最近書いた記事
ニュース
2018/02/19クロアチアでブロックチェーンの自主規制機関が発足、課税問題解決へ
この記事の3つのポイント! クロアチアで非自主規制機関が発足(UBIK) 税務当局と連携して課税問題解消へ合意 ICO規制も視野に 本記事引用元:Cointelegraph 2月13日、クロアチアでBlockchain and Cryptocurrency Association(UBIK)が組織されました。 UBIKはクロアチアでの規制を発達させるために発足された、自主規制機関です。 創業メンバーは、ブロックチェーンの開発者、ブロックチェーンに特化した弁護士、ブロックチェーンに関する書籍の著者など。 2月17日の発表によると、これまでに70人以上のメンバーがUBIKに参加しています。 UBIK発足の背景 UBIKの設立の背景には、クロアチアを含む世界中でブロックチェーンの使用の増加があります。 クロアチアの新聞「Poslovni Dnevnik」によると、クロアチアでは2万5000人以上の人が仮想通貨に投資をしているとのことです。 クロアチアの人口は400万人なので1%にも満たない参入率ですが、仮想通貨参入率が高いとされる日本でも3%ほどです。 参考:マネックス証券 MONEXグローバル投資家サーベイ2017年6月調査 クロアチアでも自主規制機関が発足するほど参入者が増加しているということがわかります。 UBIKの活動状況・目的 UBIKの運営委員会は2月9日に税務当局と面会しており、キャピタルゲイン、ICOの規制、および仮想通貨の生成の事業として、仮想通貨への課税に対する問題について議論しています。 クロアチアBitcoinポータルによると、税務当局のとしても仮想通貨に対する課税の問題の解決に積極的に関与する意思を示しているということです。 さっちゃん クロアチアでも規制の動きが進んできそうです。ICO規制などは全世界で進んできそうな雰囲気を感じますね。 さっちゃん 各国の規制の動きには引き続き注視していきましょう。
通貨
2018/02/15【仮想通貨】Monero(モネロ) /XMR の特徴・仕組みを徹底解説
日本の取引所「Coincheck」にも上場していた銘柄として、日本でもよく知られているモネロ(Monero/XMR)。 匿名通貨ということくらいは知っている人が多いのではないでしょうか。 こちらの記事ではそんなMoneroの特徴や将来性などについてまとめています。 いままでMoneroって匿名系通貨だよね?くらいしか知らなかった人は、ぜひこの機会にMoneroについて知っておきましょう。 Monero(モネロ) /XMR の概要 通貨名称 Monero ティッカー XMR 総発行枚数 18,400,000枚 アルゴリズム Crypto Night システム PoW 公式サイト https://getmonero.org/ Monero(モネロ) /XMRの特徴 「モネロ」という名前はエスペラント語で「コイン」という語源からきています。 Coincheckで取り扱われており、時価総額上位の仮想通貨として日本においても知られている通貨です。 Moneroの特徴は大きく3つがあります。 匿名性が高い (匿名通貨) 送金(取引) が早い マイニングが簡単である Moneroの上記3つの特徴に関して詳しく解説していきます。 匿名性が高い(匿名通貨) モネロは匿名性が高く、プライバシー保護の観点から優位性が高い通貨です。 匿名性が高い通貨とは 第三者からは「誰が誰に送金したかが特定できない」通貨のことを「匿名性が高い通貨」といいます。 モネロの匿名性が高いのはリング匿名、ステルスアドレスという技術を採用しているところにあります。 リング匿名 リング匿名では、複数人の秘密鍵で署名するため、だれが署名したのかがわからなくなります。 画像のように、複数人の秘密鍵で署名、複数人の公開鍵で複合します。 そのため、受取側は誰が送金したのかが特定できなくなります。 図解では4人ですが、これが何人にもなると送金者を特定するのは非常に困難です。 例えると、歴史で習った「傘連判状(からかされんぱんじょう)」に似ています。 [caption id="" align="aligncenter" width="508"] 引用:教えてgoo[/caption] 昔、一揆のときなどに誰がリーダーかわからないようにするために、このような署名形式が使われました。 モネロのリング匿名も複数人で署名するため、誰が送金しているのかがわからないということになります。 