『Moma』の概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説!

2021/07/04・

ユッシ

『Moma』の概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説!

本記事では「Moma Finance」について、先日行われたイベントの内容を元にQ&A形式で解説していきます。

単純なレンディングとアグリゲーター機能のみを搭載したプロジェクトが多い中、Moma ProtocolはFactoryとLaunchPoolまで対応予定の非常に興味深いプロジェクトです。(FactoryとLaunchPoolについては後ほど説明します。)

本稿では大まかに下記の流れで説明していきます。


・どんなプロジェクトなのか
・どんな問題を解決できるのか
・競合と比較した時の強みはなにか
・Momaトークンの使い道はなにか
・その他細かい部分に関する内容

世間ではびこっている仮想通貨に関する情報の多くは、発信者の都合やバイアスによって歪められるものです。

本記事では、プロジェクト「内部」の人の話を「直接」伝えてきます。

「Moma Protocolについて知りたい」

「DeFiレンディング市場について知りたい」

といった方は是非最後まで読んでみてください。

また、Moma Financeでは7月6日にBounceでのIDOが実施が予定されています。

こちらのIDOは現在、Whitelistのプロセスが6日15時までOpenしているので、IDOに実施したいユーザーは忘れないようにしましょう。

詳細の記事はこちらより読むことができます。

目次

Moma Financeの概要

Moma Financeの概要

ティッカー/通貨名$MOMAT / Moma Protocol Token
トークンアロケーションAdvisors:3%、Foundation:67%、Private Sale:14%、Public Sale:1%、Team:10%、Seed Sale:5%
主な提携先N/A
時価総額N/A(7/6にIDO)
特徴Factory(Launchpool,LendingPoolの作成) ,、LaunchPool、Lending、Aggregatorを備えたプロジェクト。
公式リンクWebサイト
Twitter
Telegram
Medium
Discord
ドキュメント
Github

初期の仮想通貨市場では、利益を出すには値上がりした通貨を売却する方法しかありませんでした。

しかし、昨今の様々なプロジェクトや市場の発展により、レンディングやステーキングといった「仮想通貨を運用して利益を出す方法」が確立されつつあります。

仮想通貨運用の中心にいるのがDeFiですが、DeFi市場は参入障壁が高いことや一般ユーザーは手数料を払うだけで利益を挙げられない点が、「多くのユーザーがDeFiを利用できるようにすべきだ」と考える人々にとっては問題視されています。

Moma Financeは、そんなDeFi市場における様々なニーズに対応するためのプロジェクトです。

Moma FinanceのAMA

今回のAMAにはMoma Finance CEOのOcean氏が参加してくれました。

自己紹介

皆さん、こんにちは!

私は、ブロックチェーン業界の起業家であるOceanです。

2017年から、Gravity(30万人以上のトークン保有者がいる最大のEOSノード)、Lichang.io(100万人以上のユーザーがいるコミュニティアプリ)、TokenUp Wallet(10万人以上のユーザー)などのプロジェクトを構築してきました。

私は、中国のブロックチェーン・コミュニティの中では、「おなじみの名前」や「ベテラン」と言えると思います。

そして、私は現在は、Moma FinanceのFounder & CEOです。私自身は長期的な視点を持ち、理想主義者だと言えるでしょう。私は、革新的なことをするのが好きで、0から1になる過程を楽しみたいと思っています。

毎回成功するわけではないですが、自分とチームの努力で世界を変えようと常に考えています。

CryptoTimes編集長
2017年から業界にいる連続起業家による新たなブロックチェーンプロジェクトというわけですね、非常に気になるところです。

Moma FInanceについて教えて下さい。また最もメジャーな強みは何でしょうか?

