ペイパルのステーブルコイン「PYUSD」、過去30日間で時価総額が約30%減少

2024/09/26・

Crypto Troll

ペイパルのステーブルコイン「PYUSD」、過去30日間で時価総額が約30%減少

PayPalのステーブルコインPYUSDは過去30日間で時価総額が約30%減少しました。オンチェーンデータによると、10億ドル以上あった時価総額は9月25日時点で7億1200万ドルにまで下落しています。

PayPal USD|DefiLlama

8月26日時点でSolana上のPYUSDの総時価総額は6.62億ドルと全体の約65%を占めていましたが、9月25日にはSolanaエコシステム内で流通またはロックされているPYUSDは3億6400万ドルに減少しました。一方、Ethereum上のPYUSDの時価総額はこの期間中、3億4000万ドルで安定しています。

この下落はDeFiでの利回りが半減したことが原因と見られています。KaminoでPYUSDを担保として提供した場合の利回りは、8月下旬の14%から9月24日時点で7.6%とほぼ50%低下しています。その結果、プロトコル内でロックされているステーブルコインの総額は4億3000万ドルから2億9600万ドルへと30%減少しました。

しかしながら、PYUSDは依然としてSolanaエコシステム内でUSDTやUSDCに続いて時価総額で3番目に大きいステーブルコインの地位を維持しています。

また、PayPalは最近、Anchorage Digitalと提携してPYUSDを利用した利回りプログラムを開始しています。特定のチェーンに限定されない包括的な戦略をとっていると見られており、時価総額は減少しているものの、広範なPYUSDエコシステムの拡大に注目が集まります。

情報ソース:DefiLlama

ニュース/解説記事

Enable Notifications OK No thanks