の特性を活かし、Partisia BlockchainとMPCを活用するとプライバシーを保護したまま、分散的な方法でデータの活用ができます。 フロントランニングの防止 Partisia Blockchainでは、フロントランニングの防止も可能です。 ブロックチェーンでは、トランザクションが処理されるまでタイムラグがあり、一時的にMempoolなどに待機します。 このMempoolがフロントランニングの標的となっており、トランザクションの内容を確認し、有利な取引を行う機会を発見することに活用されています。 MPCを活用すると、トランザクションの内容を隠したまま、計算が可能です。トランザクションの詳細は、処理された後にしか分からないので、フロントランニングを行えません。 この点はDEX・DeFiの文脈で、大きく役立つと考えられます。 Partisia Blockchainの使い方とエアドロップ参加方法 [caption id="attachment_109861" align="aligncenter" width="737"] 画像引用元:Partisia Blockchain[/caption] ・ブリッジする方法 ・エアドロの算定基準 ・$MPCの概要 Partisia Blockchainのエアドロップは、ブリッジなどが条件になっているので、ブリッジの方法やトークンの概要をチェックしていきましょう。 ブリッジする方法 まず、Partisia Blockchainのコチラのブリッジを行うページにアクセスしてください。 ウォレットを接続し、さまざまな承認を要求する旨がウォレットから出てくるので、すべて承認してください。 以下のような画面が出てくるはずなので、任意の資産で「DEPOSIT」を選択してください。 (ネイティブトークン以外は、「INTERACT」から一度承認してから、送付してください) 以下のように金額を入力する画面が出てくるので、入金する額を入力し、ウォレットで承認を行います。 ブリッジできる通貨は、以下のとおりです。 ETH BNB MATIC Polygon USDC Ethereum USDT また、前述したBYOCがあるため、ガス代のネイティブコインなどは不要です。 エアドロップの算定基準 Partisia Blockchainは、エアドロに伴って2,500万$MPCをプールしています。 エアドロップの算定基準になるのは以下のとおりです。 ブリッジの金額 ガス代 毎日のアクティブな利用 上記のような点を考慮して、2,500万$MPCプールから各自配布されることになります。 また、公式のエアドロップページでは、コミュニティに参加することが推奨されています。 開始時期は2024年2月からとなっていますが、終了時期は不明です。エアドロップの詳細はコチラ。 $MPCの概要 $MPCはPartisia Blockchainのネイティブトークンで、ステークしたりノードへの追加報酬などに使用されます。 配布割合は以下のとおりです。 プライベートセール:35% パブリックセール:25% エコシステム:20% チーム:15% リザーブ:5% 以下のような形で、4年間で50%程度が段階的に配布されます。 [caption id="attachment_109540" align="aligncenter" width="919"] 引用元:Partisia Blockchain[/caption] 配布される$MPCは、まだ上場していません。 本来では2023年末に向けて上場できるように予定していたようですが、少々遅れが発生しているようです。 ただし、3月に上場が間近であることが旨が公表されており、今後複数の取引所へ上場される運びとなっています。 The wait is over! 🚀🔥❗ Partisia Blockchain's MPC token will be listed on multiple exchanges soon! This milestone reflects the token's recognition and demand in the blockchain industry. Stay tuned for updates, and read the official announcement ➪ https://t.co/4kpZUzISRq pic.twitter.com/bYDn0FwQB9 — Partisia Blockchain (@partisiampc) March 13, 2024 正確な上場日時などは各取引所からアナウンスがあると考えられるので、エアドロップと合わせて最新情報をチェックしておきましょう。 今後の開発ロードマップ [caption id="attachment_109524" align="aligncenter" width="872"] 引用元:Partisia Blockchain[/caption] 前述した通り、Partisia Blockchainが焦点を当てている領域は多岐にわたります。 そのため、各領域(ブロックチェーン・スマートコントラクト・相互運用性)ごとに開発のロードマップが公表されています。 メインネットの"フェーズ6"まで設定されており、直近の"フェーズ4"は2023年6月に、既存機能に新たな改良などを加えた"フェーズ5"は2024年6月に予定されています。 "フェーズ6"のメインネットは2025年6月に予定されており、まだ各機能の開発がすべて完了している訳ではありませんが、開発自体は進んでいます。 まとめ この記事では、Partisia Blockchainについて、さまざまな点から解説しました。 Partisia Blockchainは、メインネットを段階的に公開しており、まだまだ開発されて機能が拡張していくプロジェクトです。 エアドロップやトークンの上場など、今後もさまざまなイベントがあり、注目点が多いと言えるでしょう。 Sponsored Article by Partisia Blockchain ※本記事はPartisia Blockchainさまよりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
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2024/03/14NFTの詐欺・盗難対策 -「Delegate」を活用して資産を守る方法
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 先日、ビットコインが史上最高値を記録し、市場全体が昨年に比べて顕著な活気を見せています。このような強気市場の状況下では、様々なシーンで盛り上がりを見せる一方でトークンの貸し出しや流動性供給などのDeFi活動を対象としたハッキングやNFTがウォレットから盗まれるなどの事件も増加する傾向にあります。 前回の強気相場では、一般事業会社の参入というのは目立ちませんでしたが、今回の相場では多くの事業会社が参入することが予測されます。それに伴い、多くの法人で生成されるウォレットアドレス内に高単価のNFTが保有される可能性があるなかで、これらの資産を守るための対策方法が十分に共有されていないケースも考えられます。 本記事では、市場の活性化がもたらすリスクに焦点を当て、特にNFTを対象とした犯罪から資産を守るための対策として、分散型プロトコルDelegateの重要性について解説しました。Delegateプロトコルは、個人および法人がNFTを安全に保管しながら、その利用価値を最大限に引き出すための戦略的なツールとして注目されています。 リスク対策の基本 リスク管理には一般に四つの基本的なアプローチがあります。これらのアプローチをNFTの盗難や紛失リスクの観点から具体的に見ていきましょう。 回避 (Avoid) NFTを保持するウォレットが不特定多数のウェブサイトとの接続を避けることで、リスクを回避します。この方法では、安全性を高めるために、ウェブサイトへのアクセスを制限します。 低減 (Reduce) 複数のNFTを一つのウォレットに集約させずに、それらを複数のウォレットに分散させることで、リスクを低減します。これにより、一つのウォレットが攻撃を受けたとしても、全てのNFTが同時に失われるリスクを避けることができます。 受け入れ (Accept) 一部の低価値NFTに関しては、管理コストやリスク対策の労力を考慮して、その紛失を受け入れることも一つの戦略です。これは、リスクとコストのバランスをとるための現実的な選択肢となります。 移転 (Transfer) NFTを保有するウォレットから別のウォレットへの権限移転を行うことで、リスクを転嫁します。これにより、もし攻撃者が元のウォレットにアクセスしたとしても、直接NFTを盗むことができなくなります。 最も効果的な対策は「回避」と「移転」 NFTの盗難や紛失リスクに直接対処するためには、「回避」と「移転」が最も効果的なアプローチとなります。 特に「回避」は、ウェブサイトへのアクセス制限により実践が難しい場合があるため、リスク対策としての「移転」の適用が推奨されます。この戦略では、NFTの保護を強化しつつ、所有権の管理の柔軟性を保持することができます。 今回は、NFTの盗難や紛失リスクに対する「移転」戦略に焦点を当て、その具体的な方法と利点について詳しく解説します。 このアプローチにより、NFTの安全性を保ちながら、デジタル資産の管理と活用のバランスの最適化が可能になります。 