Moma Protocolは、レンディング市場の流動性、スケーラビリティ、インセンティブの多様化、投機的ニーズを満たすソリューションです。

Moma Protocolを使えば、誰もがレンディング市場を作り、管理できます。本プロトコルは、独自のカスタマイズ可能なスマートコントラクトファクトリーを提供し、レンディングマーケットとユーザーに下記の3つの役割を提供します。

  1. Factory
  2. Launcher
  3. Aggregator

Factoryは、Launch PoolとLending Poolを作成・管理できるスマートコントラクトファクトリーです。

Launch Poolは、コミュニティマイニングのために設計された、カスタマイズ可能なPre-Lending Poolです。

コミュニティトークンは、Launch Poolを通じてあらゆるプロジェクトに配布できます。

Lending Poolは、カスタマイズ可能なレンディング市場プールで、過担保な融資構造を持っています。このプールは、あらゆる市場での貸し借りをサポートできます。

Aggregatorは、プールと市場データに基づいた計算機と分析機を意味します。暗号通貨の貸し借りやコミュニティマイニングのためにパーソナライズされたDeFi需要を、ユーザーが解決するのに役立つのです。

  1. Factory
  2. Launcher
  3. Aggregator

という3つの機能を搭載したのがMoma Financeです。

CryptoTimes編集長
個人的にはFactoryが自分で作れるのかとかも気になります。

Moma Financeはどのような問題を解決するのでしょうか?

Moma Protocolは、

  • レンディング市場の流動性
  • スケーラビリティ
  • インセンティブの多様化投機的なニーズ

を満たすソリューションです。

現在、市場にはDeFiレンディング市場の流動性を提供するプラットフォームが存在しますが、Moma Protocolは、Aave、Compound、Creamなどの競合製品と比較して、より拡張性の高い設計の製品となっています。また、既存の機能の拡張だけでなく、さまざまな独自機能を搭載しています。

他のDeFiレンディングプラットフォームの中には、プールが1つしかないものもありますが、Moma Protocolでは、Factoryを利用して、ユーザーがカスタマイズできるプールを無制限に増やすことができるため、プラットフォームのユーザーに無限の種類のインセンティブトークンを提供できます。

また、私たちは、誰もがDeFiレンディング市場を創造し、参加し、収益を得ることができるべきだと考えており、ここではINFINITE LIQUIDITY(無限の流動性)を目指しています。

競合と比較した際の強みは何でしょうか?

競合プロダクトと比較した場合、Moma Protocolの優位性は主に以下の点があります。

1. 無制限なマーケット

Momaは無制限のアセットに対応できますが、Aave、Compound、Creamは限られたアセットにしか対応していません。

2. ユーザーによって定義されたプール

Momaはカスタマイズ可能なプールソリューションを提供しますが、Aave、Compound、Creamにはありません。

3. アプリケーションシナリオ

MomaのユースケースシナリオはLaunch、Lending、Aggregateに拡張されていますが、Aave、Compound、CreamのユーザーケースシナリオはLendingに限定されています。

4. インセンティブ・トークン

Momaでは、Aave、Comp、Creamのトークンのみに限らず、インセンティブ・トークンの種類は無制限です。

5. リスクマネジメント

Momaは、以下のような多面的で洗練されたリスク管理フレームワークを構築しています。トークンリスク評価データベース、リザーブプール、ステークス管理プール、内部告発メカニズム。Aave、Compound、Creamは、主に単一のトークンリスクフレームワークに依存しています。

6. 誰でも作れる ! 誰でも使える ! 誰でも稼げる !

CryptoTimes編集長

Momaはレンディング市場だけにフォーカスしたわけじゃないよってことですね。これを見ていると、レンディング系のプロトコルも次のステージに来てるんだなと感じますね。

Momaトークン($MOMAT)の利用用途は何でしょうか?

Momaトークン($MOMAT)は、Momaプロトコルのネイティブガバナンストークンです。MOMATの有用性と使用例は以下の通りです。(これらに限定はされません)

  • MOMAT保有者は、$MOMATをStakeして、当社のプラットフォームの収益の一部を得られます。
  • MOMATの保有者は、将来、プラットフォームの貸付市場やその他のサービスを利用する際に、一定の特典や利益を享受できます。
  • MOMATホルダーは、プラットフォームの開発や主要なガバナンスに参加するために投票を行えます。
  • MOMAT保有者は、MOMATをDAOプールにStakeしてインセンティブを得られます。
CryptoTimes編集長
$MOMAT を持つことで、基本的には収益の還元やガバナンスみたいなところですね。

ウェブサイトを見ると、MomaにはFactiryというユニークな機能があります。ユーザーは自分のレンディングプールやローンチプールを作ることができるようですが、このプロセスはどれくらい簡単で、誰でも作ることができるのでしょうか?

