
ニュース
2025/12/04欧州トークン化市場、60億から1000億ユーロへ大幅拡大|欧州DLT改定
欧州委員会は欧州におけるトークン化(Tokenization)を強力に推進するためDLTパイロット制度(DLT Pilot Regime)の大規模な改定案を提示しました。 今回の提案における最大の変更点は、DLTプラットフォームにおける発行総額の上限引き上げです。従来は60億ユーロに制限されておりこれが大企業の参入を阻む要因となっていましたが、新提案ではこの上限が1,000億ユーロへと引き上げられます。 この動きは金融サービスの「欧州単一市場」実現に向けた広範な法案パッケージの一環として位置付けられています。 パッケージには規制市場や中央証券預託機関(CSDs)に対するパスポート制度の適用、新たな「汎欧州市場運営者(PEMO)」ステータスの導入、さらには汎欧州ファンドの立ち上げプロセスの簡素化などが含まれています。 DLTパイロット制度の改定案では対象となる資産クラスも大幅に拡大されます。従来は限定的であった対象範囲が、第2次金融商品市場指令(MiFID II)の対象となるすべての証券(株式、債券、ファンドなど)へと広がります。また、トークン化株式の発行企業に対し課されていた「時価総額5億ユーロ未満」という制限も撤廃される方針です。 話題の記事 最大6%のキャッシュバック|仮想通貨クレジットカード「Tria」【早期割引中】 日本政府、暗号資産に「分離課税」導入方針|26年予定 ゆうちょ銀行ら、デジタル通貨「DCJPY」を活用する実証実験へ本格化 さらに暗号資産サービスプロバイダー(CASPs)にとって重要な変更も盛り込まれています。新制度下では、CASPがDLTパイロット制度に基づき、トークン化証券の発行資格を得ることが可能になる見込みです。 なお、これらの変更案が施行されるためには、EUの所定の規制プロセスを経る必要がありますが、実現すれば欧州の金融市場構造に大きな変革をもたらす可能性があります。

ニュース
2025/12/04ブラックロックCEO、ビットコイン批判を撤回「意見は変わった」
世界最大の資産運用会社ブラックロックのCEOであるラリー・フィンク氏がニュヨークで開催されたサミットにおいて、かつてのビットコインに対する否定的な見解が誤りであったことを公の場で認めました。 BLACKROCK CEO LARRY FINK ACKNOWLEDGES HE WAS WRONG ABOUT CRYPTO IN 2017pic.twitter.com/U95Ymn0g8L — Polymarket Money (@PolymarketMoney) December 3, 2025 関連:ビットコイン9.3万ドル回復。市場を動かす「影のFRB議長」とは? フィンク氏は2017年、ビットコインが5,000ドル以下で取引されていた時代に「マネーロンダリングの指標」と呼び、厳しい批判を展開していました。2020年にも「罪の市場」と表現し、不正取引に関与していると否定的な発言を続けていました。 しかし、2023年6月にブラックロックがiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)ETFの申請を行ったことで同氏の姿勢に変化の兆しが見え始めました。その翌月には、ビットコインを「金のデジタル化」と評し、いずれ既存通貨を「凌駕する」と公言するに至りました。 2024年1月に発売されたIBITはETF史上最も成功した商品の一つとなりました。ブラックロックは今年、同ETFが従来のS&P500ファンドを上回る収益を生み出し、同社史上最も収益性の高いETFローンチであったことを確認しています。 今回のサミットでモデレーターから過去の発言について問われたフィンク氏は「私は非常に強い意見を持っている。しかし、だからといって私が間違っていないということではない」とコメント。さらに「強い意見を持つということは自分自身を試し、問いかける必要があるということ」と語り、思考プロセスは常に進化していると説明しました。 フィンク氏はこの件を「私の意見が大きく変化したことを示す、非常に明白な公的な例」と位置づけ、自らの見解の転換を率直に認めています。

