Blast BIG BANGコンペ特集第二弾!|Runner ups選出の31PJを紹介

2024/03/11・

Crypto Troll

Blast BIG BANGコンペ特集第二弾!|Runner ups選出の31PJを紹介

2月29日、ネイティブイールドを備えたレイヤー2ネットワーク「Blast」のメインネットが稼働しました。また、同月23日にはBlast BIG BANGコンペティションの選出プロジェクトが発表され、チェーンにもプロダクトにも注目が集まっていました。

前回、優勝プロジェクトとして選ばれた47のプロジェクトを紹介しましたが、今回は、Runner ups(準優勝)として選ばれた31のプロジェクトを紹介します。

目次

Blastとは?

Blur創設者による新たなイーサリアムレイヤー2:2月29日にメインネットがローンチ

Runner ups選出プロジェクトの紹介をする前に、まずはBlastの基本情報を紹介していきます。

Blastは、ネイティブイールドを備えたレイヤー2ネットワークであり、NFTマーケットプレイス「Blur」の創設者のPacman氏(@PacmanBlur)によって立ち上げられました。

昨年、デポジット量に応じたポイントシステム及びエアドロップの告知をしたこともあり、多くのTVLを集めていました。これらのデポジット資金はメインネットのローンチまでは引き出せないとのことでしたが、Blur創設者による開発という知名度や大手VCがバックにいることもあり、一時期は20億ドルものTVLを誇っていました。

既に、メインネットがローンチし、資金の移動が可能となっています。そうした中で、実際にBlastがどれほどの資金やプロダクトを有することになるのか、その実力に関心が集まっているというのが現在の状況と言っていいでしょう。

ローンチ後のTVLは約420万ドル:チェーンとしては第16位に位置する(記事執筆時)

メインネットがローンチする前のBlastのTVLは20億ドルを超えていました。

ローンチし、ロックされていた資金を引き出すことが出来るようになりTVLは減少しましたが、減少後のTVLは約420万ドルとなっています。一見すると低いようにも見えますが、チェーン全体のTVLランキングでは、第16位に位置しており、未だ中堅以上のポジションにいることが分かります。

その他、上記画像以外の主要なチェーンのTVL及びランキングは以下のようになっています。(記事執筆時)

  • Starknet:約200万ドル(第24位)
  • zkSync Era:約185万ドル(第28位)
  • Manta:約160万ドル(第29位)

優勝プロジェクト以外に集まる注目

BIG BANGコンペの発表によって、優勝プロジェクトである47PJに注目が集まりました。しかしながら、それ以外のPJが決して劣っているという訳ではなく、中には優勝した47PJよりも多くの注目を集めているプロジェクトもあります。

今回の記事は、Runner ups(準優勝)選出プロジェクトを特集したものとなります。

Runner ups選出プロジェクト

ここからは、Runner ups選出の31PJを取り上げていきます。

カテゴリーは以下の8つとなっています。

  • Spot DEX
  • Perp DEX
  • レンディング
  • GambleFi
  • SocialFi
  • NFTs/Gaming
  • Misc
  • インフラ

全てのプロジェクトが、詳細なプロジェクト内容やドキュメントの公開、サービスの開始をしている訳ではないので、プロジェクトごとに現時点で手に入れることの出来る情報量が異なることには注意が必要です。

Spot Dex

BladeSwap:プラットフォーム手数料の100%をトークン保有者に還元

BladeSwapは、プラットフォーム手数料の100%をトークン保有者に還元し、投票を通じて排出をリダイレクトするveDEXです。

Bladeは、ネイティブのバッチ取引、リアルタイムの投票、毎日の無料戦利品ボックスにより、複雑なDeFiをワンクリックで簡素な優れたユーザー体験をもたらそうとしています。

現在は、流動性プールとして「USDB/ETH」のプールのみが提供されています。

公式サイト:https://bladeswap.xyz/

X:https://twitter.com/bladeswapxyz

Blaster Swap:バッチスワップ機能を備えたメタDeFiアグリゲーター

バッチスワップ(一度の取引で複数のスワップを最良のルートと価格で可能にする)機能を備えており、DeFi機能のナビゲーションを一箇所で簡素化出来るようになっています。

