BTCFiの未来を切り開く「Solv Protocol」AMAレポート
boarding bridge
執筆:MARU
ビットコインを活用して新しい金融の可能性や分野を開拓するSolv ProtocolとのAMAを、CryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。
今回のAMAでは、Solv Protocolの革新的な金融サービス、SolvBTCの特徴、チームの経歴、今後のビジョンなどについて詳しく伺いました。
以下はAMAの内容を要約したものです。
目次
- 1 AMA概要
- 2 AMAの内容
- 2.1 自己紹介
- 2.2 Solv Protocolはどんなプロジェクトか教えてください
- 2.3 チームメンバーの経歴や投資家について教えてください
- 2.4 Solv Protocolの主な特徴や機能について教えてください
- 2.5 ユーザーはどのように利回りを得ることができますか?
- 2.6 ビットコインおよびBTCFiマーケットは今後どのように発展していくと考えますか?
- 2.7 今後のロードマップや直近のアップデートについて教えてください
- 2.8 ETFのトークン化について具体的に教えてください
- 2.9 BTCFiは、本来のビットコインの思想に反しているとは思いませんか?
- 2.10 Solvの利回りを改善する施策はありますか?
- 3 まとめ
- 4 関連リンク
AMA概要
日時:2024年8月13日(火)21:00 JST
場所:bb Discord AMA-Voice/Chat
Giveaway: 100USDT × 3名
参加者:307名
Binance Labsからも支援されるBTCFiプロジェクト
「Solv Protocol」のAMAを開催✈️⏰ 8月13日(火)21:00
🎁 Giveaway:$100USDT × 3名✅ Like, RT & Follow ↓ @SolvProtocol & @bb_jpdao
✅ Join AMA
メイン会場 ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb
同時配信 ▶️ https://t.co/G6e1jQzWQO— boarding bridge (@bb_jpdao) August 9, 2024
スピーカー
・Nick | Solv Protocol
・TakmanKid | boarding bridge
・Aki | boarding bridge
(敬称略)
AMAの内容
自己紹介
こんにちは、皆さん。私はSolv ProtocolのマーケティングマネージャーのNickです。Solv Protocolが持つ革新的なソリューションをより多くの人々に知ってもらうための活動を行っています。本日は皆さんと一緒に、Solv Protocolの魅力や今後のビジョンについてお話しできることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。
Solv Protocolはどんなプロジェクトか教えてください
Solv Protocolは、ビットコインを活用した新しい金融サービスを提供するプロジェクトです。このプロジェクトの中心には「SolvBTC」というビットコインの準備金システムがあります。このシステムは、世界中で1兆ドル以上の価値を持つビットコインをより効果的に活用することを目指しています。
具体的には、SolvBTCはビットコインの流動性に関する合意を形成する仕組みを基盤にしています。これにより、ビットコインを安全に管理しながら、透明性を持たせた準備金証明(保有するビットコインが確かに存在することを証明する仕組み)や、さまざまな種類の準備資産を利用することが可能です。また、流動性市場(ビットコインが売買される市場)との連携もスムーズに行えます。
Solv Protocolはビットコインを使った金融サービス(BTCFi)への入り口を提供し、投資家が安心して暗号通貨市場に参加できる環境を整えています。また、このプロジェクトは、Binance LabsやBlockchain Capital、Laser Digitalなど、業界をリードする投資家からの支援を受けており、信頼性の高いプロジェクトとして評価されています。
さらに、Quantstamp、Certik、SlowMist、Salus、Secbitといったセキュリティ企業による厳密な監査を受けており、最高レベルの安全性を確保しています。このように、Solv Protocolはビットコインを活用した金融サービスの発展と、従来の金融システムと暗号通貨の融合を推進する上で重要な役割を果たしています。
チームメンバーの経歴や投資家について教えてください
私たちのチームは、さまざまな分野で豊富な経験を持つプロフェッショナルたちで構成されています。例えば、共同創業者たちはアジアのブロックチェーン業界で広く知られており、業界のリーダーとして活躍してきました。また、ビジネス開発の責任者は、伝統的な金融(トラディショナルファイナンス)で10年以上の経験を持ち、特にオプションやストラクチャード・プロダクト(金融商品の設計と取引)に精通しています。
さらに、私たちのプロジェクトには、暗号通貨業界で名高い専門家たちが助言を行ってくれています。そのアドバイスを参考にしながら、プロジェクトを進めています。加えて、私たちは主要なベンチャーキャピタルであるBinance LabsやBlockchain Capitalから投資を受けています。これらの投資家は、DeFiの分野でビットコインの役割を変革しようという私たちのビジョンに共感し、支援してくれています。
Investors & Audits | Solv document
Solv Protocolの主な特徴や機能について教えてください
Solv Protocolは、ビットコインの潜在能力を最大限に引き出すための新しい仕組み、SolvBTCを開発しています。このシステムは、ビットコインの資産をより活用しやすくすることを目指しています。
SolvBTCの主な特徴
100%の裏付けと完全な透明性
SolvBTCは、保有するビットコインが1:1で完全に裏付けられており、各SolvBTCに対応するビットコインが確実に存在しています。さらに、ユーザーがいつでもそのビットコイン準備金を確認できるようになっており、この仕組みによって信頼性と安定性が高められています。
多様な準備資産
SolvBTCは、ビットコインを様々な方法で管理しています。例えば、ネイティブビットコインやラップドビットコイン(ビットコインの価値を別のトークンで表現したもの)など、異なる種類の資産を準備金として持っています。また、従来の金融機関とも提携しており、ビットコインの適用範囲を広げています。これにより、従来のビットコイン市場にアクセスできるだけでなく、ビットコインエコシステム全体の成長を促進しています。
流動性市場とのシームレスな統合
SolvBTCは、ビットコインを使ってより多くの利益を得られるようにするための仕組みを提供しています。例えば、BabylonやEthenaとの協力により、ビットコイン保有者が追加の利回りを得ることができる流動性ステーキングトークン(LST)を作成しています。これにより、ビットコインをより効果的に使えるようになり、ビットコインの価値がさらに成長していくことが期待されています。
Solv Technical Architecture | Midium
ユーザーはどのように利回りを得ることができますか?