ニュース
2025/12/04AIの進化で暗号資産ハッキングが容易に|1件あたり1.2ドル
Anthropicのフロンティア・レッドチームによる最新の研究結果が、暗号資産のセキュリティ対策に根本的な見直しを迫っています。 12月1日に公開された報告書によると、AIエージェントがわずか1件あたり約1.22ドルのコストでスマートコントラクトの脆弱性を特定し、悪用できることが明らかになりました。これは攻撃の自動化が劇的に低コスト化している現状を示唆しています。 同チームは2025年3月以降に実際に攻撃を受けた34のスマートコントラクトを対象に、Claude Opus 4.5やGPT-5などの最先端AIモデルを用いて検証を行いました。その結果、AIエージェントは事前の情報なしに19の攻撃手法を自律的に再構築し、シミュレーション上で約460万ドル相当の資産を流出させることに成功しました。 エージェントはDockerコンテナ内でブロックチェーンをフォークしコードの論理構造を解析して、複数の分散型取引所(DEX)をまたぐ複雑なトランザクションを組み立てました。 話題の記事 最大6%のキャッシュバック|仮想通貨クレジットカード「Tria」【早期割引中】 日本政府、暗号資産に「分離課税」導入方針|26年予定 ゆうちょ銀行ら、デジタル通貨「DCJPY」を活用する実証実験へ本格化 特筆すべきは、その経済合理性です。GPT-5を用いてBNBチェーン上の2,849のコントラクトをスキャンした際の総コストは約3,476ドルでしたが、発見された2つの未知の脆弱性(ゼロデイ)からは、そのコストを大きく上回る利益が見込まれました。 AIモデルの性能向上に伴い攻撃に必要なトークン消費量は過去半年で70%以上減少しており、攻撃側の収益性は急速に高まっています。 この現実に直面し防御側も新たなアプローチが求められています。Anthropicは開発者が自身のシステムでAIによるテストを行えるよう「SCONE-bench」をオープンソース化しました。 今後はCI/CDパイプラインにAI主導のファジングテスト(予測不可能なデータを入力してバグを探す手法)を組み込み、コードがメインネットにデプロイされる前に脆弱性を発見する体制が不可欠です。また、AIエージェントが1時間以内に攻撃コードを作成できる現在、防御側も1時間以内の検知と対応を実現する必要があります。 情報ソース:Anthropic

ニュース
2025/12/0465万BTCが空売りの燃料に?ストラテジー社、レンディング市場に参入検討も懸念続出
ストラテジーは世界最大規模となる65万BTCものビットコイン(BTC)保有量を活かし、レンディング(貸付)市場への参入を検討しています。 同社はこれまでBTCを安全に保管する「デジタル金庫」としての役割をアピールしてきましたが、この方針転換は同社を積極的な「クレジットデスク」へと変貌させる可能性があります。 しかし、この動きは収益(利回り)を生む一方で、BTCの価格下落を狙うヘッジファンドに対し空売りのための在庫を提供することになりかねないという矛盾を孕んでいます。 フォン・リーCEOは銀行と協議中であることを認めつつ、大手金融機関の参入を待つ姿勢を示しています。 この戦略転換の背景には現物ETFの普及により同社株式のプレミアム(純資産価値に対する倍率)が縮小している現状があります。かつて2.5倍あったNAV倍率は1.15倍まで低下しており、同社はこれが1倍を割ればBTCの売却も検討するとしています。 話題の記事 最大6%のキャッシュバック|仮想通貨クレジットカード「Tria」【早期割引中】 日本政府、暗号資産に「分離課税」導入方針|26年予定 ゆうちょ銀行ら、デジタル通貨「DCJPY」を活用する実証実験へ本格化 利回りの確保はこうした事態を回避し、株価のプレミアムを維持するための苦肉の策とも言えます。 しかし、機関投資家によるBTC借入需要の多くは価格変動リスクをヘッジするための空売りを目的としています。ストラテジーが市場に大量のBTCを供給すれば借入コストが大幅に低下し、結果として自社が保有する資産の価格上昇を阻害する「利回りの罠」に陥るリスクがあります。 現在、レンディング市場ではテザーなどがステーブルコインを貸し出し、買い手のレバレッジを支える構造が主流ですが、ストラテジーの計画は売り手の供給源となる点で大きく異なります。 同社の65万BTCという規模は競合他社を圧倒しており、その一部でも市場に出ればレンディング市場全体の利回りを崩壊させる可能性すらあります。「デジタルゴールド」の保有者から複雑なリスクを伴う金融事業者への転換は、投資家にとって新たな懸念材料となりつつあります。