エアドロップは2024年第二四半期に予定されており、現在は「PRE-GENERATION EVENT」が開催されています。トレード量に応じてポイントを稼ぐことが可能であり、日次で100ドル以上の取引をすると、獲得ポイントにブーストが入る仕組みとなっています。また、LPでもポイントを稼ぐことも可能です。

公式サイト:https://blasterswap.com/

X:https://twitter.com/blasterswap

MonoSwap:利回り主導型分散型取引

MonoSwapは、エコシステム中心の利回り主導型分散型取引です。また、ローンチパッドシステムに注力しています。

特徴として、MUSDの発行をしようとしていることが挙げられます。MUSDは、USDBに裏付けされているトークンであり、ユーザーはUSDBを預け入れることで、MUSDをミントすることが可能となっています。

MonoSwapでの取引手数料の一部はUSDBに変換され、MUSDを支える担保に預けられます。また、ETH、USDB、ガス収入シェアからのBlastのネイティブ利回りもすべてMono Treasuryに集められ、USDBに変換されてMUSDの担保に預けられるようになっており、MUSDの価格が下がらないような仕組みがとられているとのことです。

公式サイト:https://www.monoswap.io/

X:https://twitter.com/monoswapio

Perp Dex

Aark:レバレッジに重点を置いた永久DEX

Aarkは、プロトレーダー/LPのための世界初のレバレッジパーペチュアルDEXです。既にArbitrum上でサービスを稼働しており、Blastへも進出する形となります。

通常のプラットフォームでは、OI(建玉:Open Interest)とTVLの比率が1:1以下になるように設定されていますが、AarkではTVLに対してOIを10倍以上に拡大することが可能です。これにより、LPのリターンの大幅上昇や、より多くのLPとトレーダーを惹きつけるポジティブなフィードバックループが形成されるようになっています。

公式サイト:https://aark.digital/

X:https://twitter.com/aark_digital

DTX:オラクルベースの分散型永久取引所

DTXは、最大100倍のレバレッジを実現するオラクルベースの分散型永久取引所です。また、低手数料、ゼロスリッページ、コピートレーディング機能が特徴であり、完全にオンチェーンでありながら中央集権取引所(CEX)のような取引体験を実現しています。

また、アルトコインにも注力しており、DTXが有するアルトコインプールによって、深い流動性が提供されるようになっているとのことです。

公式サイト:https://testnet.dtx.trade/

X:https://twitter.com/0xdtx

HMX:クロスマージンとマルチアセット担保をサポートする分散型永久プロトコル

HMXは、クロスマージンとマルチアセット担保をサポートする次世代の分散型永久プロトコルであり、既にArbitrum上でサービスを稼働していました。

報奨金プログラムが多数用意されていることが特徴です。主要なものとして、以下が挙げられます。

・TLC(Traders’ Loyalty Credit):取引量1ドルにつき、最低1TLCトークンが付与されます(レートは取引資産によって異なります)。TLCトークンは、他のTLCステークプールの間で共有されるHMX報酬を獲得するためにステークすることが可能です。

・オープンポジションのインセンティブ報酬:HMXはesHMXの排出量の一部をオープンポジションに割り当てています。ユーザーは、レバレッジをかけたポジションが有効な期間、esHMX報酬を受け取ることが可能です。

・LPへの報酬:LPはプロトコル手数料に加えて、esHMX報酬を追加インセンティブとして受け取ることが可能です。

公式サイト:https://hmx.org/arbitrum

X:https://twitter.com/hmxorg

Opyn:オプション取引プラットフォーム

Opynは、ノンカストディの分散型証拠金取引が可能な分散型取引所です。

Opynの戦略として、「カニ戦略」(Crab Strategy)と「Zen Bull戦略」が有名です。

カニ戦略は、USDCに重点を置いたものであり、ETHの価格が市場の予想よりも低く動いたときに、ユーザーがUSDCを積み重ねることを可能にする自動戦略です。

Zen Bull戦略は、ETH入金に重点を置いたものであり、カニ戦略と連動しながら、ユーザーはETHをより多く積み重ねることが出来るようになっています。

公式サイト:https://www.opyn.co/?ct=JP

X:https://twitter.com/opyn_

レンディング(Lending)