ホットウォレットとコールドウォレット リスク対策の話になる前に、「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の違いについて復習しましょう。これらの詳細については、筆者が運営しているAir Drop Guide3.0を参照ください。 ウォレットには、オンラインでアクセス可能な「ホットウォレット」と、オフラインで保管される「コールドウォレット」の二種類があります。ホットウォレットはその利便性から日常的な取引に適していますが、セキュリティリスクも伴います。一方、コールドウォレットは物理的に隔離されているため、ハッキングのリスクが非常に低いです。 コールドウォレットへのNFT移転による対策 NFTの盗難を防ぐための一つの方法は、NFTをコールドウォレットに移動させることです。しかし、日常的に取引を行う場合には、ホットウォレットの利便性を犠牲にしなければなりません。ここで「Delegate」プロトコルの利用が有効な戦略となります。 Delegateプロトコルの概要 Delegateは、ユーザーがコールドウォレットに保管しているNFTの保有権限を、ホットウォレットに委任できるようにするプロトコルです。 これにより、NFTの安全性はコールドウォレットによって保護されつつ、ホットウォレットを通じた日常的な取引で利便性を損なわずにNFTを使用できます。現在は、約18万4千のウォレットアドレスがDelegateを利用しており、以下のプロジェクトなどで導入されてます。 Azuki Opensea Yuga Labs HV - MTL Manifold Phaver Collablandその他、公式ドキュメントを参照。https://docs.delegate.xyz/ 利用する前の注意点 当該プロジェクトは、コールドウォレットに自身のNFTを格納し、それに紐づいたホットウォレットで日々のトランザクションを実行することでNFTのハッキングリスクをゼロにできますが、例えばエアドロップの対象となるためには、そのプロジェクトがDelegateを導入していることが条件となります。 例えば、コールドウォレットに特定のNFTを保有、それに紐づいたホットウォレットでLayer 2の特定プロジェクトを利用し、その当該プロジェクトがトークン発行される際の条件がプロジェクトの利用とNFTの保有だったとしましょう。その場合、もしプロジェクト側がDelegateで紐づく2つのウォレットを判定対象としていたらエアドロップの対象となります。一方で、判定の対象外にしていたらエアドロップの対象などにはなりませんので、その点ご注意ください。 Delegateの活用事例 NFTを所有するユーザーは、Delegateを通じてコールドウォレットにNFTを保管しながらも、ホットウォレットを介して取引やその他の活動が行えます。これは、セキュリティと利便性のバランスを保ちながらNFTを管理する効果的な方法です。 Delegate の設定方法 https://delegate.xyz/ にアクセスします。( 先URLをコピペしてアクセスください。) ウォレットを接続します。 次に下記画像の赤枠部分の「Registry」を選択します。 ◇ ウォレットをDelegateする場合 赤枠のWalletを選択します。 委任する先のウォレットアドレスを入力します。 その後、トランザクションを実行して完了です。 重要 Delegateのトランザクションはクロスチェーンには対応していないため、異なるチェーン上での操作を行いたい場合は、各チェーンでDelegateの設定が必要です。 ◇NFTをDelegateする場合 NFTをDelegateする場合は、赤枠のAssetを選択します。 委任先のウォレットアドレスを入力。 対象のNFTのコントラクトアドレスを入力。 委任するNFTのToken IDを入力する。 トランザクションを実行。 その後、画面右上のウォレットアドレス ⇒ Profileをクリックします。 Registryの部分に、委任元のアドレスと委任先のアドレスが表示されていたらトランザクションは完了されています。 まとめ|リスク移転をすることでNFTを守る 本記事では、NFTを紛失 / 盗難から守るための4つのリスク対策とリスク対策の一つ「リスクの移転」を実現するためのDelegateについての概要と使い方を説明しました。相場全体が強気になると、市場参加者の資産を狙う悪意のある第三者が必ず出現します。 前回のブル相場と異なり、今回のブル相場では特定のNFTを保有していることが市場を立ち回るうえで一つの大事な要素となっています。大切な資産でもあるNFTを守るために、Delegate等のツールを駆使してリスク対策を図りましょう。 Delegate 公式リンク https://delegate.xyz/ https://docs.delegate.xyz/ https://twitter.com/delegatedotxyz
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2024/03/11Blast BIG BANGコンペ特集第二弾!|Runner ups選出の31PJを紹介
2月29日、ネイティブイールドを備えたレイヤー2ネットワーク「Blast」のメインネットが稼働しました。また、同月23日にはBlast BIG BANGコンペティションの選出プロジェクトが発表され、チェーンにもプロダクトにも注目が集まっていました。 Blast BIG BANGコンペ特集|3000以上の応募から選ばれた47プロジェクトを全紹介! 前回、優勝プロジェクトとして選ばれた47のプロジェクトを紹介しましたが、今回は、Runner ups(準優勝)として選ばれた31のプロジェクトを紹介します。 Blastとは? Blur創設者による新たなイーサリアムレイヤー2:2月29日にメインネットがローンチ Runner ups選出プロジェクトの紹介をする前に、まずはBlastの基本情報を紹介していきます。 Blastは、ネイティブイールドを備えたレイヤー2ネットワークであり、NFTマーケットプレイス「Blur」の創設者のPacman氏(@PacmanBlur)によって立ち上げられました。 昨年、デポジット量に応じたポイントシステム及びエアドロップの告知をしたこともあり、多くのTVLを集めていました。これらのデポジット資金はメインネットのローンチまでは引き出せないとのことでしたが、Blur創設者による開発という知名度や大手VCがバックにいることもあり、一時期は20億ドルものTVLを誇っていました。 既に、メインネットがローンチし、資金の移動が可能となっています。そうした中で、実際にBlastがどれほどの資金やプロダクトを有することになるのか、その実力に関心が集まっているというのが現在の状況と言っていいでしょう。 ローンチ後のTVLは約420万ドル:チェーンとしては第16位に位置する(記事執筆時) [caption id="attachment_108895" align="aligncenter" width="1439"] https://defillama.com/chain/Blast[/caption] [caption id="attachment_108900" align="aligncenter" width="1439"] https://defillama.com/chains[/caption] メインネットがローンチする前のBlastのTVLは20億ドルを超えていました。 ローンチし、ロックされていた資金を引き出すことが出来るようになりTVLは減少しましたが、減少後のTVLは約420万ドルとなっています。一見すると低いようにも見えますが、チェーン全体のTVLランキングでは、第16位に位置しており、未だ中堅以上のポジションにいることが分かります。 その他、上記画像以外の主要なチェーンのTVL及びランキングは以下のようになっています。(記事執筆時) Starknet:約200万ドル(第24位) zkSync Era:約185万ドル(第28位) Manta:約160万ドル(第29位) 優勝プロジェクト以外に集まる注目 BIG BANGコンペの発表によって、優勝プロジェクトである47PJに注目が集まりました。しかしながら、それ以外のPJが決して劣っているという訳ではなく、中には優勝した47PJよりも多くの注目を集めているプロジェクトもあります。 今回の記事は、Runner ups(準優勝)選出プロジェクトを特集したものとなります。 Runner ups選出プロジェクト ここからは、Runner ups選出の31PJを取り上げていきます。 カテゴリーは以下の8つとなっています。 Spot DEX Perp DEX レンディング GambleFi SocialFi NFTs/Gaming Misc インフラ 全てのプロジェクトが、詳細なプロジェクト内容やドキュメントの公開、サービスの開始をしている訳ではないので、プロジェクトごとに現時点で手に入れることの出来る情報量が異なることには注意が必要です。 Spot Dex BladeSwap:プラットフォーム手数料の100%をトークン保有者に還元 BladeSwapは、プラットフォーム手数料の100%をトークン保有者に還元し、投票を通じて排出をリダイレクトするveDEXです。 Bladeは、ネイティブのバッチ取引、リアルタイムの投票、毎日の無料戦利品ボックスにより、複雑なDeFiをワンクリックで簡素な優れたユーザー体験をもたらそうとしています。 