ソニー、ブロックチェーン開発へ|アスター関連会社と合弁会社設立
Crypto Times 編集部
ソニーネットワークコミュニケーションズがStartale Labsと合弁会社を設立し、ブロックチェーンとエコシステムの開発を行う予定であることを明かしました。
\スターテイル・ラボと新会社設立へ/
「Sony Network Communiations Labs Pte. Ltd.」の設立が決定👐
新会社では、Web3時代を支えるグローバルインフラとなるブロックチェーンの開発を目指します。
スターテイル・ラボの詳細はこちら👇https://t.co/NmC59jccQS pic.twitter.com/GdH602nlPa
— ソニーネットワークコミュニケーションズ (@sonynetworkcom) September 12, 2023
Startale LabsはAstar Network(アスターネットワーク)創業者の渡辺創太氏が創設した企業で、今年2月に両社は提携。3月から6月にかけて両社はWeb3プロジェクトのインキュベーションプログラムを実施し、6月下旬には、Startale Labsはソニーネットワークコミュニケーションズから約5億円の資金調達を実施しています。
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両社は設立予定の新会社「Sony Network Communications Labs Pte.Ltd.」にて、ソニーグループが保有する「ゲーム・ネットワークサービス」「音楽」「映像」「エンタテインメント・テクノロジー&サービス」「金融サービス」等の事業分野をまたいで、付加価値の高いサービスを提供するとしています。
今回の発表に関して、ソニーネットワークコミュニケーションズ代表取締役社長の渡辺潤氏、Startale Labsの渡辺創太氏はそれぞれ下記コメントを出しています。
- ソニーネットワークコミュニケーションズ 渡辺 潤氏
“「ソニーネットワークコミュニケーションズは、先進的なWeb3技術で知られるStartale Labsと合弁会社を設立することになりました。ソニーネットワークコミュニケーションズの通信、IoT、AI、ソリューションサービスの経験と、Startale LabsのWeb3に関する知見と技術力を組み合わせることで、Web3時代を支えるグローバルなインフラを構築し、既存の業界を横断したイノベーションを推進していきたいと考えています。」”
Startale Labs 渡辺 創太氏
“「6月のソニーネットワークコミュニケーションズとの資本提携、そしてそれに続く今回のジョイントベンチャーの発表に続き、より深い協力関係を築けることを楽しみにしています。このジョイント・ベンチャーは、私たちそれぞれの資産と知識の相乗効果に基づいており、最先端のブロックチェーンとそのエコシステムの共同開発を目的としています。我々は、Web3のトレンドを見極め、グローバルに推進していく決意です。」”
先日、福岡で開催されたイベントに登壇した渡辺 創太氏は、Startale LabsではApp、Wallet、Indexer、Node Management、Blockchainの5つの技術的な要素を垂直に繋げていくための取り組みを進めているとし、「1年以内に日本を代表する大企業に」、「2年以内にブロックチェーンのソリューションを垂直統合」、「4年以内に伝統金融とWeb3.0のブリッジ」、「5年後にキラーユースケースを作り上げる」と同社の今後の目標を明かしました。
渡辺 創太氏率いるAstar Networkでは、自身でも「過去一番のアップデート」と語るAstar2.0 Supernovaの詳細が明日、シンガポールで開催されるWeb3カンファレンスToken2049にて発表予定です。
昨年10月、Astar Networkの開発会社であるStake Technologies社はNTTドコモと基本合意を締結。翌月にNTTドコモがWeb3領域への新規投資して6000億円を注ぎ込む計画が明らかとなった際には、NTTドコモが「Astar Networkと共にイニシアティブをとり、DAO型アプローチによって多様な業界・業種からの参加・連携を図る」とコメントするなど、日本の中でも大きなプレゼンスを誇っているAstar Networkの今後にも注目が集まります。
記事ソース:Sony Network Communications Inc.
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