Abracadabra Money:ステーブルコイン$MIMを採用したレンディングとレバレッジのプラットフォーム

Abracadabra Moneyは、オムニチェーンのDeFiレンディング・プラットフォームであり、米ドル建てステーブルコインであるMIM(Magic Internet Money)を採用しているのが特徴です。ユーザーは、担保によって利回りを稼ぎながら、米ドル建ての融資を受け取ることが可能です。

ステーキングシステムもあり、ユーザーは利回りの形で報酬を得ることが可能です。SPELLトークンによって実現され、2種類の方法によって、報酬を獲得することが出来ます。

  • SPELLトークンをステークして、より多くのSPELLを獲得。
  • SPELLトークンをステークして、MIMを通zひてステーブルコイン収入を獲得。

また、ステーキングによってガバナンスにおける投票権も獲得可能であり、1SPELLあたり1票が与えられます。

公式サイト:https://abracadabra.money/

X:https://twitter.com/MIM_Spell

Fortunafi / Reservoir:分散型ステーブルコインプロトコル

Fortunafi / Reservoirは、Blast上の分散型ステーブルコインプロトコルであり、流動的な利回り、期間ベースの資産、強固なレポ市場を備えています。FortunafiはBlast上のRWA発行者でもあり、ユーザー、機関、スマートコントラクトがUSDBでRWA資産をミントし、換金することを可能にしています。

また、Tokenized Asset Protocol (TAP) アプリがBlast上で稼働しています。KYCを完了したユーザーはTAPを利用することで、米国財務省短期証券(T-Bills)にアクセスできるようになっており、ポイントを稼ぐことも可能です。

米国のユーザーに対してはfBILLトークンが、米国以外のユーザーに対してはifBILLが発行されるようになっており、24時間年中無休でミント及び償還することが出来ます。

fBILL及びifBILLには、Blast、Arbitrum、Cantoにてアクセス可能となっています。

公式サイト:https://app.fortunafi.com/

X:https://twitter.com/_Fortunafi

INFINIT:流動性フックのマネーマーケット

INFINITは流動性フックのマネーマーケットです。DAppsの基盤となる流動性レイヤーとして機能しており、プロトコルのシームレスな統合、効率的な流動性の調達、多様なユースケースの育成を可能にし、最終的にDeFi領域における流動性の断片化と持続可能性に対するソリューションを提供しています。

ユーザーは、自動債務返済、信用取引などのフックを介して、貸し借り、利回り/取引戦略へのアクセスが可能です。「フラッシュ借入」、「Multi-Siloポジション」、「担保としてのLPトークン」の3つの主要技術によってこれが実現されています。

公式サイト:https://init.capital/

X:https://twitter.com/infinitcapital_

Seismic Finance:Blastネイティブのレンディングプラットフォーム

Seismicは、Blastネイティブのレンディングプラットフォームであり、報酬の最大化や、金利、セキュリティに焦点を当てているとのことです。現在はコード開発が佳境の状態であり、まもなく監査が行われる予定とのことです。

トークンのモデルも完成しており、3月下旬にUSDBとbETHのレンディング市場の初期サポートを開始する予定とのことです。また、ローンチと同時に、ポイント、ボーナス報酬、主要なトークン・インセンティブが用意されることも発表されています。

X:https://twitter.com/seismicfinance

GambleFi

Blast The Balloon:完全にオンチェーンなバイラルくじゲーム

Blast the Balloonは、プレイヤーがボンディングカーブからノード(ポンプ)を購入し、時間が経つとすべてのプレイヤーがポットの一部を獲得する、+EVのバイラルくじゲームです。このゲームは完全にオンチェーンであり、手数料の100%が賞金プールに賄われるようになっています。

