2024年の仮想通貨市場の展望|50名の業界人が語る

2024年の仮想通貨市場の展望|50名の業界人が語る

米SECによる現物型ビットコインETFの承認をめぐる動きや、ビットコイン半減期の到来など様々な注目トピックが控えている2024年。

本記事では、50名の業界人による期待、注目しているクリプト分野についてのコメントを紹介していきます。

有識者の方々は一体どのような展望を持っているのでしょうか?是非チェックしましょう!

※掲載順は弊社代表を除き五十音順にて記載しています。また敬称は文字数の関係で省略させていただいております。

目次

アラタ|株式会社ロクブンノニ代表

▶️プロフィール@cry_curr_ar

Crypto Timesを運営する株式会社ロクブンノニ代表。2017年5月より暗号通貨を購入、2018年より株式会社ロクブンノニを創業。

2024年に期待/注目する分野「マスアダプションを意識したプロダクト」

2024年はマスアダプションを意識したプロダクトが多く出てくることを期待しています。

おそらくですが、2023年以上にどこのセクターにおいても大企業が多く参入してくることを考えています。今までのWeb 3.0業界の課題であったUXの最適化が、過去の知見を元にアップデートされてきており、今後よりユーザーを獲得していくことを考えると「簡単に使えるけど、実はBlockchainが裏で使われていた」というようなUXが優れたアプリが徐々に出てくることを考えていきたいです。

また、2023年に発売されたSolana Mobileのように一般ユーザーが暗号通貨やトークンにアクセスしやすい環境がもっと身近になってくると思います。

IBCに喝采をあげるCosmonaut

▶️プロフィール:@YasumasaKuwada

アマチュア天文ファンです。2020年にIBCが始まってからずっと喝采をあげてます。

2024年に期待/注目する分野「モジュラーブロックチェーン」

独自のValidatorを必要としない、Modular Block Chain化の動きに注目しています。

特にそれぞれが独自の意思決定をできる主権RUがどの程度普及するか、そのRU間通信にIBCがどのように使われていくか、どんなPJやAppが動くことになるのか。

また、ずっと追いかけているDEXプロダクトの中では、すでにEVM以外では板DEXにメイントレンドが移っていますが、この文脈の中で、CosmosではKujiraやInjectiveに注目しています。また、AstroportやOsmosisのようないわゆる老舗のAMMがこの動きをどのように取り込むか、EVMにこのトレンドが波及するかも注目していきたいです。

あとい|Cega共同創業者兼CEO

▶️プロフィール:@arisatoyo_jp

Cega 共同創業者兼 CEO。日本と中国で育ち、米ノースウェスタン大学へ。専門はコンピュータサイエンスと経済学。UBS 証券、Google を経て、DeFi プロトコルの Cegaを創業。累計500億の取引量。

2024年に期待/注目する分野「デリバティブとRWA」

2024年は米国の利下げやETFの承認が噂されていたり、興味深い市場の動きが見れる一年になりそうです。その中で DeFi を中心に活動する者として、来年一番TVLが伸びる分野は Liquid Staking、けれども一番界隈の成長に今後貢献するであろう分野はデリバティブと RWA だと考えています。

Liquid Staking は短期的に沢山のプレイヤーが横にも縦にも出てくると思っており、LSTを使ったバリデーションができるチェーンや ETH の価格が1%動くと10%動く LST とかが出てくると予想してます。

また、デリバティブに関して 2024年こそは Perp と Option の使い分けが進むと信じております。RWAに関しては、米国債以外のアセットを担保にしたトークンが多様に出てくると思っています。デリバティブやRWAは DeFi 上の機関的な流動性を大幅に向上させると期待しています。

あどまん|CRYPTO TIMES メディア事業部

▶️プロフィール:@admen_vc_2

CryptoTimesメディア担当/boarding bridge。ミームコイン研究科として、日々あらゆるチェーンのミームコインを追っては資金を溶かしています。

2024年に期待/注目する分野「ミーム」

2024年に注目する分野は「ミーム」です。

ミームは相場の変動に左右されにくく、毎年必ず盛り上がっているので2024年もミームは盛り上がると確信しています。例えば、GameStopショックをきっかけに、前回のバブルではDOGEが150倍、SHIBが150万倍の価値上昇を遂げました。また、昨年はPEPEやBonkなどのミームコインが急騰しました。

ミームは一種のお祭りのようなもので、その価値は機能性ではなく「ストーリーへの共感」や「コミュニティ力」にあります。最近では、ヘッジファンドやベンチャーキャピタルといった大手機関がミームコインと提携したり、大手取引所がミームコインを上場させる動きが顕著になっています。

有名チェーンCEOが「ミームコインを批判する人々は、60年代のポップミュージック批判者、80年代のバンクシーを落書きアーティストと呼んでいた人々、90年代のラップ音楽批判者と同じタイプ」と述べているように、かつて無価値と思われていたミームコインが徐々に受け入れられつつある現状なので、2024年はこれまで以上にミームの存在感は増していくのではないかと考えています。ミームには莫大なリスクも伴うため、全ての人に推奨するのは難しい分野ですが、大いに期待しています。

イケハヤ|Ninja DAO Founder

▶️プロフィール:@IHayato

Ninja DAO Founderです。クリエイターのみなさんとともに作る、Web3時代のIP「クリプトニンジャ」を展開しています。2024年はアニメ、そしてWeb3ゲーム領域にも注力していきます!

2024年に期待/注目する分野「FiNANCiEを使ったコミュニティトークン」

ややポジショントークが入ってしまうのですが……ぼくらは2024年に、FiNANCiEを使ってトークンを発行する予定です。

FiNANCiEはgumiの創業者、國光さんが2019年1月に立ち上げたサービスで、このメディアを読んでいる人もご存知かなと思います。IEOほどハードルが高くなく、気軽に、かつ合法的にトークンを発行・販売できる仕組みで、2024年は活用するプロジェクトが増えてくると見ています。

ビジネス的には「事業のなかでどうトークンを活用するか?」はひとつのテーマになってくるでしょう。

うどん|クリプト企業創業者、リサーチャー

▶️プロフィール:@udon_crypto

2015年からのクリプトに参入。クリプト企業の創業、リサーチャーとして活動。やさしいDeFiなどで登壇。

2024年に期待/注目する分野「スマートコントラクトの巨大化」

2023年Q1に予定されているEIP4844の実装や、Eigen・Celestiaといった他のDA Layerの登場など、Data Availabilityの多様化が進み原価として徴収しなければいけない手数料が1/100とか1/1000になる世界においては、これまではとても採算が見合わなくてかけなかったような大量にGas消費をするスマートコントラクトが登場するのではないでしょうか。