Moma’s FactoryはUniswapと同じようなものです。

Uniswapはトレーディングペアを作れますが、Momaはレンディングプールを作ることができます。

確かに誰でもプールを作れますが、正直なところ、レンディングプールの作成はトレーディングペアよりも少し複雑で、リスク管理のためのパラメータ設定が必要になります。

AaveやCompoundのような担保付きのレンディングプラットフォームの仕組みを理解している方であれば、すべてのプロセスがより簡単になるでしょう。

私たちは、独自のレンディングプールを運営したい人たちをガイドし、支援するための説明書を提供します。

今のところ、最初のプール構築者は、私たちのようなブロックチェーンプロジェクトチームと、CEXやトークンファンドのようなファンドを運営する機関だと考えています。

– ユーザーはFactoryでLending Poolを作ることでなにかインセンティブはありますか?

Momaプロトコルでは、レンディングプールを作った人を奨励するためのインセンティブプールを設定します。インセンティブトークンは、TVLと貸し借りの取引で分けられます。

コミュニティからの質問

EthereumやBSCではFlashloan Exploitが非常に多く発生していますが、Moma Financeはどのように対処する予定ですか?

最近、DeFi市場ではFlashloan Exploitが多発しており、我々のチームもFlashloan Exploitに注意を払っています。

Flashloan攻撃の多くは、プロトコルが単一のデータソースから価格データを取得していることが原因です。しかし、Momaプロトコルでは、Committee Price FeedとDecentralized Price Feedの仕組みを組み合わせた独自のオラクルシステムを提供することで、マルチチャネルでの価格取得を実現し、価格操作の可能性を低減しています。

また、Momaのレンディング市場はサブマーケットで構成されています。仮にある市場でFlashloan攻撃が発生したとしても、他の市場の運営には影響を与えません。Moma Protocolのレンディング市場は、リスクの隔離をうまく行っています。

CryptoTimes編集長

ここでいうサブマーケットというのは、例えば、AaveでもCompoundなどは担保となる資産を預けたら、全ての資産をプールから借りることができます。でも、サブマーケットで1つずつレンディング市場が別れてるので、仮にAでなにか起きても、Bには影響ないよってことですね。

DeFi市場はここ1年で本格的に立ち上がってきましたが、まだ規制が明確でないことや、UIが分かりづらくて使いづらいことがあります。Moma Financeはこれらの問題をどのように解決していますか?

私自身もDeFiユーザーですが、DeFiプロダクトを使っていて多くのユーザーエクスペリエンスの問題に遭遇しました。特にインターネット上に存在するプロダクトのユーザーエクスペリエンスと比較すると、DeFi製品には改善の余地がたくさんあります。

Moma Protocolのユーザーエクスペリエンスについては、まず、この問題を非常に重要視しています。

ユーザーコンバージョンを達成できるかどうかは、この点が重要ですよね。そのため、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために多くの時間とリソースを投入します。

また、当社のプロダクトチームはインターネットプロダクトに関する豊富な経験を持っていますので、Moma Protocolのユーザー体験をより良く改善することができるでしょう。

レンディング市場にはすでに多くの競合他社が存在するが、ユーザーを引き付けるためにどのようなことをおこないますか?

Momaはゼロスタートのプロジェクトではありません。Momaのチームは、過去2年間で100万人の登録ユーザーを持つコミュニティアプリを完成させました。中国では、私たちは素晴らしいユーザーベースを持っています。

もちろん、海外のDeFiコミュニティの重要性も認識していますので、多くの海外企業を投資機関に紹介し、彼らの協力を得て多くのKOLを登用することで、Momaに長期的な影響力とユーザーをもたらしてくれます。

Momaはマルチチェーンのプロトコルです。異なるパブリックチェーンにプロダクトをデプロイすることで、より多くのユーザーを獲得し、より多くの価値を生み出します。

Ethereumでのプロダクトローンチを終えた時点で、BSC、Heco、Polkadotの3つが計画に入っていました。

Momaプロトコルには、とても重要な機能があります。それは、Launch Poolです。どのDefiプロジェクトでも、Launch Poolを作ることで、コミュニティの初期のトークン配布を完了させることができます。これはIDOと多少似ていますが、ユーザーは様々な種類の暗号化された資産を賭けることが可能なので、リスクは全くありません。

ロスレス・マイニングを完成させること。この機能はプールの拡大をもたらすことができ、私たちにもユーザーをもたらしてくれます。

– Binance Launchpoolと一緒のものを考えたら良いですか?

