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レイヤー2「Linea」のTVLが急増中|過去7日間で+290%に

レイヤー2「Linea」のTVLが急増中|過去7日間で+290%に

レイヤー2ブロックチェーン「Linea」のTotal Value Locked (TVL) が過去1週間で290%増加し、新たな成長の波を見せています。L2Beatのデータによると、LineaのTVLは11月15日の朝から急増し、記事執筆時点で2.46億ドル(約366億円)に達しています。

LineaのデータとTVL推移|画像引用元:L2BEAT

Lineaは、メタマスクを開発するコンセンシス社が手がけるレイヤー2ソリューションで、2023年7月にメインネットでの稼働を開始しました。このプラットフォームはEVM(イーサリアム仮想マシン)との互換性を提供し、開発者がLineaのネットワーク上でアプリケーションを容易に移行・構築できるように設計されています。

DeFi Llamaのデータによると、LineaのTVLは現在2820万ドルを記録。左記数字は、L2BEATで表示されている数字(2.46億ドル)とは大きく乖離があります。
 
これは、両者のTVLのカウント手法が異なるためで、DeFi LlamaではリストされたdAppに関与しているアセットの合計をTVLとしてカウントするのに対して、L2BEATでは対象のチェーンにブリッジされたアセットとチェーンにネイティブに生成されたアセットの合計がTVLとしてカウントされます。
 
上記から、約2.18億ドル(約325億円)分のトークンは、Linea上にあるものの、特定のDeFiプロトコルと関連付けられていないことが分かります。

ArbitrumやOptimism以下のレイヤー2プロジェクトの競争は引き続き行われており、現在TVLとして2.46億ドル~5.75億ドルの範囲でBase、zkSync Era、dydx、Lineaが競っています。

レイヤー2プロジェクトのTVLランキング|画像引用元:L2BEAT

Arbitrum、Optimismに次ぐ第3位の規模を誇るBaseは、米大手仮想通貨取引所Coinbaseが牽引するレイヤー2です。取引所がレイヤー2を手がける例は増えており、先日、海外仮想通貨取引所であるOKXもEthereumのレイヤー2「X1」 のテストネットの立ち上げを発表しました。

さらに、米大手仮想通貨取引所KrakenもPolygonやMatter LabsやNil Foundationとの協業のもとでレイヤー2の開発を計画しているという報道がなされています。

引き続きレイヤー2分野の動向に注目が集まります。

記事ソース:L2BEAT
画像出展元:AndriiKoval / Shutterstock.com

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