デロイト、仮想通貨ウォレット企業「Ledger」と提携

デロイト、仮想通貨ウォレット企業「Ledger」と提携

ハードウェアウォレットを手掛けるLedgerが大手会計事務所Deloitte(デロイト)と提携しました。

1845年の創設から170年以上の歴史を持つデロイトと、2014年の創業から約10年近く暗号資産ハードウェアウォレット企業として多くのユーザーからの認知を獲得しているLedger。両者はお互いの専門知識を組み合わせてデジタル資産や証券に必要なサポートと信頼を提供していくとしています。

Ernst & Young (US)が仮想通貨やNFTを含むデジタルアセット向けの税務・会計ソリューションを提供するTaxBit社と提携した事例やデロイトがCoinbaseの一部監査を担当していたケースなどを除き、これまで大手会計事務所による同分野での目立った活動は見られませんでした。

上記状況の中、先日デロイトがWeb3プラットフォームを提供するVatomと提携したことが明らかとなりました。

デロイトはクライアントによるメタバースの活用をサポートするサービス群”Unlimited Reality”をVatomのメタバースプラットフォームと組み合わせることで、ユーザーはメタバースアプリケーションが顧客、運用、従業員にどのように影響を与えるかについて学ぶことができるとしています。

Web3分野での活動の幅を広げるデロイトと今回新たに提携したLedgerは、先月末に企業評価額13億ユーロで約144億円の大型資金調達を実施しました。

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新デバイス「Ledger Stax」の公開や高級ブランドFendiと提携し限定ウォレットケースを制作するなど、Ledgerは主力製品となるウォレット分野で様々な施策を行っています。

NFTプラットフォームやNFTコレクションなども展開しているLedgerの今後の動向に注目が集まります。

記事ソース:PR Newswire

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