現在は、流動性プールとして「USDB/ETH」のプールのみが提供されています。 公式サイト:https://bladeswap.xyz/ X:https://twitter.com/bladeswapxyz Blaster Swap:バッチスワップ機能を備えたメタDeFiアグリゲーター バッチスワップ(一度の取引で複数のスワップを最良のルートと価格で可能にする)機能を備えており、DeFi機能のナビゲーションを一箇所で簡素化出来るようになっています。 エアドロップは2024年第二四半期に予定されており、現在は「PRE-GENERATION EVENT」が開催されています。トレード量に応じてポイントを稼ぐことが可能であり、日次で100ドル以上の取引をすると、獲得ポイントにブーストが入る仕組みとなっています。また、LPでもポイントを稼ぐことも可能です。 公式サイト:https://blasterswap.com/ X:https://twitter.com/blasterswap MonoSwap:利回り主導型分散型取引 MonoSwapは、エコシステム中心の利回り主導型分散型取引です。また、ローンチパッドシステムに注力しています。 特徴として、MUSDの発行をしようとしていることが挙げられます。MUSDは、USDBに裏付けされているトークンであり、ユーザーはUSDBを預け入れることで、MUSDをミントすることが可能となっています。 MonoSwapでの取引手数料の一部はUSDBに変換され、MUSDを支える担保に預けられます。また、ETH、USDB、ガス収入シェアからのBlastのネイティブ利回りもすべてMono Treasuryに集められ、USDBに変換されてMUSDの担保に預けられるようになっており、MUSDの価格が下がらないような仕組みがとられているとのことです。 公式サイト:https://www.monoswap.io/ X:https://twitter.com/monoswapio Perp Dex Aark:レバレッジに重点を置いた永久DEX Aarkは、プロトレーダー/LPのための世界初のレバレッジパーペチュアルDEXです。既にArbitrum上でサービスを稼働しており、Blastへも進出する形となります。 通常のプラットフォームでは、OI(建玉:Open Interest)とTVLの比率が1:1以下になるように設定されていますが、AarkではTVLに対してOIを10倍以上に拡大することが可能です。これにより、LPのリターンの大幅上昇や、より多くのLPとトレーダーを惹きつけるポジティブなフィードバックループが形成されるようになっています。 公式サイト:https://aark.digital/ X:https://twitter.com/aark_digital DTX:オラクルベースの分散型永久取引所 DTXは、最大100倍のレバレッジを実現するオラクルベースの分散型永久取引所です。また、低手数料、ゼロスリッページ、コピートレーディング機能が特徴であり、完全にオンチェーンでありながら中央集権取引所(CEX)のような取引体験を実現しています。 また、アルトコインにも注力しており、DTXが有するアルトコインプールによって、深い流動性が提供されるようになっているとのことです。 公式サイト:https://testnet.dtx.trade/ X:https://twitter.com/0xdtx HMX:クロスマージンとマルチアセット担保をサポートする分散型永久プロトコル HMXは、クロスマージンとマルチアセット担保をサポートする次世代の分散型永久プロトコルであり、既にArbitrum上でサービスを稼働していました。 報奨金プログラムが多数用意されていることが特徴です。主要なものとして、以下が挙げられます。 ・TLC(Traders' Loyalty Credit):取引量1ドルにつき、最低1TLCトークンが付与されます(レートは取引資産によって異なります)。TLCトークンは、他のTLCステークプールの間で共有されるHMX報酬を獲得するためにステークすることが可能です。 ・オープンポジションのインセンティブ報酬:HMXはesHMXの排出量の一部をオープンポジションに割り当てています。ユーザーは、レバレッジをかけたポジションが有効な期間、esHMX報酬を受け取ることが可能です。 ・LPへの報酬:LPはプロトコル手数料に加えて、esHMX報酬を追加インセンティブとして受け取ることが可能です。 公式サイト:https://hmx.org/arbitrum X:https://twitter.com/hmxorg Opyn:オプション取引プラットフォーム Opynは、ノンカストディの分散型証拠金取引が可能な分散型取引所です。 Opynの戦略として、「カニ戦略」(Crab Strategy)と「Zen Bull戦略」が有名です。 カニ戦略は、USDCに重点を置いたものであり、ETHの価格が市場の予想よりも低く動いたときに、ユーザーがUSDCを積み重ねることを可能にする自動戦略です。 Zen Bull戦略は、ETH入金に重点を置いたものであり、カニ戦略と連動しながら、ユーザーはETHをより多く積み重ねることが出来るようになっています。 公式サイト:https://www.opyn.co/?ct=JP X:https://twitter.com/opyn_ レンディング(Lending) Abracadabra Money:ステーブルコイン$MIMを採用したレンディングとレバレッジのプラットフォーム Abracadabra Moneyは、オムニチェーンのDeFiレンディング・プラットフォームであり、米ドル建てステーブルコインであるMIM(Magic Internet Money)を採用しているのが特徴です。ユーザーは、担保によって利回りを稼ぎながら、米ドル建ての融資を受け取ることが可能です。 ステーキングシステムもあり、ユーザーは利回りの形で報酬を得ることが可能です。SPELLトークンによって実現され、2種類の方法によって、報酬を獲得することが出来ます。 SPELLトークンをステークして、より多くのSPELLを獲得。 SPELLトークンをステークして、MIMを通zひてステーブルコイン収入を獲得。 また、ステーキングによってガバナンスにおける投票権も獲得可能であり、1SPELLあたり1票が与えられます。 公式サイト:https://abracadabra.money/ X:https://twitter.com/MIM_Spell Fortunafi / Reservoir:分散型ステーブルコインプロトコル Fortunafi / Reservoirは、Blast上の分散型ステーブルコインプロトコルであり、流動的な利回り、期間ベースの資産、強固なレポ市場を備えています。FortunafiはBlast上のRWA発行者でもあり、ユーザー、機関、スマートコントラクトがUSDBでRWA資産をミントし、換金することを可能にしています。 また、Tokenized Asset Protocol (TAP) アプリがBlast上で稼働しています。KYCを完了したユーザーはTAPを利用することで、米国財務省短期証券(T-Bills)にアクセスできるようになっており、ポイントを稼ぐことも可能です。 米国のユーザーに対してはfBILLトークンが、米国以外のユーザーに対してはifBILLが発行されるようになっており、24時間年中無休でミント及び償還することが出来ます。 fBILL及びifBILLには、Blast、Arbitrum、Cantoにてアクセス可能となっています。 公式サイト:https://app.fortunafi.com/ X:https://twitter.com/_Fortunafi INFINIT:流動性フックのマネーマーケット INFINITは流動性フックのマネーマーケットです。DAppsの基盤となる流動性レイヤーとして機能しており、プロトコルのシームレスな統合、効率的な流動性の調達、多様なユースケースの育成を可能にし、最終的にDeFi領域における流動性の断片化と持続可能性に対するソリューションを提供しています。 ユーザーは、自動債務返済、信用取引などのフックを介して、貸し借り、利回り/取引戦略へのアクセスが可能です。「フラッシュ借入」、「Multi-Siloポジション」、「担保としてのLPトークン」の3つの主要技術によってこれが実現されています。 公式サイト:https://init.capital/ X:https://twitter.com/infinitcapital_ Seismic Finance:Blastネイティブのレンディングプラットフォーム Seismicは、Blastネイティブのレンディングプラットフォームであり、報酬の最大化や、金利、セキュリティに焦点を当てているとのことです。現在はコード開発が佳境の状態であり、まもなく監査が行われる予定とのことです。 トークンのモデルも完成しており、3月下旬にUSDBとbETHのレンディング市場の初期サポートを開始する予定とのことです。また、ローンチと同時に、ポイント、ボーナス報酬、主要なトークン・インセンティブが用意されることも発表されています。 X:https://twitter.com/seismicfinance GambleFi Blast The Balloon:完全にオンチェーンなバイラルくじゲーム Blast the Balloonは、プレイヤーがボンディングカーブからノード(ポンプ)を購入し、時間が経つとすべてのプレイヤーがポットの一部を獲得する、+EVのバイラルくじゲームです。