ニュース
2025/12/04ブラックロック対IMF、3000億ドルRWA市場で真っ向対立
世界最大の資産運用会社であるブラックロックと国際通貨基金(IMF)は、現実資産のトークン化に関して対照的な見解を示しており金融業界で大きな議論を呼んでいます。 ブラックロックがこれを初期のインターネットに匹敵する重要な市場のアップグレードと位置づける一方、IMFは金融ショックを「機械的な速度」で増幅させる制御不能なリスク要因になり得ると警告しています。 話題の記事 最大6%のキャッシュバック|仮想通貨クレジットカード「Tria」【早期割引中】 日本政府、暗号資産に「分離課税」導入方針|26年予定 ゆうちょ銀行ら、デジタル通貨「DCJPY」を活用する実証実験へ本格化 ブラックロックのラリー・フィンクCEOらは英エコノミスト誌への寄稿において、資産所有権をデジタル台帳に記録することは1977年の国際銀行間通信協会(SWIFT)導入や紙の証書から電子取引への移行と同様の歴史的な転換点であると論じました。 同社はトークン化を金融インフラの進化と捉え、決済サイクルの即時化(T+0)やコスト削減を実現し投資可能な市場を世界的に拡大するための手段として推進しています。 これに対しIMFはトークン化された市場がもたらす即時決済とスマートコントラクトの相互運用性が平時には効率的であるものの、ひとたび問題が発生すれば人間が対応できない速度で衝撃を拡散させる可能性があると指摘します。 従来型の金融システムが決済の遅延によって流動性を維持しているのとは対照的に、トークン化は「ドミノ倒し」のような連鎖的な崩壊を招きかねないと懸念を示しました。 両者の主張の相違は、次世代の投資商品を構築するブラックロックと金融システムの安定を監視するIMFという立場の違いを反映しています。 現在、トークン化市場の規模はUSDTやUSDCなどの米ドルペッグのステーブルコインを中心に約3000億ドルに達しており、両者は同じ革新技術に対し異なる側面から光を当てています。 情報ソース:資料

NFT
2025/12/04The Sandboxの$SAND、Baseチェーンに対応
メタバースプラットフォーム「The Sandbox」は同社のユーティリティトークンである$SANDがCoinbaseが支援するレイヤー2ブロックチェーン「Base」に対応したことを発表しました。 The Sandbox has always seen the internet as our playground.$SAND is now on @base to explore new corners of the internet. The story's just starting.... pic.twitter.com/P782cz8Mr5 — The Sandbox (@TheSandboxGame) December 2, 2025 $SANDはThe Sandboxエコシステムにおいて、ゲームプレイ、クリエイター経済、インセンティブ、コミュニティガバナンスなどを支える重要な通貨です。今回のBase対応により、$SANDはBase上で展開される新しいインターネット文化のレイヤーを支える役割も担うことになります。 The SandboxチームはBaseを「インターネット資本市場の進化の次の段階が起こる場所」と捉えており、正しい場所で基盤を構築することの重要性を強調しています。この対応により、The Sandboxのエコシステムがさらに拡大することが期待されます。

NFT
2025/12/04ApeCoinとChimpers、長期パートナーシップを締結
ApeCoinとNFTプロジェクト「Chimpers」は長期的なパートナーシップを締結したことを発表しました。 ApeCo has been building together with @ChimpersHQ since the launch of ApeChain, and we're honored to continue strengthening our partnership together in The Dojo. !CHIMP https://t.co/3Oxz0eLXkt — ApeCoin (@apecoin) December 1, 2025 この提携を通じて両者はデジタルカルチャー、エンターテインメント、キャラクター主導のIPをグローバル規模でつなぐ共通の基盤をさらに拡張していくことを目指します。 ApeCoinはApeChainの立ち上げ以来、Chimpersと共に開発を進めてきました。今回のパートナーシップ強化の一環として互いのエコシステムの長期的な成功を共有するために$APEと$CHMPSTRの初期トレジャリースワップ(財務資産の交換)も完了しています。 ApeCoin側はChimpersとの連携を強化し続けることを誇りに思うと述べており、両プロジェクトのシナジーによる今後の展開が期待されます。

NFT
2025/12/04Pudgy Penguins、限定ミステリーボックスを販売
Pudgy Penguinsはブラックフライデーに合わせて限定のミステリーボックスの販売を行いました。このミステリーボックスは48時間限定でミント(発行)が可能で価格は99.99ドルでした。 Introducing the Pudgy Penguins Mystery Boxes, exclusively for Black Friday. Available to mint for the next 48 hours and redeem for a RWA later, the Mystery Box gives collectors the chance to secure the most unique and exclusive Pudgy Penguins items. Get yours below. pic.twitter.com/y7NlvGSVMy — Pudgy Penguins (@pudgypenguins) November 28, 2025 購入したデジタルコレクティブルは2026年3月1日以降に物理的なミステリーボックスと引き換えることができます。ボックスの中身にはビニールコレクティブルやイグルーアパレル、未発売アイテムに加え、特別な1:1(一点物)アイテムが含まれる可能性もあるとのことです。 また、ミステリーボックスをミントしたウォレットには、記念のソウルバウンドトークン(譲渡不可トークン)を請求する権利も付与されます。現在同コレクションはセカンダリーマーケットで89ドルの価格が付いています。 記事ソース:dyli.io