SolvBTC、SolvBTC.BBN、SolvENAの3つのトークンはそれぞれ異なる役割を持っており、これらを使って利回りを得る方法があります。以下に、それぞれのトークンについて詳しく説明します。
SolvBTC
SolvBTCは、Solv Protocolが提供するビットコインをトークン化したものです。これにより、異なるブロックチェーン間でビットコインの流動性を高め、シームレスな移動を可能にします。現在、SolvBTC自体には利回りが発生しませんが、DeFiエコシステムで重要な役割を果たしています。
SolvBTC.BBN
SolvBTC.BBNは、Babylonというビットコインステーキングプロトコル上で利用されるトークンです。現時点ではBabylonのメインネットがまだローンチされていないため、利回りは発生していません。しかし、今後Babylonがローンチされると、ステーキングにより利回りを得ることが可能になります。また、SolvBTC.BBNを使ってエアドロップをファームすることもできるようになります。
SolvENA
SolvENAは、Ethenaというプロジェクトで使用されるトークンで、ビットコインを使ったベーシス取引戦略に参加できます。これにより、ビットコイン保有者は、ビットコインの価値を維持しつつ、利回りを得ることが可能になります。
結論、ビットコインは通常、Proof of Work(PoW)を使って運用されるため、直接的な利回りを得るのは難しいですが、Babylonのような新しいプロトコルを利用することで、PoSチェーンのセキュリティ強化に貢献し、利回りを得ることが可能です。また、Solv Protocolを通じて、ビットコインをステーキングしながら流動性を維持し、さまざまなDeFiプロジェクトに参加することができます。
Fuel
Fuelは2022年に8000万ドルを調達し、その時のビットコイン価格は18,000ドルでした。Fuelの技術はUTXOを使用しており、ビットコインとの整合性があります。SolvBTCやSolvBTC.BBNのユーザーは、Fuelのポイントプログラムに参加して、Solv資産から利回りを得ることができるようになります。
Mezo
Mezoは2024年に2800万ドルを調達しました。彼らはビットコインのための分散型ブリッジ「tBTC」を構築したチームです。SolvBTCおよびSolvBTC.BBNのユーザーは、Mezoポータルに資産を預けて、エアドロップをファームできるようになります。
ビットコインおよびBTCFiマーケットは今後どのように発展していくと考えますか?
ビットコインと、ビットコインを活用した金融(BTCFi)市場は、今後さらにお互いに密接に結びつき、よりダイナミックなエコシステムへと進化すると考えています。ビットコインはデジタル金融の中心的な存在であり続けるでしょう。そして、DeFiアプリケーションでのビットコインの利用がますます増えていくことが予想されます。
私たちSolv Protocolは、この変革をリードすることを目指しています。具体的には、異なるブロックチェーン間でのスムーズな資金移動や収益機会を提供するための強力なインフラを構築し、この目標を達成しようとしています。
最終的には、ビットコインとBTCFiの市場を支えるための包括的なビットコイン準備金システムを作り上げ、これを通じてさらなる革新と実用性を推進し、ビットコインの可能性を広げたいと考えています。このシステムにより、新たなビジネスチャンスが生まれ、ビットコインの利用がさらに多様化していくことを期待しています。
今後のロードマップや直近のアップデートについて教えてください
今後の開発計画として、Solv Protocolは短期、中期、そして長期にわたる目標を掲げています。
短期目標:
まず、SolvBTCのクロスチェーン機能をさらに拡張することに注力します。これは、異なるブロックチェーン間での資金の移動をよりスムーズにする機能です。また、SolvBTC自体の規模を拡大し、その流動性ステーキングトークン(LST)の活用事例を増やすことにも力を入れていきます。これにより、ユーザーがより多くの場所でSolvBTCを活用できるようになります。
中期目標:
流動性コンセンサスネットワークの詳細をさらに具体化し、SolvBTCがどのようにして新しい資産をさまざまな資産プールに追加できるかを明確にしていきます。これにより、SolvBTCの利用範囲をさらに広げ、さまざまな資産と組み合わせた新しい投資機会を提供することを目指しています。
長期目標:
将来的には、従来の金融市場で取引されているETF(上場投資信託)をトークン化することを目指しています。これにより、ETFを保有している投資家に新たな収益機会を提供し、その価値をさらに高める計画です。具体的には、ETFに利回りをもたらす仕組みを導入し、従来のETF投資にはなかった新しい付加価値を創出します。