このゲームは完全にオンチェーンであり、手数料の100%が賞金プールに賄われるようになっています。 また、開発者に対して与えられるBLAST報酬が、ウォレット接続やXでのソーシャルタスクを完了することによって、シェアされるキャンペーンが開催されています。(キャンペーン期限は日本時間3月9日13:00となっています) 公式サイト:https://blastballoon.xyz/ X:https://twitter.com/blasttheballoon Draw The Chart:チャート予測ゲーム DrawTheChartは、お気に入りのコインのチャートの動きを正確に予測すると報酬が貰えるチャート予測ゲームです。 Privyを活用しているため、メールアドレスやSNSアカウントでのWeb3ウォレット作成が可能となっており、プレイヤーのオンボーディングに注力していることも特徴です。 公式サイト:https://drawthechart.com/ X:https://twitter.com/drawthechart FlashBit:オンチェーンギャンブルプロトコルにおける参入障壁に対するソリューションを提供 FlashBitは、Blast上のすべての投機活動へ向けたプロトコルです。手数料をなくし、利回りによって収益化することで、オンチェーンギャンブルプロトコルにおける参入障壁を減らし、より多くのアップサイド、インセンティブ、資本効率を提供しています。 現在は、テストネット・アルファが正式に稼働しており、アーリーアクセス・エアドロップ・プログラムが行われています。Blastにブリッジしている全てのユーザーが請求できるようになっているとのことであり、その他にも招待コードによって割り当てを獲得することも可能となっています。 公式サイト:https://flashbit.xyz/ X:https://twitter.com/flashbitxyz MTRIX3D:映画「マトリックス」にインスパイアされたWeb3宝くじ MTRIX3Dは、Blast上のサイバーパンク宝くじです。タイマーがゼロになる前にピル(チケット)を購入した最後の1人が賞金を獲得することが可能であり、ピルを購入するごとに、カウントダウンが延長されるようになっています。(ピルの値段は、購入するたびに少しずつ上がっていきます) 宝くじの当選以外にも収益を得ることが可能であり、SOURCEトークンを購入してステークすると、取引ごとに収益が増加し、ゲーム収益と賞金の一部を獲得できます。 公式サイト:https://matrix3d.io/ X:https://twitter.com/matrix3d_io SocialFi gm.app:NFTとコミュニティが組み合わさったSocialFi gm.appでは、ボンディングカーブでNFTコレクションを購入・作成することが可能であり、公開フィードとプライベートフィードの両方で新しいコミュニティを見つけることが可能です。 参加、取引、収集によってgmポイントを獲得することが可能であり、Blastのネイティブイールドとガス手数料の分配はクリエイターが決定する仕組みとなっています。 メインネットはまだ公開されておらず、現在はテストネットの段階です。 また、開発者エアドロップの100%をユーザーに還元することを発表しています。 公式サイト:https://gm.app/ X:https://twitter.com/gm_on_blast Sax Trade:Xのハッシュタグを活用した文化取引DEX SAXは、Blastをベースとした流動性の制限なしに人気カルチャーのトレンドに投機することが可能な、Z世代の文化的DEXです。文化は無形ではありますが、その取引をより効率的にするためのソリューションを提供しています。 トークン化する文化指標として、Xのハッシュタグを活用しています。SAX上で、XのハッシュタグをERC-20にミントすることが出来、その価格はハッシュタグの人気に基づいて変動するようになっています。 SAXユーザーは、トレンドのニブ(取引単位)を購入し、ハッシュタグがより多くのエンゲージメントを獲得することを推測、売却によって利益を得ることが出来る仕組みとなっています。 また、”Share to Earn"のインセンティブを用いることで、トレンドをメインストリームで注目されるようにすることも可能とのことです。 X:https://twitter.com/sax_trade DistrictOne (D1):マネーゲームのあるソーシャル空間を提供 DistrictOne (D1) は、マネーゲームを備えたグループチャットSocialFiアプリです。コミュニティはソーシャル活動によって収益を得ることができ、プロジェクトやインフルエンサーはグループを収益化できるようになります。 報酬を獲得する方法として、以下が挙げられます。 Linkup:友達を招待して報酬を獲得することが可能です。 Rally:自身のスペースへサポートを集めることで、賞金プールの分け前を獲得することが可能です。 Space Share:SpaceShareを活用することで、ユーザーはお気に入りのスペースの株式を購入できます。株式を保有することによって、そのスペースの取引手数料の一部を受け取ることが可能です。 Space Sprint:スペースたちが株価に基づいて上位3位を争います。優勝したスペースは報酬を受け取ることが可能です。 公式サイト:https://districtone.io/ X:https://twitter.com/districtoneio Quail Finance:無担保ローンを提供するSocialFi Quail Financeは、社会的信頼に基づいてコミュニティメンバーに無担保ローンを提供するSocialFi dAppです。インドのChit Fundsと呼ばれるグループベースの輪番制貯蓄・信用スキームから着想を得ていることが特徴です。 公式サイト:https://quail.finance/ X:https://twitter.com/quailfinance EarlyFans:クリエイター支援に重点を置くSocialFi EarlyFansは、クリエイターが広告のセールスマンになることなく、コンテンツから直接マネタイズすることを支援しています。クリエイターのファンは、ツイートのパフォーマンスによってETHとクリエイタートークンを獲得し、同時に限定コンテンツにアクセスすることができます。 公式サイト:https://www.earlyfans.xyz/ X:https://twitter.com/earlyfans_xyz Sofamon 情報不足により、割愛。 The Bakery:Mantle DEX「Butter」によって運営される期間限定の体験 The Bakeryは、Butterによって運営されているSocialFiです。ButterはMantle上にてDEX及びNFT先物を提供しています。また、Mantleと戦略的パートナーシップを結んでおり、これによりシードラウンドでの調達額を460万ドルに増額していました。2024年の$BUTTERエアドロップも告知されています。 TheBakeryでは、$MILKによってゲームに参加し勝利することで、より多くの$MILKを得ることが可能です。$MILKの使用用途としては、オークションでのWLの購入や、NFTのラッフルチケットの購入が挙げられます。また、Blastポイントを貰うことも可能になっているとのことです。 今回のコンペでは、TheBakeryの名前で選出されていましたが、Butter(DEX機能)の方も追加されるかどうかはまだ未定です。 公式サイト:https://thebakery.gg/ X(Butter):https://twitter.com/butterexchange NFTs/Gaming AI Waifu:AIコンパニオンゲーム AI Waifuは、AIコンパニオンゲームです。たまごっちスタイルであり、クロスプラットフォーム、生成コンテンツを有したファンタジーアニメとなっています。また、AIに関しては、オープンソースのものが搭載されています。 WAIFUトークンのパブリックセールが、Fjord Foundryを通してBlastメインネットで予定されています。VC、プレセール、ホワイトリスト等がなく、フェアなセールになるとのことです。 トークンセールは当初、3月5日12:00PM(UTC)から3月8日12:00PM(UTC)を予定していましたが、Fjord FoundryがBlastに未対応のため、延期することとなりました。Fjord Foundryの対応次第で、セールが開催されると発表されています。 公式サイト:https://www.aiwaifu.gg/ X:https://twitter.com/aiwaifugg SEKAI GLORY:ブロックチェーン技術を組み合わせたトレーディングカードゲーム SEKAI GLORYは、ストラテジー、アート、ブロックチェーン技術を組み合わせたアニメ、ガチャのトレーディングカードゲームです。 現在、2つのゲームモード「PvP」と「バトルロイヤル」が提供されています。また、将来的には、「PvEゲームモード」や「トーナメント 」も提供される予定とのことです。 独自トークンとして、$GLORYが発行されており、「リーダーボードのランキング50位以内」もしくは「ブースターパックの開封」によって獲得可能とのことです。