ステルスアドレス ステルスアドレスとは、送金する際に一時的に有効なワンタイムアドレスをつくり、それを経由して取引をするというものです。 Aさん→Bさんに送金するのを想定します。 Bさんが共有鍵生成(Aさんと共有) Aさんが共有鍵を利用、ワンタイムアドレスに送金 Bさんが共有鍵を使って受け取る このとき、CさんはがBさんのアドレスを見ても、Cさんは共有鍵を持ってないのでワンタイムアドレスが見れない(だれから受け取ったのかがわからない) これも例えるなら宅配便に似ています。 Aさん→Bさんへの配送を想定します。 Bさんが住所・宅配便発送を指定(共有鍵生成) Aさんが宅急便で依頼(ワンタイムアドレスに送金) Bさんが宅急便で受け取る(ワンタイムアドレスを使って受け取る) このとき、CさんはBさんが荷物を受け取ったのを知っても、Cさんは宅配業者の情報にアクセスできないので、だれから受け取ったのかはわからない (宅配業者が共有鍵、宅配業者のデータがワンタイムアドレスのようなイメージ) ブロックサイズ無制限で高速取引ができる モネロのブロック生成時間は2分です。これは決まっていることで不変です。 ただし、モネロのブロックサイズは大きくすることができるので、全体の取引量が多くなっても速度を落とさずに取引をすることができます。 ブロックサイズ(取引を記録する容量)は無制限だけどブロック生成時間が変わらない、ということが高速取引ができる秘密です。 マイニングが簡単 モネロはGPUやハイスペックPCがなくてもマイニングができます。 ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨ではハイスペックなPCが無いとマイニングができません。 また、電気代のかからないクラウドマイニングでもモネロの採掘ができるのでマイニングのハードルは低いと言えます。 モネロのクラウドマイニングができるGenesis Mining DASH・Zcashとの違いは?主な匿名通貨との特徴比較 XMR DASH ZEC 匿名技術 リング署名 ステルスアドレス プライベートセンド ゼロ知識証明 匿名範囲 送金履歴 送金履歴 送金履歴、アドレス、送金枚数 承認時間 2分 1.3秒 10分 発行枚数 1,840万枚 2,200万枚 2,100万枚 coincheckでも取り扱われている匿名通貨DASH(ダッシュ)とZCash(ジーキャッシュ)との特徴比較です。 実際に通貨を利用する上での大きな違いは送金速度、匿名化できる範囲などになります。 今後の価格は?Monero(モネロ) /XMR の将来性 Monero(モネロ)の価格が今後上昇するか、下落するかは誰にもわかりません。 ただ、時価総額上位の仮想通貨ではあるので、仮想通貨全体が盛り上がるのと同時にモネロの価格が上がることは十分に考えられます。 モネロの将来性に関する懸念点 匿名性の高い通貨ゆえ、マネーロンダリングなどに利用される可能性があります。 マネーロンダリング防止の観点から今後、各国にて政府などの規制にかかる可能性は否定できません。 モネロ自体は匿名性の高い優秀な通貨ですが、外的な要因で価値が下落する可能性はあるということを覚えておきましょう。 Monero(モネロ) /XMR のチャート・価格推移 XMRBTC chart by TradingView Monero(モネロ) /XMR の取り扱い取引所・購入方法 モネロは国内外のいろいろな取引所で取引・購入することができます。 記事執筆時点ではHitbtcでの取引高が一番大きいです。 国内 海外 Coincheck Hitbtc、Binance、Bittrex、Bitfinex、Poloniex、Kraken、Livecoin、Cryptopia、Gateなど Monero(モネロ) /XMRのウォレット 公式アプリ https://getmonero.org/downloads/ MyMonero https://mymonero.com/ ハッキングなどによるGOXがいつおこるかもわからないので、取引所に預けておくのはリスキーです。 モネロに限らず、できるだけウォレットに保管しておきましょう。 まとめ 匿名通貨 Monero(モネロ) /XMR について解説しました。 モネロは時価総額上位の通貨で価格が安定しているともいえるので、手堅いポートフォリオに相性がよさそうです。 マイニングしやすい通貨なので、現物ホールドだけでなくマイニングも検討してみてもいいかもしれませんね。
ニュース
2018/02/09欧州中央銀行の懸念、Bitcoin(仮想通貨)が金融安定に与える影響