そしてそれらを処理するためにEVMの高速化・EVMの並列化といった部分の研究や実装も進むはずです。

またこれに伴って、EthereumのコントラクトのサイズのリミットもL2上で大幅緩和されるといったことが起きるのではないでしょうか。

大木 悠|dYdX Foundation Asia BD Lead

▶️プロフィール:@leomarudydx

早大卒業後、欧州の大学院で政治哲学と経済哲学を学ぶ。その後、テレビ東京のニューヨーク支局に報道ディレクターとして勤務。日本に帰国後、2018年6月にコインテレグラフジャパンの編集長に就任。2020年12月にクラーケンジャパンの広報責任者に就任。2022年6月よりdYdX FoundationのJapan Lead就任。2024年1月より現職。

2024年に期待/注目する分野「米国の動向」

2024年の注目は米国の動向だ。2023年、SECによるバイナンスやコインベース訴訟、時価総額トップ層のトークンに対する相次ぐセキュリティ判定など、米国のクリプトに対する厳しい姿勢が明らかになった。

背後にいるのは、バイデン大統領本人ではなく、金融政策に影響力を持つ民主党上院のエリザベス・ウォーレン議員と彼女の”Anti Crypto Army”と言われている。2024年11月の大統領では、政権交代だけでなく、上院の結果にも注目が集まる(下院は現在共和党が多数派)。米国で今のクリプトに厳しい体制が2028年まで続くことになったら、業界の勢力図は大きく変わるだろう。

米国はイノベーションが生まれる国だ。dYdXやUniswapなどDEXの開発チームはニューヨークに集まっている。彼らによる政治家へのロビー活動や教育も重要になるだろう。Anti Crypto軍に対抗するレジスタンスの活動に注目だ。

大島 卓也|Zaif 代表取締役社長

▶️プロフィール:@takuji0807

2016年にブロックチェーンを知りその魅力にひかれ継続的に情報収集を行っていたが、2022年6月に大和証券グループからWeb3コンサル企業のTuringumに転職。2023年11月に暗号資産取引所のZaifがM&AによりTuringumと同じグループ企業として参入、同月よりZaifの代表取締役社長に就任。

2024年に期待/注目する分野「RWA」

期待する分野は『RWA(リアルワールドアセット)』です。

今までクリプトはバーチャルな世界に閉じた、もしくは法定通貨にペグする形で価値がついていましたが、今後はブロックチェーンという価値のインターネットにリアルな価値が流れ込んでることとなります。

これはブロックチェーンの世界においては大きな変革であり、業界の裾野を広げるものになると期待しています。

小澤 孝太|CryptoGames CEO

▶️プロフィール:@kotaozawa

2014年 慶應⼤学卒業、株式会社サイバーエージェント新卒⼊社後、2016年CA36に抜擢。2018年 CryptoGames株式会社を設⽴
2019年6⽉ 「クリプトスペルズ」リリース正式リリース。2週間のクラウドセール 売上は900eth(当時3000万円)を突破し国内最⾼記録となりました。

2024年に期待/注目する分野「BCGマスアダプションに向けてのインフラ基盤」

2024年は、今までユーザーがブロックチェーンゲームを楽しむまでの課題であった、ウォレット、決済、入手のハードルを下げるプロダクトが登場し、マスアダプションに向けてのインフラ基盤が整ってくると考えています。

具体的には、大手キャリアウォレット、既存の決済代行事業者や各サービスに導入される形での暗号資産決済の普及、企業ポイント等やゲーム内での暗号資産の購入などによる暗号資産入手の簡易化、暗号資産をまずは入手できるBCG・ポイ活サービス等を期待しています。

onchan|Japan Gaming Guild 創設者

▶️プロフィール:@A86883604

JGG創設者のonchanと申します!小さい頃からゲームが好きで色々触ってきました。みんなとゲームすることがいちばんの至福の時なので、是非一緒に遊びましょう!

2024年に期待/注目する分野「Gamefi × AAAゲーム」

web3ゲームというと広いジャンルで、仮想通貨を使用したゲームでも様々な特徴があると思います。その中でも2024年は『Gamefi × AAAゲーム』というものに注目(期待)していきたいと思っています。

最近のweb3ゲームのほとんどが最初から数年後を見据えたエコシステム設計が多いですよね。でもゲームってみなさんどうですか?2年続くゲームはいくつありましたか?ハイブランド、ハイクオリティのゲームこそゲーマーのためのGamefi要素をどんどん盛り込んで、プレイ、アーン共に面白いものが出てきてくれるといいなと思っております。

仮想戦士ロイ|Ava Labs Head of Japan

▶️プロフィール:@RoiSarak

早稲田大学中退。メルボルン大学物理学部卒。E-sports x Lifestyle のブランド立ち上げやクラウドファンディング事業を展開、2020年にクリプトに参入。2021年にブロックチェーンオラクル最大手Chainlinkのアジア日本地域の公式アンバサダーに就任。2023年1月にAvalancheの開発会社Ava LabsのHead of Japanに就任。

2024年に期待/注目する分野「並列処理VM」

この2年間でNFTやDeFiの登場によりスマートコントラクトを使用した新しいアプリケーションの有用性は十分に認知されました。一方でインフラレベルではシングルスレッド型のEVMが主流であり、碑文NFTなどの高い負荷を要する一部の利用者のトランザクションが他のアプリを利用したい人と競合、期待されている殆どのL2も現状シングルスレッド型のEVMを利用しています。

EVM以外の選択肢を持つL1が再注目されてきたトレンドはまさに並列処理できる新しいVMへの期待だと思います。2024年は既存のEVMの並列化、そしてEVM以外で皆求める新しい並列処理VMの登場が期待されるのではないでしょうか。

AvalancheのHyperSDKはまさにこれらのVMを手軽に開発できるツールとして注目されるのではないでしょうか。

仮想NISHI|SBI VCトレード クリプトアナリスト/新規事業戦略担当

▶️プロフィール:@Nishi8maru

SBI VCトレード(クリプトアナリスト/新規事業戦略担当)/SBIホールディングス デジタルスペース室副室長。金融機関における有価証券運用や国内シンクタンクにおける調査分析の経験を活かし、オンチェーンデータを始め暗号資産市場を分析、Twitterへの情報発信のほか新聞・雑誌等で暗号資産市場の解説を行う。