また、将来的にはゲーム内ネイティブ利回りステーキングも予定しているとのことです。 各種言語に対応しており、日本語でもプレイすることが可能です。 公式サイト:https://www.sekaiglory.com/ja-JP X:https://twitter.com/sekaiglory Pixel Race Club:ソーシャルベッティングエコシステムが特徴のレースゲーム Pixel Race Club (PRC)は、Web3 レースとベッティング体験を提供しており、1人用チャレンジから多人数での対戦といったモードが用意されています。Xterioがパートナーであることも特徴です。 PRCチームは、Tencent、Tiancity、Visual Concept、Glu Mobile、Gameloftなどを経歴として有する集団であり、Mutant RoadkillやG Kart(QQ Speed)などのヒット作の実績もあります。 NFTホルダーに対する特典も数多くあり、ETHロック期間に応じたパッシブ報酬、ブースト報酬トーナメント、Twitterでのソーシャルチャレンジ、Blastネイティブのベッティングオプションを楽しむことが出来ます。また、Blastポイントを獲得することも可能です。 X:https://twitter.com/pixelraceclub Super Sushi Samurai:「Gameme」(Game + Meme)モデルが特徴 Super Sushi Samuraiは、テレグラム・プラットフォームを介してプレイ可能なゲームです。「Gameme」(Game + Meme)モデルであることと、完全にオンチェーンであることが特徴として挙げられます。また、独自トークンとしてSSSがあり、これによりプレイヤーは報酬を獲得することが可能です。 プレイヤーはランダムな土地からスタートし、土地を切り替えてプレイすることができます。各土地は所有者によって税率が設定されたトレード可能なNFTとなっています。また、サムライ(プレイヤー)は自動的にモブと戦い、倒したモブからは「米のかけら」を入手可能です。ペットが自動的に米のかけらを拾い、プレイヤーがそれを俵に集めていきます。 また、レイドボスも登場し、倒したサムライに対しては賞金が付与されます。その他にもクラン対戦機能も搭載されるとのことであり、クランリーダーは報酬の20%が、残りの80%がクランメンバーに均等に分配される仕組みとのことです。 公式サイト:https://sss.game/ X:https://twitter.com/sss_hq Misc BlastOff:ローンチパッド及び利回りアグリゲーター BlastOffは、ローンチパッド及び利回りアグリゲーターであり、「Native Yield IDOs」 (YIDOs) と「YZone」を特徴としています。 YIDOsは、ゼロリスクIDOをコンセプトとしています。従来のIDOでは、プロジェクトが失敗した場合には、ユーザーは資金を失ってしまいます。しかし、BlastOffでは、ETHまたはステーブルコインをプラットフォームにステーキングすることで発生する利回りの一部をYIDOのサポートに割り当てます。これにより、ユーザーの不利益を軽減しようとしています。また、YIDOsは、ユーザーがステークして利回りの一部をYIDOsに割り当てる以外に何もする必要のない、初の資金調達プロトコルでもあります。 YZoneは、利回りアグリゲーターです。これは、Blastエコシステム内の収益機会を中心とした戦略の実行に重点を置いており、Blastのネイティブな利回りよりも高い収益を提供するものです。これは、複数の保管庫(vaults)によって実現されるとのことです。 公式サイト:https://blastoff.zone/ X:https://twitter.com/blastozone Ulti-pilot(Ultiverse):AIを活用し、ゲームエコシステムにおける相互運用性の課題に対処するポータル Ulti-pilotは、AIを搭載した宇宙の多様なゲーム体験への没入型ポータルです。 Ultiverseによって開発されており、同社はAAAソーシャルゲーム、NFT、DeFi、DEXを1つに統合したプラットフォームです。また、Web3と没入型VR互換仮想世界をつなぐ次世代メタバースの構築を目指しており、トークンを使ってエコシステム内での活動やコミュニティ構築にインセンティブを付与している事が特徴です。2月には、IDG Capitalが主導するシードラウンドで、400万ドルを調達していました。 Ulti-pilotではAIとブロックチェーンの統合によるゲームの相互運用性の実現が目的となっており、Gaming Launchpad、Restake Rollup、さらに分散型アプリケーションが発表される予定となっています。 公式サイト:https://www.ultiverse.io/ X:https://twitter.com/ultiversedao インフラ API3 DAO:オンチェーン価格参照の検証可能な分散ソースを提供 API3は、分散型かつ信頼を最小限に抑えた方法で、従来のAPIサービスをスマートコントラクトプラットフォームに提供する共同プロジェクトです。API3 DAOによって管理されています。OEVネットワークにより、DeFiプロトコルがdAPIを利用することで、MEVを通じて抽出されている価値を取り戻すことができることが特徴です。 また、その他の主要な特徴として、「Airnode」が挙げられます。これは仲介者を介さずにオンチェーンでデータを提供できるオープンソースツールであり、APIプロバイダーが独自のオラクルノードを簡単に実行できるように設計されています。また、前後処理、認証、認可などの実装もされています。 公式サイト:https://api3.org/ X:https://twitter.com/api3dao Biconomy:アカウント抽象化SDKを提供 Biconomyは、SDKを開発しており、dApp、ウォレット、またはアプリチェーン上でシンプルなUXを可能にするアカウント抽象化ツールキットであることが特徴です。ERC-4337上に構築されており、スマートアカウントプラットフォーム、Paymaster、Bundlerと連携するフルスタックソリューションを提供しています。 Biconomyスマートアカウントは署名者に依存しないため、スマートアカウントの作成時に署名者SDKに渡すことができる限り、任意の認証パッケージを使用することも可能です。また、スマートアカウントは、userOpを検証する前に任意のロジックを実行できる検証モジュールによってさらに強化されており、開発者は、セッションキー、マルチチェーン検証モジュール、パスキーなどを使用できるモジュールを構築することが出来ます。 公式サイト:https://www.biconomy.io/ X:https://twitter.com/biconomy UNCX Network:完全分散型マルチチェーンサービスプロバイダー UNCX Networkは、B2Bサービスプロバイダーです。また、プロジェクトの作成と立ち上げの簡素化と、それと同時に、投資家にとって可能な限り安全なものにすることを目的としています。 同社は、以下の5つのサービスを主要なものとして提供しています。 Initial Liquidity Offering (ILO):多くのプロジェクトやスタートアップがICOのプロセスを経ずに、分散型取引所でトークンを販売することで資金を調達する資金調達メカニズムです。 Liquidity Lockers:LPトークンのロックが解除されると、開発者がプールから流動性を枯渇させて投資家の資金を持ち逃げするリスクがあります。Lockerは、それを防ぐための仕組みです。 Token Vesting:開発者がトークンを全て一度に販売することでトークンの価格変動を操作することがなくなり、コミュニティへのコミットメントを示すことが出来ます。 Staking:開発者は独自のステーキングプールを作成し、コミュニティが選択したトークンをステーキングしたり、報酬プールを通じて選択したトークンで報酬を与えることがになります。 Token Minter:トークンやセキュリティのスキルを持たない開発者を対象としています。。Minterによって作成されたトークンはすでに事前監査されているため、自分で監査する必要がなくなります。 公式サイト:https://uncx.network/ X:https://twitter.com/uncx_token おわりに ここまで、Blast BIG BANGのRunner ups(準優勝)プロジェクトを紹介してきましたが、如何でしたか? メインネットがローンチし、Blastチェーンの実力がどれほどのものなのか注目が集まっています。優勝プロジェクト以外にも多くのプロジェクトがあり、Blastエコシステムの基盤が構築されていることはTVLを見れば明らかと言えるでしょう。 しかしながら、コンペ選出プロジェクトだからといって、全てが安全なプロジェクトという訳ではありません。今回の記事では、情報がなく詳細を記述できなかったプロジェクトも幾つかありました。他チェーンで既に実績を有しているプロジェクトもありますが、完全に新規のプロジェクトも数多く存在します。資産を守るためにも、DYORを忘れないようにしてください。
プロジェクト
2024/03/11フィナンシェトークン (FiNANCiE/$FNCT) とは?プロジェクト概要を徹底解説!
