アルトコインバブル到来の可能性?BTCドミナンス低下予兆か

アルトコインバブル到来の可能性?BTCドミナンス低下予兆か

過去最高値の更新やトランプ政権の関税停止命令などを背景としてビットコインへの関心が高まる中、多くの投資家はアルトコイン市場へも期待を寄せています。

投資家の@CryptosBatman氏は、ビットコインの市場占有率(ドミナンス)が上昇ウェッジパターンを下抜けしたことを指摘。「これは通常、強気トレンドが弱気トレンドにシフトする初期の兆候でありドミナンスが下落すれば次にアルトコインが爆発する番だ」との見解を示しています。

従来、仮想通貨市場ではまずビットコインに資金が集中し、その後ドミナンスが低下する過程でアルトコインへと資金が循環しアルトコイン全体の強気相場が訪れるという流れが一般的でした。

しかし、近年はアルトコインの種類が大幅に増加しているため、数年前のバブル相場のようなアルトコイン市場全体での大幅な高騰ではなく、特定の分野やプロジェクトが大きな価格上昇を見せる可能性があります。

こうした市場環境の変化のなか、BitMEXの共同創設者で著名投資家のアーサー・ヘイズ氏はトランプ政権の関税施策の停止命令を背景に「全てを買え」とXに投稿し、アルトコイン市場を含む投資市場全体への強気な見方を示しています。

CoinGeckoのデータによると5月29日時点での仮想通貨市場全体の時価総額は3.56兆ドルで前日比-1.8%となっています。

アルトコインとしてはTelegram関連のブロックチェーンプロジェクトトークン$TONが過去24時間で約12%の上昇、ミームコインに分類される$SPXが約20%の上昇を見せているものの、市場全体での盛り上がりは見られていません。

ビットコインでは現物型ETFへの資金流入が好調であることやパキスタンが国家規模での戦略的ビットコイン準備金を創設する計画を立てていることが発表されるなど、ポジティブな材料が見られています。

しかし、昨今ビットコインは先進的な技術的ソリューションとしての文脈ではなく、ゴールドに替わる価値代替手段としての文脈を強めており、同通貨への関心の高まりとアルトコインの価格上昇の関連性は弱まっている可能性も指摘されています。引き続き市場の動向に注目が集まります。


仮想通貨取引所Bitget(ビットゲット)では、トランプ大統領が手掛ける正式ミームコイン$TRUMPなど国内取引所からは購入できない通貨が多く取り扱われています。

また、実際に現物の仮想通貨を購入するだけでなく証拠金を元にレバレッジ取引も行えます。

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