AIによる仮想通貨取引の可能性|米大手コインベースが進捗を共有
Crypto Troll
コインベースは8月30日、AI同士による初の仮想通貨取引を記録したことをブライアン・アームストロングCEOがXへの投稿で発表しました。
— Brian Armstrong (@brian_armstrong) August 30, 2024
アームストロング氏によると、ある大規模言語モデル(LLM)が仮想通貨トークンを使って別のAIボットからAIトークンを購入したとのことです。ボットは特定のタスクを実行するために開発されており、今回のケースでは仮想通貨取引を実行する役割を担っています。
道のりはまだ遠いものの|AIボットによる取引促進の可能性
AIボットは銀行口座を持つことはできませんが、仮想通貨ウォレットを所有することができます。これにより、AIボットは人間、他のAIとの取引が可能になります。アームストロング氏は「これらの取引は瞬時に行われ、グローバルかつ無料で実行される」と述べています。
アームストロング氏によれば、現在のAIエージェントは、タスクを与えられて数時間または数日間放置されてもそれを達成できないため、まだ効果的ではないとのこと。これは技術的な制約によるものであると説明しているものの、目標達成にはまだ遠い道のりであることが窺えます。
また、アームストロング氏は、AIエージェントが必要なリソースを取得するための取引を実行できないことも非効率性の一因だと指摘しています。例えば、AIエージェントに航空券の予約を依頼しても、クレジットカードや支払い方法がないため失敗します。これは、Xや他のソーシャルメディアプラットフォームでの広告を通じた投稿のプロモーションを妨げる要因にもなっています。
同氏は、AIエージェントの取引実行の実現はゲームチェンジャーとなり、すべての人に利益をもたらすことができると述べています。これは特に、AIエージェントを活用してショッピングカートをAIチェックアウト対応にすることができる企業にとって有益としています。
情報ソース:X