2024年に期待/注目する分野「ステーブルコイン」

2024年はステーブルコイン普及の年になると予想します。

日本では2023年6月に改正資金決済法が施行され、ステーブルコインに関する制度整備が行われました。SBI VCトレードでは、当局の承認を前提として電子決済手段等取引業の登録を目指しており、その中でUSDCを取り扱う予定です。

香港でもステーブルコイン規制案に対するパブリックコメント募集が行われていることから、2024年はステーブルコインの利便性をより広く享受できる人々が増えるでしょう。

加藤 順弥|TOKEN ECONOMIST Founder

▶️プロフィール:@TokenEconomist

マニアやプロ層向けのクリプトサイト TOKEN ECONOMIST の創業者。1~3年後に花が開くであろう、次の時代を牽引するプロジェクトを技術観点から発掘するプロダクトハントが趣味の1つ。元ネットワークエンジニアなこともあり、インフラストラクチャや通信分野のプロジェクトが好き。一番興味があるテーマは、ブロックチェーンにおけるプライバシー問題。

2024年に期待/注目する分野「モジュラーチェーン(特にCelestiaとAvail)」

2023年後半からもてはやされているモジュラーチェーンの分野ですが、コンピュータの発展の歴史から考えるとこの進化はごく自然な流れだと感じています。個人的に、CelestiaやAvailの動きに注目しています。

両者はデータ可用性やコンセンサスを提供し、独自ブロックチェーンを立ち上げるためのフレームワークです。これらは、特定用途のための独自チェーンの需要が増していく流れにおいて非常に重要なポジションを担うと考えられます。これらの最大の利点は、セキュリティを確保する労力の低さだと考えています。既存の類似ソリューションだと、Cosmos系チェーンでは自力でバリデーターを誘致する必要があり、Polkadot系ではスロットオークションで勝利する必要があります。

CelestiaやAvailは、このような労力を抜本的に削減できるため、独自チェーンを作りたい事業者に選ばれる選択肢になるのではないでしょうか。

G🅰️ruMaru.eth|OtakuLabs Admin

▶️プロフィール:@garumaru_eth

Web3コミュニティ OtakuLabsのAdminのGaruMaruです。主に、プロジェクトリサーチャーでお触り〜魔界まで一通り触ります。普段は4児のママ兼会社経営してるので、わからないことあれば、OtakuLabsのテレグラムや、XでDMくれれば対応できます。

2024年に期待/注目する分野「モジュラーブロックチェーン」

モジュラー型ブロックチェーンは、ブロックチェーンに必要な要素を分割し、複数のブロックチェーン・ソリューションで構成するもの。

直近では、Celestia $TIA のエアドロップで注目が集まった分野。今まではブロックチェーンでの必要要素である、「実行」「決済」「コンセンサス」「データ可用性」を単一のブロックチェーンで処理していたが、モジュラー型の台頭により、上記の必要要素を各ソリューションが1つまたは複数担当することができる。わかりやすく言うと1つの仕事を分担して効率良く行うイメージ。

2024年はしっかりと、モジュラー関連を押さえながら相性の良いCosmosもしっかりと盛り上げていきたいです。

木村 優|UnUniFi Co-founder

▶️プロフィール:@KimuraYu45z

UnUniFiというCosmos系のapp chainをつくっています。最近はモジュラーブロックチェーン技術に注目しており、自身のプロジェクトにも取り込むことを考えています。京都大学ソーシャルイノベーションセンター客員研究員。

2024年に期待/注目する分野「モジュラーブロックチェーン」

2024年はモジュラーブロックチェーン技術が間違いなく重要になります。

これはひとことで言えば、レイヤー2ブロックチェーンをいままでよりはるかにスケーラブルかつ柔軟性ある形でつくるパラダイムであり、スケーラビリティを活かした安いガス代と、柔軟性を活かしてEVM, Solana VM, Move VM, CosmWasm VMなどで動く色々なレイヤー2ソリューションが出てくるでしょう。

トークンでいうと、Data Availabilityの層を提供するCelestia $TIAや、未TGEのAvail $AVL、Data Availability提供へピボットすることを発表したNear $NEARなどは注目に値します。

窪田 昌弘|LOCKON Co-Founder

▶️プロフィール:@lan_masa_kubota

2013年にBTCに出会ってから3回の売却と複数の資金調達を実施。現在はオンチェーン分析を活用してハイリターンとリスクヘッジを実現したINDEXであるLOCKONを開発、運営している。

2024年に期待/注目する分野「Ramps領域」

2024年はFiatとCryptoを自由に行き来出来るようにOn Ramps, Off Rampsが本格的に普及する事でしょう。

Ramps領域へのアプローチは様々で、大手だとStripeがベータ版を開始しましたが、まだ米国居住者のみの対応となっています。EUをメインに展開するhttp://offramp.xyz は銀行のAPIと連携することによりクレジットカードの決済手数料を回避、決済金額に関係なく€0.89という業界最安の手数料を実現、ZKP2Pはゼロ知識証明を活用した誰もが高速で安価な恩恵を受けることができるOn Rampsプロトコルです。

日本は自国の法定通貨に対する信頼が高いため自国通貨からCryptoに変換する需要はまだまだ少ないですが、インド、ナイジェリアを中心に本質的なペイン解決へ向かうプロトコルが日々生まれています。

ぐるーん|スマートコントラクトエンジニア、弁護士

▶️プロフィール:@gurun_eth

東大法学部卒。スマートコントラクトエンジニア。パブリックブロックチェーンを愛する弁護士。

2024年に期待/注目する分野「ステーブルコイン」

来年の目玉はステーブルコインになると思います。

2023年の政省令の整備により、国内法人からステーブルコインを発行する道が開かれました。また、海外で発行されたステーブルコインも国内で扱いやすい環境が整備されていると思います。自由な価値移転のさらなる発展に期待!

