アフリカは期待大!?Binance(バイナンス)が進出を図る10の理由を発表!
ユッシ

世界最大の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)がてがけるサービスBinance Labsがアフリカにコミットメントする10個の理由をベンジャミン・ラモー氏(Binance Labsの取締役)が発表しました。
Binance LabsはICOを実施したい企業・プロジェクト向けのサポート支援を主に行っています。
目次
BINANCEがアフリカ市場にコミットする10の理由
1.逆張り貿易
1960年にはアジア経済が今ほど発展すると思われておらず、当時韓国の1人あたりのGDPはガーナに劣るほどだったようです。ラモー氏は、アフリカはこれからアジア諸国と同じような飛躍的な成長を遂げる見込みがあるとして先行投資をしているようです。
2.アフリカ人の財政的な後ろ盾
アフリカの15歳以上で自身の銀行口座を持っている人は43%で、世界全体の平均69%と比べると少ないようです。多くのアフリカ人は、銀行口座の維持・管理の費用を抑えるために口座を持たないようです。
ラモー氏は、ブロックチェーン技術によって予算のいかんにかかわらず、ローカルから独立して財政管理を行うことができると述べています。
3.産業化
歴史的にほとんどの産業革命では大量の労働者を雇い、広大な工業団地を造成するという流れでした。しかし、こういった状況の場合、アフリカ諸国は欧州やアジアの国と比べると不利な状況になることが多いようです。
近年の3Dプリンタの普及や、デザイン、エンジニアリングのクラウドソース化などによってこれまでのように広大な工業団地を構える必要がなくなり、アフリカ諸国の企業も欧州、アジアと同じ土俵で戦うことが可能となるようです。
4.富の保全
暗号通貨は、政府が直接管理することができるものではないため、ジンバブエのように政府の誤った通貨管理によって金銭価値が腐敗する可能性がないとしています。
そのため、暗号通貨を導入することで貯蓄率や投資率が増加し経済成長が見込まれるようです。
5.雇用創出
ブロックチェーンを利用して社会貢献しようとする若い起業家を支援し、バックアップすることでアフリカ諸国の経済発展に結びつけることができるようです。
6.青少年の人口
アフリカ諸国の人口比率で高い割合を占めているのが若者のようで、最先端のブロックチェーンや仮想通貨という技術が受け入れられやすいようです。
7.財産権
アフリカの天然資源に関する権利では、1つの場所に二重の財産権が被っていることなどがあり、こうした問題をブロックチェーン技術で解消できるようです。
8.ガバナンス
アフリカ諸国のほとんど公共サービスは非効率で、これらがアフリカの成長を停滞させている原因とされているようです。
ブロックチェーン技術によって、国民が政府のものでないガバナンスコードに参加することによってこれらの問題が解消できるようです。
9.スケーラビリティ
アフリカは言語の種類が豊富で約2000言語あると言われているようで、これが経済発展の障害となっているようです。
企業が様々な国の銀行に協力を得たい場合にはその都度膨大な手間がかかってしまうようで、DAO(分散型自治組織)であるBinance Labsがバックアップをすることで問題が解消されるようです。
10.Binance Labsがアフリカだから
Binance Labsは、分散組織で、本社やオフィスなどに地理的境界はないようで、アフリカの多くの国と同じような状態のようです。Binance Labsは全ての非認可国を応援しているようです。
現状のアフリカのブロックチェーンや仮想通貨への肌感は?
現在アフリカ諸国の多くの政府が未だブロックチェーンや仮想通貨に好意的ではないとされていて、法整備もほとんど整っていない状態です。
そんな中でも、Binanceがアフリカ市場にコミットするには必ずしも理由があるはずです。
Binanceのアフリカ市場のコミットが今後、どのように花開いていくのかに要注目です。
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