また、開発者に対して与えられるBLAST報酬が、ウォレット接続やXでのソーシャルタスクを完了することによって、シェアされるキャンペーンが開催されています。(キャンペーン期限は日本時間3月9日13:00となっています)

公式サイト:https://blastballoon.xyz/

X:https://twitter.com/blasttheballoon

Draw The Chart:チャート予測ゲーム

DrawTheChartは、お気に入りのコインのチャートの動きを正確に予測すると報酬が貰えるチャート予測ゲームです。

Privyを活用しているため、メールアドレスやSNSアカウントでのWeb3ウォレット作成が可能となっており、プレイヤーのオンボーディングに注力していることも特徴です。

公式サイト:https://drawthechart.com/

X:https://twitter.com/drawthechart

FlashBit:オンチェーンギャンブルプロトコルにおける参入障壁に対するソリューションを提供

FlashBitは、Blast上のすべての投機活動へ向けたプロトコルです。手数料をなくし、利回りによって収益化することで、オンチェーンギャンブルプロトコルにおける参入障壁を減らし、より多くのアップサイド、インセンティブ、資本効率を提供しています。

現在は、テストネット・アルファが正式に稼働しており、アーリーアクセス・エアドロップ・プログラムが行われています。Blastにブリッジしている全てのユーザーが請求できるようになっているとのことであり、その他にも招待コードによって割り当てを獲得することも可能となっています。

公式サイト:https://flashbit.xyz/

X:https://twitter.com/flashbitxyz

MTRIX3D:映画「マトリックス」にインスパイアされたWeb3宝くじ

MTRIX3Dは、Blast上のサイバーパンク宝くじです。タイマーがゼロになる前にピル(チケット)を購入した最後の1人が賞金を獲得することが可能であり、ピルを購入するごとに、カウントダウンが延長されるようになっています。(ピルの値段は、購入するたびに少しずつ上がっていきます)

宝くじの当選以外にも収益を得ることが可能であり、SOURCEトークンを購入してステークすると、取引ごとに収益が増加し、ゲーム収益と賞金の一部を獲得できます。

公式サイト:https://matrix3d.io/

X:https://twitter.com/matrix3d_io

SocialFi

gm.app:NFTとコミュニティが組み合わさったSocialFi

gm.appでは、ボンディングカーブでNFTコレクションを購入・作成することが可能であり、公開フィードとプライベートフィードの両方で新しいコミュニティを見つけることが可能です。

参加、取引、収集によってgmポイントを獲得することが可能であり、Blastのネイティブイールドとガス手数料の分配はクリエイターが決定する仕組みとなっています。

メインネットはまだ公開されておらず、現在はテストネットの段階です。

また、開発者エアドロップの100%をユーザーに還元することを発表しています。

公式サイト:https://gm.app/

X:https://twitter.com/gm_on_blast

Sax Trade:Xのハッシュタグを活用した文化取引DEX

SAXは、Blastをベースとした流動性の制限なしに人気カルチャーのトレンドに投機することが可能な、Z世代の文化的DEXです。文化は無形ではありますが、その取引をより効率的にするためのソリューションを提供しています。

トークン化する文化指標として、Xのハッシュタグを活用しています。SAX上で、XのハッシュタグをERC-20にミントすることが出来、その価格はハッシュタグの人気に基づいて変動するようになっています。

SAXユーザーは、トレンドのニブ(取引単位)を購入し、ハッシュタグがより多くのエンゲージメントを獲得することを推測、売却によって利益を得ることが出来る仕組みとなっています。

また、”Share to Earn”のインセンティブを用いることで、トレンドをメインストリームで注目されるようにすることも可能とのことです。

X:https://twitter.com/sax_trade

DistrictOne (D1):マネーゲームのあるソーシャル空間を提供

DistrictOne (D1) は、マネーゲームを備えたグループチャットSocialFiアプリです。コミュニティはソーシャル活動によって収益を得ることができ、プロジェクトやインフルエンサーはグループを収益化できるようになります。

