暗号資産カストディ市場拡大へ高まる期待|トランプ氏の再選次第か
2024/09/16・
Crypto Troll
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暗号資産のカストディ市場は、ハッキングや詐欺のリスクが非常に高いため、そのコストは伝統的なカストディの10倍に達するものの、ビジネス成長の余地を残しています。
暗号資産カストディ市場は現在3億ドルの市場規模を有しており、Fireblocksの推定によると年30%の成長率を記録しています。
伝統的銀行の暗号資産分野への進出
暗号資産のカストディ市場は、主にCoinbaseやBitGoが支配していますが、BNYメロン、ステート・ストリート、シティグループといった伝統的な銀行も徐々に参入を進めています。
BNYメロンは2022年にビットコインとイーサリアムのカストディサービスを開始しましたが、他の暗号資産への対応はまだ進んでいません。一方、ナスダックは、規制の変化を理由に暗号資産保管ビジネスの立ち上げを中止しています。
SEC規制が主要な障壁に|トランプ氏再選に向けられる期待
暗号資産カストディの大きな障壁の一つは、SECの規則「SAB 121」による規制です。
この規則は、金融機関が暗号資産カストディサービスを提供する際に課される制限を設けていますが、2024年の米大統領選挙結果次第で規制緩和の可能性が指摘されています。特に、ドナルド・トランプ氏が勝利した場合、SEC議長のゲイリー・ゲンスラー氏を交代させ、暗号資産に対して友好的な政策を進めるとされています。
トランプ氏が再選された場合、ウォール街の主要プレイヤーが暗号資産市場への進出を加速させる可能性が高いと見られており、米大統領選挙へ多くの注目が集まっています。
情報ソース:CrptoSlate