さがっちゃ|DeFiリサーチャー

▶️プロフィール:@sagattya_

2017年の暗号通貨バブル期に業界に参入し、同年に引退。しかし、2021年に暗号通貨の「魔界」が注目されているという情報を聞き、再びこの世界に足を踏み入れる。現在はDeFi(分散型金融)を主軸にリサーチを行い、資産運用もDeFiを通じて実施している。

2024年に期待/注目する分野「DeFi」

集中流動性の登場により、DeFi全体の利回りが向上している今、私は更に進化する金融技術に期待を寄せています。

特に、資本効率を高め、利回りをさらに向上させる高度な仕組みの登場が予想されます。これにより、DeFiは新たな段階へと進化し、より多くの人々にとってアクセスしやすく、利益をもたらすものになるでしょう。

設楽 悠介|あたらしい経済 編集長

▶️プロフィール:@ysksdr

株式会社幻冬舎あたらしい経済編集長/コンテンツビジネス局局長。幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」、「あたらしい経済ニュース」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。

2024年に期待/注目する分野「日本のプロジェクト」

今年はビットコインの半減期の年。また米国でのBTC現物ETF承認の可能性や、米国の利下げ予想など、クリプト市場にボジティブなトピックスが目白押しだ。

ブロックチェーンにおいても、L1とL2のそれぞれの争いの激化、モノリスかモジュラー型か、またアプリケーション特化チェーンか。多くのプロジェクトがどの地盤を選んでいくか、そしてそもそもブロックチェーン自体の在り方の議論も加熱しそうだ。

またDeFiではリキッドステーキング/リステーキングなどの盛り上がりも注目だ。しかし今年改めクリプト市場に夏が来ると、世界的な規制のさらなる強化も予想できる。プロジェクトと規制の追いかけっこも、引き続き見守っていかなければならない。

そして日本においては、引き続き勝負の一年だろう。昨年は世界に対して「日本はWeb3に積極的だ」というナラティブを作ることのできた年だった。それ自体は胸を張れることではあるものの、残念ながらグローバルのオンチェーンデータ上では、日本企業や日本人によるプロジェクトの存在感は、まだまだ小さい。

Web3というトレンドワードで語られ、拡大解釈も増えてきた現在ではあるが、やはりこの領域の本質はオンチェーン上にある。国内で儲かるビジュネスも必要だが、やはりグローバルで、オンチェーンで、勝つことが、もっと稼げるし、何より世界を変えられる。

再び夏が来ると予想されている今年は、日本が前述のギャップを埋められるかの勝負の1年になるだろう。微力ながら私自身もメディアの発信を通じ、これから世界を変える日本のブロジェクトを応援していきたい。

紫竹 佑騎|合同会社暗号屋 代表社員

▶️プロフィール:@79yuuki

1986年生まれ、新潟出身。新卒入社したサイバーエージェントではエンジニアとしてゲーム、フレームワーク、動画メディア等の様々なプロジェクトを担当し2017年に独立。後に福岡で仮想通貨取引所 Mr. Exchange を CTO として設立・運用を担当し、退職後はブロックチェーン事業に特化した合同会社暗号屋を設立。マーケットメーク事業やブロックチェーンを活用したプロトコルの社会実装を中心に、医療、アート、ゲーム等の分野で複数企業のブロックチェーンプロジェクトへのテクニカルディレクションや研究開発を行なっている。著書に「Web制作者のためのGitHubの教科書」。

2024年に期待/注目する分野「DePIN」

2024年期待したい分野は今後プロトコル層が深まるという意味でweb3が深化していくことで分散型の物理インフラネットワーク、DePINは面白くなっていくと思うし、分散型アプリケーションと言う名前がついていたプロトコルがその影響でもっとリッチになり分散型のインフラがどんどん揃っていくと思ってます。

しかしDePINに注目したい一方でその分散型アプリケーション等の普及はまだまだグローバルに見ても小規模で、例えばNFTアートの様な強い現象が起きるまではしばらく普及が遅れる気もしています。AIが盛り上がってNVIDIAの需要が上がるみたいな順番なので、暗号屋としては上に乗る分散型アプリの社会実装を引き続き目指し、プロトコルに貢献できればと思っております。

Joe Takayama|クリプトYouTuber兼投資家

▶️プロフィール:@TakayamaJoe

クリプトYouTuber兼投資家。仮想通貨から経済ニュース全般、起業家のインタビュー、注目のプロジェクトの紹介動画などを毎日配信しています。元ヘッジファンドのキャリアを活かし、マクロ経済とクリプト市場の関係性の観点から市場分析をするのが好きです。

2024年に期待/注目する分野「機関投資家から始まるマスアダプション」

ビットコインETFの承認も間近で、世界的な金融機関が投資家としても、関連商品の売り手としても参入が始まっています。例えば、現物資産(RWA)を担保にお金を借りたり、クリプトを通じて投資したり出来る環境も整ってきています。

また世界中でクリプトに関する規制が整い、緩和に向かうことが予想されるため、より多くの企業がビットコインを自社経済圏に組み入れたり、独自チェーンの開発を検討することが予想されます。これによりブロックチェーンをビジネスの一つの柱として組み入れる企業が激増するでしょう。

ブラックロックやメガテック企業がクリプトを扱うことで世間からのクリプトに対する信頼が高まり、一般ユーザーへのマスアダプションへの下地が整うのが2024年となると思っています。

白石 陽介|ARIGATOBANK 代表取締役CEO

▶️プロフィール:@YosukeShiraishi

MZ Web3 Fund General Partner / JCBA ステーブルコイン部会長。

2024年に期待/注目する分野「ステーブルコイン(電子決済手段)」

悲願であったステーブルコイン(電子決済手段)を実現する改正資金決済法が施行された。今か今かと準備を続けてきた事業者が、雪崩を切るように参入を表明している。

12月にはデジタル証券取引市場であるODXが開始し、セキュリティトークンとステーブルコインの同時決済(DvP)といったユースケースの広がりが期待される。そして、2024年は、電子決済手段等取引業の1号登録がなされ、国内の発行・流通はもちろんのこと、規制が確率された日本で発行した円建てやドル建てのステーブルコインが海外上場するストーリーも期待できる。2024年こそがステーブルコイン元年だ。

信玄|DeFiリサーチャー

▶️プロフィール:@shingen_crypto

主にEthereum周りを広く浅く調べて発信しています。

2024年に期待/注目する分野「DePIN」

私が今年期待しているのはDePIN(Decentralized Physical Infurastructure Network)です。

定義が広く曖昧ではありますが、分散型に拘りすぎるよりは分担型と解釈した方が良いかもしれません。そもそもCryptoのインフラは集権的になり易いという課題もあり、徐々に分散型サービスも登場しているものの十分とは言えません。

また現実世界側のユースケースとしても技術的特徴を活かせる領域でもあり、既に幾つか面白いプロジェクトが動いています。一旦テーマとして注目が集まれば更に多くの新しい試みが進むのではないでしょうか。