報酬を獲得する方法として、以下が挙げられます。

  • Linkup:友達を招待して報酬を獲得することが可能です。
  • Rally:自身のスペースへサポートを集めることで、賞金プールの分け前を獲得することが可能です。
  • Space Share:SpaceShareを活用することで、ユーザーはお気に入りのスペースの株式を購入できます。株式を保有することによって、そのスペースの取引手数料の一部を受け取ることが可能です。
  • Space Sprint:スペースたちが株価に基づいて上位3位を争います。優勝したスペースは報酬を受け取ることが可能です。

公式サイト:https://districtone.io/

X:https://twitter.com/districtoneio

Quail Finance:無担保ローンを提供するSocialFi

Quail Financeは、社会的信頼に基づいてコミュニティメンバーに無担保ローンを提供するSocialFi dAppです。インドのChit Fundsと呼ばれるグループベースの輪番制貯蓄・信用スキームから着想を得ていることが特徴です。

公式サイト:https://quail.finance/

X:https://twitter.com/quailfinance

EarlyFans:クリエイター支援に重点を置くSocialFi

EarlyFansは、クリエイターが広告のセールスマンになることなく、コンテンツから直接マネタイズすることを支援しています。クリエイターのファンは、ツイートのパフォーマンスによってETHとクリエイタートークンを獲得し、同時に限定コンテンツにアクセスすることができます。

公式サイト:https://www.earlyfans.xyz/

X:https://twitter.com/earlyfans_xyz

Sofamon

情報不足により、割愛。

The Bakery:Mantle DEX「Butter」によって運営される期間限定の体験

The Bakeryは、Butterによって運営されているSocialFiです。ButterはMantle上にてDEX及びNFT先物を提供しています。また、Mantleと戦略的パートナーシップを結んでおり、これによりシードラウンドでの調達額を460万ドルに増額していました。2024年の$BUTTERエアドロップも告知されています。

TheBakeryでは、$MILKによってゲームに参加し勝利することで、より多くの$MILKを得ることが可能です。$MILKの使用用途としては、オークションでのWLの購入や、NFTのラッフルチケットの購入が挙げられます。また、Blastポイントを貰うことも可能になっているとのことです。

今回のコンペでは、TheBakeryの名前で選出されていましたが、Butter(DEX機能)の方も追加されるかどうかはまだ未定です。

公式サイト:https://thebakery.gg/

X(Butter):https://twitter.com/butterexchange

NFTs/Gaming

AI Waifu:AIコンパニオンゲーム

AI Waifuは、AIコンパニオンゲームです。たまごっちスタイルであり、クロスプラットフォーム、生成コンテンツを有したファンタジーアニメとなっています。また、AIに関しては、オープンソースのものが搭載されています。

WAIFUトークンのパブリックセールが、Fjord Foundryを通してBlastメインネットで予定されています。VC、プレセール、ホワイトリスト等がなく、フェアなセールになるとのことです。

トークンセールは当初、3月5日12:00PM(UTC)から3月8日12:00PM(UTC)を予定していましたが、Fjord FoundryがBlastに未対応のため、延期することとなりました。Fjord Foundryの対応次第で、セールが開催されると発表されています。

公式サイト:https://www.aiwaifu.gg/

X:https://twitter.com/aiwaifugg

SEKAI GLORY:ブロックチェーン技術を組み合わせたトレーディングカードゲーム

SEKAI GLORYは、ストラテジー、アート、ブロックチェーン技術を組み合わせたアニメ、ガチャのトレーディングカードゲームです。

現在、2つのゲームモード「PvP」と「バトルロイヤル」が提供されています。また、将来的には、「PvEゲームモード」や「トーナメント 」も提供される予定とのことです。

独自トークンとして、$GLORYが発行されており、「リーダーボードのランキング50位以内」もしくは「ブースターパックの開封」によって獲得可能とのことです。また、将来的にはゲーム内ネイティブ利回りステーキングも予定しているとのことです。