同じ機能で、MomaのLaunchpoolは、スマートコントラクト版、パーミッションレス版、トランスペアレント版があります。

ビジネス開発の面では、以下のような計画と目標で進めています。

1~2週間

私たちの製品と最初のLaunch Poolが稼動します。

私たちはより多くの質の高いプロジェクトをパイプラインに入れ、市場の注目と資本参加を集めるために高利回りを利用していきます。

3~6ヶ月

DeFiプラットフォームとの戦略的提携により、他の競合プラットフォームのギャップを埋めるべく、多品種のトークンレンディング市場を提供していきます。

ユーザー側については、プロジェクトアンバサダー計画、継続的なコミュニティイベント、DAOの立ち上げ、トラフィックの良い他のプラットフォームとのインセンティブプログラムなど、さまざまなユーザーファーストのキャンペーンを積極的に展開し、参加を促していきます!

$MOMATの保有者は利益を享受できるとありました。少し具体的な例を教えていただけないでしょうか?

貸し出しプロトコルであるMomaには金利の収入があり、$MOMATの保有者はその収入を分配できます。

また、$MOMATの保有者は、ステーキングを行うことによってより多くの$MOMATやその他様々なプールインセンティブトークンも得られます。

日本市場に対してどのような印象を持っていますか?例えば、Polkadotの上にDappsを構築することを考えているようですが、Plasm(日本人が開発したParachain候補者)の上にDappsを構築することも考えていますか?

現在、計画中のマルチチェーンの目標としては、polkadotのみを考えています。

私たちは、他のパブリックチェーンやL2プロトコルを試してみたいと思っています。Plasmは素晴らしいプロジェクトであり、私たちはそのエコロジーパートナーであることをとても嬉しく思っています。

正直なところ、日本のDeFiコミュニティは私たちには少し馴染みがありませんが、今回のAMAのようなコミュニティ活動を通して、私たちも日本のDefiコミュニティの活力を感じています。Momaのために日本のコミュニティを作り、皆さんに参加していただきたいと思っています。

ステーキング報酬のトークンの種類は無限のようですが、momat以外のリワードは誰が用意しますか?作成者が用意するとなると、トークンを持つプロジェクトの作成者以外は難しいのではないでしょうか?

他のDeFiプロジェクトのように、Launch PoolやLending Poolを作ってくれるパートナーがたくさんいて、彼らがある種のインセンティブ・トークンを提供してくれるでしょう。これはあくまでも第一段階です。

今後は、様々なコミュニティのレンディングプールが作られ、スポンサーやインキュベーションによってプロジェクトにインセンティブ・トークンが注入されていきます。

このようにして、コミュニティとDefiのプロジェクトは完璧な協力関係を築き、Win-Winの関係を築くことができるのです。

最後に

Moma Protocolの詳細を知るために時間を費やしていただき、ありがとうございます。

DeFiレンディング市場には、すべての人のために作られ、カスタマイズや流動性に境界や制限のないソリューションが必要であるという私たちの信念に共感していただける方は、ぜひMoma Protocolに参加して、一緒に旅を楽しみましょう!私たちのTelegramに参加してください: https://t.me/Moma_Official

また、Moma Protocol Airdropは現在進行中で、誰でも5000ドル相当の報酬を獲得するチャンスがあります。

https://gleam.io/gYM22/moma-protocol-airdrop

まとめ

いかがだったでしょうか?

DeFiは仮想通貨初心者が使いこなすにはまだまだハードルが高い分野です。

今後Moma Financeのようなプロジェクトによって「かんたんに」「稼ぎやすく」なるといいですよね。

今後もCRYPTO TIMESでは、暗号通貨のあらゆる分野の情報を発信していくので、是非積極的にチェックしてみてください。

冒頭でも書いている通り、Moma Financeでは7月6日にBounceでのIDOが実施が予定されています。

IDOは現在、Whitelistのプロセスとなっておりが7月6日15時までOpenしているので、IDOに実施したいユーザーは忘れないようにしましょう。

詳細の記事はこちらより読むことができます。

-Moma Finance公式リンク-

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