OKXがレイヤー2「X1」のテストネットを立ち上げ|Polygon Labsとの協業も発表

2023/11/16・

Crypto Troll

OKXがレイヤー2「X1」のテストネットを立ち上げ|Polygon Labsとの協業も発表

世界的大手暗号資産取引所であるOKXがイーサリアムレイヤー2「X1」のテストネット立ち上げを発表しました。

「X1」はゼロ知識技術(ZK:Zero Knowledge)を採用することで高い安全性とスケーラビリティを実現しています。

技術的には、Polygon Chain Development Kit(CDK)を用いて構築されています。これにより、イーサリアムとの互換性を持たせることが可能となり、EVMベースのdAppsのシームレスな展開が可能となります。

また、X1のネイティブトークンとして、OKXのプラットフォームトークンであるOKBが使われるとのことです。

OKXは5000万人以上のユーザーを有していますが、今回のレイヤー2開発によってより多くのユーザーに対してOKXとPolygonおよびイーサリアムエコシステムへの橋渡しが可能となる見込みです。

OKXとPolygon Labsは、今後数週間のうちに今回のコラボレーションの詳細と開発者向けのイベントを行うとのことです。

加速する取引所によるレイヤー2開発

イーサリアムのレイヤー2開発はArbitrumやStarknetに代表されるように多く行われていますが、ここ最近注目が集まっているのが暗号資産取引所によるレイヤー2開発です。

今年8月にはCoinbaseによるレイヤー2「Base」のメインネットがローンチし、9月にはバイナンスによるBSCレイヤー2「opBNB」のメインネットが一般ユーザー向けに公開されました。

また、現在ではCoindeskのスクープ段階であり公式からの発表を待たなければなりませんが、アメリカ大手取引所であるKrakenも、PolygonやMatter LabsやNil Foundationとの協業のもとでレイヤー2開発を計画しているという報道がなされています。

現状、取引所が開発するレイヤー2としてのシェアは、Baseが一強の状態です

多くの取引所がレイヤー2に開発に注力するのは、自身のエコシステムの拡大もありますが、Base(Coinbase )の牙城を崩すためという目的もあると思われます。

記事ソース:OKX Article

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