OKXがレイヤー2「X1」のテストネットを立ち上げ|Polygon Labsとの協業も発表
Crypto Troll
世界的大手暗号資産取引所であるOKXがイーサリアムレイヤー2「X1」のテストネット立ち上げを発表しました。
📣 Hot Off The Press 📣
We’re thrilled to introduce #X1, our new Ethereum L2 network built on Polygon’s CDK.
Our landmark collab. with @0xPolygonLabs empowers next gen. devs. with increased security, scalability & low transaction costs to BUIDL the future of Web3.
— OKX (@okx) November 14, 2023
「X1」はゼロ知識技術(ZK:Zero Knowledge)を採用することで高い安全性とスケーラビリティを実現しています。
技術的には、Polygon Chain Development Kit(CDK)を用いて構築されています。これにより、イーサリアムとの互換性を持たせることが可能となり、EVMベースのdAppsのシームレスな展開が可能となります。
また、X1のネイティブトークンとして、OKXのプラットフォームトークンであるOKBが使われるとのことです。
OKXは5000万人以上のユーザーを有していますが、今回のレイヤー2開発によってより多くのユーザーに対してOKXとPolygonおよびイーサリアムエコシステムへの橋渡しが可能となる見込みです。
OKXとPolygon Labsは、今後数週間のうちに今回のコラボレーションの詳細と開発者向けのイベントを行うとのことです。
加速する取引所によるレイヤー2開発
イーサリアムのレイヤー2開発はArbitrumやStarknetに代表されるように多く行われていますが、ここ最近注目が集まっているのが暗号資産取引所によるレイヤー2開発です。
今年8月にはCoinbaseによるレイヤー2「Base」のメインネットがローンチし、9月にはバイナンスによるBSCレイヤー2「opBNB」のメインネットが一般ユーザー向けに公開されました。
また、現在ではCoindeskのスクープ段階であり公式からの発表を待たなければなりませんが、アメリカ大手取引所であるKrakenも、PolygonやMatter LabsやNil Foundationとの協業のもとでレイヤー2開発を計画しているという報道がなされています。
現状、取引所が開発するレイヤー2としてのシェアは、Baseが一強の状態です
多くの取引所がレイヤー2に開発に注力するのは、自身のエコシステムの拡大もありますが、Base(Coinbase )の牙城を崩すためという目的もあると思われます。
コインベースのL2「Base」の概要や特徴、使い方を徹底解説
記事ソース:OKX Article