「フィナンシェ(FiNANCiE)」は、スポーツチームやクリエイターがサポーターとともに夢を実現するためのプラットフォームです。 従来のクラウドファンディングのような単なる資金調達の手段ではなく、スポーツチームやクリエイターとサポーターが夢に向かって共に進んでいけるコミュニティを作り出すことを狙っており、そこにトークンエコノミーとブロックチェーン技術をうまく組み込んでいます。 この記事では、フィナンシェ(FiNANCiE)のプロジェクトや、そこで使われるトークンであるFNCTについて解説します。最後まで読めば、フィナンシェがどういうプロジェクトなのかをしっかり理解できますよ。 フィナンシェ(FiNANCiE)の公式リンクまとめ FiNANCiEとFNCTの関連公式ページ 株式会社フィナンシェ Webサイト https://www.corp.financie.jp/ FiNANCiE Webサイト https://financie.jp/ FiNANCiE Twitter https://twitter.com/financie_jp FiNANCiE YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@financie9516 FNCT Webサイト https://fnct.xyz FNCT Twitter 日本語:https://twitter.com/Fnct_Official 英語:https://twitter.com/Fnct_Officialen FNCT LINE https://line.me/R/ti/p/@980uysqm FNCT ホワイトペーパー https://fnct.xyz/whitepaper/ja 「フィナンシェ(FiNANCiE)」とそのガバナンストークンであるフィナンシェトークン(FNCT)の関連公式ページをまとめました。 公式リンクのブックマークやSNSアカウントをフォローして、フィナンシェの動きをリアルタイムでウォッチしましょう。 フィナンシェ(FiNANCiE)の特徴・注目ポイントを解説 [caption id="attachment_108776" align="aligncenter" width="770"] 画像:株式会社フィナンシェ[/caption] 最初にフィナンシェ(FiNANCiE)の特徴や注目すべきポイントについて説明します。最後まで読んで、フィナンシェがどういうプロジェクトなのかをしっかりとつかんでおきましょう。 フィナンシェ(FiNANCiE)の特徴・注目ポイントを解説 ブロックチェーン技術を活用したトークン発行型クラウドファンディング CT(Community Token)によるコミュニティ構築 代表はgumi創業者國光宏尚氏、サッカーの本田圭佑氏や長友佑都氏も参加 スポーツ分野92件/エンタメ分野60件など豊富な実績 プラットフォーム共通のガバナンストークンFNCTをIEO ブロックチェーン技術を活用したトークン発行型クラウドファンディング [caption id="attachment_108850" align="aligncenter" width="658"] 画像:株式会社フィナンシェ[/caption] フィナンシェ(FiNANCiE)は、スポーツチームやクリエイターがサポーターとともに夢を実現する新しい形のクラウドファンディングのプラットフォームです。一過性の資金調達ではなく、スポーツチームやクリエイターとサポーターの間に共創的で継続的なコミュニティを構築して、共有する夢や目標の実現に向かって共に進んでいく環境を作り出します。 そのためのキーとなるのが、コミュニティのエコシステムのコアとなるトークンと、それを支えるブロックチェーン技術です。スポーツチームやクリエイターがコミュニティのオーナーとなってトークンを発行し、サポーターがそれを購入することで継続的な協力関係の基盤となるコミュニティを作る、そのためのプラットフォームがフィナンシェです。 CT(Community Token)によるコミュニティ構築 スポーツチームやクリエイターなどのコミュニティのオーナーが発行するトークンはCT(Community Tokenを略したもの)と呼ばれます。オーナーは資金調達時にCTを発行しサポーターに販売して成長のための資金を調達でき、サポーターはCTの保有量に応じてオーナーの活動に関与する権利を得ることが可能です。 またCTはコミュニティの参加権というだけなく、売買も可能です。サポーターはCT購入後の価格上昇による利益が期待できるため(※)、オーナーの活動の価値を高めることに対するインセンティブが働き、サポーターがオーナーの活動に積極的に関与し続ける共創関係がCTを介して構築されます。 CTによるトークンエコノミーにより、オーナーとサポーターが目的を共有し、それに向かって積極的に協力するコミュニティが構築されるのが、フィナンシェ(FiNANCiE)のプラットフォームです。 ※利益を保証するものではありません。CTを購入される際は、サービス内容を十分に理解し、自己の責任で行ってください。 CT保有によって得られる権利 CTを保有することで得られるメリットの内容は、コミュニティごとに異なります。実際のコミュニティ活動では、限定情報・限定コンテンツ・限定イベントへのアクセスや、オーナーの方針決定への投票権などの事例があります。 代表はgumi創業者國光宏尚氏、サッカーの本田圭佑氏や長友佑都氏も参加 フィナンシェ(FiNANCiE)を運営しているのは株式会社フィナンシェで、代表取締役CEOは國光宏尚氏です。 國光氏はモバイルオンラインゲーム業界のメジャープレイヤーである株式会社gumiの創業者で、ブロックチェーンおよび暗号資産テクノロジーへの投資を手がけるgumi Cryptos Capitalのジェネラルパートナーでもあります。ソーシャルゲームやXR、ブロックチェーンに深くかかわってきた日本のWeb3.0のキーパーソンです。 また、アドバイザーに豊富な人材がそろっているのもフィナンシェの注目すべきポイントです。 サッカー元日本代表の本田圭佑氏は、2019年の資金調達時に投資家兼アドバイザーとしてフィナンシェに参画しています。さらには同氏がオーナーであるアフリカ・ウガンダ共和国のプロサッカークラブ「SOLTILO Bright Stars FC」はフィナンシェ上でCTを発行し、コミュニティが稼働しています。 同じくサッカー元日本代表の長友佑都氏も2020年にフィナンシェのアドバイザーに就任しており、出資者でもあります。 他に株式会社GO代表取締役の三浦崇宏氏、株式会社メルカリ共同創業者の石塚亮氏などもアドバイザーに加わっています。 スポーツやエンタメなど様々な分野で250件以上の豊富な実績 [caption id="attachment_108839" align="aligncenter" width="847"] 画像: FiNANCiE[/caption] フィナンシェは2019年にサービスがスタートしてから様々な分野で多くのコミュニティを作り出し運営してきています。 スポーツ分野やエンタメ分野をはじめ、クリエイターやインフルエンサー等の個人分野も含め、2024年3月時点で250件以上のコミュニティがフィナンシェ上で稼働しており、コミュニティメンバー数は約10万人に迫っています。 初期のトークン販売による一次流通と、一次流通後のフィナンシェ上でのトークンの取引(二次流通)を含めた流通取引総額は29.5億円にもなり、これから大きく成長しようとするスポーツチームやクリエイターにとって大きな支えになっています。 