たぬきち|HONEYCON/BuzzOne/BuzzBridge Capital 共同創業者

▶️プロフィール:@web3_honey

HONEYCON/BuzzOne/BuzzBridge Capital Co-Founder。Web3Girls Founder。Bluechip Party Co-Founder(BAYC JAPAN / AZUKI JAPAN / Doodles Japan etc…)。BCCC (ブロックチェーン推進協会)エバンジェリスト。

2024年に期待/注目する分野「BRCと日本の既存IP」

様々な種類の「期待」があると思いますが、月並みですがBRCは面白いと思っています。こういった新しい分野はまだまだ出てくると思うので、次に「え、これ何?」というものが出てきたらすぐに調べたいですね。

また、日本の既存IPがweb3に挑戦する事例が増えているので、今後どのようにweb3の技術を活用して世界にファンを増やしていくのか注目し応援しています。

Dan Park|MakerDAO アジアコミュニティリード

▶️プロフィール:@dnpark_eth

私は、最大の分散型金融(DeFi)貸出プラットフォームの1つであり、50億ドル規模のステーブルコイン「DAI」の発行者であるMakerDAOのアジアコミュニティリードをしています。MakerDAOの以前は、韓国の取引所UPBITの投資子会社であるDunamu & Partnersで投資専門家を務め、その前には韓国のWeb3分析会社であるXangleにてWeb3アドバイザリーのヘッドとして仕事をしました。日本の早稲田大学を卒業しています。

2024年に期待/注目する分野「実物資産(ステーブルコインや債券含む)」

DeFi市場は主に三つのセクター、Lending(貸付プラットフォーム)、DEX(分散型取引所)、そして実物資産に裏付けられた合成資産(主にステーブルコイン)に区分されます。現在の市場動向を分析すると、これらのセクターが流動性とユーザーの活動の中心であることが明らかです。

2024年に向け、これらの分野でのイノベーションは持続すると予測され、市場をリードするプラットフォームはさらなる領域拡大や戦略的提携により、シナジーを生み出す可能性が高いでしょう。

また、高金利環境が続くというマクロ経済的仮説が維持される場合、実物資産(ステーブルコインや債券を含む)への需要は顕著に増加すると考えられます。これは、従来の金融メカニズムがDeFiエコシステムに幅広く統合される傾向を示しており、市場参加者に新たな機会と複雑性を提供します。

DeFitterジョン|インフルエンサー

▶️プロフィール:@fitter_de

Youtube/X にてクリプト情報発信者・インフルエンサー。”Snap to Earn”SNPIT アンバサダー。現在BCGに特化したマーケティング・BCG開発会社の設立予定。

2024年期待/注目する分野「BCG(プラットフォーム)」

ブロックチェーンゲームはこの3年で匿名性が高い玉石混合の黎明期から、大手を含む既存開発会社が参入してくる過渡期へと移行しました。
業界における直近の課題は”キラーソフト”の創出が待ち望まれますが、投資文脈においては”どこのプラットフォームから”キラーソフトが創出されるかが注目ポイントとなっています。
既に現在においても”Steam”や、”App store”は独自の経済圏を確立していることを考えれば、WEB3版”Steam”の経済発展は想像しやすいのではないでしょうか。

なーちゃん|Mask Network Ecosystem Manager、kudasaiJP Head of growth

▶️プロフィール:@crypto___baby

Mask Network / kudasaiJP

2024年に期待/注目する分野「ZKP、AW他」

正直あり過ぎてここだけでは伝えきれないのですが、昨年秋、世界最大のデベロッパーカンファレンスに行った際は、ZKP(ゼロ知識証明)とAW(自立分散型世界)がかなり盛り上がっている印象だったので、この2つは外せないのかなと思っています。

個人的に期待している分野はEthereum L2エコシステム、またBitcoin L2/NFTも今後は注目されていくのかなと思います。また、アプリケーション特化のブロックチェーンが増えていくと思うのでそれに付随するUXの悪さを解決するためのインテント関係のプロダクトは重要になっていくと思います。

クリプトは”技術が素晴らしい=価値がある”にはならないので難しいところですが、トレンドに合わせて柔軟に相場についていきたいと思います(^^)

noob botter|CT Analysis PdM

▶️プロフィール:@noobbotter3

オンチェーンストーカー/CT Analysisのプロダクト全体を見てます。CryptoTimesで一番変なやつです。

2024年に期待/注目する分野「RWA」

2024年は、RWA元年になると思います。もちろん規制の面で様々な問題がありますが、リアルワールドのアセットがオンチェーンで躍進を遂げる前段階の年になると思います。

水面下で動いているものが実際に表に出るのは5年スパンくらいだとは思いますが、これからも注視していきたいです。

沼崎 悠|CoinJinja/tofuNFT 創業者

▶️プロフィール:@yu_nmzk

2017年に株式会社CoinJinjaを創業しました。国内最大規模の仮想通貨アプリ・コイン相場や世界最大規模のマルチチェーンNFTマーケットプレイス・tofuNFTなどを運営してきました。

2024年に期待/注目する分野「Web3Social」

向こう5年を考えた時に、”DeFi”,”Game”,”Tokenization”は毎年の注目分野であり続けるので、この分野の予測はかなり具体的なもので無いと意味が無いので、敢えて避けようと思います。

その前提で、ここ2年ほどの間注目分野とされてきたWeb3Socialというジャンルは、2023年のhttp://Friend.techが大きくマネタイズ出来た事でお金と関心が集まりやすく、事業として力を注ぎやすい分野になっています。

トークンを単にインセンティブとして使うのでは無く、投資的な要素が入って来て面白みが生まれてくる事が分かった以上、多くのトライと面白いアイディアが掛け合わされるとジャンルとしてもう一躍進してもおかしく無いかなと。

のろいちゃん|インフルエンサー

▶️プロフィール:@noroichan_game

Web3ゲームの「楽しさ」を伝えるインフルエンサー。スカラーシップなど、Web3ゲームならではの雇用創出に魅力を感じ、2022年、業界に参入。X(Twitter)やYouTube等でゲーム実況・配信を行うほか、Web3関連イベントの主催・登壇・司会など、多方面で活動中。

2024年に期待/注目する分野「大手ゲーム企業のWeb3ゲームへの参入」

これまで、Web3ゲームと言えば、スタートアップ企業が開発・運営し、Web3ゲーマーという狭い世界のためのゲームでした。しかし、昨今、大手ゲーム企業の業界参加表明が増え、その狭い世界が広がろうとしています。

先日CoinGeckoのレポートにもあったようにWeb3ゲームの多くは失敗に終わっています。成功事例が殆どない中での大手ゲーム企業の参入、ここだけ切り取れば企業にとって相当大きなリスクではないでしょうか?