これらの目標を通じて、Solv Protocolは暗号資産市場と従来の金融市場を結ぶ架け橋となり、両者の強みを生かした革新的な金融サービスを提供することを目指しています。
様々なDeFiプロトコルとシームレスに統合 | Medium
ETFのトークン化について具体的に教えてください
ETFのトークン化に関して、私たちは現在、いくつかの伝統的な金融機関と協力しながら、この新たな領域を開拓しています。この取り組みは、ビットコインに利回りを求める投資家のニーズに応えるためのものです。ビットコインを含むETFは、現状では単純にビットコインを保有し、その価格変動を反映する形で運用されていますが、利回りを得ることができません。
私たちが目指しているのは、この既存のビットコインETFをトークン化し、投資家にビットコインの利回りを提供することです。これにより、ETF保有者は従来の価値保管だけでなく、新たな収益機会を得ることが可能になります。
もちろん、この取り組みはまだ初期段階にあり、多くの話し合いが進行中であるため、現時点で確定した内容はありませんが、私たちはこの方向に向かって動いています。ビットコインに利回りを求める未来を考えると、ビットコインETFのトークン化がその一つの答えになるかもしれません。
BTCFiは、本来のビットコインの思想に反しているとは思いませんか?
BTCFiに対して、ビットコインの本来の思想に反していると感じる方がいることは理解できます。ビットコインは元々、自己主権と分散性を重視する思想に基づいて設計されており、その伝統的な原則を守ることが重要だと考える人も多いです。
しかし、現実にはビットコインの利用方法や価値提案は進化しつつあり、特にビットコインETFのような新しい金融商品がその一例です。これも、Bitcoinの伝統的な理念とは異なる側面を持っていますが、市場に受け入れられています。
Solvの視点から見ると、ビットコインは現在、新たな利用ケースや価値提案が生まれるグレーゾーンに入っています。真のビットコインマキシマリストは、自分のウォレットでビットコインを保持し、自己主権と分散型の精神を守り続けていますが、一方で、利回りを求める投資家層も存在します。
たとえば、Celsiusは破綻する前に8%という高利回りを提供し、40,000 BTC以上を集めました。これは、利回りを求める投資家が多いことを示しています。こうした需要を認識し、私たちはそれに応えるためのソリューションを構築しています。ビットコインの役割と利用が広がる中で、様々な投資家が新たな関わり方を模索しており、私たちはその進化するニーズに応えることを目指しています。
- ビットコインマキシマリスト
- ビットコインを他のすべての暗号通貨に対して優先的に支持し、ビットコインが唯一の真の分散型通貨であり、他の暗号通貨は不必要、もしくは劣っていると考える人々を指します。
- Celsius
- 2022年に破綻した暗号資産レンディングプラットフォーム。このプラットフォームは、ユーザーがビットコインやその他の暗号資産を預けることで高い利回りを得ることができるサービスを提供していました。
Solvの利回りを改善する施策はありますか?
現在の強気相場(ブルマーケット)では、見逃されがちなエアドロップを活用することが非常に重要です。たとえば、SolvBTCをコアにブリッジした多くのユーザーは、過去1ヶ月で最大50%のAPYリワード(年間利回り)を享受しています。
また今後のパートナーシップにもぜひご期待ください。そして高い利回りを狙いつつ、エアドロップに備えてください。より安定したビットコイン利回りを求める場合は、私たちのマーケットをぜひご確認ください。以下のリンクからアクセスできます。特に我々のGMX Valtは、開始以来約10%のAPYを生み出しています。この利回りは、GMXでの流動性提供や取引手数料から得られています。
まとめ
今回のAMAでは、Solv ProtocolのマーケティングマネージャーであるNick氏から、このプロジェクトの概要や特徴、今後のビジョンなどについて詳しく伺いました。
Solv Protocolの強みは、ビットコインの価値を最大限に活用し、さまざまな機能を提供する点にあります。 SolvBTCは、ビットコインのセキュリティと透明性を活かすことにより、効率的かつ安全にビットコインを利用した金融サービスを提供しています。
Solv Protocolは、ビットコインを活用した新しい金融の可能性や分野を開拓する先駆者として、Web3業界からの期待も高く、その進展が今後の金融エコシステムに大きな影響を与えると見込まれています。
Solv Protocolの技術とビジョンが、どのようにBTCFi業界の発展に寄与し、ビットコインを中心にした金融サービスの未来を形成していくのか、注目していきましょう。
関連リンク
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