この記事の3つのポイント! 欧州の研究・規制が進んでくる可能性 欧州中央銀行は仮想通貨の理解・研究が必要だと認識 欧州中央銀行は地方経済への影響緩和を重視する 本記事引用元:NEWSBTC 欧州中央銀行は、仮想通貨に関するリスクを十分に認識、ただしむやみに規制するのではなく理解・研究を進めた上で適切なガイドラインを導入していく必要があるかもしれないとしています。 最近の仮想通貨市場の暴落についても、実世界経済にも影響を与えるものとして考えています。 欧州中央銀行は仮想通貨のさらなる理解を試みている これまで、日本やアメリカなどと比べてもEUではBitcoinなどの仮想通貨に対してあまり関心を寄せていませんでした。 中にはオランダのような独自の課税ガイドラインが導入されている国もありますが、今のところ欧州レベルで欧州中央銀行がBitcoin(仮想通貨)を規制する計画ないようです。 しかし、仮想通貨という新しい金融資産について中央銀行が管理するということは容易なことではありません。 欧州中央銀行、仮想通貨によるリスクの研究を行う見込み 欧州中央銀行はBitcoinによって世界経済が非常に早く変化する可能性を考えているようです。 仮想通貨は欧州中央銀行にさえコントロールできないもので、仮想通貨の規制は非常に難しい問題です。 欧州中央銀行としての方針は「地方経済への影響を緩和する」ということで、そのために今後ガイドラインを導入するかもしれません。 現段階では仮想通貨による影響自体も研究中であり、実際にどのような解決方法があり、どのようなガイドラインが導入されるのかはわかっていません。 さっちゃん 欧州ではむやみに規制されることはなさそうですが、「研究」の結果は大きく反映されることになりそうです。欧州関連のニュースや規制に敏感になっておくと、規制に関する動きについて察知することができるかもしれません。 さっちゃん bitFlyerの欧州進出もあったので、ヨーロッパのマーケットが活発になって仮想通貨がもっと盛り上がるといいですね。今後も欧州マーケットの動向についていち早く発信していきます。
ニュース
2018/02/04LitePay端末の発売発表によりLTC(ライトコイン)価格が高騰中!
この記事の3つのポイント! 2/4 AM03:00頃(日本時間)からLTCが高騰 LTC決済端末"LitePay"発売を発表したのが高騰の要因 高速トランザクション、かつ手数料なしの送金可能 本記事引用元:torfx LitePay発表によりLTC(ライトコイン)の価格が高騰 Coinmarketcapより Litecoin財団がLitePay(Litecoin決済)のためのプロダクトを今週中に発売する予定だということがわかりました。 それに伴い、2/4 AM3:00頃(日本時間)から、LTCが高騰しています。 Coinmarketcapのデータでは昨日から20%以上の上昇(BTC建て)となっており、現在もじわじわ上昇中です。 LitePayとは? https://twitter.com/LTCFoundation/status/943960649335492616 LitePayでは高速トランザクションが可能、手数料もかかりません。 また、受け取ったLTCはドル・ユーロなどの法定通貨に即時に変換・銀行に送金することができ、クレジットカードのような高額な手数料もかからないため、導入する側にもメリットがあります。 LitePay公式サイト Litepayは2月26日から稼働 Thanks for the love! We look forward to our public launch in February of 2018, and helping grow, "The Cryptocurrency for Payments!" https://t.co/yuhV4s5eqo — LitePay, Inc. (@LitePayInc) 2017年12月22日 以前から、LitePayの稼働は2月26日とアナウンスされていました。 それが今回のプロダクト発売が発表されたことで期待が高まり、LTC価格も連動したと考えられます。 さっちゃん プロダクトの内容によっては、26日以降も価格が上がるかもしれません。これが仮想通貨決済が広がるきっかけになるといいですね。 さっちゃん LTCは日本よりも海外人気が強い通貨です。日本語の情報を中心に仮想通貨投資している方は、LTCもポートフォリオに組んでおくとリスクヘッジになるかもしれません。