プラットフォーム共通のガバナンストークンFNCTをIEO [caption id="attachment_108840" align="aligncenter" width="679"] 画像:FNCT.xyz[/caption] コミュニティごとに発行されるCTに対して、フィナンシェプラットフォーム共通のガバナンストークンとなるのが、暗号資産フィナンシェトークン(FNCT)です。 フィナンシェプラットフォームを下支えし、その上で活動する様々なコミュニティを活性化させることを目的としており、現在コミュニティごとに個別に発行・利用されているCT同士を効果的につなげ、さらにフィナンシェ外のエコシステムとの連携を担います。 フィナンシェトークン(FNCT)は、2023年2月21日にコインチェック(Coincheck)からIEOの購入申込が開始し、申込開始からわずか1時間で販売総額(調達目標金額)である10億6600万円を突破しました。最終的な申込金額は200億円を上回り、倍率18.78倍となりました。その後同年3月16日にコインチェックに上場しています。 フィナンシェ(FiNANCiE)で活動する主なコミュニティ [caption id="attachment_108776" align="aligncenter" width="662"] 画像:FiNANCiE[/caption] フィナンシェ(FiNANCiE)ではすでに多くのコミュニティが立ち上がり、活発に活動を続けています。ここでは、そのうちの主なものを紹介しましょう。 また、FNCT報酬やトークン価格などを含むコミュニティの活動量・成長度をもとにしたコミュニティランキングから気になるコミュニティを探すこともできますよ。(関連:アクティブコミュニティランキング|FiNANCiE) フィナンシェ(FiNANCiE)で活動する主なコミュニティ Support to Earn(S2T)という新たな広告の形「A.E.B Project」 日本初のエンタメDAOプロジェクト「SUPER SAPIENSS」 Jリーグプロサッカークラブ「湘南ベルマーレ」 Support to Earn(S2T)という新たな広告の形「A.E.B Project」 [caption id="attachment_108838" align="aligncenter" width="651"] 画像:A.E.B Project|FiNANCiE[/caption] 2024年3月時点でアクティブコミュニティランキング1位となっているコミュニティが「A.E.B Project」です。 人気NFTプロジェクトでも知られるweb3コミュニティ「AEB」が手掛けるアパレルブランド「DO NUTS」の立ち上げから3DCGショップの設立・販売を目指しています。 トークンを保有しコミュニティに参加することでブランドの企画運営への投票や限定イベントへの参加が可能になり、ファンとともに成長していく共創型アパレルブランドとなっています。 A.E.B Project|ファンディングページ 日本初のエンタメDAOプロジェクト「SUPER SAPIENSS(スーパーサピエンス)」 [caption id="attachment_108847" align="aligncenter" width="603"] 画像:SUPER SAPIENSS[/caption] SUPER SAPIENSSは、堤幸彦氏・本広克行氏・佐藤祐市氏の3名の映画監督が日本初のエンタメDAOを目指して立ち上げたプロジェクトで、2022年1月にCTを販売し、コミュニティがスタートしました。 映像化やグローバル展開を視野に入れたプロジェクト第1弾「WEBTOON」の第1話はすでに公開されており、現在ではプロジェクト第2弾となる俳優オーディション企画が進行中です。 コミュニティでは作品のストーリーやプロモーション方法に関する投票やアンケートを行うことができ、支援者がパートナーとしてプロジェクトに参加できる新しい自主制作のかたちを体現しています。 SUPER SAPIENSS|ファンディングページ Jリーグプロサッカークラブ「湘南ベルマーレ」 Jリーグに加盟する湘南ベルマーレは、チーム運営費調達などの目的で2021年1月にCTをクラブトークンとして発行しました。 クラブトークンの保有者は、クラブの投票企画への参加や、スペシャルデーでの特典抽選への応募が可能です。 バルセロナFCやユベントスなど欧州の主要なクラブチームの多くはすでにクラブトークンを発行していますが、日本のプロサッカーチームによるクラブトークンの発行としてはこれが国内初の事例でした。 湘南ベルマーレ|ファンディングページ フィナンシェトークン(FNCT)とは? [caption id="attachment_108840" align="aligncenter" width="685"] 画像:FNCT.xyz[/caption] フィナンシェトークン(FNCT)のスペック トークン名 フィナンシェトークン 発行者 株式会社フィナンシェ テッカー FNCT 総発行枚数上限 20,000,000,000枚 発行開始日 2023年3月 フィナンシェトークン(FNCT)は、コミュニティごとに発行されるCTと異なり、フィナンシェプラットフォーム内で共通に使われるトークンで、2023年2月21日にコインチェック(Coincheck)のIEOプロジェクト第2弾として販売が行われました。 ここでは、フィナンシェトークン(FNCT)の詳細について解説します。 フィナンシェトークン(FNCT)とは? FiNANCiEプラットフォーム共通のガバナンストークン デリゲート報酬が期待できる FNCTの管理運用のためにLedgerと戦略的パートナーシップを締結 FNCTの初期分布 FiNANCiEプラットフォーム共通のガバナンストークン フィナンシェフィナンシェ(FNCT)は、フィナンシェプラットフォームのガバナンストークンです。FNCTを一定期間ステーキングしている保有者は、フィナンシェプラットフォームを改善・成長させるための投票に参加する権利を持ち、この権利を行使することでフィナンシェのガバナンスに影響力を行使することができます。 FNCTは売買可能な暗号資産であり、2023年3月16日にコインチェック(Coincheck)に上場しています。フィナンシェの価値が上がればFNCTの価格が上昇するので、売却価格が購入価格を上回れば保有者が売却利益を得ることが可能です。フィナンシェ上で活動するコミュニティの活性化はFNCTの価格上昇につながるので、FNCT保有者がコミュニティに積極的に関与する強いインセンティブになります。 FNCTのBuybackとBurn フィナンシェ(FiNANCiE)では、FNCTを定期的に市場から買い上げ(Buyback)、そのうちの一定量を焼却(Burn)することが予定されています。FNCTの流通量を調整し価値を下支えすることが目的です。 デリゲート報酬が期待できる フィナンシェトークン(FNCT)保有のインセンティブとして、FNCTの保有者はデリゲート報酬を得ることができます。 フィナンシェ上でのCTの取引情報はすべて、FiNANCiE Lightningというレイヤー2ソリューションを通してEthereumブロックチェーンに記録されています。Ethereumブロックチェーンへの書き込みはバリデータ―が実行し、この行為に対してバリデータ―はバリデート報酬をFNCTで得ることが可能です。 一般のFNCT保有者はバリデータ―にはなれませんが、保有しているFNCTを一定期間ステーキングしてバリデータ―に委譲することで、バリデーターからバリデート報酬の分配を受けます。これがデリゲート報酬です。 分配の比率はバリデータ―ごとにそれぞれの判断で決定しますが、FNCT保有者は委譲先のバリデータ―を自由に選ぶことができるため、そこにも市場原理が働きます。 FNCTの管理運用のためにLedgerと戦略的パートナーシップを締結 FNCTの管理・運用はLedgerのB2Bソリューション「Ledger Enterprise Platform」を使用します。