各種言語に対応しており、日本語でもプレイすることが可能です。

公式サイト:https://www.sekaiglory.com/ja-JP

X:https://twitter.com/sekaiglory

Pixel Race Club:ソーシャルベッティングエコシステムが特徴のレースゲーム

Pixel Race Club (PRC)は、Web3 レースとベッティング体験を提供しており、1人用チャレンジから多人数での対戦といったモードが用意されています。Xterioがパートナーであることも特徴です。

PRCチームは、Tencent、Tiancity、Visual Concept、Glu Mobile、Gameloftなどを経歴として有する集団であり、Mutant RoadkillやG Kart(QQ Speed)などのヒット作の実績もあります。

NFTホルダーに対する特典も数多くあり、ETHロック期間に応じたパッシブ報酬、ブースト報酬トーナメント、Twitterでのソーシャルチャレンジ、Blastネイティブのベッティングオプションを楽しむことが出来ます。また、Blastポイントを獲得することも可能です。

X:https://twitter.com/pixelraceclub

Super Sushi Samurai:「Gameme」(Game + Meme)モデルが特徴

Super Sushi Samuraiは、テレグラム・プラットフォームを介してプレイ可能なゲームです。「Gameme」(Game + Meme)モデルであることと、完全にオンチェーンであることが特徴として挙げられます。また、独自トークンとしてSSSがあり、これによりプレイヤーは報酬を獲得することが可能です。

プレイヤーはランダムな土地からスタートし、土地を切り替えてプレイすることができます。各土地は所有者によって税率が設定されたトレード可能なNFTとなっています。また、サムライ(プレイヤー)は自動的にモブと戦い、倒したモブからは「米のかけら」を入手可能です。ペットが自動的に米のかけらを拾い、プレイヤーがそれを俵に集めていきます。

また、レイドボスも登場し、倒したサムライに対しては賞金が付与されます。その他にもクラン対戦機能も搭載されるとのことであり、クランリーダーは報酬の20%が、残りの80%がクランメンバーに均等に分配される仕組みとのことです。

公式サイト:https://sss.game/

X:https://twitter.com/sss_hq

Misc

BlastOff:ローンチパッド及び利回りアグリゲーター

BlastOffは、ローンチパッド及び利回りアグリゲーターであり、「Native Yield IDOs」 (YIDOs) と「YZone」を特徴としています。

YIDOsは、ゼロリスクIDOをコンセプトとしています。従来のIDOでは、プロジェクトが失敗した場合には、ユーザーは資金を失ってしまいます。しかし、BlastOffでは、ETHまたはステーブルコインをプラットフォームにステーキングすることで発生する利回りの一部をYIDOのサポートに割り当てます。これにより、ユーザーの不利益を軽減しようとしています。また、YIDOsは、ユーザーがステークして利回りの一部をYIDOsに割り当てる以外に何もする必要のない、初の資金調達プロトコルでもあります。

YZoneは、利回りアグリゲーターです。これは、Blastエコシステム内の収益機会を中心とした戦略の実行に重点を置いており、Blastのネイティブな利回りよりも高い収益を提供するものです。これは、複数の保管庫(vaults)によって実現されるとのことです。

公式サイト:https://blastoff.zone/

X:https://twitter.com/blastozone

Ulti-pilot(Ultiverse):AIを活用し、ゲームエコシステムにおける相互運用性の課題に対処するポータル

Ulti-pilotは、AIを搭載した宇宙の多様なゲーム体験への没入型ポータルです。

Ultiverseによって開発されており、同社はAAAソーシャルゲーム、NFT、DeFi、DEXを1つに統合したプラットフォームです。また、Web3と没入型VR互換仮想世界をつなぐ次世代メタバースの構築を目指しており、トークンを使ってエコシステム内での活動やコミュニティ構築にインセンティブを付与している事が特徴です。2月には、IDG Capitalが主導するシードラウンドで、400万ドルを調達していました。

Ulti-pilotではAIとブロックチェーンの統合によるゲームの相互運用性の実現が目的となっており、Gaming Launchpad、Restake Rollup、さらに分散型アプリケーションが発表される予定となっています。

