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フィッシング攻撃で5500万ドルの被害が発生|Inferno Drainerキットを使ったハッキング

2024/08/22・

Crypto Troll

フィッシング攻撃で5500万ドルの被害が発生|Inferno Drainerキットを使ったハッキング

とあるクリプトトレーダーがフィッシング攻撃により5547万ドル相当のDAIステーブルコインを失ったことが、ブロックチェーンセキュリティプラットフォームScam Snifferによって報告されました。

同社によると、トレーダーはDeFi Saver Proxy上の担保付き債務ポジション(CDP)の所有権を誤って悪意のあるウォレットに譲渡してしまったことが原因で資産を失ったとのことです。

プロキシコントラクトのリダイレクトにより被害が発生

DeFi Saver Proxyは、DAIステーブルコインの発行者であるMakerが、トレーダーが担保付き債務ポジション(CDP)を管理するために展開したプロキシコントラクトです。

被害者は「0xf2B8」と特定されており、「SetOwner」トランザクションを実行し、知らず知らずのうちにDeFi Saver Proxyコントラクトの所有権をフィッシングアドレスにリダイレクトしてしまいました。被害者がトランザクションを実行しようとしたとき、DeFi Saver Proxyを所有していなかったため、失敗しました。

その後、攻撃者は所有権を別のアドレスに移し、被害者のアカウントから5547万ドル相当のDAIをすべて引き出しました。

ブロックチェーンセキュリティ企業SlowMistの創業者であるYu Xian氏は、攻撃者は悪名高いInferno Drainerというウォレットドレインキットを使用して攻撃を実行したと指摘しました。

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