そのため、フィナンシェはLedgerとの戦略的パートナーシップを締結しました。 Ledgerは、個人や企業が暗号資産を安全に購入・保管・交換・管理できる安全なウォレットやソリューションを提供するワールドワイドのリーディングカンパニーです。このパートナシップにより、安全性の高い環境でのFNCTの管理・運用が可能になります。 FNCTの初期分布 フィナンシェトークン(FNCT)の保有者分布 保有者カテゴリ 説明 保有率 枚数 投資家 IEOによって購入者に配布されるFNCT 13% 26億FNCT チーム FNCTエコシステムを牽引するチームメンバーおよび株主へのインセンティブ 25% 50億FNCT コミュニティ FNCTのエコシステムを維持・拡大するための活動費 42% 84億FNCT パートナー フィナンシェ(FiNANCiE)と連携する組織や個人に割り当てられるFNCT スポーツチーム、リーグ、大手芸能事務所、音楽レーベル、 出版社、暗号資産取引所、金融企業など 20% 40億FNCT FNCTは初期的には、「投資家」「チーム」「コミュニティ」「パートナー」の4つのカテゴリに分けて配布されます。 総発行枚数200億枚のうち、IEOで投資家向けに販売されるのは13%の26億枚です。IEO直後に市場に流通するのはIEOで販売された投資家向けの分がほとんどです。 時間とともに「チーム」「コミュニティ」「パートナー」への割り当て分も徐々に流通し始めるので、流通量は少しずつ増加していきます。 フィナンシェ(FiNANCiE)のコアメンバーを紹介 現在のフィナンシェの経営陣をご紹介します。明確なビジョンをしっかりと共有した上で、フィナンシェ以前の個々人の多様な経験値を生かして経営していることがうかがえます。 フィナンシェ(FiNANCiE)のコアメンバーを紹介 CEO 國光宏尚氏 COO&CMO 田中隆一氏 CSO 前田英樹氏 CTO 西出飛鳥氏 CEO 國光宏尚氏 國光宏尚氏は神戸市出身で、株式会社フィナンシェのCEOを務めています。 海外留学の後、映画やテレビドラマの企画・制作プロダクションである株式会社アットムービーの取締役を経て、2007年にモバイルオンラインゲームベンダである株式会社gumiを設立し、代表取締役社長に就任しています。 その後、2019年に株式会社フィナンシェを創業し、2021年にCEOに就任し、現在はVirtual Realityコンテンツ・サービスベンダである株式会社ThirdverseのCEOも兼ねています。 ソーシャルゲームやXR、ブロックチェーンの領域にプレーヤーとして深くかかわってきた経験を持ち、これからの日本のWeb3.0を牽引する人物です。 CSO 田中隆一氏 田中隆一氏は、株式会社フィナンシェのCSOです。 静岡県出身で、慶應義塾大学卒業後DeNAを経て、2005年にデジタルマーケティングソリューションベンダのノッキングオンに参画し、2008年から代表取締役に就任しました。 2012年にはモバイル開発支援プラットフォームベンダのUnicon Pte.Ltdを創業し、そこでブロックチェーン技術に出会い、現在も同社のCEOを務めています。 2019年の株式会社フィナンシェの創業に参画しCEOに就任していましたが、2021年に國光氏がCEOに就任したのに伴い、COOとしてプロスポーツチームなどのクラウドファンディング事業を統括することになりました。COOを経て現在はCSOに就任しています。 CTO 西出飛鳥氏 西出飛鳥氏は株式会社フィナンシェのCTOで、フィナンシェの技術面での大黒柱です。 小学生のころからプログラミングに興味を持ち、高校から大学の期間はプログラミングに没頭する日々でした。大学在学中に「IPA未踏ソフトウェアプロジェクト」に採択された国産タブブラウザ「Lunascape」に参加し、翌年にはLunascape株式会社を創業してCTOに就任しています。 2012年にはモバイル開発支援プラットフォームベンダのUnicon Pte.Ltdの創業にも加わっており、現在でも同社のCTOとして活動中です。そして2019年の株式会社フィナンシェの創業に参加し、ここでもCTOに就任しています。 根っからのプログラマーで、技術面からプロジェクトを支える役割を一貫して務めてきた人です。 フィナンシェ(FiNANCiE)のこれまでの動きと今後のロードマップ 株式会社フィナンシェは2019年1月に創業し、同年にフィナンシェの最初のバージョンが稼働しています。3月には3億円の資金を調達し、本田圭佑氏がこのタイミングで参画しました。 2020年には2.4億円の資金を調達、同時に長友佑都氏がアドバイザーに就任しています。 2021年は「湘南ベルマーレ」のクラブトークンを皮切りに、様々なスポーツチームのトークンが増えた年です。 2022年には、エンタメDAOプロジェクト「SUPER SAPIENSS」が始動し、エンタメ領域でのフィナンシェのプレゼンスが大きく向上しました。 そして2023年2月には、FNCTのIEOが実施され、FNCTの管理運用を目的にLedger(レジャー)との戦略的パートナーシップを締結しました。その後、同年3月にコインチェック(Coincheck)にて上場を果たしました。 2024年以降は、グローバル版FiNANCiEのローンチ、FiNANCiE独自ブロックチェーン(FNBC)の検討が計画されています。 フィナンシェトークン(FNCT)のIEOの詳細 フィナンシェトークン(FNCT)IEOの詳細 発行トークン フィナンシェトークン(FNCT) 発行者 株式会社フィナンシェ 販売枚数 2,600,000,000枚(総発行枚数の13%) 販売総額 1,066,000,000円 販売価格 0.41円/FNCT 申込単位(1⼝) 10,000 FNCT 申込上限⼝数 2,000⼝ ミニマムキャップ 850,000,000円 販売成⽴条件 申込⾦額の総額がミニマムキャップ以上になること 手数料率 8%(消費税含む) IEO実施業者 Coincheck IEO(運営者:コインチェック株式会社) FNCT IEOのタイムライン 2023 2/21 12:00申込開始 2023 3/7 12:00申込終了 2023 3/7 抽選 2023 3/8〜3/9 抽選結果連絡・トークン付与(ロック解除) 2023 3/16 取引所上場・入出金が可能に 今回のIEOでの販売枚数は総発行枚数200億枚の13%の26億枚です。申込口数が多かった場合は抽選により購入者を決定し、トークンが付与されます。 3/16には取引所に上場され、市場での取引開始です。FNCTのIEOは、CoincheckからのIEOとしては国内2例目になります。 フィナンシェ(FiNANCiE)のまとめ この記事では、ブロックチェーン技術を活用したトークン発行型クラウドファンディングのプラットフォーム「フィナンシェ(FiNANCiE)」とガバナンストークンであるフィナンシェトークン(FNCT)について解説しました。 フィナンシェは、従来のクラウドファンディングが一時的な資金の調達にとどまりがちだった問題点を、トークンによるエコシステムを媒介にして継続的に関係性が持てるコミュニティを作りだすことによって解消しています。 フィナンシェが作り出すスポーツチームやクリエイターと共通の夢に向かって進んでいけるコミュニティは、サポートする側とされる側の理想的な関係と言えるかもしれません。 これからの伸びがとても楽しみなプロジェクトですね。 Crypto Timesでは仮想通貨やweb3をもっと楽しむための初心者向け記事を発信しています。様々なトピックをわかりやすく解説しているので、以下の記事もぜひご覧ください。 初心者向け記事一覧|Crypto Times