公式サイト:https://www.ultiverse.io/

X:https://twitter.com/ultiversedao

インフラ

API3 DAO:オンチェーン価格参照の検証可能な分散ソースを提供

API3は、分散型かつ信頼を最小限に抑えた方法で、従来のAPIサービスをスマートコントラクトプラットフォームに提供する共同プロジェクトです。API3 DAOによって管理されています。OEVネットワークにより、DeFiプロトコルがdAPIを利用することで、MEVを通じて抽出されている価値を取り戻すことができることが特徴です。

また、その他の主要な特徴として、「Airnode」が挙げられます。これは仲介者を介さずにオンチェーンでデータを提供できるオープンソースツールであり、APIプロバイダーが独自のオラクルノードを簡単に実行できるように設計されています。また、前後処理、認証、認可などの実装もされています。

公式サイト:https://api3.org/

X:https://twitter.com/api3dao

Biconomy:アカウント抽象化SDKを提供

Biconomyは、SDKを開発しており、dApp、ウォレット、またはアプリチェーン上でシンプルなUXを可能にするアカウント抽象化ツールキットであることが特徴です。ERC-4337上に構築されており、スマートアカウントプラットフォーム、Paymaster、Bundlerと連携するフルスタックソリューションを提供しています。

Biconomyスマートアカウントは署名者に依存しないため、スマートアカウントの作成時に署名者SDKに渡すことができる限り、任意の認証パッケージを使用することも可能です。また、スマートアカウントは、userOpを検証する前に任意のロジックを実行できる検証モジュールによってさらに強化されており、開発者は、セッションキー、マルチチェーン検証モジュール、パスキーなどを使用できるモジュールを構築することが出来ます。

公式サイト:https://www.biconomy.io/

X:https://twitter.com/biconomy

UNCX Network:完全分散型マルチチェーンサービスプロバイダー

UNCX Networkは、B2Bサービスプロバイダーです。また、プロジェクトの作成と立ち上げの簡素化と、それと同時に、投資家にとって可能な限り安全なものにすることを目的としています。

同社は、以下の5つのサービスを主要なものとして提供しています。

  • Initial Liquidity Offering (ILO):多くのプロジェクトやスタートアップがICOのプロセスを経ずに、分散型取引所でトークンを販売することで資金を調達する資金調達メカニズムです。
  • Liquidity Lockers:LPトークンのロックが解除されると、開発者がプールから流動性を枯渇させて投資家の資金を持ち逃げするリスクがあります。Lockerは、それを防ぐための仕組みです。
  • Token Vesting:開発者がトークンを全て一度に販売することでトークンの価格変動を操作することがなくなり、コミュニティへのコミットメントを示すことが出来ます。
  • Staking:開発者は独自のステーキングプールを作成し、コミュニティが選択したトークンをステーキングしたり、報酬プールを通じて選択したトークンで報酬を与えることがになります。
  • Token Minter:トークンやセキュリティのスキルを持たない開発者を対象としています。。Minterによって作成されたトークンはすでに事前監査されているため、自分で監査する必要がなくなります。

公式サイト:https://uncx.network/

X:https://twitter.com/uncx_token

おわりに

ここまで、Blast BIG BANGのRunner ups(準優勝)プロジェクトを紹介してきましたが、如何でしたか?

メインネットがローンチし、Blastチェーンの実力がどれほどのものなのか注目が集まっています。優勝プロジェクト以外にも多くのプロジェクトがあり、Blastエコシステムの基盤が構築されていることはTVLを見れば明らかと言えるでしょう。

しかしながら、コンペ選出プロジェクトだからといって、全てが安全なプロジェクトという訳ではありません。今回の記事では、情報がなく詳細を記述できなかったプロジェクトも幾つかありました。他チェーンで既に実績を有しているプロジェクトもありますが、完全に新規のプロジェクトも数多く存在します。資産を守るためにも、DYORを忘れないようにしてください。

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