Appleが暗号学ツールキット「CryptoKit」を発表
   公開日 : 2019/06/05

Appleが暗号学ツールキット「CryptoKit」を発表

ShotaCRYPTO TIMES 公式ライター

CryptoTimes リサーチャー | パブリックからエンタープライズまでブロックチェーンの技術, 仕組み, ユースケース, 動向などを幅広くリサーチしています。クリプトエコノミクス, プログラマブルマネー辺りのコンセプトに興味があります。

Appleが開発者向けカンファレンスWWDC2019で、安全・効率的に暗号学的なオペレーションを実行するためのフレームワーク『CryptoKit』を発表しました。

CryptoKitは、プログラミング言語「Swift」上でハッシングやキーの生成、暗号化などの一般的な暗号学的コマンドを実行できるツールキットです。

このツールキットを利用してアプリを開発することにより、自動的にそのアプリが安全化される仕組みになっています。

CryptoKitには他にも以下の機能性が備えているとされています。

  • 暗号学的にセキュアなダイジェストの比較・計算を行う
  • 公開鍵暗号方式を利用したデジタル署名の作成及び評価、鍵の交換。メモリーに格納された鍵を操作するだけでなく、Secure Enclaveに格納・管理されている秘密鍵の使用も可
  • 共通鍵を生成しメッセージの認証や暗号化を行う

CryptoKitは次期バージョンのiOS 13のアップデートから利用可能となっています。

記事ソース:Apple set to introduce CryptoKit in iOS 13

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