「そのリスクをとってまでもこの業界に参入してきた」ということを考えると、2024年のWeb3ゲームに期待していいのではないかと考えています。

passion😎|DeNA Web3エンジニア

▶️プロフィール:@hyde_dev

株式会社ディー・エヌ・エーのWeb3エンジニアです。企画・開発・プロダクトマネジメントなど幅広く関わっています。直近では、1月リリース予定のオンチェーンゲーム「trivia.tech」のPO(プロダクトオーナー)をやっています!ぜひお楽しみに!!

2024年に期待/注目する分野「Consumer Crypto UX」

市場環境が2023年よりも良好になることは高い確率で見えています。今より多くのユーザーがWeb3エコシステムに触れることになり、ゲームやソーシャルなどのConsumer Crypto領域にも大きな注目が集まります。

Proto-Dankshardingの実装にてEthereum L2sへ多くのユーザーがオンボードされたり、SolanaなどのL1にてより安く快適なConsumer CryptoのUXが提供されていく予測です。

またパスキーやMPCなどでより快適にウォレットを利用したり、Intentsによるトランザクションの抽象化などで2024年はクリプトUX革命の年になると予想します!

花坂|Hana Network Founder

▶️プロフィール:@0xJeek

Hana NetworkのFounderの花坂です。Hana Networkとは、EthereumやBitcoinなど、あらゆるエコシステムに繋がるプライバシーインフラで、来年のリリースを予定してます。

2024年に期待/注目する分野「Bitcoinリステーキング」

来年は、Babylonを代表とするBitcoinリステーキングが大きな影響力を持ちます。理由は大きく2つ。

1つは、EigenLayerの台頭。EigenLayerは2023年に多くの資産を集めましたが、Babylonも、リステーキングでチェーンのセキュリティ強化させるプロジェクトとして同様に資産を集める可能性が高いでしょう。

もう1つは、Bitcoinエコシステムの変化。Bitcoin L2やステーブルコインが生まれ始め、ETF起点で金融機関や取引所から桁違いの資金流入が起きると、エコシステムがさらに興隆し、Babylonにとっても追い風になるでしょう。

Bitcoinとの接続にも特徴を持つHana Networkとしても、相性が良いプロジェクトなので、Babylonの台頭に期待してます。

Haruchi|Ava Labs BD

▶️プロフィール:haruchiAvax

TofuNFT→Ava Labs BD(現在)

2024年に期待/注目する分野「インターオペラビリティ規格とログインソリューション」

2024年は2023年中に作られたプロダクトが続々と登場し、新たなユースケースとスタンダードが認識される年になるかなと思っています。特定の分野で言うとインターオペラビリティ規格とログインソリューションの新たなスタンダードの確立を期待しています。

また低コストなDBとしてのブロックチェーンの活用例も多く現れるのではないでしょうか。

バンケラDAO|仮想通貨のエアドロ情報屋

▶️プロフィール:@BankeraDao

仮想通貨のエアドロ情報屋。「Twitterでは言えない仮想通貨&エアドロの話」を運営中。

2024年に期待/注目する分野「モジューラー関連、新たなUX領域」

これらは”Coinbase”と”Andreessen Horowitz”の見通しにも登場する共通分野です。

単純に考えて、VCが巨額のお金を投じるほど期待している分野なので、追わない理由がないという判断です。エアドロップの観点でも2024年はモジューラー周りで給付金が増えそうなので個人的に楽しみにしています。

とはいえ、トレンドは移り変わるものなのであまり頭を固くせずに熱量の高い場所に飛び込むのも大事だと今年学びました。(Solana、、、)

ビール依子|Polygon Labs BD(APAC地域)

▶️プロフィール:@yoriko09

2015年から暗号資産領域のビジネスに携わり、取引所立上げ、暗号資産メディアの立ち上げ・運営・編集、HashHub共同創業を経て現在はブロックチェーンプロジェクトPolygon LabsでAPAC地域のビジデブとして活動。主に日本企業のWeb3事業参入サポートを担当。

2024年に期待/注目する分野「ブランドなどによるロイヤリティプログラム」

私はパブリックプロトコルのビジネス担当ということでNFTやブロックチェーン技術をつかったアプリケーション開発やインフラ・ツール開発に取り組む方々との接点が多いのですが、2023年の日本はゲーム企業がweb3要素を取り入れたゲームの開発に取り組み、アナウンスメントやローンチが目立った印象でした。

来年(2024年)もエンターテイメント領域でのアダプションが進むと考えているとともに、ブランドなどによるロイヤリティプログラムの領域にも注目しています。世界の中でも日本のWeb3プロジェクトに注目が集まる中で、来年は熱い1年になるのではないでしょうか。

HITOZUMA|OtakuLabs Founder

▶️プロフィール:@_HITOZUMA

OtakuLabs Founder。

2024年に期待/注目する分野「AIとBCG」

2023年でもこの二つはトレンドでしたが2024年は更なる続伸に期待。2024年の戦略は順張り一択。仮想通貨のトレンドに絶対に逆らわず流れに身を任せる予定です。

またこれからより分散化が進むと思われるので、コミュニティとしてもここには焦点を当てていきたいです。あとはオフラインでの情報交換も!

OtakuLabsでは日々様々なクリプトの情報交換や雑談を行っていますので、興味あるからはぜひお越しください。

ビニール|Fracton Ventures 所属、ReFi Japan 創設者

▶️プロフィール:@vvinyll

クリプトネイティブなProtocol StudioであるFracton Venturesに所属しています。個人的にはReFi Japanを立ち上げ、ReFiニュースレターを発信しています。Twitterに生息しているので、気軽にDM頂けれると喜びます。

2024年に期待/注目する分野「DePIN」

2024年は「DePIN」に期待しています。DePINは「Decentralized Physical Infrastructure Network」の略称で、物理デバイスを活用して、ネットワークの分散化に取り組む領域です。

有名なプロジェクトとして、HeliumやHivemapperなどが挙げられます。現状、to Earnの要素でデバイスでトークンを稼げる面が盛り上がっていますが、このような分散型ネットワークによって蓄積されたデータは価値を持っていきます。

DePINによって得られたデータは、我々の生活に結びつくものが多いので、どのようにデータ活用されていくかも注目です。

藤本 真衣|intmax

▶️プロフィール:@missbitcoin_mai

2011年からミスビットコインとしてビットコインを広めています。現在はINTMAXで活動しています。INTMAXは2022年スイスのクリプトバレーのトップ50に選出された企業の1つです。

2024年に期待/注目する分野「トラストレスなオンランプ・オフランプ」

例えば、ZKP2Pというプロジェクトがあります。Vemoの支払いメールを証明して、今まで仮想通貨取引所がミドルに入っていたオンランプ・オフランプをトラストレスにやっています。

また、Witness Encryptionという最新の暗号技術をを使ってトラストレス・ビットコイン・ブリッジを作れる案も具体化してきました。現在のラッピングされてるビットコインは、大企業のトラストポイントがありますのでその問題を解決できます。このような暗号技術の進化からは目が離せません!

ふにまん|GASHO2.0/BuzzBridge Capital/HONEYCON 共同創業者

▶️プロフィール:@huni_crypto

共同創業者 : GASHO2.0/BuzzBridge Capital/BuzzOne/HONEYCON

2024年に期待/注目する分野「独自の経済圏を築き上げれるプロジェクト」

例えばMocaverseのような長期的に独自の経済圏を築き上げれるようなプロジェクトに期待しています。

今現在すでに盛り上がりを見せているBCGやBRC20にも興味はありますが、短期目線で見ています。
市況が少しずつ良くなってきていますので、新しく生まれる概念や新興チェーンなどには常にアンテナを張って触っていきたいと思っています。

堀口 啓介|GuildQB 創業者

▶️プロフィール:@hori_crypto

ゲームギルド GuildQBを創業し、現在総フォロワー15万人以上の日本最大規模のweb3ゲームギルドへと成長しました。国内外含めマーケティングをサポートしたweb3プロジェクト数は年間100社を超えています。また複数のweb3プロジェクトのアドバイザーも務めています。

2024年に期待/注目する分野「Web3ゲーム」

ポジショントークとも言えますが、2024年は「Web3ゲーム」の本格的な時代がやって来そうです。全体として、web3ゲーム業界は今後5年間で3,900億USD規模の市場に成長すると予測されています。

2023年成長した「BIGTIME」を始めとするAAAゲームのネットワーク効果を持続可能な金融エコシステムと融合させる開発者がより活発になるでしょう。他のweb3プロダクトと比べゲームには多くの時間とコストが掛かり、ローンチ自体のハードルが高いです。

多くのプロジェクトがゲーム開発プロセスで2〜3年必要とすると考えると、活発だった2021〜2022年のゲーム分野での資金調達を完了させた期待のタイトルのいくつかが2024年にリリースする可能性が高く、既存ゲームユーザーを巻き込むこともあり得ます。

まーふぃー|BitCat/Pacific Meta Game Guild 創設者

▶️プロフィール:@TN90803803

2018年に暗号資産トレードの世界に足を踏み入れた後、システムトレード、ブロックチェーンゲーム、NFTといった分野で幅広い経験を積みました。現在は、暗号自動取引システム「BitCat」の運営者であり、ゲームギルド「PMGG」の代表を務めると同時に、複数のWeb3プロジェクトにアドバイザーとして携わっています。暗号資産とブロックチェーン技術に関する最新情報を、Xを中心に積極的に発信しています。

2024年に期待/注目する分野「AI分野」

2024年に期待しているのはAI分野です。BRC20のような新興チェーンやプロトコルが次々と登場する中で、DexCheckのようなAIを駆使したオンチェーン分析、市場リサーチ、データ解析の進展に大きな興味を持っています。

注目している銘柄は、最近V4にアップグレードしたdYdXです。現在、30億円規模のインセンティブプログラムを展開中で、取引をするだけで後日トークンのエアドロップを受けることができたり、取引で大きな利益を上げると将来的にさらに多くのトークンがエアドロップされるので注目しています。

魔LUCIAN|OtakuLabs Co-Founder

▶️プロフィール:@lucianlampdefi

クリプトコミュニティOtakuLabs(通称: オタラボ)のCo-Founderです。元々iOSアプリの開発をしていたり、MMORPGやソシャゲに重課金していたんですが、2021年からDeFiやWeb3ゲームに魅せられ、今ではクリプトどっぷりの毎日です。

2024年に期待/注目する分野「Web3ゲーム」

2024年はやはりWeb3ゲームが本格的に飛躍する年になるでしょう。

プロジェクトも市場もプレイヤーもこれまでの無数の教訓を学んだ上で、国内外問わず様々なジャンルでヒット作品が出てくるはずです。そのような中でWeb3ゲームが一般に広く普及されるために、Web3AuthやParticle Network、Portalなどマスアダプションを目的としたアカウントサービスやハブサービスなどのプラットフォームには特に期待しています。

miin|NFT情報コレクター

▶️プロフィール:@NftPinuts

NFT情報コレクターです。NFTの情報やニュースをもぐもぐして投稿するのが趣味です!

2024年に期待/注目する分野「コミュニティ」

23年はクリプトコミュニティの力が強くなった年でした。国内でもKudasai JP、LCA、DenGEN、Crypoto流星街、そしてboradingbridgeなどコミュニティに情報や案件が集まりました。

大手資本がクリプトに参入する中、マーケティングの手法も対個人からコミュニティ向けに対象が変化しているように感じます。これはある意味”儲けたい””楽しみたい”を活力として、それぞれが貢献していくというエンジニアリング技術とはまた別のDAO的なものにもみえます。

24年はさらにコミュニティの力が増していくのではないでしょうか。クリプトが大衆のためのものとしてあり続ける道としてコミュニティのさらなる発展に期待しています!

mitsui|web3リサーチャー

▶️プロフィール:@koheimitsui_

web3リサーチャー / グリーンダオ ファウンダー。web3に関するリサーチ記事を毎日更新するニュースレター「web3 Research JAPAN」を運営。また、リサーチャーとして法人から委託を受けて記事の寄稿や事業提案も行っている。社会課題の解決×ブロックチェーンに興味があり、グリーンダオも設立。https://web3researchjapan.com

2024年に期待/注目する分野「ReFi」

(自身が参入しているので半分くらいは期待も込みで)2023年は事業としてweb3を活用する実需を伴うweb3利用が注目され始めたように感じます。RWAやDePIN、NFTプロジェクトもおもちゃが売れたPudgy Penguinが急進しました。

2024年もこの流れは加速すると考えており、その中でも、市場規模が急拡大し、気候テックスタートアップの巨額調達も目立ってきていることから、ブロックチェーンを活用したカーボンニュートラル推進プロダクトでありながら、“事業“としても急拡大するものが登場すると考えています。願わくば、それが自分の活動になると嬉しいなと思ってます

毛根女子|クリエイター

▶️プロフィール:@moukon_genius

web3に限らず投資系のあるある話を4コマ漫画にして発信を続ける世界が誇る天才クリエイター。人間国宝にすべきではとの声もあるとかないとか。

2024年に期待/注目する分野「エンターテインメント」

皆さんご存知関西にある某テーマパークに新たなエリアが春に完成します。また都内や沖縄にも新テーマパークのopenが控えておりテーマパーク好きの私としては楽しみでしかありません。

え?WEB3に関することは何かないのかって?もちろんあります、私としては長々と語り尽くしたいのですがどうやら文字数の制限内では3分の1も伝えられない純情な感情になりそうなのでまた次の機会にお話させて頂ければと思います。

YUUUUU | ブロックチェーンゲーム投資家

▶️プロフィール:@YUU_AxieLabs

ブロックチェーンゲーム領域専門の投資家です。SNSやマーケット動向・競合プレイヤーの理解度をベースにエッジを見つけることを得意とし、単月利益1億超えを3回達成。最近、事業でブロックチェーンゲーム特化のイベント企画を始めました。

2024年に期待/注目する分野「BCG」

2021年の大バブルを機に開発を始めたBCGが続々とリリースされます。

まず経済的な側面では、一流ゲーム会社の参入やゲームとしての体験価値が高いタイトルが多いことから、プレイヤー・投資家からの資金が集まる可能性が高いでしょう。一方で、資金が各タイトルに分散されることや、Play to Earnへのプレイヤーの理解が進んでいること(期待値マイナスの行動を是正するSNS投稿の増加)などから、一攫千金のチャンスが増えるかは不明です。

個人的には、クリプト全体の市況とどれだけ連動するのかに注目しています。 ゲームの側面では、ブロックチェーンならではの価値の提示の仕方が多様化される局面です。ファンアイテムやダイレクトマーケティングとしてのNFT活用、ERC6551やSBTによるウォレット育成の概念の導入、Loot的なタイトルを跨いだNFT共有など、様々なアイデアが飛び出して来そうで非常に楽しみです。

Yukiya|Pacific Meta マーケター

▶️プロフィール:@badhop0603

Web3コンサルティング企業Pacific MetaのYukiyaです。Web3領域には、2016年に足を踏み入れ、暗号資産投資を行いながら記事を書いたり、コミュニティ運営を行って来ました。最初は好奇心でBitcoin投資から始めましたが、Web3領域の活動は今ではライフスタイルです。

2024年に期待/注目する分野「Bitcoin ecosystem」

2024年に期待するCrypto領域は、Bitcoin ecosystemです。2024年の第一四半期に予定されているBitcoinの半減期や、Bitcoin ETFの承認に期待が高まっているので、Bitcoin ecosystemにも影響を受けると思っています。

Bitcoin ecosystemの中でも、2024年の第一四半期にNakamoto releaseをローンチするBitcoin L2のStacksや、Bitcoin DeFiのALEXがBitcoinの資本市場を開放していくのではないかと注目しています。

ユッシ|Crypto Times メディア事業部

▶️プロフィール:@cryptoyusshi

Crypto Timesのメディア事業部所属。2017年の仮想通貨投資をきっかけに同業界に参入。執筆/編集担当の記事は1,000本以上。

2024年に期待/注目する分野「香港の仮想通貨取引所」

香港では、昨年6月より香港証券先物委員会(SFC)の承認制で仮想通貨取引所の運営がオープンになりました。SFCによってすでに承認済の取引所Hashkey Exchangeの取引高は日々増加しており、この存在感は今後さらに増していくと予想しています。

香港では、現在複数の企業が取引所の運営申請をSFCに対して行っており、その親会社を調べてみると中華人民共和国の大手企業だったりするケースがあります。

中国で仮想通貨に対する厳しい規制が取られている中、上記のような形で資本が香港に集まってくるのではないかと考えています。

よしそ|Botter

▶️プロフィール:@yoshiso44

2017年から仮想通貨に参入。Deep Learningを始めとした機械学習モデルを活用して価格変動を予測しながら低リスク高リターンな運用を行っているBotterです。

2024年に期待/注目する分野「Real Yield」

やはり仮想通貨の本質は価値保存となる基軸通貨BTC/ETHと、それを最も利便性高く活用できるDeFiという関係なのかなと思っています。

DeFiの中でも資産運用を行うためのプロトコルが揃いはじめており、トークンインフレによる報酬ではなく実需に基づいた売り上げによるYieldも萌芽が見え始めているように思いますし、Real Yieldによるエコシステムに移行できない限りはDeFiプロダクトの持続性に大きな疑問符が浮き上がるという点もあり、実需によるReal Yieldを生み出すプロダクトの成長に大きく期待しています。

渡辺 創太|Astar Network 創設者、Startale Labs CEO

▶️プロフィール:@Sota_Web3

日本発のパブリックブロックチェーンAstar Networkファウンダー。Startale Labs CEO。Next Web Capital、博報堂key3ファウンダー。日本ブロックチェーン協会理事や丸井グループ、GMO Web3、電通 web3 Clubなどのアドバイザーを務める。2022年Forbes誌の選出するテクノロジー部門アジアの30歳以下の30人、2023年Newsweekの世界が尊敬する日本人100に選出。

2024年に期待/注目する分野「マスアダプション」

2024年は本格的なクリプトマスアダプションが始まる年になるのではないかと思います。

BTCの米国ETFに続き、国内でもステーブルコインやAstar, Startaleでも大型のプロジェクトをいくつも仕込んでいます。また、法整備面も進捗が出る年になるのではないかと思います。技術面では引き続き zk系のEthereum L2とAccount Abstruction等のマスアダプションに向けたUXを向上させるツールに注目しています。

我々の取り組みでいうとブロックチェーンレイヤーから徐々にレイヤーを上げ、ノードやインデックサー、ウォレットなども着手しプロダクトをどんどん世の中に出していきます。Sony Network Communicationsさんと作成した合弁会社の方でもプロダクトの進捗が発表できるタイミングがくるので日本から世界の第一線で勝負する世界を創っていきます。

まとめ

年末の多忙な時期にも関わらず、依頼を快く引き受けてくださり本記事作成にご協力くださった皆様に感謝申し上げます。

本年も皆様の活躍を願うとともに、我々Crypto Timesも業界全体のさらなる成長の一役を担えるよう邁進してまいります。

改めて2024年もどうぞよろしくお願いいたします。- Crypto Times編集部一同

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